南紀白浜2023(9) 番所山で360度の景色を独占

2023/11/14 - 2023/11/14

まちなか総合案内所で教えてもらった「番所山」。
その途中で見つけた「御船足湯」。
この時期は観光客が少ないのか。どちらも誰もいなくて、静かな空間で温泉や景色を楽しめました。

エリア 南紀白浜(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「8）アットホームなオーベルジュ・ド・エビス
　https://4travel.jp/travelogue/11881379」からの続きです。

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まちなか総合案内所でもらった地図。

ここに載っていた「番所山」へ行ってみることにしました

まちなか総合案内所から自転車で10分くらいでしょうか。

カタカタと異音がする自転車に不安を感じつつ。
出発してほどなく、足湯を発見 (☆ﾟ∀ﾟ)

ここは「御船足湯」です。
白浜には足湯があちこちにあると聞いていたので、

足ふきタオルは準備済み (￣ー+￣)／

走り始めたばかりだけれど、入っちゃえ o(*ﾟ▽ﾟ*)o

誰もいないので、トーニャも足湯気分を味わいます。

底にある小石を踏むと、
足つぼが刺激され痛気持ちいいです （^^

目を上げれば、円月島。
お湯は41度と、ちょうどいい温かさ。
泉質はナトリウム-塩化物温泉。
神経痛、筋肉痛、冷え性などに効果あり。

「飲用の適応症」は、慢性消化器病、慢性便秘。
という説明に気づいたのは、帰宅後、写真を見返していた時です。
「飲用」ということは…。
飲んでよかったの～？（＠ｏ＠）

よく見ると、写真には「ひしゃく」が映っています。
これですくって飲めということか。
ああ、なぜ気づかなかったんだ…（ゝ＿ゝ；）

御船足湯のそばには、なにやら石碑もありました。

説明によると、この辺りには国指定天然記念物「白浜の泥岩岩脈」があるそうです。
新生代第三紀中期中新世（約1500万年前）。地震により地中から噴出した礫を含んだ砂泥が、上を覆っていた砂岩と泥岩の互層を貫いて固結したのが、水成岩脈だそうです。

これが、その泥岩岩脈でしょうか。
水の透明度が、すごい。
砂もサラサラでした。

10時30分、今度こそ番所山を目指して自転車を走らせます。
でも、景色の良さに、たびたび停車 (^-^;)
なかなか先に進めません

円月島が見えてきました。

二匹のハリネズミが、顔を突き合わせているみたい（´ー`）

先ほどまでいた御船足湯は、対岸のあんな場所。

今日は、レンタサイクル日和です。
海を見ながら走る、この心地よさ (*^-^*)

10時50分、白浜水族館が見えてきました。
その先に番所山公園の入口があります。

海がキラキラ、きれいだな～。
あとで砂浜に下りてみよう…と思ったのに忘れました (^^;

番所山公園と南方熊楠記念館の入口に到着。
「登りがきついので、自転車はおいていくほうがいい」。まちなか総合案内所でアドバイスされたので、ここからは徒歩で進みます。

一歩、足を踏み入れると、まるでジャングル。
ワシントンヤシモドキ、クロツク、リュウビンタイ、メタセコイアなどが植えられた道は、

トンネルの手前で分岐します。

右は、南方熊楠記念館へ。
左は、番所山公園へ。

このトンネル。
暗くて、お化けでも出そうだな（T_T）

しかし、躊躇らっている暇はない。
一気に走り抜けました。
トンネルの壁が、やけにボコボコしています。
指で触れるとぽろぽろ崩れるほど、もろいけれど。
珊瑚？
もしかして、昔、海中だった？

いや、そんなことはないだろうと自分にツッコミをいれながらトンネルを抜けると、上り坂。アドバイス通り、自転車は置いてきて正解でした。

辺りに人影はありません。
今年はクマに襲われた人が多かったけれど、まさかここにはいないよねとビクビクしながら歩いていたら、

芝生広場に出ました。
ここを下ると、浜に出れそうです。
でも、下りたら登らなくてはいけません（－－；）
ここは体力温存。寄り道はやめておこう。

展望塔を目指して進みます。
はぁ～、息が切れる（＞_＜）
どんどん坂の傾斜がきつくなります。

そうして入口から歩くこと約10分。

11時7分、展望塔に到着 ＼(^。^)／

階段を上ると、

田辺市や（クリックすると、拡大画像が表示されます）

円月島など360度、ぐるりと景色を見渡せます。

あの山は、

「高尾山」。
東京の高尾山と同じ名前の山が、ここにもあるのか（＠＠

円月島の向こうに見える、こんもりした山は、

御船山 熊の三所神社の社叢（県指定天然記念物）。
左端には、先ほどまでいた御船足湯。

大空を悠々と飛ぶ鳥は、なんだろう？
こんな雄大な景色を独り占めできるなんて。
ものすごく贅沢だ (*^ー^

でも、おなかすいた（～～
お昼はフィッシャーマンズワーフで海鮮丼と決めていたので、そろそろ行こう。

あれ？
展望塔を下りたところで気づきました。
「強風時注意」。
あの展望塔、揺れるのか…。
想像するだけで怖い(´Д` ;)
今日は風が穏やかでよかったです。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は「10.期待が大きすぎた海鮮丼」 https://4travel.jp/travelogue/11881818　へ続きます。

