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★ 圧巻のフランス絵画に巨大な天井画!自分たちのペースでじっくり巡る、贅沢なアート旅のスタート ?<br /><br />モナ・リザの部屋をあとにした私たちは、広大なルーブル美術館をさらに奥へと進みます。<br />一番のお目当てを無事に終え、ここからはすっかり自分たちのペースに。いよいよ楽しみにしていた絵画鑑賞の始まりです!<br /><br />ナポレオン時代のドラマチックな将軍や皇后の肖像画、ドラクロワが描く大迫力の歴史画、そして見上げるほど壮麗なドゥノン館の天井画まで、素晴らしい名作たちが次々と目の前に現れます。<br /><br />全方位を最高峰のアートに包まれながら、のんびり気ままに美の迷宮を放浪する、シニア夫婦の至福のひとときをお届けします。<br /><br /><br />全体の大まかな行程は以下になります。<br /><br />今日は,★☆★です (^^)/<br /><br />4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒<br />4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光<br />4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光<br />4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光<br />4/17(木) ギートホルン観光<br />4/18(金) キューケンホフ観光<br />4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動<br />4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光<br />4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光<br />4/22(火) ハーグ観光<br />4/23(水) プラハへ移動とプチ観光<br />4/24(木) プラハ観光+コンサート<br />4/25(金) プラハ観光+コンサート <br />4/26(土) プラハ観光<br />4/27(日) プラハ観光<br />4/28(月) プラハ観光<br />4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光<br />4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動<br />5/1(木) パリへ移動,観光<br /><br />★☆★5/2(金) パリ観光<br /><br />5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光<br />5/4(日) パリ観光<br />5/5(月) 体調不良により観光無し<br />5/6(火) 体調不良により観光無し <br />5/7(水) パリ観光<br />5/8(木) シャルトルへ移動・観光<br />5/9(金) パリ観光<br />5/10(土) パリ観光<br />5/11(日) パリ観光<br />5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光<br />5/13(火) パリ観光<br />5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動<br />5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発<br />5/16(金) 成田着

268。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-7 ルーブル-4☆.。.:*

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2025/05/02 - 2025/05/02

-位(同エリア17170件中)

mitsu

mitsuさん

★ 圧巻のフランス絵画に巨大な天井画!自分たちのペースでじっくり巡る、贅沢なアート旅のスタート ?

モナ・リザの部屋をあとにした私たちは、広大なルーブル美術館をさらに奥へと進みます。
一番のお目当てを無事に終え、ここからはすっかり自分たちのペースに。いよいよ楽しみにしていた絵画鑑賞の始まりです!

ナポレオン時代のドラマチックな将軍や皇后の肖像画、ドラクロワが描く大迫力の歴史画、そして見上げるほど壮麗なドゥノン館の天井画まで、素晴らしい名作たちが次々と目の前に現れます。

全方位を最高峰のアートに包まれながら、のんびり気ままに美の迷宮を放浪する、シニア夫婦の至福のひとときをお届けします。


全体の大まかな行程は以下になります。

今日は,★☆★です (^^)/

4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート 
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光

★☆★5/2(金) パリ観光

5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し 
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 『メルヒオール・フォン・ブラウワイラーの肖像』<br />ヤン・ステファン・ヴァン・カルカー<br /><br />モデルは、ドイツ・ケルンの法官(行政官・判事)であったメルヒオール・フォン・ブラウワイラーという人物です。<br />当時20代半ば頃の若きエリートの姿が描かれています。

    『メルヒオール・フォン・ブラウワイラーの肖像』
    ヤン・ステファン・ヴァン・カルカー

    モデルは、ドイツ・ケルンの法官(行政官・判事)であったメルヒオール・フォン・ブラウワイラーという人物です。
    当時20代半ば頃の若きエリートの姿が描かれています。

  • 『ウサギの聖母』(または『聖母子と聖カテリナと羊飼い』)<br />ティツィアーノ・ヴェチェッリオ<br /><br />ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノによる、優美で詩情豊かな初期の傑作です。中央の聖母マリアが左手で優しく触れている「白いウサギ」は、彼女の純潔の象徴です。<br />マリアの鮮やかな赤と青の衣装、そして夕焼けに染まる美しい自然風景のコントラストが見どころです。<br />聖なる宗教画でありながら、幼いイエスがウサギを見つめる愛らしくて穏やかな瞬間が描かれています。

    『ウサギの聖母』(または『聖母子と聖カテリナと羊飼い』)
    ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

    ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノによる、優美で詩情豊かな初期の傑作です。中央の聖母マリアが左手で優しく触れている「白いウサギ」は、彼女の純潔の象徴です。
    マリアの鮮やかな赤と青の衣装、そして夕焼けに染まる美しい自然風景のコントラストが見どころです。
    聖なる宗教画でありながら、幼いイエスがウサギを見つめる愛らしくて穏やかな瞬間が描かれています。

