2025/07/17 - 2025/07/20
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binchanさん
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バイクには乗れないし、乗れても事故が怖い私。地方へ行くときはほぼバス移動です。
そこに行くにはこの路線一択という田舎の路線は、本数の少なさのために旅程上大変悩ましいことが多いのですが、調べるのはかえって楽なのです。反対に、都市部では同じバス停に複数のバス路線が通り、しかも路線ごとに経路も異なるため、見どころをどのバスでどう回るか、選択肢が多岐多様で複雑。調べるのも一苦労です。
台湾にはバス停ごとの時刻表がないことが多く、始発時刻から到着時間を計算するという入念な下調べが必要となります。旅行前には連日旅行時間に合わせてバスアプリを開き、そのバス停を通過する時刻を確認。それを各路線行いオリジナル時刻表を作ります。メモしておいてもとっさに見ることができないこともあるので、覚えておくのがベスト。しかし最近複数のことを一度に覚えておくことが難しくなってきたんです。そろそろヤバイですね。
最近のテクノロジーの進歩は素晴らしく、グーグルマップの発車案内(路線情報)を見れば、その場で最適なバスをすぐ探せるということに気づきました。そしてすっかりそれに頼ってしまいました。計画が決まったら、現地ではグーグルでいいじゃん、と。
しかし、そんなテクノロジーもまだ発展段階。すべてが正しい情報とは言えないようです。バスってやっぱり難しい。
とういうわけで、ここからしばらくはバス(と自分の能力)との闘いに翻弄されます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月19日土曜日 旅行三日目になりました。
5:50にホテルをチェックアウトし竹中站へ。
この時間は朝食店が開いていますね。昨日はこの店も仕込み中だった。 -
駅のホームで鳥の美声を堪能。この鳥だと思うのですが何という名前でしょう?
6:14、六家線區間車に乗車。竹中駅 駅
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六家站で下車し接続する高鐵新竹站へ。
高鉄新竹駅 駅
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コインロッカーに荷物を預けます。
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3時間ごとに40元。私は6時間では収まらず合計120元もかかってしまった。説明書きは中国語と英語だけですが、操作パネルは日本語表示もできます。
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ここからバス移動です。高鐵駅の東側にあるバスターミナルへ。
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ここからは若干柔軟性を持たせて複数の行程を準備していました。最初のバスも快捷7號もしくは8號、先に来た方に乗ろうとしています。
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快捷7號に乗る可能性が高まったため、確認しようとiBusアプリを開いてみると、降りるはずのバス停「客家園區」がありません。プランを立てるときあれほど見ていたはずなのになぜ?
同じバス停で待っていたおばさんに、「快捷7號は客家園區に行かないのでしょうか?」と聞いてみました。その人も同じバスに乗るとのことですが「そんなバス停ないけど、運転手さんに聞いてあげる」となりました。
運転手さんいわく、そのバス停名ではないけど客家園區の近くへは行くとのこと。「新瓦屋」で降りればいいとわかりました。おばさんありがとう!本当に助かりました。 -
6:50 快捷7號バスに乗車。6:58、新瓦屋で下車。
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現在地を調べると想定していたバス停と同じ位置です。
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すぐ隣に「客家園區」というバス停牌もありました。
快捷公車のバス停は「新瓦屋」で竹北市市民公車のバス停は「客家園區」という名前なんですね。それがグーグルマップではどちらのバス停も「客家園區」と表示されていたのです。なるほど、そういうことか。
こういうことよくあるけど、今までグーグルマップはちゃんと路線ごとにバス停を使い分けてくれていたのですっかり信じ切っていましたよ。間違っていることもあるんだ…。
とにかく、親切なおばさまのおかげで予定通りのバス停で降りることができました。 -
目的地はここ、新瓦屋客家文化保存區。今日は屋外映画のイベントがある日。
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この辺りは清代から客家人が集落をつくり、有力な一族の邸宅や廟が立ち並んでしました。しかし高鐵建設のために周辺の土地が徴収され、古い建物が残る地区も再開発されることに。それを客家委員会が保存、修復に努め、台湾初の客家文化の保存区として残したのでした。
これらの建物もレプリカでも移築したものでもなく、この地域に古くからあったものなのです。 -
西河世第門樓
文化園區のメインゲートです。入ると広場があり、ここはかつて穀物を日干しする場所だったそう。この日はイベントの準備がされていました。 -
この園區は一つの集落をベースにしています。柵と用水路で囲まれており、その中には林氏の一家が暮らしていました。この集落の中心的建物である「忠孝堂」がつくられたのが、別の集落の堂(善慶堂)より少し新しかったので「新瓦屋」と言うのだそう。こういった集落が集まって、林姓の一族だけで村を形成していたそうです。(この写真の訳文ではありません)
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展示館もありますがこの時間はまだ開いてないです。
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こちらの住居は日本時代に建設され、改築を重ねつつ今に至るとのこと。資料館となっています。
