メンフィスとナッシュビル　アメリカ南部（テネシー州）3泊４日ドライブ旅行 (2)

2022/08/26 - 2022/08/29

メンフィスにやってきて初めての朝を迎えました。開口一番に夫が「聞こえた？銃声？」熟睡派の私は全然聞こえませんでしたが、TVをつけたらローカルニュースでその真夜中の銃撃事件をやってました。私たちのホテルのすぐ隣でしたよ～。恐るべし、メンフィス！

朝食を済ませたら、さっさとホテルをチェックアウトします。この日の最初の目的地はエルビスプレスリーの家「グレースランド」です。メンフィス市内ですが、中心地のダウンタウンからは車で15分ほどのところにあります。

その後は同じテネシー州のナッシュビルへ移動します。210マイル（約340キロ）。車で3時間ほどかかります。午後はナッシュビルで街歩きを楽しみます。

もう一泊する予定でしたが夫の急な仕事が入り、急遽、翌日にはニューヨークへ戻ることになってしまいました。4日目はナッシュビルからニューヨーク郊外まで900マイル（約1,450キロ）を二人で交代しながら、丸一日かけて運転して戻りました。

旅行4日間中、正味の観光はたったの1日半ほどとかなりハードでした。最近ディープなアメリカがマイブームなので、それでも大変満足な旅行でした。アメリカは知れば知るほどに奥深く面白いので、アメリカ国内旅行がやめられないです。

エリア ナッシュビル (テネシー州) (アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝一番にやってきました。8月の終わりだというのに、朝から蒸し暑いです。

「グレースランド」はエルビス・プレスリーが1957年当時10万ドルで購入した邸宅です。現在は博物館も作られ一般公開されています。個人宅としては「ホワイトハウス」の次に訪問者数が多いそうです。年間平均60万人以上というのですから、びっくりです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

入場料ですが、いろんなカテゴリーがあります。博物館だけのものからVIPチケットまで、お値段強気の$49.74 ~ $202,00。

ここまできたので、エルビスのおうちは見て帰りたい。チケットは一人$82.00なり～。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

グループでシャトルバスに乗って、グレースランド邸へ行きます。個人オーディオガイドは貸してもらえます。これだけの値段ですから当然です。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

時間毎に中に入れる人数が決まっています。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

玄関のステンドグラスには、ちゃんとプレスリーのイニシャル「P」があります。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

玄関に入ってすぐ左側には。一人娘「リサ・マリー」の写真。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

右側には居間が二つ。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

白いグランドピアノとテレビ。テレビで時代がわかります。インテリアの趣味がちょっと派手っぽいですが、、。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

エルビスの両親の写真。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

玄関に入って正面に2階への階段。こちらは立ち入り禁止。エルビスは1977年にこの家の2階の浴室で亡くなリました。

全体的にセンスがケバケバしいですね。成金趣味っぽい。生い立ちを考慮すると仕方ないです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

玄関から左側が食堂。豪華なシャンデリア。ちょっと大きすぎません？

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

写真はエルビスの元妻「プリシラ」と娘の「リサ・マリー」

ここを訪れた2022年には「エルビス」という映画が上映されていました。映画の中に出てくる家のシーンがそっくりでした。でもここでロケしたわけではないようです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

キッチン。今だとかなり時代遅れの感じですが、なんたって60年以上前ですから。豊かな生活を感じます。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

こんな大きな両扉の冷蔵庫とオーブンとコンロば別々。多分、時代的には最新設備。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

キッチンに続くファミリールーム。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

バーカウンターもあります。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

テレビが６台も。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

ビリヤード台。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

お外の庭にはリサ・マリー専用の遊具。今でも似たようなのを使っている家があります。しかし何度も言いますが、60年以上前に既にあったのは凄いです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

こちらは離れの事務所。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

家族写真。こうやって見ると、お父さんもハンサム。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

もちろんプールもあります。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

別の棟にスカッシュのコートまでありましたよ～。60年以上前ですよ～。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

エルビスが使っていたラケット。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

お馬ちゃんだって飼ってます。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

敷地の一角に「瞑想の庭」

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

プレスリー家のお墓があります。知りませんでしたが、エルビス・プレスリーは双子だったそうです。手前が誕生後すぐに亡くなった兄のお墓、真ん中がエルビス、両脇に両親、いちばん向こうに祖母のお墓が並んでいます。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

真ん中のエルビス・プレスリーのお墓。自分の敷地にお墓があるなんて凄くないですか？

私たちがここを訪れたのは2022年8月。その後2023年1月にリサ・マリーが急死しました。やはりここに埋葬されたそうです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

エルビスは「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれているようです。ファンにとってはここは「聖地」です。今でも凄い人気があります。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

私はエルビス・プレスリーが活躍した時代は知りません。映画やら番組やらでしかわからないので、当時のことは想像するだけです。

またシャトルバスに乗って、道路を渡って反対側にある博物館の方に戻ります。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

