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【1泊2日の旅(1日目前半①)。京都大原の里を巡る旅①】<br /><br />前回訪れたのは、満開の桜が街を包んでいた4月。<br />あついあついと言われる夏は避けようかと思っていたのですが、「もう9月だから」と(勝手に)言い訳をして、やっぱり来てしまいました、京都に…。<br /><br />1日目は、貴人たちが隠棲した洛北の離れ里である大原を歩くことに。<br />まず最初に訪れたのは、やっぱり「大原と言えば三千院」ということで、伝教大師最澄が創建し、天台宗五箇室門跡の1つである歴史ある門跡寺院・三千院へ。<br /><br />国宝に指定されている阿弥陀三尊像をはじめとする御仏も素晴らしく、また「聚碧園・有清園」といった庭園も見事に緑に彩られていて、門跡寺院の気品の高さを感じることができるお寺でした(アップした写真を見返してみても、緑色が多い…)。<br /><br />〔旅の1日目前半①の行程〕<br />・東京駅 ~ 京都駅 ~ 国際会館前駅 ~ 大原(三千院)<br /><br />〔旅の1日目前半②の旅行記~(さらに)大原の由緒ある寺院(宝泉院・勝林院・来迎院)を訪う~〕<br />・http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10719249/<br />〔旅の1日目後半の旅行記~(最後は)大原の里を横断し、建礼門院の御閑居・寂光院へ~〕<br />・http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10721270/<br /><br /><br />〔古都京都の四季をゆく・春編〕<br />・銀閣寺から哲学の道を歩き平安神宮へ<br /> http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10661369/<br />・桜咲きほこる嵐山渡月橋と天龍寺のしだれ桜<br /> http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10662752/<br />・春爛漫の嵯峨野古寺巡り(常寂光寺から大覚寺まで)<br /> http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10665086/

古都京都の四季をゆく・夏編【1】~緑に彩られた門跡寺院・三千院へ~

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2012/09/01 - 2012/09/02

385位(同エリア2100件中)

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48

紅い翼

紅い翼さん

【1泊2日の旅(1日目前半①)。京都大原の里を巡る旅①】

前回訪れたのは、満開の桜が街を包んでいた4月。
あついあついと言われる夏は避けようかと思っていたのですが、「もう9月だから」と(勝手に)言い訳をして、やっぱり来てしまいました、京都に…。

1日目は、貴人たちが隠棲した洛北の離れ里である大原を歩くことに。
まず最初に訪れたのは、やっぱり「大原と言えば三千院」ということで、伝教大師最澄が創建し、天台宗五箇室門跡の1つである歴史ある門跡寺院・三千院へ。

国宝に指定されている阿弥陀三尊像をはじめとする御仏も素晴らしく、また「聚碧園・有清園」といった庭園も見事に緑に彩られていて、門跡寺院の気品の高さを感じることができるお寺でした(アップした写真を見返してみても、緑色が多い…)。

〔旅の1日目前半①の行程〕
・東京駅 ~ 京都駅 ~ 国際会館前駅 ~ 大原(三千院)

〔旅の1日目前半②の旅行記~(さらに)大原の由緒ある寺院(宝泉院・勝林院・来迎院)を訪う~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10719249/
〔旅の1日目後半の旅行記~(最後は)大原の里を横断し、建礼門院の御閑居・寂光院へ~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10721270/


〔古都京都の四季をゆく・春編〕
・銀閣寺から哲学の道を歩き平安神宮へ
 http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10661369/
・桜咲きほこる嵐山渡月橋と天龍寺のしだれ桜
 http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10662752/
・春爛漫の嵯峨野古寺巡り(常寂光寺から大覚寺まで)
 http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10665086/

一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 9月に入ったとはいえ、まだまだ残暑厳しい東京です。<br />(頑張って早起きして)東京駅を7:20発ののぞみ205号に乗り、京都駅には9:38に到着。<br /><br />いったん今日泊まる駅前のホテルに荷物を預け、いざ京都大原の地へ!<br />

    9月に入ったとはいえ、まだまだ残暑厳しい東京です。
    (頑張って早起きして)東京駅を7:20発ののぞみ205号に乗り、京都駅には9:38に到着。

    いったん今日泊まる駅前のホテルに荷物を預け、いざ京都大原の地へ!

