2025/10/06 - 2025/10/08
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ROSARYさん
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2025年10月。中欧4カ国の旅。その9はウィーンの街歩き。ホーフブルク王宮から旧市街のコールマルクト、グラーベンを通ってシュテファン大聖堂。フライシュマルクトでウィンナーシュニッツェルの昼食など。大聖堂は内陣までじっくり鑑賞しました。
・オペラ座前からマリア・テレジア広場へ
・ホーフブルク王宮を通り抜け
・世界遺産の歴史地区の散策
コールマルクトとグラーベン、ペスト記念柱
シュテファン大聖堂をじっくり鑑賞
フライシュマルクトにあるGriechenbeislでウィンナーシュニッツェルの昼食
・ホテル・ザッハーを横目に見ながら、ゲーテガッセから王宮庭園のモーツァルト像へ
表紙写真は、シュテファン大聖堂の主祭壇。ミサ中を望遠で撮影
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
ウィーン国立歌劇場。なかなか素敵な建物ですが、よく見ると2階より1階のアーチが低い。設計後に道路が嵩上げされたため、1階部分が沈んでみえるようになってしまったのだとか。
上流階級のオペラ座舞踏会も行われているためか、この近くにはデビュタント用の衣装を売る店もありました。Steinwayのピアノ店も。ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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マリア・テレジア広場。バスから撮った写真なのでガラスの反射があります。
真ん中にマリア・テレジア像、左右に全く同じ形の美術史美術館と自然史博物館。マリア テレジア広場 広場・公園
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国母という雰囲気たっぷりのマリア・テレジア像。
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自然史博物館。
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城の外門を通って、ホーフブルク王宮に向かいましょう。
1824年にナポレオン率いるフランス軍に勝利したことを記念して建造されたブルク門です。ブルク門 建造物
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ヘルデンプラッツ(英雄広場)。かつて王宮だったホーフブルク宮殿前の広場です。
Heldenplatz 広場・公園
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ホーフブルク王宮。
その前にはプリンツ・オイゲン騎馬像が立っています。ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿
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ちょうど観光馬車が通りかかりました。ウィーンは馬車が似合う街ですね。
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王宮前から見たウィーン市庁舎の上部。
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門を抜けて中庭へ。赤い門はスイス門。
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マリア・テレジアの時代、スイス傭兵が警護していたことから名付けられたものです。
スイス門 建造物
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この中庭にはフランツ2世の銅像が立っています。
王宮広場 広場・公園
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フランツ2世像。1806年に退位した最後の神聖ローマ皇帝です。
フランツ2世像 モニュメント・記念碑
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シシィ博物館の入口。シシィは大人気ですね。博物館に入るには、オンラインで時間指定の事前チケット購入が必須です。
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后だったシシィ。バイエルンから嫁いできて、ウィーンの厳格な習俗に慣れなかったのだそう。シシィ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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王宮を通り抜けて、ミヒャエル広場へ。
正面の教会が聖ミヒャエル教会です。ミヒャエル広場 広場・公園
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古代ローマ時代の都市、ウィンドボナの遺構も見られます。
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イチオシ
ミヒャエル広場からみたホーフブルク宮殿。
ここにはスペイン乗馬学校もありますね。以前来た時には中にも入りました。 -
ミヒャエル広場に面して建つロースハウス。
1911年に竣工したアドルフ・ロースによる建築物。当時はこのシンプルな外観が皇室を始めとしたウィーンの人々に受け入れられなかったのだとか。
すごく時代を先取りしていたのですね。ロースハウス 現代・近代建築
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旧市街のコールマルクト通りを歩きます。
両側にはブランドショップが軒を連ねています。コールマルクト通り 散歩・街歩き
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1787年創業の老舗菓子店、デメルもここにあります。
行列してますよね。デメル カフェ
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外から、菓子を調製している様子を眺められます。
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高級スーパーのユリウス・マインル。
1862年創業。1877年にコーヒーの焙煎技術を完成させた、世界でも最も古いロースターの一つだそう。ユリウス マインル スーパー・コンビニ
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ここでグラーベンの方に右折します。
グラーベンとは「壕」の意味で、もとはお城の壕だった場所です。グラーベン通り 散歩・街歩き
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ここの中心に立っているのが、ペスト記念柱。
1679年に猛威を振るったペスト。その終息を記念し、犠牲者を追悼するために建てられたものです。
一番上は三位一体像。真ん中あたりには神聖ローマ皇帝レオポルド1世が祈りを捧げる姿も。ペスト記念柱 建造物
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グラーベンから左手にシュテファン大聖堂の姿が見えてきました。
ゴシック式、136.4メートルの南塔が威容を誇っています。シュテファン広場 広場・公園
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イチオシ
