2024/05/23 - 2024/05/23
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kirinbxxさん
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リスボン2日目です。
リスボンは歴史ある街なので、中心部にも沢山の見所がありますが、私たちはまず郊外へ出かける事にしました。
この日最初の目的地は、リスボンから西へ28kmほど離れたシントラです。中心部が乾燥した亜熱帯性気候であるポルトガルにあって、低いとはいうものの山々の中であり、なおかつ海岸も近いということでポルトガル王室の絶好の避暑地となっていた場所で、1995年に「シントラの文化的景観」として世界遺産に認定されました。
私たちはこの地区の目玉といえるPalácio da Pena、ペナ宮殿の入場券を予約購入してありました。
そしてここで私たちは大失敗をしでかしたのです。
教訓:時間予約制のチケットを購入するときは、面倒でもサイトの説明をちゃんと読みましょう。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リスボンのホテルは、ビュッフェの朝食付きでした。朝早かったので先客はなし。
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パンと飲み物の種類が豊富。
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kirinはいつもの朝食とほぼ同じ。久しぶりにこの太いキュウリの登場です。クロワッサンは日本の大手が作っているようなタイプでした。
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本日は、UBERでタクシーを呼んで出発です。
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ガソリン1リットルで1.66ユーロ=2.75豪ドル=275円。これはアデレード価格になれてしまった私たちでも、さすがに衝撃の価格です。
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32㎞の距離ですが、市街地での渋滞もあったため1時間ちょいかかって到着、料金は25ユーロでした。
宮殿がある国立公園の入り口に到着。すでに沢山の観光客がいます。この入り口で、チケットの確認が行われました。ふんふん、9時30分の入場券ですね、みたいな感じであっさりと通過。 -
公園を入ってすぐのところには小さなバスがいました。公園入り口から宮殿までは坂ですから歩くのが難しい人達が利用するようです。有料で予約も必要とのこと。
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私たちは当然、徒歩です。木陰の坂道を休み休み、登って行きました。
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こういうのを見ると、もう少し頑張って歩こうという気になります。
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チケット売り場や売店、トイレのあるところまで辿り着きました。宮殿というくらいだから中も広そうですから、トイレに行っておきましょう。
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のんびり、ぶらぶらと歩いて宮殿入り口へ向かいました。
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宮殿入り口には行列ができています。ここでもう一度チケット確認ですね。「これは公園のチケットで宮殿のではありません」と追い返されている人も。私たちもチケットを用意して、係員に渡しました。
「あ、これ、もうだめです」
「は?」
「これは9時半入場のチケットですが、もう過ぎてます」
「え?え?え?」
まぁ、こんな感じのやりとりがあり、判ったのは予約時刻は「公園入場」ではなくて「宮殿入場」の時刻で遅れると入場できず、チケットを買い直すしかない、ということでした。 -
なんたること!聞いてないぞ、そんなこと!
それならそうと、公園入り口で「急がないと間に合わないよ」とか「9時30分までに宮殿入り口についてね」とか言ってくれればいいものを・・・・。いやいや、そもそもそういうシステムだと予約した人が知らんてのはどないなっとんねん!などと胸中で毒づきながら、ぷーっと膨れて坂道を下るばーさんが一人。
いや判ってるのです。全部任せっきりにして、調べもせず、確かめもせず、ぼーっとついてきた自分がいけないことくらいは。 -
チケット売り場で買い直そうとするも、午前中はもう売り切れ、1時半の分しか残ってはいませんでした。さすがに公園内で3時間半もの時間つぶしは無理・・・・仕方ない、宮殿内見学は諦めることにしました。勿論、払い戻しはありません。高額ではなかったのがせめてもの救い。
後に公式Webサイトを確認すると、トップページにちゃんと書いてありました。
「Palácio da Pena: visita ao interior apenas com data e hora marcada, indicadas no seu bilhete; não existe tolerância de atraso」(ペーナ宮殿: チケットに記載されている日時を指定して内部を訪問してください。遅延は許容されません)
別のページにはとても詳細に、親切に、予約時刻は宮殿入場時刻であること、公園入り口から宮殿までは30分ほどかかること、上の方にも見所があるので早めに行っても困らないこと、などの説明が・・・・これを読んでいさえすれば・・・・
かくして、シントラのペナ宮殿訪問は大失敗に終わったのでした。 -
仕方ないので、気を取り直して・・・
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城ではなくて宮殿、となるとこういう場所も「見張り」のためではなく、景観を楽しむためのものでしょう。
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面白い形をした見晴らし台の先に広がる絶景。
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人が常駐するにはちょっと狭すぎますね。やっぱりこれは単なる見晴らしを楽しむための場所なのでしょう。
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標高529mの高台からの光景です。
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宮殿を発注したポルトガル王配フェルディナンド2世が好んで見ていたのは、こちら。8世紀にこの地を占領したムーア人が建てたという城塞の後です。ポルトガルにも怒ったレコンキスタにより、1147年にキリスト教徒によって落城、放置されて廃墟となったとか。
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その佇まいが大変気に入ったフェルディナンド2世は、わざわざ城壁の一部だけを修復して自分の宮殿の「敷地内」の見せ場にしてしまいました。
ここも訪問できるそうですが、今回はパス。やはり宮殿内も見たいので、セットでまた来ることにしましょう。 -
もともとは修道院で、マヌエル1世によって聖ヒエロニムス修道会に寄贈され、長い間「小さく静かな瞑想の場」だったそうです。18世紀には落雷で被害を受け、さらに1755年のリスボン大地震でとうとう廃墟となってしまいました。
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しかし、礼拝堂は奇跡的に大きな被害を免れ、今もその姿をとどめています。
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ステンドグラスもありました。
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こちらのステンドグラスはポルトガルの歴史上、重要な王や王子が描かれていました。
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廃墟となったこの地に、こんなものを建てたのは1836年、マリア2世女王と結婚し、王配となったフェルディナンドでした。ザクセン=コーブルク=ゴータ公爵家という、芸術教育に熱心だった家に生まれ、ドイツ語とポルトガル語を含む7カ国語を話したという彼は、ポルトガル到着後すぐにシントラに惚れ込み、私財を投じてこの地を手に入れ、自分の思うがままに王家の住居を建設させたのでした。
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フェルディナンドはみずから水彩画も描き、国内の多種多様な芸術家のパトロンとなって「芸術王」という異名をとった人物でした。
従兄で、同じように自分の趣味でノイシュバンシュタイン城を建てたルードヴィッヒ2世とはちがい、ポルトガルの王政はまだ安定していたため、フェルディナンドも、その後継者たちも夏の休暇をここですごすことができました。 -
しかし、1908年に国王と王太子が暗殺されたポルトガルは、1910年に共和国となり王政が廃止されました。最後の王妃はここでその知らせを聞いて直ちに宮殿を出て、他の王族と合流して英領ジブラルタルへ亡命しました。そのため、この宮殿が内戦などによって破壊されることはなく、今もその姿をとどめています。
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さて、それでは次の場所へと移動です。名残惜しく振り返ると、いっそう青さを増した空に赤い壁が美しく映えていました。
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