    京都駅

  • 京都駅前からも大原方面へのバスが出ているのですが、おそらく市内は渋滞するのではと考え、まずは地下鉄烏丸線で終点の国際会館前駅までゆき、ここから大原へのバスに乗りました。<br /><br />バスは特に遅れることなく、大原バス停に到着。<br />ここを起点に、大原ののどかな山里を巡ってゆきます♪

    京都駅前からも大原方面へのバスが出ているのですが、おそらく市内は渋滞するのではと考え、まずは地下鉄烏丸線で終点の国際会館前駅までゆき、ここから大原へのバスに乗りました。

    バスは特に遅れることなく、大原バス停に到着。
    ここを起点に、大原ののどかな山里を巡ってゆきます♪

  • 〔三千院〕<br /><br />やっぱり大原といえば三千院☆<br />ということで、大原での最初の目的地は三千院に(勝手に)決定!<br /><br />小川のせせらぎを聴きながら、お店(お漬け物屋さんがけっこうあります)が並ぶ通りを歩いてゆきます。

    〔三千院〕

    やっぱり大原といえば三千院☆
    ということで、大原での最初の目的地は三千院に(勝手に)決定!

    小川のせせらぎを聴きながら、お店(お漬け物屋さんがけっこうあります)が並ぶ通りを歩いてゆきます。

    三千院 寺・神社・教会

  • 緑につつまれ、そして石垣が連なる道を進むと…。

    緑につつまれ、そして石垣が連なる道を進むと…。

  • やがて「三千院門跡」との標示が。<br />ここから石畳の道を左に折れてゆきます。バス停から歩いて15分弱ですので、アクセスは問題ないです。

    やがて「三千院門跡」との標示が。
    ここから石畳の道を左に折れてゆきます。バス停から歩いて15分弱ですので、アクセスは問題ないです。

    三千院 寺・神社・教会

  • 三千院の前の参道…やっぱり雰囲気が出てますよね〜。

    三千院の前の参道…やっぱり雰囲気が出てますよね〜。

    三千院 寺・神社・教会

  • やがて見えてきたのは、高い石垣に囲まれた三千院の「御殿門」。

    やがて見えてきたのは、高い石垣に囲まれた三千院の「御殿門」。

    三千院 寺・神社・教会

  • 門跡寺院にふさわしい風格です。。。<br /><br />※他に門跡寺院には、三千院から比叡山を挟んで反対側の坂本にある「滋賀院門跡」にも行ったことがありますが、そちらもかなり立派でした。<br />・新緑薫る比叡山延暦寺をゆく【1】〜叡山の門前町坂本を巡る〜:http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10676888/

    門跡寺院にふさわしい風格です。。。

    ※他に門跡寺院には、三千院から比叡山を挟んで反対側の坂本にある「滋賀院門跡」にも行ったことがありますが、そちらもかなり立派でした。
    ・新緑薫る比叡山延暦寺をゆく【1】〜叡山の門前町坂本を巡る〜:http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10676888/

  • 三千院の境内図です。<br />思っていた以上に広いですね〜。

    三千院の境内図です。
    思っていた以上に広いですね〜。

    三千院 寺・神社・教会

  • 三千院の創建は、天台宗の開祖最澄が比叡山東塔に建てた草庵に始まり、平安時代末期に門跡寺院となり、室町時代の応仁の乱後にこの地に落ち着いたそうです。<br /><br />「御殿門」をくぐり、左側の受付(拝観料700円)へ。<br />いただいたパンフレットには、「一隅を照らす これ則ち国宝なり」と記されています。やはり最澄ゆかりのお寺ですね〜。<br />ちょっと比叡山へ登った時のことを思い出します。。。<br />(新緑薫る比叡山延暦寺をゆく【2】〜東塔根本中堂から無動寺谷明王堂へ〜:http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10678127/)

