2024/05/20 - 2024/05/20
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kirinbxxさん
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長い旅路を経て到着したポルトの街は、噂に違わぬ美しい街で、噂に違わぬ坂の街でした。でも、バスが沢山走っている上に、Boltという便利なタクシー配車システムがあるおかげで、シニアの私たちでも割と楽に街歩きを楽しむ事ができます。
誤算だったのは、どこもすんなりとは入れないこと。著名な見所は基本的に行列に並び、見学予約を取る必要があります。そのため、「次に予約しているところにに行くまで、少し時間が空いたからふらっと入ってちょこっと見て」ができません。結局ボルサ宮のあと、狙った教会の見学は断念することに。
さて、この日の昼食は、日頃の鬱憤を晴らすべく海辺の街で。そのあとは世界に名高い銘醸ワインとのご対面です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
お昼は少し離れたところへ行く予定なのですが、ちょっと時間がある。どこか入場観光できるところへ行こう、と街を少しウロウロ。東南アジアでお馴染みのトゥクトゥクも、ここポルトでは電動のようです。
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人の身長くらいの高さのゴミ入れ。ポルトの市街地には一軒家なんてなく、殆ど全てが集合住宅です。オーストラリアだと集合住宅もそれぞれ専用のゴミ箱があるのですが、これだけ密集しているとそれも無理なんでしょう。巨大な箱が街のところどころにあり、近所の人達が捨てにきています。
さて、これをどうやって回収しているのか・・・ -
ポルトの街はあちらこちらで工事中。
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行ってみた有名どころは、入場まで40分待ちとか、1時からのツアーなら参加できるとかで、都合にあわず。ということでバスに乗ってお昼を食べに出かける事に。
ポルトカードがあるので公共交通機関は乗り降り自由なので楽ちんです。お目当ての500番二階建てバスが到着。 -
窓際はふさがってましたが、ともあれ席を確保。
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500番のバスは、Museu do Carro Elétrico(トラム博物館)から、川沿いを通り、海岸線に出て北上するルートを走っていて、乗ればまるで観光バスで車窓観光をしているような気分を味わえます。
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Parish Church of Massarelosという教会の前を通りました。なんと見事なタイル装飾でしょう。ポルトのこの見事なタイル装飾は「アズレージョ」と呼ばれています。次回来たときは、表のファサードや内部も見学しなくては。この教会建設にあたって多くの資金を提供したのは、エンリケ航海王子も関わった、難破から生還した船員達の組合だそうです。なるほど、で、この絵柄なんですね。
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橋もちゃんと見えました。
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やがてバスは太平洋岸沿いの道路へ。
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立派な騎馬像が・・・と見ていたら突然バスはストップ。下から大きな声も聞こえます。上にいたのは全員が観光客で、なんだかわからないけど下へ行くと、全員降りるように言われてしまいました。えーーー、と思ってたのですが、なんてことはない、終点だったんですね。すぐ近くにCastelo do Queijoがあるらしい。
そしてこの立派な騎馬像は、ジョアン六世、波瀾万丈の人生を送った王様ですね。 -
目的地は近いので、ぶらぶらと歩きます。このあたりもまたあちらこちらで工事中。ここはかなり大きな建物ができそうです。無粋なビルが増えるのは観光客には嬉しくないですが・・・・
さて、この日のお目当てはMatosinhosという海辺の小さな町です。何があるかといえば・・・ -
魚介が食べられるレストランです。
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それも売り物がグリル、塩焼きという・・・・
オーストラリア、それも地方都市に住んでいて「新鮮な魚の塩焼き」を食べる機会などない私たちにとってはこの上もないごちそうです。 -
ちょうどお昼時のためもあってか、どの店も満員御礼状態です。とあるレストランの大きな生ゴミ入れには虎視眈々と・・・・・
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困るのは殆どの店の店員にやる気がないこと。「席、あいてないかなぁ?」と店をのぞき込む客なんてまったく無視。黙って並んどけという雰囲気。その中で珍しく外にいる客に声をかけているおじさんが・・・ということでこのお店に決定。
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では落ち着いて、魚を焼くところを見学させてもらいましょう。声をかけると、グリル担当のおじさんが「いいよいいよ!写真撮ってね」とよけてくれました。
魚を大胆に捌いて、塩と胡椒をかなり大胆にふって焼くだけですが、それがいい。今どき日本でも自分の家で魚を炭火で焼くなんてなかなかできないでしょう。わが家は焼いても何の問題もないんですが、そもそも焼くべき新鮮な魚がない・・・・ -
席の用意ができたよー、と言われて中へ。こんな感じにセッティングされていました。突き出しなどは食べれば有料、いらないと言えば下げてくれます。
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なにはともあれワインを。地元の白ワインをグラスで、とお願いしたら出て来たのがこれ、Almotriga Douroです。気軽に飲める価格の、なんてことはない、そしてよく冷えた白ワイン。ふと店内を見回すと、ボトルでワインをとっているお客が多いのにびっくり。
わが家は午後も忙しいので、グラスで頂きました。 -
魚が焼けるまでの間に野菜を補給。ごく普通のサラダですが、きりっと冷えていて美味しゅうございました。
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お待ちかねの鰯。はぐはぐはぐ。むしゃむむしゃむしゃ。
あっという間になくなりました。 -
そしてこれ、海洋国家ポルトガルの国民食らしい、アローズ・デ・マリシュコ (Arroz de Marisco)です。海の幸のリゾット。ヨーロッパではあまりお目にかかれない「熱々」で出て来たので二人でびっくり。しかもなかなか冷めない。旨味をたっぷりと吸った御飯の美味しいこと。
しかし、このイモは・・・・・いや、ジャガイモ、二人とも大好きなんですけどね。。。 -
あれっぽっちの鰯ではまったく満足できなかったので、焼き魚を追加。これもまたはぐはぐはぐ。
デザート?と聞かれましたがとんでもない。もう満腹ですよ。 -
帰りはBoltでタクシーを呼んで中心部へと戻りました。ドゥエロ川沿いってどこからどう見ても絵になるんですね。向こう側(北)はポルト市、こちら側、ドウロ川南岸をヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)という市だそうです。あ、別の市なのか・・・・
