【本州横断 原付旅】東京から10日かけて下関へ Day. 4-5 琵琶湖→京都→天橋立 ～京都府の豊かな山林を北へ、日本海を西へ～

2024/08/07 - 2024/08/08

原付50ccで東京から西へ西へ本州を横断し、10日かけて山口県下関まで行きました！

4日目は琵琶湖畔で日の出を眺めてから、逢坂山を越えて京都でゆっくり滞在。
続く5日目は洛中から高雄を経て京都府の豊かな山林を通り抜けながら京北、美山を辿り、日本海に出て高浜、舞鶴、天橋立へと到達しました！

なお1～3日目の旅路はこちらでご紹介しています！
「Day 1. 東京→諏訪湖」
https://4travel.jp/travelogue/11988338
「Day 2. 諏訪大社→阿智村 ～南アルプスの"酷道"152号を快走！～」
https://4travel.jp/travelogue/11988488
「Day 3. 長野県阿智村→滋賀県草津 ～中山道の宿場町と歴史巡り～」
https://4travel.jp/travelogue/11990757

エリア 京都

この日は夜明けの琵琶湖畔からスタートします
対岸の景色は、まるで日本画のようです

大津湖岸なぎさ公園 公園・植物園

やがて日の出を迎えました。
昇る朝日にピントを合わせると、このようになんとも鮮やかなコントラストに笑

大津市内では、路面電車より大きい一般サイズの電車が道路上を走る区間があります。

これは京阪京津線といい、大津市内の一部区間は道路上を、滋賀から京都の県境は山越えを、京都市内では地下を走る、全国的にも珍しい列車です

京津線との並走は一度やってみたかったので、交通量の少ない早朝に来た甲斐がありました笑

そしてその先は百人一首に名高い逢坂山を通過！
「よに逢坂の 関はゆるさじ」で知られる通り、京の都への入口となる地点です。

新幹線や東海道線、名神高速はこの区間を地下トンネルで貫通していますが、国道1号なら歴史あるこの峠を越えて京へ入るのだという実感が得られます笑

逢坂関跡 名所・史跡

入洛して最初にやってきたのは、なんといってもこの三条大橋！

東海道の終点として有名ですが、実は今回通ってきた中山道の終点でもあります

三条大橋 名所・史跡

この日は四条室町のヴィアインに泊まり、京都在住の友人に会ったりしながら旅の疲れを癒しました笑

ちなみに原付はここからほど近いところにある京都市御射山駐輪場に停められます。
50ccの原付であれば、公営の自転車駐輪場に停められるケースが多いので助かります笑

そして翌朝、原付で巡る京都観光をスタート！
この四条烏丸交差点は、向かって両脇に銀行のクラシックなファザードが並ぶお気に入りの景観です笑

原付で巡る京都観光、続いてやってきたのは平安神宮！
なんといってもこの大鳥居をくぐるのが楽しみでした笑

平安神宮 寺・神社・教会

平安神宮には地下に京都市が運営する大きな駐輪場があるので、ここへ停めて参拝。
とても良く晴れた青空で、良いお参りでした笑

その後は応天門の前から再び市内を巡りました

続いてやってきたのは上賀茂神社。
京都にはたくさんの神社がありますが、その中でも特に格の高いものです。

牛車のデザインがかわいい御守があったので、こちらを授かりました。
原付旅もゆっくりゆったり、牛車のように参ろうかという思いです笑

賀茂別雷神社(上賀茂神社) 寺・神社・教会

さて翌日、京都を起点に今度は北西へと向かいます。
仁和寺の二王門を横目に、洛北から洛外へと走っていきます

仁和寺 寺・神社・教会

この日のメインルートは国道162号。
縦に長い京都府を北へと縦断する国道です。

高雄の栂ノ尾にある清滝川沿いのカフェで一休み。
美味しいカツカレーをいただきました笑

清滝川は京都からほど近い渓流で、猛暑に見舞われる洛中とは打って変わって涼しく心地よい所。

ここを流れる水は、このさき桂川と合わさって保津峡や嵐山へと下っていきます

高雄や栂ノ尾までは市バスの均一運賃エリアに含まれており、私も以前京都に住んでいたとき度々訪れていました。

一方、国道162号のこの先の区間は料金が距離に応じて加算されていく方式で、また京都市バスでなくJR西日本バスのみのエリアになることから、今まで行ったことがありませんでした。