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一部はカフェ。
全て時間が早すぎて営業してません。 -
服務台(インフォメーション)。
このようなコンクリートの建物もあります。文化園區となるまで250年にわたって人々が普通に暮らしていた場所なので、時代ごとの建物が残っているのです。 -
パン屋さん。開いてればいい朝ご飯だったのに…。
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遺跡エリア
家の壁や台所の跡が見られます。文化園區になる前から廃屋だったのでしょうか。 -
説明書きもほとんどなかった記憶。
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この建物は番地がついていますね。
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井戸かな。
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園内地図もなく何となく写真を撮っていたのですが、実はここが忠孝堂。この集落で最も重要な建物です。右が堂で、左が中庭。
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中庭はイベントのテントで覆われちゃってます。
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その先は農産物の直売所。営業時間前だと物置のように見えますね。
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路地を抜けていくと、
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突然現れた水琴窟。
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2016年にアート作品として設置されたみたいです。
小雨が降っていましたが水琴窟からは何の音もしませんでした。 -
畑。
集落内には農地もあったんですね。 -
池もありました。
水路の跡なのか魚の養殖池だったのか詳細は不明ですが、蓮が咲いていていい風景。 -
おっと、蛇に注意!
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蓮って神秘的ですよね。
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すごくいい香りが漂っているので、蓮ってそんないい香りがするんだ~と思っていたら、
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香っているのはこの花でした。これってジンジャーリリー?
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カフェもあるけどまだ開いてない。
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それなりに楽しめましたが、もうちょっと歴史建築があるはずなんだけどな~、おかしいな~と思いつつ次の目的地へと向かうことに。
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おかしいのは当然で、実は近くにもう一か所保存区があるのでした。実はそちらの方に歴史建築が集中しているんです。
今まで見ていたのは茶色の囲みのエリア。行きたかったのは紫の囲みのエリア。近くなので同じ園區だと思い込んでました。ちゃんと予習したのにな。 -
7:20、今後はバスの乗り継ぎで忙しいので、朝食はコンビニ。
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これならバス停で食べられる。
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7:35、新瓦屋から快捷7號バスに乗車。
次に行くのは「采田福地」という場所です。別プランだと次は縣政府でした。乗るバスはプランによって違うので間違えないようにしないと。特に乗る方向ね! -
8:07、竹北市公所で下車。
ここが終点なので気を抜いていたのですが、路地で回りこんで到着するのでちょっと方向感覚が…。
え~っと、高校側に停まってるんだから、目的地は左だな。 -
が、その前に右方向にある竹北市公所を撮影。
竹北市は新竹縣の縣城(県庁所在地)です。
シミュレーションではこのバスはもっと早く到着するはずでした。計画時に運行をチェックしていた時は、いつもこれより10分以上早く到着していたのです。
時間が切迫しているので走ることに。 -
「采田福地」平埔族道卡斯族竹塹社の祠堂です。
清代に客家人が本格的に移入してくるまで、新竹地区には原住民族である平埔族の道卡斯族が多く住んでいました。竹塹社という一派でかなり大きなコミュニティだったようです。彼らは狩猟を生業としており、移入してきた客家人らとは交易を通して交流していましたが、主な獲物である鹿を狩りつくしてしまうと、次第に農耕を行うようになり文化も客家のものを取り入れていくようになったとのこと。清政府も漢化に協調し、姓を与え祠堂を作ることを奨励しました。 -
竹塹社の人々はもともと現在の新竹市街地あたりに住んでいたのですが、水害を逃れてこの地に移住しました。新しく移ってきた土地なのでここは「新社」と呼ばれます。
祠堂は「新社公館」と名付けられましたが、後に「采田福地」と名を変えました。古くは原住民族のことを「番」と呼んでおり、その文字を上下に分けて「采」「田」としたのだそうです。建物も1876年に新しく建て直されました。(写真の説明文の訳文ではありません) -
などと長々と説明してますが、この時はほぼ走ってます。
余裕があったはずの次のバスがギリギリもいいところ。とりあえず写真だけ撮っておこう。
最寄りの「新社」バス停市民公車61、間に合うのか!? -
残念、間に合わず。
バスの後ろ姿撮影すら間に合わず。別のバスに乗るため、900メートル先の竹北口バス停へ走れ!
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