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さて、この日の午後はこの美しい街の名を世界に響かせている特産品の製造場所を見学することにしていました。
それはポートワイン。「ポルトガルの宝石」とも称され、世界3大酒精強化ワインに数えられる甘口のワインです。甘口なので、普段わが家では買う事はありません。でもせっかくポルトに来て、その名のついた特産ワインを素通りするなんて・・・・カレム 文化・芸術・歴史
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昔、アル・ドウロ地区で栽培された葡萄は9月に収穫され、絞られて樽に入れられて冬を越し、その後このような小舟でこの地域にある醸造所まで運ばれていたそうです。ラペーロと呼ばれるこの舟は今ではポルト観光の広告塔として、多くのメディアに登場しています。
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大航海時代が終わり、苦境にたったポルトガルの経済を支えたもの、それはポートワインでした。18世紀初頭には国際的商品となっています。1703年のメシュエン条約でイギリスはポルトガル産のワインにフランス産のワインよりも3分の1安い関税をかけることになり、ポルトガルはワイン輸出国の地位を確立しました。今もこの地で生産されるポートワインの最上質品は殆どが英国で消費されています。
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最初から英国のためにあったようなものですから、ごく初期から英国の資産家がこの地に醸造所をつくりました。もちろん、ポルトガル王国も黙ってみていたわけではなく、宰相ポンバル侯爵も葡萄栽培会社を設立したりしたのですが・・・
今ではこのCALEMが「著名ポート・メーカーで唯一、ずっとポルトガル人所有」とのこと。 -
ショップには沢山のワインが並んでいます。
私たちが参加したのは、20ユーロのプレミアムワイン3杯のテイスティング付きガイドツアーです。英語の他には、ポルトガル語、スペイン語、フランス語というのはここだけではなく殆どの観光地と同じでした。 -
これがポートワインの故郷、ポルトガル北部にあるアルト・ドウロ地区です。EUでの法律では、この地区で栽培されたブドウのみでつくられた酒精強化ワインだけがポートを名乗ることができます。私たちが住むオーストラリアではお構いなしにポートと呼んでいて人気がありますけど。
そういえば赤玉も今では「赤玉スィートワイン」に変わってますね。 -
ポートワイン、といっても実はいろんな種類があります。知りませんでした。甘いワインって、フォアグラを食べるとき(それほど好きじゃないので滅多に食べない)一杯だけ貰って飲むくらいなもので・・・・
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CALEMでは、白、ルビー、トーニー、ロゼと分類しています。そういえばトーニーってオーストラリアでよく見かけます。
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なるほど、こういう位置にあるんですね、ドウロ渓谷って。次にポルトガルに来たらリバークルーズなんて良さそうです
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大きな樽を前に、説明を聞きます。わが家には見慣れた光景ですが、ワイン蔵を訪ねるのは初めてという人も多いようで、みなさん熱心に聞いていました。
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さて、いよいよ試飲のお時間です。こちらがティスティングルーム。
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試飲コースはいろいろあるので、長いテーブルにコースごとに別れて座り、説明を聞きます。
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私たちが試飲したのは、左から10年物のトーニー、ルビー、ホワイト。
なるほど、確かにいいポートワインです。特にトーニーが凄い。でも、甘いワインを一度にこれだけの量を飲むのは初めて。ちょっと辛いものがありました。それでも、やっぱり来て良かったと思います。何しろポルト、これが本当のポートワインですから。 -
ほろ酔い加減で、周囲を散策。ポルトの街でも有数の観光地、美しい物がいくらでもあります。この教会のアズレージョも見事。
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このSANDEMANも1790年創業のポートワインメーカー、ポルトガルの学生のマントと伝統的なアンダルシア型の幅広の帽子を被った男性のシルエットが有名です。創業者はスコットランドの銀行家で、今はポルトガルの別企業が所有しています。昔、「女子の入門用ワイン」と持てはやされたマテウス・ロゼの醸造元と同じグループです。
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おや、ここにもいますね。
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お天気も良く川縁でのんびりする人達も。
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CASA PORTUGUESA PASTEL BACALHAU
なんという大げさな。。。。
干し鱈のコロッケってそういう食べ物ですか? -
・・・・ひょっとしてここは、世界一美しいとかいう書店?と思いそうな内部ですが、奥にあるものは・・・
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本当に鱈のコロッケを売るお店でした。
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昔から、ポルトガルの代表的な食べ物というのは知ってましたが。。。
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その場で揚げたてが買えたり、綺麗なラッピングをしてもらえたり、観光客には人気のあるお店のようでした。
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同じ並びにあるお店に入ると・・・
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びっしりの缶詰、どれもこれも皆、見ても楽しいデザインです。
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そう、今度は鰯。オイルサーディンの缶詰なのでした。買いたい気はするけど、今からこんな重い荷物を増やす訳にもいかず・・・見るだけで我慢です。
この通りには美しく飾られた商店が他にも沢山あり、全部見て歩くと午後一杯かかりそうでした。 -
やはり人出の多い場所にはこれがつきものです。
ヨーロッパのパトカーは、国により、都市により、デザインがいろいろなので見ていて楽しいですね。
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