という訳で今回は、「市バスのその先へ」ということで、高雄から先の京北地域を進んでいきます。

この辺りは林業が盛んで、豊かな森林の中を通っていきます。
先ほど通った三条大橋は数年前に欄干が新しくなったのですが、その際この京北の木材も使われているそうです

やってきたのは道の駅ウッディー京北。

京北地域の中心・周山というエリアにあり、京都駅から走ってきたJR西日本バスもこの辺りが終点です

道の駅 ウッディー京北 道の駅

ウッディー（woody）とつくだけあって、施設内には京北産の大木が堂々と飾られていました！

他にも京北の木材から作った工芸品や、鹿の角なんかも売られていて面白かったです笑

引き続き162号を北へと進んで府道38号へ入り、やってきたのは「美山かやぶきの里」！

道の駅 美山ふれあい広場 道の駅

昔懐かしい茅葺き屋根の集落が景観保存されている、美しい里山です。

この近くに鉄道などは通っていないため、今回原付旅で初めて立ち寄るのを楽しみにしていました笑
ところが来てみると、バスツアーの客（特にインバウンド）が多く、意外と人の多い観光地でびっくりしました

駐輪場近くにあるお食事処で、おやつがてら牛すじのおつまみをいただきました！
茅葺き屋根を模した小皿できて、可愛らしかったです笑

162号の旅路はまだまだ続きます。
豊かな山林が続き、走っていて心癒されます

30kmほど走って福井県に入り、道の駅名田庄に立ち寄り。
昔ながらの建築を模しています笑

道の駅 名田庄 道の駅

162号はこの先小浜、敦賀方面へと続きますが、今回は日本海沿いを西へと向かうので、ここで福井県道16号に入ります

田舎道あるあるですが、工事中の片側通行止めがあったりします笑

山岳地帯から海沿いへと下るこの道は高低差がすごく、途中で大規模なループ橋がありました

橋からは近隣の山々や麓の景色が一望できます

そしてとうとう、日本海に到達！！
東京を出て以来これまでずっと内陸を走ってきたので、感慨深いものがありました笑

ここから先は山口県まで、夏の美しい日本海沿いを走っていきます

城山海水浴場 ビーチ

国道27号を西へ進み、やってきたのは舞鶴。
舞鶴の代表的な観光スポットといえば旧帝国海軍の倉庫群（赤れんがパーク）ですが、ここは赤レンガ建築のすぐそばに愛車を停められます笑

舞鶴は今も昔も海上防衛の一大拠点ということで、海自や海保の艦船が停泊しているすぐ脇を走ることができました笑

舞鶴赤れんがパーク 公園・植物園

西舞鶴からは国道175号へと直進し、由良川を越えたところで丁字路に差し掛かります。

「大江山 いく野の路も 遠ければ」
いよいよ目的地の天橋立へ近づいてきました

右折して国道178号を北に進むと、京都丹後鉄道の由良川橋梁が見えてきます

ここは由良川の河口なので川幅が大きく、沿線随一の絶景区間として有名です

由良川橋梁 名所・史跡

由良海岸で日本海の夕景を眺めます
まだ天橋立には着いていませんが、ここもなかなかに風光明媚でした笑

天橋立に着く頃にはすっかり夜になってしまいましたので、そのまま走り続けて日帰り温泉に立ち寄りました笑

クアハウス岩滝 温泉

さて、天橋立の周辺は高級宿ばかりで、繁忙期でゆえどこも満室。
どうしたものか～と迷った挙句、天橋立から7kmほど離れた与謝野の町にあるカラオケで夜を明かすことにしました。
幸いにも5時まで開いていました笑

翌日は早朝から天橋立を走行しました！
天橋立はなんと原付125cc以下であれば通行可能で、はるばる東京からこの原付に乗り続けてきた甲斐がありました笑笑

その様子は続きの旅行記にてご紹介します！

「【本州横断 原付旅】東京から10日かけて下関へ Day. 6 天橋立→鳥取」
https://4travel.jp/travelogue/11992623

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本州横断原付旅は、こちらの行程で敢行しました！
それぞれの旅行記は順を追って公開予定です！
Day 1. 東京→諏訪湖
https://4travel.jp/travelogue/11988338
Day 2. 諏訪大社→阿智村 ～南アルプスの"酷道"152号を快走！～
https://4travel.jp/travelogue/11988488
Day 3. 阿智村→滋賀県草津 ～中山道の宿場町と歴史巡り～
https://4travel.jp/travelogue/11990757
Day 4-5. 琵琶湖→京都→天橋立
（本ページ）
Day 6. 天橋立→伊根→城崎・余部→鳥取
https://4travel.jp/travelogue/11992623
Day 7. 鳥取砂丘→ハワイ→松江
https://4travel.jp/travelogue/11992657
Day 8. 松江→備後落合→出雲大社
https://4travel.jp/travelogue/11993344
Day 9. 出雲市→石見銀山→萩
https://4travel.jp/travelogue/11993689
Day 10. 萩→下関＆門司
https://4travel.jp/travelogue/11994094
Day. 11 門司→東京 フェリー回送
https://4travel.jp/travelogue/11994795

天橋立 自然・景勝地