2024年 ギリシア＋2か国周遊 (22 days) =DAY 3= ～コリントス ⇒ ナフプリオン～

2024/04/19 - 2024/04/19

・4月17日：大阪 ⇒ アブダビ
・4月18日：アブダビ ⇒ アテネ ⇒ コリントス
・4月19日：コリントス ⇒ ナフプリオン
・4月20日：ナフプリオン ⇒ ミストラ ⇒ スパルタ ⇒ バッサイ ⇒ オリンピア
・4月21日：オリンピア ⇒ アテネ ⇒ ロードスタウン(ロードス島)
・4月21日～23日：ロードス
＊＊＊＊＊＊＊小旅行＊＊＊＊＊＊＊
・4月22日：ロードスタウン ⇒ リンドス ⇒ ロードスタウン

・4月23日：ロードスタウン(ロードス島) ⇒ イラクリオン(クレタ島)
・4月23日～25日：イラクリオン(クレタ島)
・4月25日：イラクリオン(クレタ島) ⇒ イア(サントリーニ島)
・4月26日：イア(サントリーニ島) ⇒ ミコノスタウン(ミノコス島)
・4月26日～28日：ミコノスタウン(ミノコス島)
＊＊＊＊＊＊＊小旅行＊＊＊＊＊＊＊
・4月27日：ミコノスタウン(ミノコス島) ⇒ ディロス島 ⇒ ミコノスタウン(ミノコス島)

・4月28日：ミコノスタウン(ミノコス島) ⇒ アテネ ⇒ スコピエ(北マケドニア)
・4月28日～30日：スコピエ(北マケドニア)
・4月30日：スコピエ(北マケドニア) ⇒ ソフィア(ブルガリア)
・4月30日～5月2日：ソフィア(ブルガリア)
＊＊＊＊＊＊＊小旅行＊＊＊＊＊＊＊
・5月1日：ソフィア ⇒ リラ ⇒ ソフィア

・5月2日：ソフィア(ブルガリア) ⇒ テッサロニキ
・5月3日：テッサロニキ ⇒ カランバカ/メテオラ
・5月4日：カランバカ/メテオラ ⇒ アテネ
・5月4日～7日：アテネ
・5月7日～8日：アテネ ⇒ アブダビ ⇒ 大阪 ⇒ 名古屋

エリア ナフプリオン(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヨーロッパ旅行なのに珍しく時差ボケなく、目覚ましの鳴る6:30まで寝ることができた。
メールを処理し、7:50に散歩へ出発。朝日を浴びるコリントス遺跡を柵の外から見学。

古代コリントス遺跡 史跡・遺跡

方角の関係もあり、昨日の夕日と違い、朝日を浴びるコリントス遺跡の方が美しいと感じる。

この後訪れる予定の丘の上のアクロコリントス。

コリントス遺跡の出口の脇から遺跡の全景を撮影。
その後、昨日も訪れたが閉まっていた坂の上の教会へ行ってみたがやはり閉まっていた。

古代コリントス遺跡 史跡・遺跡

ホテルに戻り、8:20にホテルの屋上で朝食。

かなりのボリューム。外固め、中サクサクのクッキーが美味しい！オレンジジュースもしぼりたてで美味しい。

そしてなんといってもヨーグルト。蜂蜜をかけて食べると絶品！！朝食後再びメールを処理して9:25にチェックアウト。予定よりも1時間近く遅れての出発となってしまった。

10分後の9:35にアクロコリントスへ到着。入口が封鎖されている？と思ったら迂回ルートがあり、無事中に入ることができた。

アクロコリントス 史跡・遺跡

こちらは第1の門。

地球の歩き方にもページ下部のMEMOのところに1文記載があるのみで、ネットで調べても公式サイトらしいものはなく、見つけたそれっぽいサイトもサイトによって記載の内容が違っていたが、第1の門にあった看板には8:30～15:30の営業で、1/1、3/25、イースターの日曜、5/1、12/25、12/26が休みとなっている。

