2025/10/12 - 2025/10/12
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luceさん
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フィレンツェ観光3日目。今日はドゥオーモの中に入ります。ドゥオーモは混んでいるため、並ぶ必要があり、その列も、いつのころからかかなり長蛇に。そのため、ずっと入っていなかったのです。ツアーに入れば列を回避できると聞き、公式サイトのツアーを予約しました。そのあとは、1970年に見つかったミケランジェロの隠し部屋へ。非常に貴重なデッサンは、いつ見れなくなるかわからない。良い機会でした。
そして、午後。フレンツェから車で20分のフィエーゾレに移動。ミシュラン1つ星レストランを持つヴィラに泊まります。
1日目 キャセイ利用でローマに朝到着。時差もあるので、慣らし観光
2日目 バチカンのミサを見学後、ドムスアウレアとローマ四大聖堂の一つへ。
3日目 ローマ四大聖堂をお参りし、ローマ散歩ののち、バチカン博物館へ
4日目 ローマからフィレンツェに移動。
5日目 フィレンツェ郊外のワイナリーを見学。
6日目 ミケランジェロの隠し部屋などを見学したのち、フィレンツェ郊外のヴィラに宿泊 →今ココ
7日目 ローマに移動。四大聖堂拝礼の後、イタリアベストレストラン50にランクインしているレストランで絶品カルボナーラ
8日目 キャセイにて帰国
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日はゆっくりめの起床。荷物をパッキングしたら、ホテルの朝食ルームへ。
ホテル パラッツォ ダル ボルゴ ホテル
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緑のある中庭を見ながら朝ごはん。
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甘いパンは種類が多く、ケーキ、パンケーキもあります。
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卵料理、フリッタータ、チーズ、スモークサーモン、生ハム、サラミなど。種類が多くて朝食は充実でした。
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さて、ドゥーオモへ。
右にちらっと見えている洗礼堂にも入りたいと思っていたのですが、中のモザイクが修復中なので、今回は入場見学はしないことにしました。限定で修復作業の足場に登って間近にモザイクを見られるツアーもやっていますが、曜日が合いませんでした。残念。
ドゥオーモはすごい列。建物の裏側まで人が並んでいます。
ツアーの集合時間より、まだ早いので建物の外観をじっくり見学。
ドゥオーモのクーポラは登ったことがありますが、最後の方がかなりきつかったので、今回はパス。
ドゥオーモの中だけ。天井画などをじっくり見られるツアーを選びました。ドゥオモ広場 広場・公園
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クレーンを使って、ドゥオーモの外壁、お掃除中です。凹凸が多そうで、埃が溜まりますよね。まめなメンテナンスが大事です。
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ツアー開始の時間なのに、20人定員のツアーに我々を含めて3人しか客がいません。ドタキャンのようです。
まずは、ウッチェロが作った時計。逆回転時計で、日没の時間がわかるようになっています。ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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3人のツアーなので、時々、ガイドさんから質問(こちらの英語レベルを察して、ごく簡単な質問)が直接、投げかけられ、まるで英語の授業のよう。大勢の中に身を置いて、適当に見てればいいやという目論見は外れました。
これは、アンドレア・デル・カスターニョ作のニッコロ・ダ・トレンティーノ騎馬像。柱を挟んで右が、ウッチェロ作のジョン・ホークウッド騎馬像。2人ともフィレンツェで活躍した傭兵隊長で、功績を讃えてフレスコ画が描かれました。 -
フィレンツェ人、ダンテの肖像画。
と、ここで、ドタキャンの17名のツアー客が、途中参加希望とやってきました。
彼ら・彼女らのセキュリティチェックがかなりかかり、結構、待たされました。
とりあえず人が増えたので、私的には気がラク(苦笑)。 -
そして天井画。ヴァザーリ作。説明、全然、聞いてませんでした。
ただただ、迫力。美しい。 -
ツアーは15分ほど遅れて解散。すぐに退出せず、自由に内部を見学した後、軽いランチをとりに、ヴェラッツァーノのパン屋にやってきました。
ヴェラッツァーノはキアンティに畑を持つ、由緒ある名門貴族。日本でも、その名が知られている美味しいワインをグラスでいただけます。
パン屋の片隅に、少しでっぱったテーブルと椅子があり、ささっといただきます。座って食べられるので、ありがたい。カンティネッタ デイ ヴェラッツァーノ イタリアン