    三千院の創建は、天台宗の開祖最澄が比叡山東塔に建てた草庵に始まり、平安時代末期に門跡寺院となり、室町時代の応仁の乱後にこの地に落ち着いたそうです。

    「御殿門」をくぐり、左側の受付(拝観料700円)へ。
    いただいたパンフレットには、「一隅を照らす これ則ち国宝なり」と記されています。やはり最澄ゆかりのお寺ですね〜。
    ちょっと比叡山へ登った時のことを思い出します。。。
    (新緑薫る比叡山延暦寺をゆく【2】〜東塔根本中堂から無動寺谷明王堂へ〜:http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10678127/

  • 最初の見どころは、「客殿」から眺める「聚碧園(しゅうへきえん)」です。<br />新緑の緑と紅い絨毯のコントラストがいいですね〜。

    イチオシ

    最初の見どころは、「客殿」から眺める「聚碧園(しゅうへきえん)」です。
    新緑の緑と紅い絨毯のコントラストがいいですね〜。

  • こちらのお庭は、江戸時代の茶人・金森宗和の修築と伝えられているそうです。

    こちらのお庭は、江戸時代の茶人・金森宗和の修築と伝えられているそうです。

  • (京都・大原三千院の佇まい①)

    (京都・大原三千院の佇まい①)

    三千院 寺・神社・教会

  • ゆっくりと眺めていたいところですが、後からぞくぞくと観光客が来る感じで、押し出されるように次へ。。。

    ゆっくりと眺めていたいところですが、後からぞくぞくと観光客が来る感じで、押し出されるように次へ。。。

  • なにげない1つ1つのものが雰囲気を持っています…。

    なにげない1つ1つのものが雰囲気を持っています…。

  • 順路のとおり板張りの回廊を進んでゆくと、ご本尊に伝教大師作と伝えられる秘仏・薬師瑠璃光如来を祀る「宸殿」へ。

    順路のとおり板張りの回廊を進んでゆくと、ご本尊に伝教大師作と伝えられる秘仏・薬師瑠璃光如来を祀る「宸殿」へ。

  • (三千院を紹介する写真でよく出てきますが)「宸殿」からの「有清園」と(その先に見える)「往生極楽院」の眺めは、ここからのものだったのですね。

    イチオシ

    (三千院を紹介する写真でよく出てきますが)「宸殿」からの「有清園」と(その先に見える)「往生極楽院」の眺めは、ここからのものだったのですね。

    三千院 寺・神社・教会

  • 杉の木立とびっしり苔に覆われた印象的な光景…。<br />これが秋だったら、この苔の緑と紅い葉のコントラストがまた違う趣を醸し出しているのでしょう。

    杉の木立とびっしり苔に覆われた印象的な光景…。
    これが秋だったら、この苔の緑と紅い葉のコントラストがまた違う趣を醸し出しているのでしょう。

  • こんな感じで、「宸殿」の縁側から往生極楽院を眺めるのですが、特等席は中々空きません…。

    こんな感じで、「宸殿」の縁側から往生極楽院を眺めるのですが、特等席は中々空きません…。

    三千院 寺・神社・教会

  • そろそろ「宸殿」から降りて、地泉回遊式庭園の「有清園」をまわってゆきます(木々の奥に見えるのが「宸殿」)。

    そろそろ「宸殿」から降りて、地泉回遊式庭園の「有清園」をまわってゆきます(木々の奥に見えるのが「宸殿」)。

  • さっそく目の前に見える「往生極楽院」へ。

    イチオシ

    さっそく目の前に見える「往生極楽院」へ。

  • (京都・大原三千院の佇まい②)

    (京都・大原三千院の佇まい②)

    三千院 寺・神社・教会

  • (京都・大原三千院の佇まい③)

    (京都・大原三千院の佇まい③)

    三千院 寺・神社・教会

  • (京都・大原三千院の佇まい④)

    (京都・大原三千院の佇まい④)

    三千院 寺・神社・教会

  • こちらは「往生極楽院」の奥側ですね…正面にまわらねば。

    こちらは「往生極楽院」の奥側ですね…正面にまわらねば。

  • (京都・大原三千院の佇まい⑤)

    (京都・大原三千院の佇まい⑤)

    三千院 寺・神社・教会

  • 「有清園」にはもちろん池も置かれています。

    「有清園」にはもちろん池も置かれています。

  • (京都・大原三千院の佇まい⑥)

    (京都・大原三千院の佇まい⑥)

