2012/11/23 - 2012/11/25
2603位(同エリア6671件中)
紅い翼さん
【2泊3日の旅。秋の京都紅葉スポット巡り⑩】
秋の京都・紅葉巡りの第10弾は、鎌倉時代に創建された京都五山の第四位の禅寺で、都最大の大伽藍が今なお残る東福寺です。
そして、通天橋から眺める洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷に広がる2,000本の楓の色づく様は、京都を代表する紅葉の名所として知られています。
この旅最後の紅葉スポットにして、この時期京都でもっとも多くの観光客を集めるお寺・東福寺に、「通天のもみじ」の絶景を眺めに行ってみました♪
〔旅の行程〕
・京阪祇園四条駅 ~ 京阪東福寺駅 ~ 東福寺(通天橋 ~ 開山堂 ~ 洗玉澗 ~ 三門 ~ 本堂 ~ 東福寺の庭園(方丈庭園)~ 臥雲橋) ~ 霊雲院 ~ JR東福寺駅 ~ JR京都駅 ~ 東京駅
【旅行記その1】~秋雨に濡れる門跡寺院・毘沙門堂へ~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10728892/
【旅行記その2】~林泉の水面を紅く染める醍醐寺へ~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10730075/
【旅行記その3】~2012 清水寺・秋の夜間特別拝観~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10730484/
【旅行記その4】~「もみじ」に染まる永観堂禅林寺~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10730792/
【旅行記その5】~洛東の巨刹・南禅寺をゆく①(三門・方丈庭園・南禅院編)~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10730975/
【旅行記その6】~洛東の巨刹・南禅寺をゆく②(南禅寺塔頭 天授庵・金地院編)~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10731998/
【旅行記その7】~紅く彩られた門跡寺院・青蓮院へ~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10732800/
【旅行記その8】~紅葉の絶景が広がる「清水の舞台」へ~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10735253/
【旅行記その9】~「ねね」の想いが今も残る終の棲家・高台寺へ~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10735365/
【旅行記総集篇】~やっぱり京都の紅葉は凄かった!~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10737359/
〔古都京都の四季をゆく・春編〕
・銀閣寺から哲学の道を歩き平安神宮へ
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10661369/
・桜咲きほこる嵐山渡月橋と天龍寺のしだれ桜
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10662752/
・春爛漫の嵯峨野古寺巡り(常寂光寺から大覚寺まで)
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10665086/
〔古都京都の四季をゆく・夏編〕
・緑に彩られた門跡寺院・三千院へ~
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10716979/
・(さらに)大原の由緒ある寺院(宝泉院・勝林院・来迎院)を訪う
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10719249/
・(最後は)大原の里を横断し、建礼門院の御閑居・寂光院へ
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10721270/
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
〔 東福寺 〕
高台寺の参拝を終えた後は、八坂神社の抜けて四条通りを進み、京阪電車の祇園四条駅から東福寺駅へ移動します。
京都の紅葉の名所でも、特に有名なのがこの東福寺。やはり外せませんよね〜。
と誰しもが考えるのでしょう…駅に降り立った瞬間に、もう人が道路にあふれかえらんばかりにいて、辺りは騒然とした雰囲気。。。
人波に合わせて、境内に向かってゆきます。 -
時刻はだいたい12:30くらい。混雑のピークに近い時間帯ですし、お天気もいいのでしょうがないですね。
境内に入る道の途中に道幅の狭い「臥雲橋」があり、ここがちょっとした渋滞の原因になっているようでした。交通整理の方の大声が響きわたり、風情も何もありませんが。。。
(東福寺駅からもう1つ先の鳥羽街道駅から来た方がスムーズに入れたかも) -
やっとのことで、東福寺の本堂前に到着。
駅からここまでで30分弱といったところでしょうか。ちょっと先が思いやられるなあと。
気を取り直して、さっそく通天橋へ行ってみましょう♪
通天橋の拝観は別料金(400円)で、たまたまここに来る際に通った北駐車場?に臨時の拝観券売り場があったので、そこで買っておきました。
こちらだと、券を買うのにもけっこうな列ができてました。東福寺 寺・神社・教会
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う〜ん。並んでますね〜〜〜。
写っていないところにまでズラッとですし、団体のツアー客が横から入っていくしと。
ここまで来たら、覚悟を決めて突撃あるのみ!