  • 『鏡の前の女』<br />ティツィアーノ・ヴェチェッリオ<br /><br />髪を手入れする豊満で美しい女性と、彼女のために前後から2枚の鏡を掲げる男性が描かれています。<br />鏡の反射を巧みに使い、平面の絵画でありながら女性の「正面」と「後頭部」を同時に立体的に表現しています。<br />柔らかな肌の質感や艶やかな金髪の描写が実に見事で、16世紀のヴェネツィア派が追求した理想の女性美が凝縮された初期の傑作です。

    『鏡の前の女』
    ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

    髪を手入れする豊満で美しい女性と、彼女のために前後から2枚の鏡を掲げる男性が描かれています。
    鏡の反射を巧みに使い、平面の絵画でありながら女性の「正面」と「後頭部」を同時に立体的に表現しています。
    柔らかな肌の質感や艶やかな金髪の描写が実に見事で、16世紀のヴェネツィア派が追求した理想の女性美が凝縮された初期の傑作です。

  • モナリザは見終えましたが、今更ですが、説明書きを発見しました<br /><br />モナ・リザは誰?:フィレンツェの裕福な絹商人の妻、リザ・ゲラルディーニ。<br />神秘的な微笑み:「スフマート(輪郭をぼかす技法)」で柔らかな表情を演出。<br />空想的な背景:遠くが青くかすむ「空気遠近法」で、無限の奥行きを表現。<br />未完の傑作:1503年から死の直前まで、ダ・ヴィンチが生涯手を加え続けた作品。<br />迎え入れる視線:体を斜めにしつつ視線は正面を向き、鑑賞者を温かく歓迎

    モナリザは見終えましたが、今更ですが、説明書きを発見しました

    モナ・リザは誰?:フィレンツェの裕福な絹商人の妻、リザ・ゲラルディーニ。
    神秘的な微笑み:「スフマート(輪郭をぼかす技法)」で柔らかな表情を演出。
    空想的な背景:遠くが青くかすむ「空気遠近法」で、無限の奥行きを表現。
    未完の傑作:1503年から死の直前まで、ダ・ヴィンチが生涯手を加え続けた作品。
    迎え入れる視線:体を斜めにしつつ視線は正面を向き、鑑賞者を温かく歓迎

  • 『洗礼者ヨハネの家族、聖エリザベト、聖ザカリア、天使たちのいる聖家族』<br />(または『幼子キリストの神性の承認』)<br />ロレンツォ・ロット<br /><br />ヴェネツィア派の異才ロレンツォ・ロットが、1536~1537年頃に手がけた傑作です。<br />中央で祝福を受ける幼いイエスを中心に、聖母マリアや聖ヨセフ、そして洗礼者ヨハネの家族や天使たちが寄り添う劇的な一瞬が描かれています。<br />ロットらしい、鮮やかで独特な色彩の美しさと、人物たちの複雑で豊かな心理描写が広大な展示室の中でも強い存在感を放つ名作です。

    『洗礼者ヨハネの家族、聖エリザベト、聖ザカリア、天使たちのいる聖家族』
    (または『幼子キリストの神性の承認』)
    ロレンツォ・ロット

    ヴェネツィア派の異才ロレンツォ・ロットが、1536~1537年頃に手がけた傑作です。
    中央で祝福を受ける幼いイエスを中心に、聖母マリアや聖ヨセフ、そして洗礼者ヨハネの家族や天使たちが寄り添う劇的な一瞬が描かれています。
    ロットらしい、鮮やかで独特な色彩の美しさと、人物たちの複雑で豊かな心理描写が広大な展示室の中でも強い存在感を放つ名作です。

  • 『十字架を担うキリスト』<br />ロレンツォ・ロット<br /><br />自らの処刑場へと重い十字架を背負って歩く、キリストの受難の劇的な一瞬が描かれています。<br />荒々しい兵士たちに髪や首の縄を引っ張られながらも、こちらを静かに見つめるキリストの悲しげな眼差しが強く胸を打ちます。<br />ヴェネツィア派の異才ロットならではの、鮮烈な赤い衣装の色彩と、人間の内面の苦悩に深く迫った緊迫感あふれる心理描写が見事な名作です。

    『十字架を担うキリスト』
    ロレンツォ・ロット

    自らの処刑場へと重い十字架を背負って歩く、キリストの受難の劇的な一瞬が描かれています。
    荒々しい兵士たちに髪や首の縄を引っ張られながらも、こちらを静かに見つめるキリストの悲しげな眼差しが強く胸を打ちます。
    ヴェネツィア派の異才ロットならではの、鮮烈な赤い衣装の色彩と、人間の内面の苦悩に深く迫った緊迫感あふれる心理描写が見事な名作です。

  • 『キリストと姦淫の女』(または『キリストと姦通の女』)<br />ロレンツォ・ロット<br /><br />「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げなさい」という聖書の有名なエピソードが描かれています。<br /><br />糾弾するファリサイ派の人々に囲まれながらも、中央のキリストが静かにそれをいさめるドラマチックな心理戦が見事に表現されています。<br />ロットらしい鮮烈な色彩と、緊迫した群像の表情や手のジェスチャーが広大な部屋でも一際目を引く名作です。

    『キリストと姦淫の女』(または『キリストと姦通の女』)
    ロレンツォ・ロット

    「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げなさい」という聖書の有名なエピソードが描かれています。

