２０２4GWにイタリア　２　中世の面影残すボローニャ

2024/04/28 - 2024/04/30

ミラノからボローニャへは、フレッチャロッサで約１時間半の距離。
ボローニャには２泊しました。２泊の理由は、イータリーが作った食のテーマパークFICOに行きたかったんですよ。ところがFICOは現在、リニューアルのため長期休業中。
ボローニャは意外と見どころが多いので、２泊でも時間を持て余すことはなかったです。
また、ボローニャは美食の街でもあるのですが、円安で、ちょっとお財布の紐は閉め気味です。

１日目　午前発の便で香港へ。入国し香港を軽く観光後、ミラノ行きに搭乗。
２日目　朝ミラノ着。観光　ミラノ泊
３日目　ボローニャに移動　観光　ボローニャ泊
４日目　引き続きボローニャ観光　ボローニャ泊
５日目　チーズ工場見学　ヴェネツアイア移動　ビエンナーレ鑑賞　ヴェネツィア泊
６日目　ビエンナーレ鑑賞　ヴェネツィア泊
７日目　ミラノに移動　最後の晩餐、ブレラ美術館鑑賞　ミラノ泊
８日目　香港経由で帰国へ。
９日目　帰国。

エリア ボローニャ(イタリア)

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

ボローニャ駅から市営バスと徒歩でホテルに移動。マッジョーレ広場の近くを通る市営バスは、ボローニャ駅のすぐ前から乗れて便利でした。バスの切符は駅の出口のところに自動販売機があります。

ホテルに荷物を置いて、国立絵画館に徒歩で向かいます。

途中、有名な斜塔の前を通りました。

ボローニャの斜塔 (アシネッリの塔 ガリセンダの塔) 建造物

歌劇場の前も通りました。オペラで日本にもよく来日する名門歌劇場ですね。

ボローニャ歌劇場 劇場・ホール・ショー

国立絵画館です。マッジョーレ広場から歩いて20分くらいかかります。
中はかなり広く、ジョットからラファエロ、グイドレーニ、グエルチーノ、カラッチなど秀作が並びます。

国立絵画館 (ボローニャ) 博物館・美術館・ギャラリー

ジョットの作品は一部屋に、集められています。

フレスコ画を移築した展示室もあります。

美術館の建物も素敵です。
作品が多く、充実。とても見応えのある美術館でした。

絵画館の後、ボローニャでも人気のジェラート屋に行きました。
中心部から少し離れた住宅街にあるお店ですが、並んでます。

ラ ソルベッテリア カスティリオーネ スイーツ

ソルベ系もアイス系もとても美味しいです。
アラン・デュカスがパリに開いたアイスクリーム屋は、このお店出身のパティシエが腕を振るっています。それほど有名な店ということですね。
美味しかったので、次の日もリピしました。

街の中心、マッジョーレ広場に戻ってきました。
広場の前には、大聖堂。サン・ペトローニオ聖堂があります。
下の方は大理石なのに、上はレンガで、工事中っぽい外観が特長です。