    三千院 寺・神社・教会

  • 「往生極楽院(国指定重要文化財)」は、986年に『往生要集』の著者で天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が建立したと伝えられていて、お堂の中には、「阿弥陀三尊像」(国宝)が祀られています。<br /><br />中尊の阿弥陀如来の左右に並ぶ観世音菩薩と勢至菩薩の、少し前屈みに跪く「大和坐り」のお姿が有名ですよね。

    「往生極楽院(国指定重要文化財)」は、986年に『往生要集』の著者で天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が建立したと伝えられていて、お堂の中には、「阿弥陀三尊像」(国宝)が祀られています。

    中尊の阿弥陀如来の左右に並ぶ観世音菩薩と勢至菩薩の、少し前屈みに跪く「大和坐り」のお姿が有名ですよね。

  • 作家の五木寛之先生も、その著書『百寺巡礼』の中でこの往生極楽院を評しています。<br />(個人的にこの『百寺巡礼』は、旅行先を決める際に参考にしています。)<br /><br />「この往生極楽院はお堂自体小さいので、参拝者と仏像の距離が非常に近い。手をのばせば触れられそうなところから拝観できることに驚いた。まさに、来迎の弥陀とごく間近に対面している、という感じがする。」(五木寛之『百寺巡礼 第九巻 三千院』より)

    作家の五木寛之先生も、その著書『百寺巡礼』の中でこの往生極楽院を評しています。
    (個人的にこの『百寺巡礼』は、旅行先を決める際に参考にしています。)

    「この往生極楽院はお堂自体小さいので、参拝者と仏像の距離が非常に近い。手をのばせば触れられそうなところから拝観できることに驚いた。まさに、来迎の弥陀とごく間近に対面している、という感じがする。」(五木寛之『百寺巡礼 第九巻 三千院』より)

    三千院 寺・神社・教会

  • 苔の海の中にうかぶ石灯籠と「わらべ地蔵」。

    苔の海の中にうかぶ石灯籠と「わらべ地蔵」。

  • 「宸殿から往生極楽院のほうへ歩くと、さらにその奥の一角に、目を惹かれるものがあった。苔の上に腹ばいになって片足をはね上げている子供のすがたや、合掌する子供のすがたをした、可愛らしいわらべ地蔵である。」(五木寛之『百寺巡礼 第九巻 三千院』より)<br /><br />この往生極楽院はあらゆる人を引き寄せる魅力があるようですね…。<br />三千院を訪れたらじっくりと見るべきところかと。

    イチオシ

    「宸殿から往生極楽院のほうへ歩くと、さらにその奥の一角に、目を惹かれるものがあった。苔の上に腹ばいになって片足をはね上げている子供のすがたや、合掌する子供のすがたをした、可愛らしいわらべ地蔵である。」(五木寛之『百寺巡礼 第九巻 三千院』より)

    この往生極楽院はあらゆる人を引き寄せる魅力があるようですね…。
    三千院を訪れたらじっくりと見るべきところかと。

  • 往生極楽院からさらに境内を奥へ進んでゆくと、まだまだ見どころが。

    往生極楽院からさらに境内を奥へ進んでゆくと、まだまだ見どころが。

  • こちらは、秘仏金色不動明王をご本尊とする「金色不動堂」。

    こちらは、秘仏金色不動明王をご本尊とする「金色不動堂」。

  • さらに石段を登った先には、朱色の「観音堂」。<br /><br />ちなみに、三千院でいただける御朱印は4ヶ所(客殿・往生極楽院・金色不動堂・観音堂)ですので、こちらで打ち止めです。

    さらに石段を登った先には、朱色の「観音堂」。

    ちなみに、三千院でいただける御朱印は4ヶ所(客殿・往生極楽院・金色不動堂・観音堂)ですので、こちらで打ち止めです。

  • お堂を飾るのはピンクの百日紅…。

    お堂を飾るのはピンクの百日紅…。

  • さらに「紫陽花苑」の方へ向かいます。。。

    さらに「紫陽花苑」の方へ向かいます。。。

  • 三千院の本当に奥にある「売炭翁石仏」。

    三千院の本当に奥にある「売炭翁石仏」。

  • 鎌倉時代に造られた阿弥陀如来像だそうです。

    鎌倉時代に造られた阿弥陀如来像だそうです。

  • こんな小ぶりで愛らしい感じのものも♪

    こんな小ぶりで愛らしい感じのものも♪

  • (京都・大原三千院の佇まい⑦)