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食べたものの写真を撮り忘れましたので、ショーケースをパチリ。アンチョビが乗ったチーズフォカッチャと野菜の乗ったフォカッチャをシェアしました。
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食後のデザートをいただくために、斜め前にあるジェラート屋に移動。
珍しく客が並んでおらず、ラッキーと思っていたら、英語ガイドに連れられた街歩きツアーのグループが3組もやって来て、とたんに長蛇の列&ごった返す店内。
私たちもインバウンドの一員なので言えたギリではないですが、グループで大挙して押し寄せられると、店内の空気が一変します。ペルケ ノ! スイーツ
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次の目的地は、サンロレンツォ聖堂。地味なファサードですが、メディチ家の菩提寺です。
1970年に、メディチ家礼拝堂の地下の小部屋の壁で偶然、見つかったデッサン。ミケランジェロのものとわかり、修復の上、2023年に一般公開されました。試験的な限定公開という話でしたが、現在もツアーは継続中。運よく、予約ができました。
2026年も12月まで公式ツアーによる公開が決まっています。サン ロレンツォ教会 寺院・教会
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隠し部屋ツアーの入り口は、教会の裏手のメディチ家礼拝堂の入り口と同じです。
予約チケットを入り口で見せると、あと2人、予約者がいるので少し待つように言われました。が、またしても現れません。
狭い部屋に入るので、予約は最大数4人+ガイドさんで、5人がMAXなんです。
結局、我々だけでツアースタートです。
部屋に入る前に、部屋の壁には絶対に触らないよう注意を受け、大きな荷物と水は入り口に置いて行くように言われます。小さなバッグだけを持って地下へ。 -
奥行き約10m×幅約3mの細長い部屋の壁に、無数のミケランジェロの手によるデッサンが。
ミケランジェロはメディチ家の加護を受けて制作をしていましたが、フランスの侵攻やサヴォナローラの扇動などにより、メディチ家が追放されていた数年間、共和国派の仕事に参加していたそう。再び権力を持ってフィレンツェに戻ってきたメディチ家からの報復をおそれ、1530年の6月から約4ヶ月間、ここに身を隠していたそうなのです。 -
これは、ヴァチカンでご覧になって覚えておいでの方もいるでしょう。ラオコーン。
ラオコーンはミケランジェロが作った作品ではないですが、1506年の発見時に立ち会っており、修復に協力しています。 -
真ん中の坐像は、メディチ家礼拝堂のジュリアーノ・デ・メディチの像の部分に酷似しています。ガイドさんが、スマホで元絵を見せて簡単に解説してくれます。
ちなみに、表紙の絵は、システィーナ礼拝堂の絵柄が隠れています。 -
足の間の人物は、ちょっと下手っぴ。これも味でしょうか?
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地下室には2つの窓が。窓を開けると地面すれすれ。
さて見学時間の15分もそろそろ終了。上の階に戻ります。
非常に貴重なものを見させていただきました。 -
地上に上がって解散。メディチ家礼拝堂は、自由見学です。
まずミケランジェロが作った新聖具室へ行きます。ジュリアーノ・デ・メディチの墓の石棺の上に「夜」と「昼」の像があります。
ジュリアーノの足の部分を再確認。さっき見たデッサンです。メディチ家礼拝堂 寺院・教会
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ロレンツォ・ディ・メディチの墓の石棺の上には、「曙」と「黄昏」。
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地元の高校生が、授業でデッサンをしていました。ある程度、描いたら同行している先生に見せて寸評をもらっています。
本物をデッサンできるなんですごい贅沢ですよね。 -
君主の礼拝堂です。17世紀に建てられました。絢爛豪華。みんな上を見上げています。
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教会を出て、すぐ近くにある中央市場に行ってみました。
ランブレドットで有名な「ネルボーネ」。ここは以前から列ができる人気店でしたが、一昔前より列が長いです。かなり時間がかかりそうなので、今回は断念。ネルボーネ 地元の料理
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市場の中の食料品店を見てみましたが、なんとなくピンとくるものがなく、「イータリー」へ。
小さい店舗ですが、中に入るとレストランだけでなく、調味料、菓子、ワインなど一通り、商品が揃っていました。
オリーブオイル、バルサミコ酢、トリュフ塩など、お土産第一弾を購入しました。イータリー (フィレンツェ店) 専門店