古代コリントス遺跡と異なり、こちらは年中無料だが、こちらの方が広く楽しく景色も良い。

第2の門へ到着。

第2の門を抜けると・・・

・・・さらに城壁が広がっている。

逆光ながら手前に大きな城門、そしてその向こう、山の上にも建築物が見える。

城門へと続く道は石畳になっている。

第3の門へ到着。

第3の門を抜けたところに・・・

・・・アクロコリントス全体の地図がある。

目線を下へ向けると・・・

・・・トゲトゲの葉と日本では見たことのない紫の花を持つ植物が咲いている。

城壁に沿って歩いていると・・・

・・・隣の山の上にも・・・

・・・廃墟となった遺跡が見える！！

北側にはコリントスの町とコリンティアコス湾が見える。

アクロコリントス 史跡・遺跡

その中に昨日訪れた古代コリントス遺跡も見える。

その古代コリントス遺跡の中にあるアポロン神殿。

山の中腹にある小さな教会。

中に入るとまだ新しい木造の祭壇がある。

その奥には昔描かれた壁画が残っている。

さらに山を登り続ける。

見えてきたこちらの建物は・・・

・・・教会ではなくモスク。
メッカの方角を示すミフラーブが確認できる。
目線を上に移すと・・・

・・・天井部分は崩落している。

さらに上り続け、城壁沿いの断崖までやってきた。

方向転換し、今度は南へと向かう。
広場の中央には・・・

・・・小さな塔が建っている。

アクロコリントスの頂上が見えてきた。

頂上へ向かう途中の場所から見た南西方向の景色。

アクロコリントス 史跡・遺跡

その名の通り南西の塔と・・・

・・・その向こうには先ほど見た隣山の廃墟も見える。

上り始めてからちょうど1時間、10:35に頂上のアフロディーテの聖域へ到着。

ふもとから上ってくる途中でも既に景色が良かったのだが、頂上にあるアフロディーテの聖域から見る景色は360度のパノラマを楽しめる。ただしずっと蜂がいて羽音がうるさいのが難点。

頂上に向かう途中から見えた南西の塔へと向かう。

近くまで来ると遠くから見ていたよりもかなり大きな建物だとわかる。

人を入れるとこんな感じで高さは相当なもの。

先ほど訪れたモスク越しにコリンティアコス湾が見えるのだが、海の潮の境目がくっきりとわかる。

こうしてみるとかなり堅牢な城壁になっていることがわかる。

パノラマで城壁、モスク、コリンティアコス湾、アフロディーテの聖域を1枚に収める。

アクロコリントス 史跡・遺跡

東側からは入れず、ぐるっと回りこんで西側から南西のタワーに近づく。

ようやく南西のタワーの入口に到着。

この南西のタワーがアクロコリントスの敷地内で最も威厳のある建物だと個人的には感じたが・・・

・・・カバーに覆われていて最上部までは上れない。

南西のタワーを出て、入口へと戻った。

11:25に駐車場に戻る。今回のレンタカーはこちらのJEEP。

11:30にアクロコリントスを出発し、12:15ミケーネ遺跡へ到着。

ミケーネ遺跡 史跡・遺跡

世界遺産に登録されていることもあり、多くの学生団体が来ていた。

チケット売り場で自分の前のおばちゃんが揉めていて購入するまでに5分以上も待たされ、大迷惑。

ミケーネだけでなく、5つの遺跡の入場券がセットになったチケットを購入。3か所行けば元が取れる。

チケット売り場を抜け、チケットを見せて、いざ遺跡へ！

最初に出迎えてくれたのは・・・

・・・有名なこちらの獅子の門/ライオン・ゲート。

紀元前1350年頃に作られたとされる獅子の門。ミケーネ城砦の入口として敵から町を守る役割を担っていた。2頭のライオンは、ミケーネ王家の紋章だったと考えられている。

紀元前1350年頃に作られたにも関わらず、日本の戦国時代のように門を攻める敵を左右から攻撃する工夫が施されている城門ということで、日本よりも2500～2600年前に同じような仕組みを築いていたギリシア人の知恵に驚かれた！

