2025/07/17 - 2025/07/20
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binchanさん
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旅行をするときはまず色々な観光スポットや施設をリストアップして、吟味選択して絞り込み、短い旅程の中にねじ込むように組み入れていきます。計画段階で多くのボツ案件が発生し、旅行の後でも心残りになるものです。
今回のボツ案件をいくつか記録しておきます。
關西鎮
張學良文化園區と上坪老街
復興煤礦園區と那羅集落
大山北月と騎龍古道・豐郷瀑布・樂善堂
寶山第二水庫
あと一週間くらいあれば、全部行けるかな…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月18日金曜日 旅行二日目
7:23、日差しが強くなりすっかり暑くなっています。 -
竹東圳第一隧道から歩くこと5分。この細い坂を上って次の見どころへ。
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目指しているのは「甘屋渤海堂」という文化財の邸宅。右端の保護屋根で守られた部分にあるはず。
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手前にあるのは甘氏一族のご先祖を祀るお堂(宗祠)。
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その奥に文化財の建物があるのですが、普通のお宅に入り込むようで気が引ける…。
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と言いつつ入り込んできました。
2024年の紹介動画ではまだ未整備だったけど、もう修復されてるかな? -
まだ修復未着手ですね。
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1923(大正12)年に甘照錦によって建設された住宅で、漢式の伝統合院でありながら洋風の流行を取り入れ、二階建てであることが特徴だそうです。
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これまで出てきている地域の有力者は先祖が広東省から渡台してきた客家です。今後名前が出てくる人々もだいたい客家。
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文化財として保護する期間は2027(民國116)年5月25日までとのこと。それまでに修復されて内部見学とかできるようになるのかな?
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見学を終えて通りへ。
「有求必應」(求めれば必ず応じる)とは、ご利益ありすぎるのも怖い。 -
東泰高級中学(高校)。学科が書かれた看板を見ると専門学校のように細かい専攻に分かれていました。軍人を目指す学科もあって台湾らしいなあと思ったりして。
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次の目的地は小学校の敷地にあります。通学路だからか急に立派な歩道が現れました。
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目指している「員ドン神社址」はアクセス情報が少ないんです。数年前のブログで小学校の校庭を横切るという経路が紹介されていましたが、学校の開放時間に左右されずに行く方法はないものか…。ストリートビューでも神社の入口は発見できず、唯一確認できたそれらしいルートは、現在歩いている122号線の法面にある細い坂道だけでした。
その登り口らしきものがこれ。ストリートビューではもうちょっとましな道なんですけど…
※ドンは[山東](山偏に東) -
登ってみました。(法面の上から撮影)
かなり雑草が生い茂っていますがなんとか普通の階段。 -
そこから擁壁沿いの道へ。若干怪しくなってきた。
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そしてだんだん雑草が…
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最後には藪漕ぎ。これでも道なんです。
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そしてついに小学校の裏門に到達。
裏門、開いててよかった。今、学校の開放時間? -
気づくと足にトゲトゲの草の種がごっそり。チクチクして痛い!
何か所か虫にも刺されてるし、マダニとかだったらヤバイ。蚊でもヤバイ。とりあえずムヒを塗りまくり、かゆみ止めパッチを貼りまくる。 -
奥にある建物が員ドン國小(小学校)。手前が神社の柵。
※ドンは[山東](山偏に東) -
柵以外、神社らしいものは見当たりませんが、
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奥の方に石燈が分解されて横たわっていました。
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説明板も読み取りづらくなっています。
小学校の野外学習園になっているそうですが、かなりさびれている感じ。 -
おっと、こちらに立派な出入り口が!
ちぎれた通行止めテープが気になるけれど、こっちが正当な入り口? -
歩き回ってみると、ちゃんと拝殿跡がありました。今は土台だけが残され、その上に孫文の像が建てられています。
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孫文さんはもうちょっと綺麗にしておいてあげてもいいような…
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日本時代、主な町には必ず神社がありました。その「竹東神社」は別の場所にちゃんとあるのです。この神社は、付近に石油が出たことから鉱山の神様を祀るために1935年に新たに建てられました。土地は甘家が提供したとのこと。
石油とともに天然ガスも産出し、それが六燃の燃料合成に使われました。 -
客家の農具を体験するために設置されている石臼の台座。
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南洋杉と拝殿址。
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振り向いてみると立派な入り口が!