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ホテルに戻って、荷物をピックアップし、タクシーを呼んでもらってフィエーゾレへ。タクシー代は35ユーロ。所要時間は20分程でした。
緑がうっそうとしていますが、今日宿泊するヴィラです。
今回、イタリアを回るにあたり、大都市はインバウンドの混雑が予想されるので、1泊は田舎に泊まりたい思ったのでした。フィエーゾレはフィレンツェから20分の近さなので、すぐにカントリーライフを味わえるのが魅力です。ホテル ヴィラ フィエソーレ ホテル
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部屋はこんな感じ。光がたっぷり入る明るい部屋。
エプスレッソマシン、湯沸かしポット、ガラス瓶入りの水(スティルとスパークリング)2本がおいてありました。
エアコンはよく効きました。 -
部屋の天井にはフレスコ画。
浴室は撮り忘れましたが、明るく、バスタブ付きで広く、白を貴重にした清潔な空間でした。 -
敷地内にはプールもあります。
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ホテルの前から市営バスで、フィエーゾレの町に行ってみます。
バスのチケットは、トスカーナのバスアプリ「at bus」から購入しました。このアプリ、時刻表や路線検索もできるし、チケットもすぐに買えて、すごく便利でした。(ただしアプリの言語はイタリア語のみ) -
遠くにはフィレンツェの町が広がります。ドゥオーモも見えます。
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坂を登って、修道院に行きます。振り返ると急な勾配ですよね。
20代の頃、フィレンツェから日帰りで、バスでこの街に来たことがあり、この坂も上り下りしました。その時は全然、何とも思ってなかったのですが、今回は勾配が辛くて途中、休み休みです。 -
サンフランチェスコ修道院。
敷地内には小さな売店があり、修道会製の蜂蜜なども売っていました。 -
厳かな聖堂。祈祷室や小さなキオストロなどがあります。
観光客は誰もおらず、静かな空間でした。 -
坂を降りて、少し行くと、考古学博物館もあります。
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ローマ時代の劇場後。
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緑の中の遺跡。夕方なので影が長いですね。
観光客はちらほらいましたが、全体に人が少ないです。 -
フィエーゾレの街の中心の広場。バス停があります。
フィエーゾレは別荘(ヴィラ)が多いほか、夏など、フィレンツェの若者が夕涼みにやってくる場所として人気があります。
なので、バス停近くにはフィレンツェで有名なビステッカのレストランの本店などもあります。フィエーゾレ 散歩・街歩き
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いったんホテルに戻って、まったり過ごします。きれいな夕焼け。そろそろ夕飯。お腹が空きました。
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ホテルに併設されたミシュラン星付きのレストランにてディナーをいただます。
前菜はムース。ものすごく滑らかなテクスチャーで心地よいです。 -
パスタは、カカオを練り込んだパッパアルデッレ。すごく美味しいです。
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かぼちゃのクリームブリュレ。
これもすごい滑らか。野菜と混ぜていただきます。
料理は他にも3品ほど出ましたが、どれも素晴らしいです。日本では味わったことがない美味しさで、オリジナリティ溢れていました。 -
デザートは3品でます。これはマスカルポーネとカカオとカフェ。
もちろん味はとてもいいです。
最後にシェフが、テーブルに挨拶に来てくれました。総じて、サービスはよく、くつろいだ雰囲気で美味しい食事ができます。
お値段は、高級店なのでそれなりですが、日本のホテルなどのミシュラン星付きフレンチと同じくらいの予算をみておけば大丈夫だと思います。 -
ホテル飯のいいところは、部屋に帰ってバタンキューができること。
おやすみ前には、フィレンツェの夜景を鑑賞。ライトアップされたドゥオーモが見えますよ。
さて、明日はローマに戻って、いよいよ旅も最終節です。
続きます。
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この旅行で行ったホテル
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ホテル パラッツォ ダル ボルゴ
3.29 -
ホテル ヴィラ フィエソーレ
3.08
この旅行で行ったスポット
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この旅行で行ったグルメ・レストラン
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