獅子の門 史跡・遺跡

その獅子の門を抜けたところにあるのが、こちらの円形墓地。

円形墓地 史跡・遺跡

上から見るとその円形が綺麗に見える。

そこから坂道を登っていく。

丘の頂上部分は王宮として利用されていたが何も残っていない。

王宮の向こうにも遺跡は広がっている。

地下水槽へと続く階段。

その最深部は扉が閉まっている。

階段を下りたところから見上げると光が差し込み、古代遺跡のロマンを掻き立てる。

北門へ到着。内側から見ると門の上には2つの岩が乗っているように見えるのだが・・・

・・・北門を出たところから振り返ってみると門の上に乗っている岩が1枚に見える。

そして門の内側には天井部分と横の部分にくぼみがあり、何かあった際には内側からロックできるようになっていた！？

遺跡内にある考古学博物館。

昨日のコリントスに続き、本日はミケーネの考古学博物館を見学。

昨日のコリントスと違い、ここミケーネは世界遺産に登録されている。

その大きな要因の1つともいえる有名なアガメムノンのマスクのレプリカ。トルコのトロイの遺跡を発見したことで知られるハインリヒ・シュリーマンによって1876年に発掘された。

昨日のコリントスに続き、ギリシア版のスフィンクスの彫刻。

古代文字が刻まれた石碑。

ミケーネ遺跡のミニチュア模型。

考古学博物館を出て、すぐ近くのこちらの円形の建物へ。

紀元前14世紀に造られたというLion Tholos Tomb。直訳するなら獅子の円形墓。

当時の断面図はこんな感じで、昔は天井部分もあったようだ。

こちらから円形墓の中心へと向かう。

円形のお墓は中央で手をたたくと何重にもなって反響する造りになっていた。

その後、5分歩き、アトレウスの宝庫まで向かう。
断面図は先ほどの獅子の円形墓と同じ。

獅子の円形墓が天井部分含めて、大半が崩れていたのに対し、こちらのアトレウスの宝庫は完全な形で残っている。

アトレウスの宝庫 史跡・遺跡

長さ36ｍ、幅6ｍの通路を進んでいくと入口に到着。入口上部には重力を分散させるための三角形の空間が設けられている。

内部に入るとこんな感じで、高さ13.4m、直径14.5mの空間が広がっている。

天井が完全な形で残っているドーム部分。
駐車場へ戻り、13:34ミケーネを出発。

続いて向かったのはミケーネと同じく世界遺産に登録されているティリンス遺跡。

およそ30分後の14:03ティリンス遺跡へ到着。
こちらも世界遺産のはずだが、特にこれといった目玉もなく、ただの廃墟といった感じ。ミケーネ遺跡で買ったコンボチケットで入場。

ミケーネとティリンスの古代遺跡群 史跡・遺跡

遺跡はUpperとLowerの2つに分かれている。

こちらはLower。城壁と石組みがいくつか残っているのみ。

続いてUpperへ向かう。

Upperも基本的にはLowerと同じで石組みが残っているのみ。

Upperから見えた山の上に小さな教会が建っていた。

30分ほど滞在して14:38に出発した。

そしてここからが本日のハイライトかもしれない。

何がハイライトか？というと、Maps.meのナビ通りに進むと途中からすれ違うのも難しい1本道に出た。そのまま進むと道路が未舗装になり、かなりの山の砂利道。それでも途中までは先行車がおり、安心していたのだが、自分のナビとは違う、途中で今まで以上に険しそうな道へと先行車がルートを変えたため、すれ違いできない未舗装の細い砂利道を進むことになり、とても不安になった。