(もちろん気持ちだけでちゃんと並びますよ) -
〔 通天橋 〕
通天橋の扁額。
この下は……ものすごい人です!!!
今回、多くの紅葉の名所を訪れましたが、おそらく一番の混み具合。
(感覚でいうと)東京の通勤ラッシュでも一番混雑する時間帯と同じくらいで、まともに前に進めません。
橋廊という構造上、どうしても狭い空間に人が集中しますから、やむを得ないところもありますが。 -
動き回れないので、進行方向に向かって橋の左側に広がる渓谷・洗玉澗を中心に眺めようと判断。
なので、橋の西側の景色しか写真がありませんが、しばし通天橋からの紅葉を堪能しましょう。。。 -
もう圧倒的な紅の世界。
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このあたりの光景が、ちょうど橋の真ん中からのものです。
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見下ろしてみると、渓谷の流れも。
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正面に見える橋が先ほど通った臥雲橋で、この通天橋とさらに上流側に架かる偃月橋とともに、「東福寺三名橋」と呼ばれているそうです。
東福寺 寺・神社・教会
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イチオシ
真ん中は混み具合MAXなので、早めに後ろの方に譲り、ちょっと角度を変えたところからもう少し眺めてみましょう。
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(東福寺の紅葉の風景①)
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(東福寺の紅葉の風景②)
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横から見ると、ちょっと張り出しているのが分かりますか?
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(東福寺の紅葉の風景③)
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何とか無事、橋を渡りきることができました。。。
渓谷一面が紅葉の紅で埋まっている様は、もう絶景としかいいようがないですね〜。
ただ、その分かなり苦労させられますが…。
それでは、この通天橋がある回廊は、本堂(仏殿)から開山堂に至るものですので、これに沿って進んでゆきましょう。 -
回廊からのぞくカメラの砲列。
ちょうど陽差しが当り輝いて見えます。 -
(東福寺の紅葉の風景④)
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この奥に見えるのが「方丈」で、そこからも通天橋を眺める台があるようですね〜。
後ほどあちらにも行きましょう。。。 -
回廊をだんだんと登ってゆくと…。
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〔 開山堂 〕
東福寺を開山し、日本で最初に国師と称された聖一国師こと円爾を祀る「開山堂」(国指定重要文化財)。東福寺 寺・神社・教会
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二階建の楼閣が印象的ですね〜。
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堂宇の前には、江戸時代中期の作とされる枯山水庭園が!
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幾何学模様の砂紋がお庭にずらっと広がっています。
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こういうお庭は、本当は静かにじっくり観賞するのがいいのでしょうね。
また今度かな…。 -
また紅葉広がる境内に戻ってゆきます。
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(東福寺の紅葉の風景⑤)
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〔 洗玉澗 〕
再度通天橋まで戻り、今度は橋の下を流れる三ノ橋川沿いの渓谷・洗玉澗を歩いてゆきます♪
橋の上からと、またちょっと雰囲気が違いそうで楽しみ。 -
(東福寺の紅葉の風景⑥)
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川といっても、こんな感じの小川ですが、まわりはもう落葉も含めて赤色で埋もれています。。。
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(東福寺の紅葉の風景⑦)
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小川の流れにひたる落葉たち。。。
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見上げれば通天橋…のはずなのですが、紅葉が広がりすぎてハッキリとは見えませんね〜。
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(東福寺の紅葉の風景⑧)
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(東福寺の紅葉の風景⑨)
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渓谷の下なので、頭上も紅葉だらけに。。。
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イチオシ
このアングルならどうでしょうか?
