内灣線と新竹縣01　往路と六家站・竹中站

2025/07/17 - 2025/07/20

今年も暑いさなかに台湾へ行って参りました。

コロナ後初の海外旅行は昨年の同時期、同じく台湾だったわけですが、その時はなんとJALがセントレアから台北へ飛んでいないというウソみたいな状態でして、陸で貯めたJALマイルを使うこともできず中華航空で往復ということになりました。今年は週5往復ではありますがJAL便が復活しておりまして、無事マイルを使うことができました。
マイルを航空券に換えるのが久しぶりすぎて、変化にびっくり。時期やタイミングでマイル数は変動するし、座席指定や荷物にもマイルの加算があるし…。変化のスピードについていけなくて、年に一度の海外旅行ではその度に驚くことになりそう。

エリア 新竹(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月17日木曜日　旅行一日目　自宅を7：30に出発しました。
8：18、名鉄中部国際空港駅着
オンラインチェックイン済み、預け入れ荷物なし。結構な雨が降っていたので展望デッキなども行かず、お店を少し冷やかすだけで手荷物検査場へ。
出国もスムーズで、8：38には出発ゲート付近到着。

中部国際空港セントレア 空港

遠くにいるのはドリームリフター君。
ボーイングの部品もトランプ関税の対象なんだっけ？（←この話題がすでに古い…）

タラップを接続して沖どめのANA機。

スタバで朝食。サンドイッチとワッフル、ホットコーヒーで1,130円。コンビニで水も購入。

スターバックス・コーヒー 中部国際空港出発ターミナル内店 グルメ・レストラン

9：26、JALからLINEで出発便が遅れるとの連絡が来ました。
10：40が11：05になるとのこと。勝手に（というか自動で）LINE連携していて、メールより早く連絡が来ます。

確かに外にJAL機の姿は見えず。関東はここ以上に土砂降り。羽田から来る機体なので遅れは当然といえば当然。

9：57、滑走路を見ていたらJAL機が着陸。これだな？

ブリッジ付近が慌ただしくなり、次々と準備用の車両が接続されて行きます。

ちょうどそれを眺められる場所にマッサージ機があったので、くつろぎながら見物。交通系ICカードで支払い300円。

10：58、順調に搭乗。
機体が小さいのであっという間に搭乗完了。

スマホの電源を切っていたので写真がありませんが、機内食が資生堂パーラーコラボでした。魚のエスカベッシュとキーマカレーというメニューでおいしかった記憶。プリンのようなデザートと、チョコ菓子もついていたのですが、それがとても甘くて手こずりました。お菓子類はよく持ち帰って旅行中に食べるのですが、チョコでは持ち歩いているうちに溶けてしまう…。

JAL8671便は予定より30分弱遅れて離陸したものの順調な飛行で、元の到着時刻頃には桃園空港上空に到達していました。意外と早く着陸できるな～なんて思っていたら、右に見えていた海が左に、また右にと変わり、どうやら旋回している様子。5分くらいすると、滑走路が混雑しているので待機中ですとアナウンスがありました。
というわけで、実際に着陸できたのは13：07頃でした。出発も30分弱遅れ、到着も同程度である意味予定通り。

空港ではアフリカ豚熱の防疫のため汚染国からの便とそれ以外を分ける札を渡されます。検疫所を過ぎたところでこの札を回収されますが、その係の方に「これは何便？」と聞かれました。それが一発で聞き取れてちょっとうれしかった。(相変わらず初歩的な中国語で喜ぶ…）

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港

7月17日木曜日は、15日から18日にかけて行われた「2025城鎮韌性防空演習」で、空港のある地区を含む台湾北部が避難演習の対象エリアになっている日でした。13：30から14：00の間はたとえ観光客であっても外を自由に歩き回ることはできません。安全（とされる）な室内で待機することが義務付けられます。13：30になるとサイレンが鳴り演習の開始が伝えられるのですが、その瞬間はちょうど入境審査の列に並んでいるときにやってきました。
Ｊアラートのような不気味なサイレンが鳴り、演習の開始の旨がアナウンスされました。ネットにつながっているスマホには緊急情報が入るので、私のスマホにも表示があったのですが、慌ててしまってすぐ消してしまいました。スクショしとけばよかった！多分二度とない経験。
私が並んでいた列は非台湾パスポートの列だったので、驚く人もいるのではと思っていたのですが、誰も動じている様子はありませんでした。

今回はホテル２泊分を現金払いしなくてはいけないため5万円を両替。レート0.189（手数料30元）で9,420元。円弱し。

機場捷運の駅で悠遊カードに1,000元チャージ。私の前にいた日本人の女の子２人もチャージしていたのですが、お釣りが出なないことに少々手こずっていました。それは仕方ないとして、一人目がそうだったんだから二人目は最初からぴったりの額を入れればいいのに、二人目も1,000元札を入れて「お釣り出ないんだ～、どうしよ～」ってやってて、ちょっとイラっと…。
そのせいとは言いませんが、予備の方の悠遊カードにチャージしてしまった…。残高確認用のアプリにメインのカードを紐づけているのでちょっとだけ不便なんだよね。この旅行中、こういうミスが多かった。

14：00の捷運に乗って高鐵駅へと向かいました。

空港第二ターミナル駅 (桃園メトロ) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

14：15、捷運高鐵桃園站に到着。看板を見誤って反対方向のホームに行ってしまったんだけど、これ過去にもやったことがあるな。
14：34の高鐵（高速鉄道）に乗車。飛行機が遅れた割に、当初計画していた便に乗れました。飛行機がらみのときはちょっと余裕のある予定を組んでいるのでね。