    糾弾するファリサイ派の人々に囲まれながらも、中央のキリストが静かにそれをいさめるドラマチックな心理戦が見事に表現されています。
    ロットらしい鮮烈な色彩と、緊迫した群像の表情や手のジェスチャーが広大な部屋でも一際目を引く名作です。

  • 『フローラ』(または『春の女神フローラ』)<br />パリ・ボルドーネ<br /><br />ティツィアーノの弟子であるボルドーネによる、ヴェネツィア派らしい豊かな色彩表現が特徴的な作品です。<br /><br />右手に花を持ち、古典的な装いをまとった女性の姿は、ローマ神話における春と花の女神フローラの象徴として描かれています。<br />鮮やかな青の衣装と深紅の布地の対比が、計算された光の演出によって人物の造形をドラマチックに際立たせています。

    『フローラ』(または『春の女神フローラ』)
    パリ・ボルドーネ

    ティツィアーノの弟子であるボルドーネによる、ヴェネツィア派らしい豊かな色彩表現が特徴的な作品です。

    右手に花を持ち、古典的な装いをまとった女性の姿は、ローマ神話における春と花の女神フローラの象徴として描かれています。
    鮮やかな青の衣装と深紅の布地の対比が、計算された光の演出によって人物の造形をドラマチックに際立たせています。

  • 『鎧を着けた戦士の肖像』(または『ガストン・ド・フォワの肖像』『自画像』)ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴォルド<br /><br />周囲に配置された2枚の鏡の反射を巧みに使い、男性の「正面」だけでなく「横顔」や「後ろ姿」をも同時に描き出した、非常に知的な構成の傑作です。<br /><br />当時イタリアの芸術界で盛んだった「彫刻は360度から見られるが、絵画は一面しか描けない」という批判に対し、絵画でも工夫次第で多角的な視点を同時に表現できることを証明した挑戦的な一作とされています。<br /><br />鈍く光る鎧(よろい)の金属の質感や、深い陰影のコントラストが実に見事です。

    『鎧を着けた戦士の肖像』(または『ガストン・ド・フォワの肖像』『自画像』)ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴォルド

    周囲に配置された2枚の鏡の反射を巧みに使い、男性の「正面」だけでなく「横顔」や「後ろ姿」をも同時に描き出した、非常に知的な構成の傑作です。

    当時イタリアの芸術界で盛んだった「彫刻は360度から見られるが、絵画は一面しか描けない」という批判に対し、絵画でも工夫次第で多角的な視点を同時に表現できることを証明した挑戦的な一作とされています。

    鈍く光る鎧(よろい)の金属の質感や、深い陰影のコントラストが実に見事です。

  • 『聖家族と聖フランチェスコ、聖アントニオス、マグダラのマリア、洗礼者ヨハネ、聖エリサベト』<br />パルマ・イル・ヴェッキオ<br /><br />中央の聖母マリアと幼子キリストを囲むように、数々の聖人たちが集う「聖会話」の情景を描いた壮麗な群像画です。<br /><br />それぞれの人物の豊かな表情や寄り添うポーズが、画面全体に温かみのある深い調和とリズミカルな動きを与えています。<br />背景に広がる青みがかった遠くの山々やのどかな自然描写に、16世紀ヴェネツィア派ならではの詩情豊かな魅力が美しく表現されています。

    『聖家族と聖フランチェスコ、聖アントニオス、マグダラのマリア、洗礼者ヨハネ、聖エリサベト』
    パルマ・イル・ヴェッキオ

    中央の聖母マリアと幼子キリストを囲むように、数々の聖人たちが集う「聖会話」の情景を描いた壮麗な群像画です。

    それぞれの人物の豊かな表情や寄り添うポーズが、画面全体に温かみのある深い調和とリズミカルな動きを与えています。
    背景に広がる青みがかった遠くの山々やのどかな自然描写に、16世紀ヴェネツィア派ならではの詩情豊かな魅力が美しく表現されています。

  • 『ウルカヌスの鍛冶場』<br />フランチェスコ・バッサーノ<br /><br />ローマ神話の火と鍛冶の神ウルカヌスが、職人たちとともに武器や武具を製造する熱気あふれる仕事場を描いています。<br /><br />炉から放たれる激しい炎の明暗対比と、細部まで精緻に描き込まれた金属製の鍋や道具類のリアルな質感が実に見事です。<br />神話をモチーフにしながらも、当時の職人たちの日常や活気ある労働の息遣いが泥臭くもドラマチックに表現された名作です。

    『ウルカヌスの鍛冶場』
    フランチェスコ・バッサーノ

    ローマ神話の火と鍛冶の神ウルカヌスが、職人たちとともに武器や武具を製造する熱気あふれる仕事場を描いています。

    炉から放たれる激しい炎の明暗対比と、細部まで精緻に描き込まれた金属製の鍋や道具類のリアルな質感が実に見事です。
    神話をモチーフにしながらも、当時の職人たちの日常や活気ある労働の息遣いが泥臭くもドラマチックに表現された名作です。

