2010/07/11 - 2010/07/11
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ぬいぬいさん
母を連れての温泉旅行、最後の目的地は日光。
東照宮は何度も行っているので、今回は小学校の遠足以来訪れることのなかった華厳の滝にスポットを当てました。
でも、華厳の滝だけではつまらないので、いつもの近代建築を絡めての散策となりました。
最初は田母沢にある日本聖公会日光真光教会、そして華厳の滝のあとは、前から行ってみたかった中禅寺湖畔にある、アントニンレイモンドのイタリア大使館別荘、そして最後に食事は東照宮の東側にある蓄音機を日本に初めて紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーンの別荘だった明治の館で洋食を、そんな企画を思いついたのは湯西川温泉の露天風呂
下調べも何もなしの思いつきの工程でしたが何とかうまくこなすことができました。
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日光に到着してまず最初に訪れたにはこちら。
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ここ日本聖公会日光真光教会は、大正3年に建設された建物。
外壁には目の前を流れる大谷川から採取された安山岩を用いシザーストラスが採用した空間になっいています -
設計者のJMガーディナーは、敬虔なキリスト教信者で、立教大学の前身である、立教学校の3代目校長も勤めた教育者でもありました。
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横浜にも彼の設計した建物ががあります。
山手西洋館のひとつ外交官の家(内田定槌邸)
日本で亡くなった彼の遺骨は大好きだった日光に自ら設計したこの教会の聖書台の足下の床下に奥様、娘さん、お孫さん愛犬と共に埋められているそうです。 -
イチオシ
同じ栃木県に生まれた私ですが、日光は北の外れ。
東京に出るよりずっと遠いし時間がかかるため小学校の遠足以来の華厳の滝見学。 -
はるか遠い昔、免許取立ての頃、若葉マーク付きのセリカLBを飛ばしてやってきた日光。
車で来たのは35年ぶり
やたらくねくねした坂道が続く道路だなあ・・・
などと考えながら運転してきたのですが・・・
そうか、ここはいろは坂だ!
いろは坂の存在すら忘れてしまうほど久しぶりのことでした。 -
滝の中段部分からは十二滝と呼ばれる伏流水が流れ落ちています。
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せっかくなので530円払ってエレベーターに乗って滝壷の正面の観瀑台まで下りてみました。
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100m程エレベーターで下って、さらに階段を下りると滝壺の正面に出ます。
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上から見るのとはまた違った滝の姿を見ることができます。
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男体山の噴火で堰き止められた中禅寺湖からの唯一の流出口である大谷川に流れ出る華厳の滝は、落差97mもあり、日本三名瀑のひとつにも数えられています。
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滝を見終わった後は、中禅寺湖畔のイタリア大使館別荘へ
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上の段にある駐車場に車を止めて15分ほど湖畔に向かって歩いていくことになります。
途中にあったイギリス大使館別荘 -
こちらは現役の別荘として使われているようです。
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しばらく歩いていくと木の皮を外壁に張り合わせた小さな建物が見えてきました。こちらの建物は、大使館別荘の副邸だったところで、国際避暑地歴史館として公開しています。
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その下にイタリア大使館別荘はありました。
外観はあとで紹介することにしてさっそく中に入ってみましょう。 -
まずは間取りの紹介を。
2階建ての建物はこんなレイアウトになっています。 -
ここイタリア大使館別荘もそのうちの一つで、昭和3年アントニン・レイモンドの設計により建てられました。
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国際的避暑地として明治時代以降外国人の別荘が建てられた中禅寺湖畔、「夏には大使館が日光に引っ越してくる」 とまで言われ、各国大使の別荘が建てられました。
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平成9年まで長きにわたり、歴代のイタリア大使の別荘として利用されてきました。
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平成10年に栃木県がイタリア政府より譲り受け、一度解体して傷んだ部分のみ新しくして2年の歳月をかけ復元したもの。
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イタリア大使別荘記念公園として、平成12年の10月より公開されています。
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建物は年間を通して多くの観光客の訪れる、日光喧騒とかけ離れた静かさの中に建っています。
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昭和のはじめに建てられたこの建物を、当時のイタリア大使はことのほか気に入って、夏以外にも大使を除く家族はこちらに滞在することが多く、自宅のように使っていたとか。
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2階に4つある寝室はすべて湖畔に向いて並んでいます。
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玉石積みの暖炉のある食堂
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リビングの窓からは中禅寺湖の眺望が広がります。
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イチオシ
四季折々の景色を見せてくれる中禅寺湖畔を眺めながらくつろぐリビング。
贅沢だ! -
湖畔にはボートが横付けできるようにプライベート桟橋が付いています。
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向こうに見えるのは男体山
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設計者のレイモンドは、この地方の特産である杉の皮を外壁から内部まで、徹底して使っています。
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中禅寺湖畔をプライベートビーチのようにして、木々に囲まれてひっそりと佇んでいます。
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最後に訪れたのはこの日のランチを食べた明治の館。
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この石積みの重厚な姿の洋館は、明治の末期にアメリカ人貿易商ホーンの別荘として建てられました。
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日本の蓄音機の父と呼ばれたホーン氏は現在の日本コロンビアの創業者
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現在は明治の館というレストランになっています。
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旅の最後の食事はここでコースランチをいただきました。
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人気のお店らしくて20名程度のウエイティング。30分ほど待ってようやく席に案内されました。
メインは魚と肉がチョイスできますが、私と母は魚を。 -
かみさんは肉をチョイス
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最後はチーズケーキにコーヒー
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こうして1泊の会津、湯西川温泉、そして日光を回った1泊の旅は終了し帰路につくことに。
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