番所山公園 公園・植物園

この旅行記へのコメント （4）

• aoitomoさん 2024/02/18 21:59:24

  白浜観光いいお天気でラッキーです！

  kiyoさん こんばんは～
  
  白浜を観光される人でも円月島は見ても、
  番所山まで登る人はそう多くないので、
  そこまで足を運ばれたkiyoさんも凄いです。
  
  確かに足湯はいたるところにあるので、
  タオルは常に用意しておいた方がいいですね。
  足湯に浸かっていると疲れも取れますしね。
  
  『白浜の泥岩岩脈』
  私も詳しいことは分かりませんが、
  この泥岩岩脈が白浜の美しい景観を色々と作っているのでしょうね。
  
  展望塔からの絶景も楽しめましたね～
  天気もよく風も少なくラッキーです。
  白浜は結構風が強い時も多いんです。
  
  スケジュールでは千畳敷・三段壁にも行かれているようで、
  急な坂もクリアしたんですね～
  続きも楽しみです～
  
  aoitomo

  kiyoさん からの返信 2024/02/19 08:03:01

  RE: 白浜観光いいお天気でラッキーです！

  aoitomoさん、こんにちは。
  いつもありがとうございます。
  
  白浜は風が強い時が多いのですか!?
  あの日は風も穏やかで、自転車に乗るのも苦ではありませんでした。
  とてもラッキーだったんですね。
  
  番所山。
  観光案内所にあったイラストマップを見て、行ってみました。
  今回は駆け足でしたが、自然豊かで良い場所ですね。
  半日以上かけて、もっとのんびり過ごしたいと思いました。
  登る人がそう多くないとは、もったいない。
  あんなに美しい景色を見れるのに。
  
  足湯。
  駅前に一か所だけある、という温泉地が多いと思うのですが、
  白浜はあちこちにあって、しかも入りやすい場所にあるのが良かったです。
  
  泥岩岩脈。
  この後の旅行記に写真も載せる予定ですが、
  近くで見たら、まるで「海中遺跡」のよう。
  遺跡好きとしてはワクワクしながら覗き込んでしまいました。
  
  千畳敷と三段壁。
  あの坂は、息が切れました。
  電動アシスト自転車の人は涼しい顔で登っていかれましたが、私は大汗をかいて大変でした。
  それも、今ではいい思い出です。
  kiyo

• ohanaさん 2024/02/17 13:01:30

  のどかに素朴を感じる旅ですね

  kiyo様
  こんにちは
  
  ポンコツ自転車のようで(笑)
  それを巧みに操りのサイクリング。
  
  サイクリングでしか味わうことができない景色。
  足湯
  円月島の景色
  強風注意の展望台
  崩れそうなトンネル
  
  観光化されていない観光地のように感じます。
  高尾山もある！！
  
  のどかだな～と感じながら
  景色を楽しむ。
  私の場合一人旅では基本質素。
  足を使い、公共の乗り物使い、食事も基本質素
  素朴感を味わうことも好きなんです。
  
  ひとりで贅沢するなら一人時間を楽しみ特に贅沢はいらない。
  Hawaii一人旅でも実践し一人でのオヤジの散歩も基本質素。
  質素だからつまらないわけではなくその地域を活かすことができる。
  
  続きも楽しみです。
  
  　　　　　　　ohana
  
  
  

  kiyoさん からの返信 2024/02/18 08:11:36

  RE: のどかに素朴を感じる旅ですね

  ohana様、こんにちは。
  いつもありがとうございます。
  
  はい、ポンコツ自転車でした（＾＾；
  なので、最初は肩に力が入り緊張したのですが、
  自分の好きな場所に、いつでも停まって景色を楽しめる。
  自転車ならではの旅ができました。
  
  一人時間を贅沢に楽しむ。
  コロナ禍でできなかったことを、ここでようやく再開できた気がします。
  
  ohana様の「オヤジの散歩」。
  Hawaiiだけでなく、都内にもこんな所があるのだと、毎回、教えを受けている気がしています。
  これからもohana様の旅行記を楽しみにしております。
  kiyo