  • 『紳士の肖像(または、剣に手を置く貴族の肖像)』<br />ティントレット(ジャコポ・ロブスティ)(またはそのアトリエ、もしくは帰属)<br /><br />大理石の円柱を背景に、黒い衣装に身を包んだ髭の紳士が、内に秘めた強い意志と気品を感じさせる眼差しで佇んでいます。<br /><br />ティントレットらしい劇的な陰影がモデルの立体感と重厚な精神性を際立たせています。

    『紳士の肖像(または、剣に手を置く貴族の肖像)』
    ティントレット(ジャコポ・ロブスティ)(またはそのアトリエ、もしくは帰属)

    大理石の円柱を背景に、黒い衣装に身を包んだ髭の紳士が、内に秘めた強い意志と気品を感じさせる眼差しで佇んでいます。

    ティントレットらしい劇的な陰影がモデルの立体感と重厚な精神性を際立たせています。

  • 『ヴィーナスとキューピッド』(または『ヴィーナス、マルスとキューピッド』)ランベルト・スストリス<br /><br />ティツィアーノの工房で頭角を現したオランダ出身の画家スストリスによる、官能的で洗練されたマニエリスム期の傑作です。<br /><br />愛の女神ヴィーナスがベッドに横たわりながら2羽の鳩を優しくなで、その傍らで息子のキューピッドが矢で鳩を突いて遊ぶ愛らしい姿が描かれています。<br /><br />右奥からは彼女の恋人である軍神マルスが密かに近づいており、ヴェネツィア派譲りのまばゆい色彩と、優美に引き伸ばされた女性の裸体美が非常に美しい名作です。

    『ヴィーナスとキューピッド』(または『ヴィーナス、マルスとキューピッド』)ランベルト・スストリス

    ティツィアーノの工房で頭角を現したオランダ出身の画家スストリスによる、官能的で洗練されたマニエリスム期の傑作です。

    愛の女神ヴィーナスがベッドに横たわりながら2羽の鳩を優しくなで、その傍らで息子のキューピッドが矢で鳩を突いて遊ぶ愛らしい姿が描かれています。

    右奥からは彼女の恋人である軍神マルスが密かに近づいており、ヴェネツィア派譲りのまばゆい色彩と、優美に引き伸ばされた女性の裸体美が非常に美しい名作です。

  • 『アドニスの死』(The Death of Adonis / 仏:La Mort d&#39;Adonis)<br />16世紀後半にヴェネツィアで活動した画家<br />(以前はティントレットなどの帰属、またはその工房とされていました)<br /><br />愛の女神ヴィーナスと、彼女の忠告を無視してイノシシ狩りで命を落とした絶世の美青年アドニスの悲劇的な恋の結末を描いています。<br /><br />画面中央に横たわる死せるアドニスと、彼の死に直面して深いショックで気を失い、周囲のニンフ(精霊)たちに支えられるヴィーナスのドラマチックな群像劇が見事に表現されています。<br /><br />豊かな色彩の衣服をまとった右側の女性や、忠実に主人の傍らに佇む白い猟犬のリアルな描写など、16世紀のヴェネツィア派ならではのドラマ性と高い芸術性が広大な部屋の中で際立つ名作です。

    『アドニスの死』(The Death of Adonis / 仏:La Mort d'Adonis)
    16世紀後半にヴェネツィアで活動した画家
    (以前はティントレットなどの帰属、またはその工房とされていました)

    愛の女神ヴィーナスと、彼女の忠告を無視してイノシシ狩りで命を落とした絶世の美青年アドニスの悲劇的な恋の結末を描いています。

    画面中央に横たわる死せるアドニスと、彼の死に直面して深いショックで気を失い、周囲のニンフ(精霊)たちに支えられるヴィーナスのドラマチックな群像劇が見事に表現されています。

    豊かな色彩の衣服をまとった右側の女性や、忠実に主人の傍らに佇む白い猟犬のリアルな描写など、16世紀のヴェネツィア派ならではのドラマ性と高い芸術性が広大な部屋の中で際立つ名作です。

  • 『結婚の寓意』(または『アルフォンソ・ダヴァロスの寓意』)<br />ティツィアーノ・ヴェチェッリオ<br />巨匠ティツィアーノが1530~1535年頃に描いた大傑作です。<br /><br />甲冑を身にまとった男性が女性の胸にそっと手を置き、水晶玉(調和や結婚の象徴)を携えた二人のもとへ、愛の神キューピッドや花を持った女性たちが寄り添う神秘的な情景が描かれています。<br /><br />深い愛情や永遠の誓いを美しい色彩と、ヴェネツィア派ならではのドラマチックな光と影で表現した、見る者を深く魅了する名作です。

    『結婚の寓意』(または『アルフォンソ・ダヴァロスの寓意』)
    ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
    巨匠ティツィアーノが1530~1535年頃に描いた大傑作です。

    甲冑を身にまとった男性が女性の胸にそっと手を置き、水晶玉(調和や結婚の象徴)を携えた二人のもとへ、愛の神キューピッドや花を持った女性たちが寄り添う神秘的な情景が描かれています。

