【沖縄八重山 原付旅】西表島（東部：大原港）イリオモテヤマネコ保護の安全運転で周遊！

2025/10/09 - 2025/10/09

東京から東海道山陽、四国九州、奄美群島、沖縄本島を経て、ついに八重山諸島へ！

この日は石垣島から貨客船に原付を載せて西表島・大原港に上陸！
西表島1,2日目は大原を拠点に、西表島東部を周遊。イリオモテヤマネコ保護について学び、安全運転で島の自然を満喫しました！

この旅行記は、こちらから続きます↓
【沖縄八重山 原付旅】貨客フェリーに原付載せて西表島へ！
https://4travel.jp/travelogue/12009345

（これまでの原付旅の旅行記は、最後にまとめてリンクを貼っています！併せてご覧ください笑）

エリア 西表島(沖縄)

石垣島からおよそ90分、貨客船「ぱいかじ2」で西表島・大原港に上陸！

大原集落は、西表島東部の中心エリア。
まずは給油。187円/Lと、二次離島にしてはお安めの価格設定です。

奄美大島のガソリンスタンドで見かけたのと同じく、レギュラーが青色の表示になっています

西表島は本島に次いで県内2番目に大きな島ですが、内陸部のほとんどはマングローブや山林に覆われていて、沿岸部の集落を結ぶように県道215号が通っています。

という訳で、島では主にこの県道215号を走っていきます。

まずは県道の起点となる南風見田（はえみだ）の浜へ。
島のシンボル・イリオモテヤマネコ発見の碑があります。

イリオモテヤマネコは太古の姿を残した原種に近い猫ですが、固有種として「発見」されて希少価値が明らかになったたのは戦後になってからだそうです。

駐車場から（イノシシ防止用の）ゲートを開けて木々の間の小道を歩くと、ビーチに出ます

日当たりのコンディションとしては中の上くらいでしたが、それでもこの綺麗さでした！

他に人もおらず、のんびりできました笑

静かで穏やかなのはいいんですが、砂浜には海から打ち上げられたプラスチックごみが散見されます。
文字を見るに、中国から流れ着いたもののようです。
七、八本ほど、持てるだけ抱えて駐車場にあった漂着ゴミの集積場所まで持っていきました

さて、ビーチを出て県道を走っていきます
ビーチから豊原集落の間にはさとうきび畑が続き、島らしい雰囲気です笑

豊原集落の公民館そばにある、豊原バス停。
何気なく通りかかったのですが、「日本最南端のバス停」と書かれています！

隣の大原集落に戻り、ここで昼ご飯。
「キッチンまつやま」さんで八重山そばとサーターアンダギーをいただきました笑

八重山そばの特徴は丸麺、八重山特産のかまぼこも載っていて美味しかったです笑

大原の小学校近くには、昔来たときはなかった、巨大なイリオモテヤマネコの滑り台がありました笑
豹柄模様や丸耳など、特徴が再現されています笑

大原集落を過ぎると広がるのが仲間川の河口。

仲間川流域は日本最大のマングローブ林が広がり、カヌーやクルーズのツアーも人気です

橋の中間には、西表島が描かれたマンホールがあります。
小さい頃は、この島の形が北海道に似てるな～と思っていたものでした笑

遡ること1年半、同じ原付で北海道も周遊しており、本当に感慨深いものがありました...！

橋の両端にはイリオモテヤマネコの石像があります。
それぞれポーズが違ってチャーミングです笑

仲間川を渡り、大富、古見集落を過ぎたところにある後良川（しいらがわ）の橋のたもとには、ヤマネコ親子の像があります笑

この後良川にもマングローブ林が広がっていて、展望台や橋の上からよく見渡せます

後良川を過ぎて県道から少し入ったところに、環境省の野生生物保護センターがあります

外観はやや古めですが、内装はリニューアルされていて今どきの博物館のようです。

展示のメインはもちろんイリオモテヤマネコ！
数々の剥製や、生態に関する展示が充実しています。

生態系を構成するそれ以外の動物についても、剥製や標本などが展示されています

イリオモテヤマネコの生態保護についてしっかり学びました。

ドライバーとしての私ができることは、安全運転。
島内40km/h（集落内30km/h）の制限速度を守ることで、動物たちが路上にいたり飛び出してきたりしてもすぐに止まることができます。
安全運転宣言をして、イリオモテヤマネコの安全運転ステッカーを購入しました笑

県道を走っていると、このような注意看板を多く目にします。
それでも、60km/h以上のスピードを出して追い越していく「わ」ナンバーの車が何台もいました。

道路にいるのは、イリオモテヤマネコだけではありません。実際走っているとクイナなどの鳥類も何度か見かけました。
速度を超過して走ってるドライバーたちは、そうした小さい鳥たちを轢くことはないという保証はあるのでしょうか。
他所から来ているのですから、なぜ速度制限が設定されているのかちゃんと理解しなくてはなりません。

ヤマネコの注意看板はいくつか種類がありますが、動物注意標識にもヤマネコが描かれています。

まるで海老のようにピョーンとした姿で、本当にこんな感じで勢いよく飛び出してくるのか？とも思いつつ、インパクトはあります笑

実際にロードキルが起きた現場には、このような看板も立っていました。
2025年8月2日は、訪れた日の2カ月前ほど。直近でも事故があったんだなと痛ましく思います

この日は大原に泊まり、夕食には居酒屋でイノシシのチャンプルーをいただきました

竹富町といえば、星空の美しさも有名です。
この夜は豊原を抜けた先にあるさとうきび畑まで走り、一面の星空を眺めました！

翌朝は大原港のフェリーターミナルへ。
竹富町のゆるキャラ「ピカリャ～」がお出迎えしてくれています笑

この「わーりたぼーり」というのは「ようこそ」という意味ですが、同じ竹富町でも島によって微妙に言い回しが異なるのが面白いところです

港にあるお土産屋さんで、こちらのシャツを見かけて購入。
イリオモテヤマネコなど島固有の動物たちと共に、"keep wildlife safe" と描かれています。
西表島ではこのシャツを着て安全運転を心がけることにしました笑

その他ピカリャ～のぬいぐるみやイリオモテヤマネコのパペットをお土産に買っていきました笑

大原を出て県道を北へ進み、島の北岸へ。

沿道には美しい海が広がっています。

こうした海沿いの河口部にもマングローブ林があるのが特徴的です。

休み休み2時間ほどかけて、北西部の上原港に到着！

上原では2泊し、星砂の浜や、同じ島内ながら船でしか行けない船浮集落、上原港の沖合にある鳩間島などを巡りました！
その様子は続きの旅行記にてご紹介します（近日公開予定）