アラコキが 世界一周航空券で行く ぶらり途中降機の旅 ㉛　ヘルシンキの『かもめ食堂』で🍙を食べよう

2025/04/24 - 2025/04/25

ヘルシンキの街をちょっとだけブラブラします。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

まずはフェリーでタリンからフィンランド湾を渡ってヘルシンキへ。
バルト三国の旅もこれで終わり。

早朝のタリン ハーバー ターミナル D
気温は4℃、小雨も降っていて とても寒い。

ヘルシンキ行きの FLiXBUS は来なかった。
バスを待っていた者がもう一人、　若い男性。
彼がスマホを見せながらしきりに尋ねてくる。　チケットのフラグは既に “As Scheduled” から“On Time” に変わっている。　スマホの中でバスは出発していた。

ヘルシンキ 西ターミナル 船系

2人はチケットの地図で示された、文字通りピンポイント📌で待っていた。　でも2人だけと言う時点で何か変だなとは思っていたのだ。
彼は待つと言う。この寒い中‥

ワシは “Good Luck” と言い残してフェリーチケット売場へと向かった。

普通この区間は直にフェリーに乗り、バスなど使わない。　ただ、遠い町から来たバスが、ヘルシンキのバスターミナルへ向かう途中で余剰席を安く提供する場合がある。　今回は文字通りそれに便乗したと言うしだい。
そん場合はバスに乗ったままでフェリーに乗船することになる。

安物買いの銭失い、まあ仕方ない。

後発のフェリーに乗る。　3時間のロス。　それほど影響はないだろう。

乗ったことはないけれど、日本の沿岸、近海航路のフェリーよりはデカいと思う。

早朝の便でないせいか、ラウンジは空いていた。
船は全く揺れない、海は穏やか。　Free-WiFi で旅行記を書きながら時間を潰す。

2時間の船旅。　フェリーは定刻でヘルシンキのハーバー・ターミナル 2 に着いた。

ボーディングブリッジを渡って下船。

フェリーターミナルを出た先に市内行きトラムの電停がある。先ずはここで切符を購入。

交通機関の運賃はゾーン制。ゾーンを跨ぐ数で金額も増えてゆく。市内中心まではゾーンAB。
これを知っていれば券売機はそれほど難しくなく、画面の流れに従って買える。クレカタッチOK

皆んなと一緒にトラムに乗る。トラムの路線表示は［7T］。皆んなが乗るから大丈夫だろう。

ヘルシンキ 西ターミナル２ 空港

しばらくしてヘルシンキ中央駅前を通過。ウクライナの国旗が掲げられている。

GPSを見ながら終点の少し手前で降車。

電停から歩いてすぐのウスペンスキー大聖堂へ。
光る玉ねぎがいっぱい。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

今回の旅で、初めてロシア正教会の中が撮れた。祭壇にはイコンが並ぶ。

更に少し歩いて ヘルシンキ大聖堂へ。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

工事中なのは知っていたので、このドームを見れただけで良しとする。

さて、港のマーケットまで来てみたら、　残念ながら食料品売場はすでに終了。

マーケット広場 (カウッパトリ) 市場

フィンランドのかもめはでかい。

きっと毎日ここで美味い物に ありついているのだろう。

ワシもオールドマーケットホールで美味い物探し。

オールドマーケットホール その他の店舗

中は統一させたデザインのブースが並ぶ。
屋根付きの屋台村と言った感じだ。

少しずつ、アラカルトでお惣菜盛り合わせを作りたいけど値段はkg単位。

これが気になって

オーダー

スモークした鮭のヒレ。なので食べるところはほんのわずか。鮭の手羽先と言ったところか。
でも鮭の皮好きにはたまらない燻製の風味。もう少しカリカリに焼いたら更に美味かっただろう。　ご馳走様でした。

エスプラナディ公園を通って

エスプラナーディ公園 広場・公園

宿にチェックイン。　荷物を下ろして再び街へ。

ザ ヤード ホステル ホテル

アカデミア書店に入ってみる。

アカデミア書店 専門店

明るい空間。

残念ながら2階のカフェは満席。なので写真も撮れず。
年配の方々がのんびりとお茶を楽しんでいた。

以前、四ツ谷のビア・バーのカウンターで席が隣り同士になったフィンランドの男性が「ノキアとムーミンが有名です」と教えてくれた。
日本では「フィンランドでは歯医者になるな」と言われていると返すと、彼は ぽかぁ～ん。
キシリトールが通じなかった。

図書館が見たくて角を曲がったら いきなりこのフォルム。

全景が見たくて離れて撮り直す。　外壁は全て木材、モチーフは何なんだろう？

オーディ ヘルシンキ中央図書館 観光名所

一階はカフェ・レストランや

チェスコーナー

2階は思い思いにくつろげる階段席

この発想がすごい。

3階には書棚が並ぶ。　天井の丸窓からの自然光。　照明はどうなっているのだろう。

コンセプトは、人々が交流するリビングルーム。（Wikiより）
国民一人あたりの読書量が世界一で、図書館利用率も世界一だとか。

図書館を後にして、「かもめ食堂」へ向かう途中で見つけた教会。
木々の芽吹きはまだなのか。ヘルシンキの春は北海道よりも遅いようだ。

ヨハンネス教会 寺院・教会

かもめ食堂に到着

ラヴィントラ かもめ 和食

フィンランドのかもめはでかい

この窓から強面のおばさん2人ににらまれたら、さすがにギョッとするかも。

グッズもあるようだ。

フィンランドの水道水は飲めるし、とても美味しい。
メニューから かもめ食堂セット（←うろ覚え）をお願いする。

とりあえず 🍺

久々の和食が嬉しい。　🍙 は鮭と鰹節。　願わくば味噌汁を豚汁にしてほしかったが、贅沢は言えない。
皮が厚くて蒲焼には不向きな西洋うなぎ。でもしっかりと香ばしい炭の香りが着いていて、工夫の跡が感じられた。