    深い愛情や永遠の誓いを美しい色彩と、ヴェネツィア派ならではのドラマチックな光と影で表現した、見る者を深く魅了する名作です。

  • 『フランソワ1世の肖像』<br />ティツィアーノ・ヴェチェッリオ<br /><br />「フランス・ルネサンスの父」と称され、ダ・ヴィンチをフランスに招いた国王フランソワ1世を描いています。<br /><br />ティツィアーノは一度も王に直接会うことなく、メダルに刻まれた横顔を基にこの気品に満ちた肖像を完成させました。<br />豪華な衣服の質感や堂々とした佇まいが、絶対的な権力者の威厳と知性をドラマチックに引き立てている傑作です。

    『フランソワ1世の肖像』
    ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

    「フランス・ルネサンスの父」と称され、ダ・ヴィンチをフランスに招いた国王フランソワ1世を描いています。

    ティツィアーノは一度も王に直接会うことなく、メダルに刻まれた横顔を基にこの気品に満ちた肖像を完成させました。
    豪華な衣服の質感や堂々とした佇まいが、絶対的な権力者の威厳と知性をドラマチックに引き立てている傑作です。

  • 『田園の奏楽』<br />ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(またはジョルジョーネ)<br /><br />豊かな自然の中で、豪華な衣装をまとった2人の青年と、裸体の2人の女性が音楽を奏で、寛ぐ不思議な光景が描かれています。<br /><br />男性たちには見えていない裸体の女性たちは、彼らの芸術的インスピレーションを象徴するミューズ(女神)だと解釈されています。<br /><br />ヴェネツィア派特有の詩情豊かな風景描写と、のちに近代絵画の先駆けとなるマネの『草上の昼食』に多大な影響を与えたことで有名な大傑作です。

    『田園の奏楽』
    ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(またはジョルジョーネ)

    豊かな自然の中で、豪華な衣装をまとった2人の青年と、裸体の2人の女性が音楽を奏で、寛ぐ不思議な光景が描かれています。

    男性たちには見えていない裸体の女性たちは、彼らの芸術的インスピレーションを象徴するミューズ(女神)だと解釈されています。

    ヴェネツィア派特有の詩情豊かな風景描写と、のちに近代絵画の先駆けとなるマネの『草上の昼食』に多大な影響を与えたことで有名な大傑作です。

  • 『ヴァージニアの死』<br />ギヨーム・ギヨン=レティエール<br /><br />古代ローマ共和国の激動の歴史から、腐敗した政治家への隷属を拒み、実の父親の手によって尊厳を守られた少女ヴァージニアの悲劇的な結末を描いた新古典主義の超大作です。<br /><br />緊迫感に満ちた群像劇が劇場の舞台のように配置されており、血に染まった短剣を突き上げる父親と、憤る民衆たちの激しいエネルギーが画面全体から圧倒的な迫力で伝わってきます。<br /><br />ルーヴル美術館の「赤の間(サロ・ドゥノン)」に誇らしげに掲げられている横幅約8メートルに及ぶ巨大な歴史画です。

    『ヴァージニアの死』
    ギヨーム・ギヨン=レティエール

    古代ローマ共和国の激動の歴史から、腐敗した政治家への隷属を拒み、実の父親の手によって尊厳を守られた少女ヴァージニアの悲劇的な結末を描いた新古典主義の超大作です。

    緊迫感に満ちた群像劇が劇場の舞台のように配置されており、血に染まった短剣を突き上げる父親と、憤る民衆たちの激しいエネルギーが画面全体から圧倒的な迫力で伝わってきます。

    ルーヴル美術館の「赤の間(サロ・ドゥノン)」に誇らしげに掲げられている横幅約8メートルに及ぶ巨大な歴史画です。

  • 『十字軍のコンスタンティノープル入城(コンスタンティノープルの十字軍の参入)』(Entrée des Croisés à Constantinople)<br />ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugène Delacroix)<br /><br />1204年の第4回十字軍が東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルを制圧し、街を行進する悲劇的で壮絶な歴史の一幕を描いたロマン主義の超大作です。<br /><br />騎馬で堂々と進む指揮官ボールドウィン1世の周囲に、慈悲を乞うて跪く住民たちや力なく倒れ込む人々の絶望が、ドラマチックな色彩と光の演出でリアルに表現されています。<br /><br />ドラクロワが巨匠ヴェロネーゼの色彩を熱心に研究して手がけた記念碑的な作品であり、ルーヴル美術館の大空間で一際重厚な歴史のうねりと圧倒的な迫力を放つ、見る者の魂を揺さぶる傑作です。

    『十字軍のコンスタンティノープル入城(コンスタンティノープルの十字軍の参入)』(Entrée des Croisés à Constantinople)
    ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugène Delacroix)

    1204年の第4回十字軍が東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルを制圧し、街を行進する悲劇的で壮絶な歴史の一幕を描いたロマン主義の超大作です。