ここにはエルビスの業績や、所有車、衣装などが展示されています。映画上映、売店、レストラン等のアトラクション施設のあり一大テーマパークになっています。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

ピンクのキャデラック。お母さんにプレゼントしたもの。車、バイクだけで１０台以上展示してありました。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

衣装の一部。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

数々の賞とトロフィーが所狭しと展示してあります。写真はほんの一部です。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

もちろんプライベート・ジェット。名前は「リサ・マリー」。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

機内。大統領専用機「エアフォース・ワン」みたいです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

機内の寝室。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

もう一機あります。こちらは小型ジェット機。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

入場料が高かったので、もう少しゆっくりしていたいところですが、ナッシュビルへ行くのでこのあたりで切り上げます。

別にエルビス・プレスリーのファンでもないのですが、彼の人生や時代背景がとてもアメリカっぽくて大変面白かったです。

グレースランド 博物館・美術館・ギャラリー

車で真東に走って3時間。同じテネシー州ナッシュビルに来ました。テネシー州の州都でもあります。

ナッシュビルといえば、「カントリー音楽」の聖地。同じテネシー州のメンフィスが「ブルース」のメッカ。車でほんの3時間のナッシュビルが「カントリー」。カントリー音楽はどちらかというと白人音楽。この違いが面白いです。

ナッシュビルは、アメリカではとても人気のある観光地です。人気のカントリーミュージックのラジオ局があります。カントリー音楽は日本の演歌のごとく、アメリカ人にとっては心の故郷のような感じかな。たぶん。

ホテルにチェックインして、早速散策に出かけます。

ところで滞在した「グランドハイアットナッシュビル」ですが、大変立地もサービスも良かったです。全然写真がないのですが、部屋もジュニアスイートにアップグレードして貰え、ラウンジも使えました。もちろん朝食付き。なんと駐車場代も無料になりました。やっぱりアメリカのハイアットはいいわ～。

ほどなく観光の中心地へ着きました。

ナッシュビルで一番賑やかな通り「ブロードウェイ」。

「ブリヂストンアリーナ」

日本企業、がんばれ～！

NHLのチーム「Predator」の本拠地。

「カントリー音楽殿堂博物館」入場料＄29.95。ナッシュビル随一の観光地。

カントリー音楽殿堂博物館 博物館・美術館・ギャラリー

カントリームージックの楽譜、レコード、シンガーの功績や衣装が展示してあります。

あちらこちらに知っている名前が出てきます。もともとカントリー音楽には疎いので、知らない人も多かったです。多くのアメリカ人は、みんな熱心に見学してました。なかなかアメリカ人と同じレベルに達するには、ハードルが高いです。

カントリー音楽殿堂博物館 博物館・美術館・ギャラリー

外に出ると、みなさん昼間っから陽気にやってます。漕ぎながら飲むって、すぐに酔いが回っちゃいそうですよ。楽しそう。

だんだんと暗くなってきました。通りがさらに賑やかになってきます。ナッシュビルはあまり治安に不安は感じません。

私たちも適当にお店に入ってみます。メンフィスでも体験したので今度も大丈夫。

後でわかりましたが、ここはかなりの人気店だったようです。

「Tootsie's Lounge」

トッツィーズ オーキッド ラウンジ ナイトライフ

このお店はかなり広くて、フロア毎に違うバンドが演奏してました。ここは2階。

トッツィーズ オーキッド ラウンジ ナイトライフ

ホテルで既に一杯やってきたので、ここでは軽めにナチョスとビール。

トッツィーズ オーキッド ラウンジ ナイトライフ

このお兄さんのバンドがですね、大変上手なんですよ。プロレベル。レパートリーも幅広い。あまりカントリー音楽にもこだわってないようです。

時々チップを集めにまわっていたので、ちゃっかりリクエストもしてみました。私のリクエスト曲が流れ出してもう感動。年を忘れてみんなと踊ってました～。楽しかった～。

トッツィーズ オーキッド ラウンジ ナイトライフ

いつの間にかこのフロアは人で一杯になってました。

トッツィーズ オーキッド ラウンジ ナイトライフ

こういうお店が街中に何十件とあるんですから、ナッシュビルの音楽の層は、本当に厚いです。

カントリーといえば、ブーツ。

カウボーイハットの専門店。

日曜日の夜ですが、大変な人混みと賑わいです。

大変盛り上がっているグループ。

ナッシュビルは「ホットチキンBBQ」も有名でした。食べるのを忘れてました。次の機会にしましょう。

私たちはそろそろホテルに引き上げます。

翌日は早めにホテルをチェックアウトして、一路ニューヨークへ戻りました。ひたすら高速を走らせます。900マイルはちょっと距離がありましたね。トイレ休憩、給油を含めて14時間くらいかかったかな。さすがに疲れました。

メンフィスもナッシュビルも期待以上に楽しめました。同じ州でも全然個性が違うところが面白いです。

次からは年齢相応にもう少しペースを落とさないとね。懲りずにもっといろんなところに行ってみたいと思います。