2024/05/23 - 2024/05/23
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kirinbxxさん
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シントラは大詩人バイロンに「この世のエデンの園」と言わせた程の場所で、辺り一帯が世界遺産登録されているだけあって、見所は沢山あります。
次の目的地は、ポルトガル有数の博物学者・収集家・愛書家・文芸愛好家などいくつもの肩書きを持ち、「大富豪モンテイロ」あだ名されたという人物がイタリア人建築家と作り上げた夢の国です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ペナ宮殿の外部を見学した私たちが次に向かったのは、ブラジル系ポルトガル人実業家ががイタリア生まれの建築家と築き上げた夢の場所です。彼の名はアントニオ・アウグスト・カルヴァーリョ・モンテイロ(1848 ~ 1920)、富裕な家に生まれ、ポルトガルで教育を受けたあと家を継ぎ、コーヒーと宝石を商ってさらに財を増やした後、ポルトガルに移住しました。
3㎞を歩くのは嫌なのでまたまたBolt.を利用、20分弱乗車のあとはてくてくと。 -
この舗道の装飾が美しい。
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趣のあるデザインですが、通用門なのでしょうか。
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Quinta da Regaleria、日本語では「レガレイラ宮殿」という名の施設に到着しました。5歳までと80歳以上は無料、17歳までと65歳以上のシニアが7ユーロ、一般は12ユーロというリーズナブルな入場料です。
レガレイラという名前は、元の持ち主だったレガレイラ子爵夫人にちなんでいます。Quintaは、ポルトガル語で「土地」を表す伝統的な言葉だそうです。 -
ここもやはり自然に満ちあふれていました。1892年にこの場所を買い取ったモンテイロは、ポルトガル有数の博物学者で、世界で2番目に大きい鱗翅目昆虫のコレクションを持ち(1番はウォルター・ド・ロスチャイルド男爵)、リスボン動物園の設立に関わっていました。そういう彼の興味がこのような自然に溢れる別荘を整備する動機になったのでしょうか。
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アフリカ原産のZantedeschia aethiopicaという植物です。いつ頃持ってこられたのでしょう。
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わが家にも沢山ある、お馴染みのアカパンサス。他にも、小径沿いに沢山の花が植えられていました。
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日本人からすれば、これだけで立派な一軒家ですが、単なる使用人が使っていた「小屋」なのだそうです。
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もう少し歩くと見えてきたのがこちら。
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なるほど、これは「別荘」ではなく「宮殿」の名が相応しい堂々たるものですね。ゴシック様式のバリエーションであるネオマヌエル様式だそうです。モンテイロはまた有名な愛書家だったそうで、昆虫学に関する書物を600冊以上、そしてポルトガル最高の詩人カモインスの作品のコレクションを持っていました。
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チャペルの尖塔が空の青と木々の緑によく映えています。これらの建物は子爵夫人が持っていた時代からのものに、イタリアの建築家ルイジ・マニーニが手を加えています。
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どの建物にもある彫刻類はどれも見事です。
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施主が多彩な趣味と嗜好の持ち主だったためか、そういう時代だったのか、建築様式も入り交じっているし、彫刻のモチーフもいろいろです。
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このあたりは伝統的なタイプのキリスト教美術です。
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天上の装飾も非常に凝った物でした。
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こちらは・・・
テンプル騎士団の「力と勇気の象徴」です。テンプル騎士団といえばヨーロッパのミステリーや歴史小説に頻繁に登場する「神秘的な騎士団」で、フリーメーソンもその出自だと主張してきました。モンテイロさんはフリーメーソンのメンバーでもありました。 -
さて、行列が見えてきました。
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Poço Iniciàtico、英語だと Initiatic Well と呼ばれるところへ入場するための行列です。ここの見学がここのメインアトラクションです。日本語では「入会の井戸」「入信の井戸」などと紹介されています。
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まだバカンスシーズンではないので、行列もこの程度で済んでいます。地中に27m沈んでいる地下塔、螺旋階段で降りていきます。
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地中に27m沈んでいる地下塔で、らせん階段を降りていくのです。下に降りて行くにつれて、人々の話し声や、時たま何かを落とす音が反響しはじめました。この場所が作られた目的について確たる証拠はありませんが、モンテイロがフリーメーソンであったことからその入会儀式が行われていたという説があります。(という話を読んでもそもそもフリーメイソンについて詳しくないので今ひとつピンと来ませんが)
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下まで降りて上を見上げるとこんな感じ。
別の説では「ダンテの神曲の9つの階層を表すために設計した」というのがありますが、これまた神曲をちゃんと読んでいないので・・・・
ちょっと感動的なデザインであることに異論はありません。 -
ご対面~
内部もざっくりと見学して愉しい時間を過ごしました。 -
あっという間に昼を過ぎ、お腹もぺこぺこ。お昼を食べようとシントラ駅方面へ。有名観光地だけにお店の数はそれなりにあるのですが、14時にもなると昼営業は終了間近のところも。その中で見つけたのがこちら。
タージ・パレス。世界中に何軒同じ名前の店があるんだろう、と思いつつ入店。何しろここはポルトガル。インドとの縁はとても長く、深いのだから間違いは無いはず。(ちなみに住んでいる南オーストラリア州アデレードでもインド料理はまぁ間違いがありません) -
2階もある広めのインド料理店です。夜はここでファドのライブもあるそうです。
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Chicken Tikka Masala お馴染みのチキンカレー。
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わが家のお気に入り、Lamb Vindaloo、スパイシーな子羊のカレーです。どちらもホットにしてね、とお願いしました。
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そしてお店でインド料理を食べるときには欠かせないガーリックチーズナン。
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最初にSuper Bockを2本頼んだのですが足りない。ということで追加したのがこのビール。モルソン・クアーズという英国の会社が「カレーとの相性を求めて造った」というプレミアムビールですね。てっきりインドのビールだと思っていたら、「インド系英国人」が英国で1989年に立ち上げた醸造会社だそうです。曰く「カレーとの相性を追及し、炭酸ガスを和らげ、ラガーの軽やかさ・爽やかなのど越し、エールのような滑らかさ・華やかさを併せ持つビールとして作り上げたプレミアムビール、それがコブラです。」
ビール3,カレー2,ナン2、これでたったの33.5ユーロ。ポルトガル、いいとこじゃ。
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