サン ペトローニオ聖堂 寺院・教会

中は広いです。観光名所でもありますが、市民の信仰の場でもあります。

ここで必見なのは、教会の床にある日時計です。

有料になりますが、ボロニーニ家の礼拝堂のフレスコ画が見事でした。
入場料は、クレジットカードでタッチ決済できました。

教会を出て、広場を臨みます。
今日は日曜日。とにかく人が多い。みんな教会の階段に腰掛けておしゃべりに夢中。

今日はホテルの近くでパニーニを買って、部屋食にします。ホテルの近くのパニーニ屋さんです。

１個でお腹いっぱい。ボリューム満点のサンドイッチ。紙皿は日本から持参です。

ホテルは、ホテル・ローマに泊まりました。
４つ星で、ツイン１泊で１部屋140ユーロくらい。
マッジョーレ広場から徒歩1分くらいで、とても便利。

冷蔵庫と湯沸かしポット、紅茶も用意されてました。
冷蔵庫の中には、無料の水が2本入っていました。飲みきっても補充はありませんでしたが。

翌日、ホテルの朝食です。イタリアの朝は、甘いデニッシュとかバターケーキとかが主流ですが、

生野菜がありました。
卵料理にベーコン、ハムやチーズ、サラミなども。
朝ごはん、充実です。

月曜日。街は静かです。マッジョーレ広場の横、市庁舎前のネットゥーノ（ネプチューン）の噴水の周りにも人がいません。

ボローニャに来たら、アルキジンナジオ宮（旧ボローニャ大学）は必見です。

旧ボローニャ大学 城・宮殿

16世紀に建てられた歴史がある建物。
1階の中庭や階段など建物の一部は無料で見学できます。

解剖学教室は有料エリアにあります。
予約者優先。予約がない人は、混み具合に応じて、少しずつ入場させてくれます。
平日でしたが、30分くらい待ったと思います。

ヨーロッパで最も古い解剖学教室。室内の装飾が見事です。

ボローニャ大学の卒業生が、自分の家の紋章を寄贈しています。もちろん現代の卒業生ではなく、古い昔の話です。ボローニャ大学はヨーロッパ最古の大学です。

こちらは現役で使われている図書館付属のホールです。

豪華な装飾が施された図書館。これも現役で、学生や研究者などは入館できるようです。観光客は外から眺めるだけ。

ボローニャの街をフラフラ。中世の面影があるだけに、散歩が楽しい。
ウォーキングツアーのグループが、この建物の前で説明を受けていたので気になって覗いてみました。
カーサソラニ。モダンにリノベされた建物の中には、おしゃれなレストランや画廊などがあって、イタリアの高いデザイン性を感じました。

カーサイソラニを抜けると、急に視界が広がります。サントステファノ広場です。
イタリア独自の劇場型の視覚設計というやつですね。、

ポルティコが美しいサントステファノ広場。

広場の先には教会があります。いくつかの建物が連なった不思議な教会。
残念ながら閉まっていて中に入れませんでした。

サント ステーファノの教会群 寺院・教会

ポルティコの回廊を持つサンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会。

サンタ マリア ディ セルヴィ教会 寺院・教会

チマブエの絵画があることで知られています。

中世の面影を残すフレスコ画も。

街をプラブラしてお腹を空かせて、ランチタイム。
ミシュラン掲載店のヴィコロ・コロンビーナです。
アラカルトで、プリモピアットにトルティリーニをいただきます。

たっぷりのパルミジャーノをかけていただきます。

メインはウサギのロースト。すごいボリューム。２人でシェアします。

付け合わせとボローニャ風のトマトソース。
このソースが、酸味があってとても美味しかったです。

デザートは取らず、エスプレッソをいただいてランチ終了。

ランチの後は、サンドメニコ教会へ。
許会前の広場です。

サン ドメニコ教会(ボローニャ) 寺院・教会

この教会、何気に芸術作品の宝庫です。

優美な祭壇。見事なフレスコ画。

中でも目玉は、若き日のミケランジェロの天使像。

中世のボローニャって、かなり財力があった街だったんでしょうね。
有名アーティストの作品が、これだけ残っているのですから。

マッジョーレ広場に戻ってきました。
これは市庁舎です。

市庁舎（コムナーレ宮） 博物館・美術館・ギャラリー

今日の夕飯の買い出しに、イータリーに行きましたが、ボローニャのイータリーはミラノの店に比べると小さく、食材の種類もいまいち。お惣菜も少ししかありません。

でも、イータリーの界隈にはたくさんの食材店が並んでいます。

高級食材店「サルメニア・シモーニ」で生ハムのクラテッロを買いました。
今はイタリアからの生ハムは日本に輸入できないので、普通のイタリア産の生ハムも貴重ですが、生産量が少ないクラテッロはさらに貴重。
生ハムが日本に入ってきた頃も、伊勢丹のイタリア展とか特別な催事でしか買えませんでした。

１キロ、約168ユーロ。100gで3000円くらいですが、伊勢丹なら100g 5000円は
するでしょう。
豚のお尻の肉を使った、熟成長めで脂肪の甘味が美味しいのがポイントです。

玉ねぎのフリッタータも美味しかったです。
後はワインとかチーズとかパンとかを、部屋食です。

次の日、ヴェネツィアに行く前に、パルミジャーノとバルサミコの工場見学に行きました。ツアーです。

パルミジャーノ工場は人気です。他にもガイド付きツアーのお客団が複数きていました。
まずは原料の牛乳を温め、乳酸菌とレンネット（凝乳酵素）を加えるともろもろしたチーズとホエイに分かれます。

チーズ部分を集めて水気を切って、重しをして型に入れます。

形が整ったら、塩水につけます。

熟成庫で寝かせます。

熟成が進むといい感じに色がつきます。
規定の期間寝かせたら、検査を受け、合格したものは刻印されて、出荷です。

工場見学の後は試食もあります。

続いてバルサミコ工場。

バルサミコは葡萄の果実を煮詰めて作ります。

煮詰めた葡萄果汁は、樽に詰め替えられ熟成させます。
モデナ地方の特有の菌の力で、バルサミコ酢になるのだそうです。

樽は大樽、小樽があります、樽の材質もさまざま、
職人の采配によって、味を整えられます。

バルサミコの試飲ののち、ボローニャ駅まで送ってもらって解散。
次はヴェネツィアに向かいます。

続きます。