    騎馬で堂々と進む指揮官ボールドウィン1世の周囲に、慈悲を乞うて跪く住民たちや力なく倒れ込む人々の絶望が、ドラマチックな色彩と光の演出でリアルに表現されています。

    ドラクロワが巨匠ヴェロネーゼの色彩を熱心に研究して手がけた記念碑的な作品であり、ルーヴル美術館の大空間で一際重厚な歴史のうねりと圧倒的な迫力を放つ、見る者の魂を揺さぶる傑作です。

  • 『アンドロマケとピュロス』<br />ピエール=ナルシス・ゲラン<br /><br />フランス・ジャン・ラシーヌの悲劇『アンドロマケ』に着想を得た、新古典主義を代表する超大作です。<br /><br />トロイア戦争の英雄ヘクトルの未亡人アンドロマケが、我が子を守るため、敵国の王ピュロスに膝を突き、必死に助けを乞う劇的な場面が描かれています。<br /><br />登場人物たちの彫刻のように美しい佇まいやポーズ、そして緊迫したドラマチックな心理戦の表現が、見る者を圧倒する名作です。

    『アンドロマケとピュロス』
    ピエール=ナルシス・ゲラン

    フランス・ジャン・ラシーヌの悲劇『アンドロマケ』に着想を得た、新古典主義を代表する超大作です。

    トロイア戦争の英雄ヘクトルの未亡人アンドロマケが、我が子を守るため、敵国の王ピュロスに膝を突き、必死に助けを乞う劇的な場面が描かれています。

    登場人物たちの彫刻のように美しい佇まいやポーズ、そして緊迫したドラマチックな心理戦の表現が、見る者を圧倒する名作です。

  • 『フェードラとヒッポリュトス』<br />ピエール=ナルシス・ゲラン<br /><br />フランスの劇作家ジャン・ラシーヌの悲劇『フェードラ』に想いを得た、1802年発表の新古典主義を代表するドラマチックな名作です。<br /><br />王妃フェードラから身に覚えのない不義の告発を受け、父テセウスの前で堂々と自らの無実を主張し弁明する王子ヒッポリュトスの緊迫した一瞬が描かれています。<br /><br />登場人物たちの彫刻のように美しい佇まいや演劇的なポーズ、そして重苦しい心理戦の明暗描写が観る者を物語へと深く引き込みます。

    『フェードラとヒッポリュトス』
    ピエール=ナルシス・ゲラン

    フランスの劇作家ジャン・ラシーヌの悲劇『フェードラ』に想いを得た、1802年発表の新古典主義を代表するドラマチックな名作です。

    王妃フェードラから身に覚えのない不義の告発を受け、父テセウスの前で堂々と自らの無実を主張し弁明する王子ヒッポリュトスの緊迫した一瞬が描かれています。

    登場人物たちの彫刻のように美しい佇まいや演劇的なポーズ、そして重苦しい心理戦の明暗描写が観る者を物語へと深く引き込みます。

  • 『ジョゼフィーヌ皇后の肖像』<br />ピエール=ポール・プリュードン<br /><br />ナポレオン・ボナパルトの最初の妻であり、フランス皇后となったジョゼフィーヌを描いた名作です。<br />マルメゾン城の深い森の中で岩に寄りかかり、物憂げでどこか哀愁を帯びた表情で佇む彼女の姿が詩情豊かに表現されています。<br /><br />新古典主義の時代にありながら、柔らかな明暗対比(キアロスクーロ)と豊かな自然描写によって、彼女の内面的な優美さとロマン主義の先駆けとなる情緒を漂わせる傑作です。

    『ジョゼフィーヌ皇后の肖像』
    ピエール=ポール・プリュードン

    ナポレオン・ボナパルトの最初の妻であり、フランス皇后となったジョゼフィーヌを描いた名作です。
    マルメゾン城の深い森の中で岩に寄りかかり、物憂げでどこか哀愁を帯びた表情で佇む彼女の姿が詩情豊かに表現されています。

    新古典主義の時代にありながら、柔らかな明暗対比(キアロスクーロ)と豊かな自然描写によって、彼女の内面的な優美さとロマン主義の先駆けとなる情緒を漂わせる傑作です。

  • 『シャルル=マリー・ド・ミシェル、伯爵、のちのフォルニエ=サルロヴェーズ将軍の肖像』<br />アントワーヌ=ジャン・グロ(Antoine-Jean Gros)<br /><br />ナポレオン戦争で並外れた勇敢さと決闘好きとして名を馳せたフランスの伝説的な将軍の、若き日の誇り高き姿を描いています。<br /><br />華麗な刺繍が施された鮮やかな赤と金色の騎兵衣装をまとい、抜いたサーベルを手に堂々と戦場に佇む姿が圧倒的な存在感を放ちます。<br /><br />背景の激しい戦闘の煙や風に翻るマントなど、グロが得意としたドラマチックな躍動感とロマン主義の息吹が凝縮された肖像画の傑作です。

    『シャルル=マリー・ド・ミシェル、伯爵、のちのフォルニエ=サルロヴェーズ将軍の肖像』
    アントワーヌ=ジャン・グロ(Antoine-Jean Gros)