デザートは平たいシナモンロール。緑茶ではなくコーヒーでお願いした。

🍙 も食べたし、後半戦も頑張ろう。ご馳走様でした。

かもめ食堂と同じ通りには、ライバル店のおにぎり屋さんもあった。どちらも日本食ブームの波に乗ってほしい。

ヘルシンキ中央駅

明日はここから早朝出発なのでホームや券売機を下調べして‥

ヘルシンキ中央駅 駅

宿に戻って、今後の予定を練り直す。大雑把な予定しか組んでないので毎日が行き当たりばったりで、ネットの情報は欠かせない。

　ワルシャワへと続く

この旅行記へのコメント （6）

• picotabiさん 2025/05/09 14:24:01

  体験してほしかった

  ワタシも冒頭のバスの件、ええ?? となり3回も読み返してしまいました。
  青函トンネルができる前の貨物列車・・ええー 同じバスに乗りっぱなし??
  体験してほしかったなぁ・・ってすみません、青年は乗れましたかね。
  でも誰もいないとやっぱりおかしいって思いますよね。
  
  ひさびさの日本食の写真、こちらも味噌汁みたら胃がきゅーーっとなりました。
  後半戦がんばってください
  
  ぴこたび

  エフサさん からの返信 2025/05/09 20:45:26

  Re: 体験してほしかった

  説明不足ですいません。本当はバスごと船に乗りヘルシンキへ渡る運用を実際に見たかったと言うのもあったんですよ。
  
  青函連絡船は物理的に「上野発の夜行列車降りた時から　札幌駅は雪に中」って言う運用は可能で、実際に企画もされました。でも非常時の脱出の面でどうしても解決できない問題があってボツになりました。
  
  ヘルシンキ～タリン間を列車に乗ったままフェリーで海を渡るのを以前TVで見た事があります。今でも運用されてるのかな？
  またドイツからコペンハーゲン行きの旅客列車も同様にフェリーで渡していました。今はどうなんでしょう。
  
  コペンハーゲンは一見ユトランド半島でドイツと陸続きと思われがちですが実は島にある街。
  今回コペンハーゲンから列車で橋を渡り、スエーデンに行ってきました。と言っても30分の旅ですが。

• フィーコさん 2025/05/07 13:58:33

  かもめ食堂

  エフサさん　こんにちは。
  
  スイス在住の日本人の方が
  かもめ食堂セットを食べて美味しいと喜んだそうなんですが（30ユーロ超え？）
  経営の方が言うには
  最近日本人が来ても
  おにぎり1個だけしかたのんでくれないと嘆いていたそうです。
  
  フィーコ

  エフサさん からの返信 2025/05/07 18:27:10

  Re: かもめ食堂

  すいません、値段の方は忘れてしまいました。€30したかなぁ？　バルト三国の物価が安かったので、北欧はより高く感じますね。
  聖地巡りはただその場所にいるだけで満足してしまうし、かもめ食堂＝おにぎり＋シナモンロールですもんね。
  小説の中でも おにぎり は主人公にとって とても大切な存在ですから、聖地巡礼者も おにぎり 一つで十分感慨に浸れるのかもしれません。

• さとぴ。さん 2025/05/07 07:28:21

  フィンランドのかもめはでかい。

  エフサさん、おはようございます。
  
  『ヘルシンキ行きの FLiXBUS 』とはなんですか。
  もしや陸路で行くバスがあるのですか。
  フェリー以外に考えれなかったので衝撃でしたー！
  わたしも「かもめ食堂」でおにぎり食べれば良かったです。
  おいしそーー^_^
  
  さとぴ。
  

  エフサさん からの返信 2025/05/07 08:08:03

  Re: フィンランドのかもめはでかい。

  言葉足らずで分かりにくくてすいません。
  実際のバスでこんなのがあります。
  
  18:30 Warsaw, Bus Station West
  　　　　↓
  　　　　↓ 途中リガやタリンも経由
  　　　　↓移動時間20時間40分
  　　　　↓
  16:10 Helsinki, Bus Station (Kamppi)
  
  海の上はフェリーの中です。ヘルシンキのバスターミナルは市内中心近くにあります。
  そこまで行くのに乗り換えなしでずっと同じバスの同じシートに座りっぱなしでワルシャワからヘルシンキの中心まで行けます。
  
  イメージとしては青函トンネルができる前の貨物列車と同じですね。
  
  かもめ食堂はそろそろ日本食が恋しくなる頃だったので、ありがたかったです。ヨーロッパ人と思しき女性2人が店内で感激しながら写真を撮っていたので、あの映画は外国でも見てもらえていて、いまだに聖地巡りしてくれてるんだなぁと嬉しくなりました。