手すりの上にはご丁寧に円樓(大陸の客家集落に特有の建物)のオブジェまで。 -
階段を下りてみると石燈が一対ちゃんと残っています。
ここが正当な出入り口(参道)で間違いない。あの藪漕ぎは何だったんだ…
ちなみにこの道はグーグルマップに表示されていません。 -
立派な説明看板があり、神社の由来もちゃんと読み取れます。
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石燈に刻まれた文字は元号(昭和)部分が意図的に削られています。造られた当時のものがそのまま残っているということでしょう。
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「頼神護」の文字も少し削れています。
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もう一方の石燈は「奉献 頼神護」の文字を削った跡があります。
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この面は塗りつぶしている?
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道は小学校の門に接続していて、
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反対側は丘を下る道になっています。(坂の下から撮影しています)
ここにも別の石燈が一対。 -
こちらは基台しか残っておらず、文字は読み取れないほど摩耗しています。ただ風雨によるものと見えなくもない。
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「昭和拾年七月吉日」とはっきり読み取れたものも。
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どこにつながっているかわからないまま、坂を下ってきました。
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下りきると福徳祠があり、その横に「員ドン國小史蹟教育公園歩道」の入口がありました。なるほど、神社址にあった入口はこれにつながっていたんだな。
※ドンは[山東](山偏に東) -
ここからなら楽に神社に行けます。
福徳祠のお掃除をされていた女性に「あなた先生?」と聞かれました。昨年も別の場所で「学校の先生ですか?」と言われたなあ。そう見えるポイントがあるのかな? -
5分ほど歩いて「資源莊」という地区へ。
石油・天然ガス採掘会社の宿舎があったため「資源莊」という地名になったそう。すでに操業は停止していて宿舎もなく、中油(台湾の石油元売会社)が管理する土地となっています。
当時の講堂を利用したアイスキャンディー店(資源莊冰店)があるのですが、まだ営業時間前でした。守衛さんが「九時から~~」と叫んで教えてくれました。アイスは食べなくてもよかったれど、当時の講堂は見てみたかった。写真奥のひしゃげた屋根は2024年に火災にあった建物で、それまではそこがお店だったそうです。 -
8:21、朝ご飯を食べます。
巨林美而美というお店へ。すぐに日本人とわかったらしく、地元のお客さんに「日本時代には石油が出たんだよ~」「石油産業でこの辺はすご~く栄えてていい時代だったね」などと話しかけられました。その方は40台半ばに見えましたが、石油は一体いつごろまで出てたんでしょうね? -
河粉蛋餅とアイスティー。45元(約240円)
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外のお花を見ていたら、お店の奥さんが窓を指さして「こっちも見て、私が植えたのよ!」と。きれいに整えられた中庭が見下ろせました。
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8:40、次の目的地へ向かうためにバス停へ。
バス停前の壁にまたもや保力達Bの空き瓶が。外で飲むのが流行ってんのかな? -
竹東站方面へ行きたいのですが、道のどちら側から乗っていいのかわからなくなってしまい右往左往。なぜか一つ手前のバス停まで走る羽目になりました。
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バス停に向かって走りつつ、やってくるバスに大きく手を振ってアピール。かろうじて乗りたかったバスを捕まえました。運転手さん、停まってくれてありがとう。
片手にスマホ、片手で悠遊カードを探しつつ乗り込んだ、途端に急発車。派手に転んでしまいました。哀れなおばさん(おばあさん?)と思われ、若い人に席を譲られそうになった…。 -
8:56、東寧橋で下車。
下車ボタンをちゃんと押したのに、「どこで降りるのか」と運転手さんに大声で聞かれました。「東寧橋」と叫び返しているつもりですが声量が足りないのか声調が間違っていたのか、運転手さんにわかってもらえず。近くにいた乗客が「東寧橋だって言ってるよ」と伝言してくれました。
200メートルにも満たないほどの間隔でバス停が近接しているので、正しくボタンを押していても間違いは生じがち。聞いてくれるのが親切なのはわかってますが、なんか怒られてるみたいな気がするんですよね~、あの大声。
この後は竹東市街地を観光します。
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