    ナポレオン戦争で並外れた勇敢さと決闘好きとして名を馳せたフランスの伝説的な将軍の、若き日の誇り高き姿を描いています。

    華麗な刺繍が施された鮮やかな赤と金色の騎兵衣装をまとい、抜いたサーベルを手に堂々と戦場に佇む姿が圧倒的な存在感を放ちます。

    背景の激しい戦闘の煙や風に翻るマントなど、グロが得意としたドラマチックな躍動感とロマン主義の息吹が凝縮された肖像画の傑作です。

  • 『ミラノ大聖堂の内部観』<br />イポリット・セブロン<br /><br />フランスの画家セブロンが1841年に手がけた、壮大なゴシック建築の美を捉えた建築画の傑作です。<br /><br />天高くそびえ立つ重厚な円柱や美しいヴォールト天井、そして厳かな空間に差し込む聖なる光が、緻密で圧倒的なスケール感とともに描かれています。<br /><br />聖歌隊の少年たちや祈りを捧げる人々の姿が小さく配置されることで、大聖堂の持つ神聖な静けさと底知れぬ巨大さが一際際立つ見事な一作です。

    『ミラノ大聖堂の内部観』
    イポリット・セブロン

    フランスの画家セブロンが1841年に手がけた、壮大なゴシック建築の美を捉えた建築画の傑作です。

    天高くそびえ立つ重厚な円柱や美しいヴォールト天井、そして厳かな空間に差し込む聖なる光が、緻密で圧倒的なスケール感とともに描かれています。

    聖歌隊の少年たちや祈りを捧げる人々の姿が小さく配置されることで、大聖堂の持つ神聖な静けさと底知れぬ巨大さが一際際立つ見事な一作です。

  • 『エリザベス1世の死、1603年』<br />ポール・ドラローシュ<br /><br />イギリス王国の黄金期を築き、1603年に崩御した女王エリザベス1世の最後の痛々しくもドラマチックな一瞬を描いています。<br /><br />床のクッションの上に力なく横たわり、絶大な権力の終焉を悟ったかのような女王の虚ろな眼差しが非常にリアルに表現されています。<br /><br />周囲を取り囲む家臣たちの深い哀悼や困惑の表情が、重厚な色彩のコントラストによって劇場の一幕のように描かれたロマン主義の歴史画です。

    『エリザベス1世の死、1603年』
    ポール・ドラローシュ

    イギリス王国の黄金期を築き、1603年に崩御した女王エリザベス1世の最後の痛々しくもドラマチックな一瞬を描いています。

    床のクッションの上に力なく横たわり、絶大な権力の終焉を悟ったかのような女王の虚ろな眼差しが非常にリアルに表現されています。

    周囲を取り囲む家臣たちの深い哀悼や困惑の表情が、重厚な色彩のコントラストによって劇場の一幕のように描かれたロマン主義の歴史画です。

  • 『アンジェリカを救うロジェ(怪獣と戦うロジェ)』<br />ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル<br /><br />叙事詩『狂えるオルランド』に登場する、岩場に鎖で縛られ海の怪獣の生贄にされそうになっている王女アンジェリカを、ヒッポグリフ(半鳥半馬の怪獣)に乗った騎士ロジェが槍を突き立てて救い出す劇的な一瞬が描かれています。<br /><br />新古典主義の巨匠アングルが1839年に手がけた傑作で、怪獣の恐ろしさと、光を浴びて白く浮かび上がるアンジェリカの官能的で美しい裸体美の対比が見事です。<br /><br />騎士の持つ黄金の槍が画面を斜めに鋭く貫くダイナミックな構図と、緊迫したドラマ性が観る者を物語の世界へと深く引き込みます。

    『アンジェリカを救うロジェ(怪獣と戦うロジェ)』
    ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル

    叙事詩『狂えるオルランド』に登場する、岩場に鎖で縛られ海の怪獣の生贄にされそうになっている王女アンジェリカを、ヒッポグリフ(半鳥半馬の怪獣)に乗った騎士ロジェが槍を突き立てて救い出す劇的な一瞬が描かれています。

    新古典主義の巨匠アングルが1839年に手がけた傑作で、怪獣の恐ろしさと、光を浴びて白く浮かび上がるアンジェリカの官能的で美しい裸体美の対比が見事です。

    騎士の持つ黄金の槍が画面を斜めに鋭く貫くダイナミックな構図と、緊迫したドラマ性が観る者を物語の世界へと深く引き込みます。

  • 『アンリ4世の誕生』<br />ウジェーヌ・デベリア<br /><br />1553年にポー城でフランスの名君アンリ4世が誕生した歴史的瞬間を、演劇的で壮麗な群像劇として描き出したロマン主義の記念碑的な大作です。<br /><br />画面中央では、祖父であるナバラ王アンリ・ダルブレが生まれたばかりの赤子を両手で高く掲げ、大勢の貴族や民衆に未来の王をお披露目する劇的な興奮が満ち溢れています。<br /><br />当時わずか22歳だったデベリアが1827年のサロンで発表して大絶賛を浴び、巨匠ヴェロネーゼ譲りの豊かな色彩表現と圧倒的なダイナミズムで観る者を深く魅了する傑作です。