    (京都・大原三千院の佇まい⑦)

  • (京都・大原三千院の佇まい⑧)

    (京都・大原三千院の佇まい⑧)

  • (京都・大原三千院の佇まい⑨)

    (京都・大原三千院の佇まい⑨)

  • 本当に緑に彩られた境内です…。<br />紅葉の時期が一番観光客が多いそうですが、こういう夏の緑が綺麗な季節もいいですね〜。

    イチオシ

    本当に緑に彩られた境内です…。
    紅葉の時期が一番観光客が多いそうですが、こういう夏の緑が綺麗な季節もいいですね〜。

  • そうこうしているうちに、往生極楽院の前まで戻ってきました。

    そうこうしているうちに、往生極楽院の前まで戻ってきました。

  • 美しい苔庭と国宝の御仏に思いを巡らせながら…。<br />最後にもう1回、五木寛之先生の著書から三千院を紹介してみると、<br /><br />「大原はいつの時代にも、行き場のない人びとを暖かく迎える土地だった。その念仏の里、隠れ里、女人の里に、三千院という寺がある。…この大原の文化のなかで、じつは三千院こそが、おおきな”かなめ”として存在しているのだろう。そして、大原の地は、歴史の陰の部分のつややかさを帯びて感じられるのではないか。」(五木寛之『百寺巡礼 第九巻 三千院』より)

    美しい苔庭と国宝の御仏に思いを巡らせながら…。
    最後にもう1回、五木寛之先生の著書から三千院を紹介してみると、

    「大原はいつの時代にも、行き場のない人びとを暖かく迎える土地だった。その念仏の里、隠れ里、女人の里に、三千院という寺がある。…この大原の文化のなかで、じつは三千院こそが、おおきな”かなめ”として存在しているのだろう。そして、大原の地は、歴史の陰の部分のつややかさを帯びて感じられるのではないか。」(五木寛之『百寺巡礼 第九巻 三千院』より)

  • 順路の最後に「円融蔵」という宝物館があり、三千院所蔵の文化財の展示や、往生極楽院の天井画も復元模写も設けています。

    順路の最後に「円融蔵」という宝物館があり、三千院所蔵の文化財の展示や、往生極楽院の天井画も復元模写も設けています。

  • いや〜この三千院、さすが門跡寺院だけあってかなり見応えがありましたね!<br />(まさかお寺1つで旅行記1回分を費やすとは…)<br /><br />さてさて、これからまだまだ大原の地に点在するお寺を巡ってゆきます。。。

    いや〜この三千院、さすが門跡寺院だけあってかなり見応えがありましたね!
    (まさかお寺1つで旅行記1回分を費やすとは…)

    さてさて、これからまだまだ大原の地に点在するお寺を巡ってゆきます。。。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • こあひるさん 2012/10/23 12:19:21
    夏らしい緑がきれい
    紅い翼さん、こんにちは。

    紅い翼さんらしい綺麗な写真の数々、夏の美しい緑あふれるお庭、堪能させて頂きました。

    確かに紅葉の頃もすばらしいことでしょうが、緑が輝く夏の風景もまた、ほんとうにいいですね〜。

    こあひる

    紅い翼

    紅い翼さん からの返信 2012/10/28 22:32:01
    RE: 夏らしい緑がきれい
    こあひるさま

    どうもこんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。
    また、ご返事が大変遅れ申し訳ありません。。。

    > 確かに紅葉の頃もすばらしいことでしょうが、緑が輝く夏の風景もまた、ほんとうにいいですね〜。

    ちょうど夏の盛りを過ぎた、9月最初の土日に大原に行ってまいりました。
    三千院をはじめとするお寺、参道沿いに連なるお店、そして大原の豊かな自然と、どこをとっても絵になるところでした♪

    旅行記は第2弾・3弾と続く予定ですので、またよろしければご覧くださいませ。

     紅い翼


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