高鉄桃園駅 駅

14：45、高鐵新竹站着。

高鉄新竹駅 駅

高鐵駅は冷房も効いていて空港の続きのような雰囲気なので、まだ旅行のスイッチが入っていない感じ。

外に出て台湾の強い日差しを浴び、台鐵の駅を見るとスイッチが入りました。
まずは台鐵全駅訪問を進行します。10年以上前から台鐵のすべての駅で乗車か下車をするという挑戦をしています。

六家駅 駅

六家線は台鐵新竹站と高鐵新竹站を接続する線で、内灣線竹中站から分岐し六家站までの一区間が独立した区間です。

駅外観。
この駅は2014年に一度利用しているのですが、外観写真を撮っていませんでした。

改札付近。

ホームへ向かうエスカレーターが点検中。前を歩いていた若い女性二人組がその写真を撮っていました。そんなに珍しいこととも思えないけど、面白かったのかな？
その二人は階段へと向かいましたが…

私は迷わずエレベーター。

站牌撮影。
2011年開設。高鐵開業から4年くらいは、新竹市街地とはバスでの接続でした。なんか懐かしいですね。

アート作品のようなものを発見。何でしょう？

台湾の国際的知名度と観光魅力のアピールのために観光局が主催した「99年度競争型国際観光魅力拠点示範計画」に新竹縣が応募し、「台湾漫画夢工場」というプランで資金を獲得したらしいです。新竹縣は著名な漫画家を輩出していることから、漫画をテーマにしたイベントを行ったんですね。15年近く前のことです。
内灣線沿線の３つの地区での文化イベントと同時に、竹中から内灣までの駅に漫画をモチーフとしたアート作品の展示を行いました。六家は内灣線ではないけれど、内灣線の九讚頭站のものと同じ作品を展示しています。

ホームの様子。

行き止まり方面。
隣に見えるのが高鐵。

竹中方面。
15：02の六家線區間車1743で竹中へ。

15：06、台鐵竹中站。
1947年11月、内灣線が竹東まで開通した時に設置された駅です。
現在はここで内灣線と六家線が分岐します。乗ってきた列車は新竹へと向かうので1番ホームに入りました。これは1番ホームの站牌。

竹中駅 駅

１番ホームは内灣行きと新竹行き、六家行きは２番ホーム。

この駅のアート作品。右側にも緑色の猿のような人形があったらしいのですが、今は土台だけになってますね。説明書きのプレートもありませんでした。

1番ホームの様子。

ホームは高架上、連絡通路や改札等は下（地上階）にあります。

こちらは六家線ホームの站牌。（以下4枚は別の日に撮影）

ホームの様子。

２番ホームから１番ホームを撮影。ホームに管制室のようなものがあります。

ホームの様子。

改札。
駅には宅配用のロッカーはあるものの、手荷物を預けられるロッカーなどは見当たらず。分岐駅なのでもう少し設備が充実しているかと思っていましたが、簡素な駅でした。

駅外観。

このお人形たち、客家が多く住む地域でよく見かける気がします。

駅前広場にあったアート的な何か。
伝統建築っぽい壁に地域の絵地図が描いてあり、門越しに牛のオブジェ。

足元に波があるので水牛でしょうね。

駅前はとても地味。
まずはホテルへと向かいます。

途中で竹中國小を発見。
この中に清代の石碑があるのでついでに見ていこうかな。

学校の敷地に入ることになるので門衛さんに声をかけると、授業時間中は入れないとのこと。最初言っていることがよくわからず、この張り紙を見てようやく理解できました。授業がある日は16：10～18：00までが開放時間。残念ながらまだ15：16なので出直すことにします。

ホテルへ向かう道（竹中路）には古そうな建物も残っていました。確かに古い地図にもこの道はありますね。

この後ホテルにチェックインしてからまた観光に出かけました。ホテルについては後の旅行記で。

この後は内灣線の千甲站と新莊站を訪問する予定です。

15：42にホテルを出発し竹中口というバス停へやってくると、ちょうど5608路バスがやってきました。慌てて飛び乗ってグーグルの路線情報でこのバスを探したのですが、なぜか該当するバスが見つかりません。急遽バス移動にしたためバス停名などがうろ覚えで、正しい方向に乗ったのかだんだん不安になってきました。

15：50、反対方向に乗ってしまったという不安に駆られ、5分ほど乗って降りてしまいました。
バスを降りてから落ち着いて確認すると、乗った方向は正しく、予定していたバス停とはかけ離れているものの新莊站まで徒歩圏の場所でした。予定変更ですが徒歩で新莊站を訪問することにしよう。

地図を確認しつつ關新東路を北へ。

おいしそうなラーメン店を発見。「麵屋吉光」
17：00開店なので、夜に来てみようかな。並ぶかな～？

駅が近づくにつれどんどん都会的になってきました。
竹中站は新竹縣竹東鎮にあるけれど、隣の新莊站は新竹市なんです。新竹市は台湾IT産業の中心地で台積電（tsmc）の本部もこのあたりにあるんですよね。それにしても、その間２キロにも満たない２つの駅前がこれほど違うとは…。

歩道なんかもきれいに整備されてます。

新莊站が見えてきました。

次の旅行記では新莊站と千甲站を訪問します。