しかし特に何の問題もなく、15時半にエピダウロス遺跡へ到着。

ミケーネで買ったコンボチケットはは使えないのでエピダウロス単独のチケットを12ユーロで購入。

だいぶ雲行きが怪しく、空が暗くなってきた。まずは博物館へ。

壁に耳あり・・・の彫刻作品？

博物館は小さいのだが、遺跡から発掘された展示品が多数並んでいる。

古代ギリシアのワンピースでもあるぺプロスを着た翼のあるアテナ像。

彫刻の近くにはこのように作品の説明書きがある。

奥に進むと神殿の一部が復元されている。

さらに奥に進むと・・・

・・・アルテミス寺院の一部も展示されている。
中央上と右上の水色部分が・・・

・・・こちらの展示。

そのアルテミス寺院の上に建っていたと思われる3体の女神像。

石膏のアテナ像が・・・

・・・こちらの3体。いわゆるバトルモードのアテナ。

博物館を出たところにあるエピダウロス遺跡の地図。

エピダウロス遺跡の目玉とも言うべき円形劇場へ向かう。

かなり大きいのだが、トルコのエフェソスで街全体や図書館とセットで円形劇場を見ており、正直そこまでの感動はない・・・。
　https://4travel.jp/travelogue/11619476

世界遺産行き過ぎて感動が薄れていく問題。

贅沢な悩みと言えば贅沢な悩みではあるが、何とかしたい！

古代劇場 (エピダヴロス) 劇場・ホール・ショー

ちなみにトルコのエフェソスの劇場は2万4千人の収容に対して、こちらのエピダウロスは1万4千人。

円形劇場を後にして、古代遺跡へ向かう。

一部だけ神殿が復元されている。

古代のスタジアムもある。

円形のTHOLOSなる建物は工事中だった。

こちらがTHOLOSの説明。紀元前4世紀に建てられたものらしい。

THOLOSの奥に柱が並んでいるアバトンと呼ばれる聖なる仮眠所がある。当時はここで治療が行われており、病院というか診療所のような役割を果たしていたらしい。

アスクレピオスの聖地エピダウロス 史跡・遺跡

途中から雨が激しくなり、走って車まで戻り、16:40にエピダウロスを出発。

エピダウロスからの道はすべて舗装されていて、17:20にはナフプリオンへ到着したが、ホテル周辺で駐車できるスペースが見つけられず港の駐車場に停めて、ホテルまで歩いた。
そこからスーツケースを転がしながら17:45ホテルにチェックイン。

ディアス ホテル ホテル

港町の小さなホテル。

海外あるあるの変な日本語の貼り紙。

残念ながらバスタブはなく、荷物を整理して18:10に出発。

ホテルからすぐのパラミディの城跡へ向かうが、上りがかなりきつく、足パンパン！

途中にあったサボテンは落書きならぬ落削り。

サボテンの実がなっていた。

ナフプリオンの町並みが一望できる。その向こうには・・・

・・・ベネチア人が作った要塞が見える。

20分かけて入場締め切りの18:38にゲートに到着できた。

頂上からはナフプリオンの町と城壁を同時に眺めることができる。

パラミディの城跡 城・宮殿

サッカーコートのある陸上トラックも見える。

標高216mの丘に建つ17世紀から18世紀にかけて築かれた城塞。

パラミディの城跡内部はティリンス遺跡よりも・・・いやアクロコリントスよりも素晴らしい！

こちらを世界遺産に登録した方が良いのでは？と思ったりもするレベル。

上りは20分かかったが、下りは半分の10分ほどで下山できた。

ナフプリオンの町を散策。

雨上がりで地面に町灯りが反射してブーゲンビリアの赤も加わり、とても綺麗な町並み。

ホテルのフロントで教えてくれたタベルナでディナー。

スタッフド・マッシュルームとテンダーロインの豚肉、そしてオレンジエードを注文。スタッフド・マッシュルームはベーコンが詰められていて、トマトソースとチーズで焼いたもの。

テンダーロインも途中にトマトとチーズがあり、美味しい。

かなりのボリュームのテンダーロイン。

20時半退店し、向かいのお店で1リットルの水を購入。
そのまま夜のナフプリオンを散策。

パラミディの城跡も撮影し、20:40ホテル到着。

パラミディの城跡 城・宮殿

メールを処理し、24時半就寝。

今日は22.4km/28,394歩だったが、そこまで足痛くならなかった・・・。