私としては、この西正面の姿が好き。後期ロマネスク様式のファサードです。
左右には約65メートルの2つの異教徒の塔。中央部には巨人の門。シュテファン大聖堂 寺院・教会
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イチオシ
巨人の門。
ねじねじの植物で飾られた柱、キリスト・パントクラトールが中央に睥睨するタンパンなど、私の大好物。 -
中に入ります。身廊は長さ107m、高さ39m。
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イチオシ
最初に入ったときはミサの最中でした。
後ろから主祭壇を望遠で。
初期バロック様式の主祭壇。後ろのステンドグラスとあわせ、荘厳な雰囲気です。この部分の窓だけが、補修されて中世当時の様子を保っているそうです。 -
ミサの邪魔にならないように、後ろ側だけ鑑賞して一旦外にでます。
身廊の西端上にあるカウフマンのオルガン。 -
北側廊の西端にあった浮き彫り。
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ここからは昼食後に再度シュテファン大聖堂にうかがったときの様子。
まずは北側廊から。1447年に制作されたウィーン・ノイシュタットの祭壇画があります。 -
休日のときだけ扉が開けられているのだとか。ラッキーです。
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北側廊の真ん中あたりにある彫刻。
もとはオルガンが載せられていた台です。 -
1511年から1515年に大聖堂工事の指揮を取ったアントン・ピルグラムの自画像と言われています。
コンパスと三角定規を持っていますね。1513年の年号が刻まれています。 -
シュテファン大聖堂の内部で最も有名なのは、この説教壇かもしれません。
身廊の中央に位置するゴシック様式の彫刻です。
これをじっくり見るためには、7ユーロ払って入場する必要があります。 -
見れば見るほど繊細な彫刻。部品を組合せたのではなく、3つの石の塊を掘って作られたものだそう。
柱の上には4人のラテン教父の彫像。この写真に見えているのは、聖ヒエロニムスと聖アンブロシウス。
一番下、窓から覗く像は制作者と目されています。この像を見るには入場料が必要。 -
カエルとイモリが互いに噛み合う手すり。太陽の下に出るイモリは善を、日光を避けるカエルは悪を象徴しているのだとか。
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南の聖歌隊席にあるフリードリヒ3世の墓。15世紀後半のもの。
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南側廊の西端近くにある、マリア・ペッチュの祭壇。東方正教会の奇跡のイコン(複製)です。
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身廊後ろのオルガンをもう一度。
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外に出てきました。
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もう一度、ロマネスク様式の西ファサードを眺めます。
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色付きの瓦で葺かれた屋根も印象的。
三体の彫像は複製ですが、聖ローレンス、聖ステファノ、大天使ミカエルだそう。 -
ファサードの角の彫像。
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側面の屋根も美しいですね。全部で10色の瓦を使っているそうです。
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時間軸的には、シュテファン大聖堂じっくり拝観の前ですが、ランチはフライシュマルクトとグリーヒェンガッセが交わるところにあるグリーヒェンバイスルへ。
ギリシャ居酒屋っていう感じの店名。その隣はギリシャ正教会です。 -
グリーヒェンバイスルは創業1447年という、ウィーンで最古のレストラン。
なんと、モーツァルトも訪れたとのこと。グリーヒェンバイスル 地元の料理
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亀甲文字で店名が書いてありますね。
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確かに古い感じの建物です。
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「マーク・トゥエインの間」、通称「サインの間」。部屋の壁にはたくさんのサイン。
私たちが食事をしたのは、多分「丸テーブルの部屋」。 -
フリッターテン ズッペ。クレープの薄切りが入ったコンソメスープです。
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パンとペースト。
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そして、巨大なウィンナーシュニッツェル。仔牛肉です。
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デザートはザッハートルテ。ちゃんとアプリコットのジャムも入っていました。
まさにウィーン料理の定番の数々でした。 -
店内の階段。壁には1529年にこの建物が「黄色い鷲亭」として存在していたことや、1963年の改修工事中に3つの弾丸が見つかったことなどが書かれています。
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フライシュマルクト通りに出てきました。
1899年に建てられたユーゲント・シュティールの建物。 -
ローテントゥルム通りをシュテファン大聖堂に向かって戻る途中、左手のリューゲック通り奥に見えた建物。
フランツ・フォン・ノイマンの設計で1897年に建てられました。彼はマジョリカハウスなどで有名な分離派のオットー・ワーグナーとは敵対関係にあったそう。ノイマンはワーグナーの「モダニズム」に反対し、古典様式の発展を目指したとのこと。
いずれにしても優美な建物です。
もとはオレンディ百貨店で、絨毯などを販売していたお店。今はレストランになっています。 -
シュテファン大聖堂の北壁には大きな広告。
マリア・テレジアのミュージカルですね。 -
ケルントナー通りからクルーガー通りに入ったあたりにあるウインナーソーセージの屋台。
ウィーンと言えばこのソーセージを食べたい、という人も多いようです。 -
行列ができているのは、カフェ・ザッハーです。
カフェ ザッハー カフェ
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角を曲がったところにあるのがホテル・ザッハーの入口。
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アルベルティーナ美術館はすぐ先。
今回は時間がなくてパス。アルベルティーナ広場 広場・公園
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ゲーテガッセの先には、ゲーテの像。
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その先、ト音記号の花壇の奥にモーツァルト像。
モーツァルト記念像 建造物
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モーツァルトのアップ。
こちらもとても美化された姿です。
このあとは美術史美術館に向かいます。
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