    『アンリ4世の誕生』
    ウジェーヌ・デベリア

    1553年にポー城でフランスの名君アンリ4世が誕生した歴史的瞬間を、演劇的で壮麗な群像劇として描き出したロマン主義の記念碑的な大作です。

    画面中央では、祖父であるナバラ王アンリ・ダルブレが生まれたばかりの赤子を両手で高く掲げ、大勢の貴族や民衆に未来の王をお披露目する劇的な興奮が満ち溢れています。

    当時わずか22歳だったデベリアが1827年のサロンで発表して大絶賛を浴び、巨匠ヴェロネーゼ譲りの豊かな色彩表現と圧倒的なダイナミズムで観る者を深く魅了する傑作です。

  • 『サロン・ドゥノン(ドゥノン館の広間)の天井画』<br />シャルル=ルイ・ミュラー<br /><br />ルーヴル美術館ドゥノン翼にある「サロン・ドゥノン」の天井を豪華に彩る、1863~1866年頃に制作された大装飾画です。<br /><br />中央の丸い金箔のメダリオンを囲むように、フランスの芸術史を象徴する偉大な4つの時代(聖王ルイの中世、フランソワ1世のルネサンス、ルイ14世の古典主義、ナポレオン1世の近代)がドラマチックな群像として描き分けられています。<br /><br />四隅のアーチに配置されたアトラス(巨神)の彫刻や金色の鷲が天井を支えるような立体的な構成が、宮殿建築ならではの底知れぬスケール感と華麗な王者の威厳を伝えてくれる圧巻の空間です。

    『サロン・ドゥノン(ドゥノン館の広間)の天井画』
    シャルル=ルイ・ミュラー

    ルーヴル美術館ドゥノン翼にある「サロン・ドゥノン」の天井を豪華に彩る、1863~1866年頃に制作された大装飾画です。

    中央の丸い金箔のメダリオンを囲むように、フランスの芸術史を象徴する偉大な4つの時代(聖王ルイの中世、フランソワ1世のルネサンス、ルイ14世の古典主義、ナポレオン1世の近代)がドラマチックな群像として描き分けられています。

    四隅のアーチに配置されたアトラス(巨神)の彫刻や金色の鷲が天井を支えるような立体的な構成が、宮殿建築ならではの底知れぬスケール感と華麗な王者の威厳を伝えてくれる圧巻の空間です。

  • 地上を繋ぐ絆を断ち切る魂(天に昇る魂)』<br />ピエール=ポール・プリュードン<br /><br />天から差し込む神聖な光に向かって、翼を持った女性の姿をした「魂」が、今まさに地上から力強く舞い上がろうとする瞬間を描いた寓意画(アレゴリー)です。<br /><br />足元の暗闇にうごめく蛇や荒々しい岩場は、人間の魂を地上に縛り付ける苦悩や悪徳、現世の試練を象徴しています。<br /><br />プリュードンが最愛のパートナーを亡くした失意の中で手がけ、自らの死の直前まで描き続けた未完の傑作であり、幻想的な光の表現(キアロスクーロ)が観る者の心を深く揺さぶる名作です。

    地上を繋ぐ絆を断ち切る魂(天に昇る魂)』
    ピエール=ポール・プリュードン

    天から差し込む神聖な光に向かって、翼を持った女性の姿をした「魂」が、今まさに地上から力強く舞い上がろうとする瞬間を描いた寓意画(アレゴリー)です。

    足元の暗闇にうごめく蛇や荒々しい岩場は、人間の魂を地上に縛り付ける苦悩や悪徳、現世の試練を象徴しています。

    プリュードンが最愛のパートナーを亡くした失意の中で手がけ、自らの死の直前まで描き続けた未完の傑作であり、幻想的な光の表現(キアロスクーロ)が観る者の心を深く揺さぶる名作です。

  • 『ナントゥイユ=ラノールヴィル騎士の肖像』<br />ピエール=ナルシス・ゲラン<br /><br />新古典主義の大家ゲランが、自身の友人であり建築家・素描家でもあった人物の落ち着いた佇まいを描いた肖像画です。<br /><br />暗い背景の中から浮かび上がる知的な眼差しや、椅子に腰掛けた自然でエレガントなポーズが、モデルの人格的な深みと上品な教養を感じさせます。<br /><br />派手な演出をあえて抑え、衣服の質感や繊細な陰影を丁寧に描き込むことで、ナポレオン時代のフランス知識人が放つ確かな気品と威厳を見事に捉えた隠れた名作です。<br /><br />つづく

    『ナントゥイユ=ラノールヴィル騎士の肖像』
    ピエール=ナルシス・ゲラン

    新古典主義の大家ゲランが、自身の友人であり建築家・素描家でもあった人物の落ち着いた佇まいを描いた肖像画です。

    暗い背景の中から浮かび上がる知的な眼差しや、椅子に腰掛けた自然でエレガントなポーズが、モデルの人格的な深みと上品な教養を感じさせます。

    派手な演出をあえて抑え、衣服の質感や繊細な陰影を丁寧に描き込むことで、ナポレオン時代のフランス知識人が放つ確かな気品と威厳を見事に捉えた隠れた名作です。

    つづく

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