(相変わらず橋の上はすごい人の数…) -
渓谷を通り抜け、最後に「経蔵」の裏手あたりをぷらぷら歩いてゆきます。
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(東福寺の紅葉の風景⑩)
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ちょうど午後の陽が照らし出していて、とても幻想的な雰囲気に♪
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このあたりは少し緑の葉も残ってますね〜。
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緑と黄色のかけ合わせも素敵。
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(東福寺の紅葉の風景⑪)
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(東福寺の紅葉の風景⑫)
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(東福寺の紅葉の風景⑬)
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もう、万華鏡をのぞいたような色合いです〜〜〜。
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奥に見える建物が「経堂」。
そろそろ紅葉巡りも終わりに近づいてきました。。。 -
(東福寺の紅葉の風景⑭)
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「通天のもみじ」といわれるほど、古来より有名な紅葉スポットだけありました☆
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無事、通天橋の入口まで戻ってこれました(一時はどうなることかと…)。
「紅葉の時期、京都でいちばん人が多く集まる寺」にふさわしい、素晴らしい紅葉でしたね〜。
この後は、東福寺の大伽藍と、こちらも有名な方丈庭園を廻ってみることに。。。 -
〔 三門 〕
※ ここからは、今回の旅の目的の「紅葉」とはちょっと異なるので簡単に。
まず境内南側にどかっと鎮座する「三門」(国宝)は、室町時代初期の再建で、現存する最大最古の三門だそうです。 -
近くでみればその迫力がよく分かります!
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〔 本堂(仏殿)〕
その奥の巨大な伽藍は、1934年に再建された「本堂」。 -
〔 東福寺の庭園(方丈庭園) 〕
せっかく東福寺に来たので、有名な「方丈庭園」(八相の庭)にも行ってみました(拝観料400円)。
方丈の東西南北に4つの庭が配され、「八相成道(釈迦の生涯の8つの重要な出来事)」にちなんで命名されたそうです。 -
まずは、方丈正面の「方丈南庭」。
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五山になぞらえた築山と紅葉。。。
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次の「方丈西庭」は、きれいに刈り込まれたさつきと砂地で模様を表現しています。
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途中にある「通天台」からは、紅葉に包まれた通天橋を眺めることができます!
(こちらはけっこう空いてますね…) -
(東福寺の紅葉の風景⑮)
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「方丈北庭」の石と苔の市松模様も美しい。。。
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そして最後が「方丈東庭」。
円柱の石が北斗七星を表現しているそうです。 -
美しいお庭を見ながらの日なたぼっこ。。。
贅沢な時間の使い方ですが、そろそろ先を急がないと…。
また、落ち着いてゆっくりと観賞したいですね〜。 -
〔 臥雲橋 〕
そして、本当の最後に、東福寺駅へ戻る途中に通った「臥雲橋」から眺めた通天橋の紅葉です!
臥雲橋では(警備員さんによって)右側通行が徹底されていたので、南から北に向かう際に、ちょうどきれいな通天橋を撮ることができました。東福寺駅 駅
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(東福寺の紅葉の風景⑯)
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京都の紅葉もこれで打ち止め!!!
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〔 霊雲院 〕
東福寺の紅葉(とあまりにも沢山の人)に酔ったので、ここは「心を整える」必要があるなあということで、少し寄り道することに。
東福寺の境内の一角にある塔頭である「霊雲院」(拝観料300円)へ。 -
この「九山八海の庭」をゆっくりと眺めましょうか。
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お庭のあるこの石は、江戸時代に肥後細川家から贈られた「遺愛石」というそうです。
これを須弥山に見立て、白砂の波紋が山海を表現しています。 -
いや〜これまでの喧噪が嘘のような静けさでした。
これで東福寺の散策も終了です。。。東福寺 寺・神社・教会
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JR東福寺駅から1駅で、京都駅に戻ってきました。
駅前のホテルで荷物を受け取り、あとは新幹線で帰るだけ。
2泊3日、京都の秋を堪能した旅でした。
かなりの数の紅葉の名所を訪れましたが、これ以外にもまだまだ有名なスポットが残されているなんて……やはり京都の奥深さは際限ないですね〜。 -
またまたお昼のぬいてしまったので、新幹線の発車時間まで近くの喫茶店でしばし休憩…。
あとは東京まで寝て帰るだけ。。。
どうもおつかれさまでした。
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