2023/11/10 - 2023/11/10
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j-ryuさん
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★町が自称、東北の小京都と発する福島県南部にある
棚倉町(たまぐらまち)の山本不動尊に行ってきました。
私的には棚倉町が小京都と言うのどうかな思いますが
山本不動尊を散策していると、なるほど京都の寺院庭園のようで
福島に居ながらにして京都の雰囲気を味わえるのは確かです。
山本不動尊は全国的にみてそう有名とは言えませんが
どこで聞きつけてきたのか、
けっこうアジア系外人観光客が来ているのに驚かされます。
おそらく京都や東京など主な観光地は既に体験済みの
リピーターではないかと思いますが
あらためてインバウンドがローカル観光地にまで波及しているのを
実感します。
もしかしたら、日本のインスタ映え穴場は外人から教えてもらう時代に
なっていくのかも(^-^;。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊 ルートMap
(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.2393581,140.2066229,74400m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu
山本不動尊のある棚倉町は福島県の中通り南部に位置し
町の南西部は栃木県那須町や茨城県大子町と接しています。
奥久慈とは茨城県北部の大子町周辺を指すことが多いと思いますが、
福島県中通り地方の南部に位置し、
栃木・茨城両県との県境にある八溝山(1,022m)を源流とする
久慈川の流域も奥久慈と呼ばれています。
奥久慈県立自然公園の最南端は茨城県立自然公園と隣接し、
交互に交流をもちながら利用されている。
公園は、棚倉城跡地区、八溝山・山本不動地区、羽黒山・九ツ山地区、
湯岐温泉地区、矢祭山地区の5つに大きく分かれています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊 拡大ルートMap
(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.0045355,140.353663,8805m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu
棚倉町中心部から山本不動尊へは棚倉バイパス(国118&国289共用)から
県道231号・山本不動線に進み、ほぼ終点の場所にあります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊 境内Map
※山本不動尊HPより
http://www.yamamotofudouson.or.jp/
山本不動尊には2ヶ所の大きな駐車場があり
紅葉時以外なら不動大橋を渡った先の駐車場が最寄りです。
紅葉時期で混雑している時は不動大橋手前のダートの駐車場なら確実です。
先の駐車場まで行って止められなったら戻れば良いと思います。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:不動大橋
この日は紅葉の一番の見頃で混雑しそうなので
手前のダート駐車場に止めて不動橋を渡りましたが
奥の駐車場にもわずかな空がありました。
この道とは別に県道山本不動線を直進し山本キャンプ場方面からも
護摩堂へ行くこともできますが、
殆どの参拝者は不動橋方面に進みます。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
不動大橋周辺のモミジは最高の色付きです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
黄葉はケヤキのような木で、透過光効果もあり
より鮮やかな黄色に染まって見えました。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
駐車場そばの紅葉も見頃です。
駐車場脇にトイレがあります。
山本不動尊は拝観料も駐車場も全て無料の太っ腹です。
車椅子の無料貸し出しもあります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
奥の駐車場脇に徳善院へと続く石畳の参道が
伸びていて、ここが福島の片田舎のお寺と思えないような
とてもセンスの光る参道です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
モミジが多く植えられた参道にはあちこちに
立派な石灯籠があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
赤と黄色のコントラストが鮮やかです。
背後の杉の緑が紅葉を引き立ててくれています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
参道沿いの水天尊(すいてんそん)前に手水と蹲(つくばい)がありました。
お水天尊のそばにあるので手水鉢(ちょうずばち)と言ったほうが良いのかも。
本来は茶室に入る前に手を清める背の低い手水鉢を蹲(つくばい)と呼び
寺社に参拝する前に手を清める場所を手水舎(ちょうずや、てみずや)、
水を受けるものを手水鉢と言ったようですが、
今は呼び方が混同されていますね。
つまりこれは蹲のような手水鉢ってことか? -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:大門薬師堂
石畳の参道、右手山側に大門薬師堂が見えてきました。
この大門薬師堂は元々は棚倉町大字中山本にあった泰山寺山内薬師堂でした。
泰山寺は徳善院(山本不動尊)と合併(明治39年)廃寺となり
徳善院が附随飛地お堂として管理、
しかしながら老朽化又管理面から平成16年徳善院本堂脇へ移転新築。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:大門薬師堂
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
石畳参道の山側には寺院の主要施設が並んでいます。
石畳参道をそのまま進んでしまうと護摩堂まで行ってしまうので
徳善院本堂の階段を上がってから進むのがお薦めです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院
【徳善院】真言宗智山派 で本尊は 阿弥陀如来
山号『石堂山』 院号『徳善院』 寺号『明王密寺』 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
徳善院は平安時代初期、大同2年(807年)の御開創ですが、
慶長年間(1600年頃)火災に見舞われ、
当時境内の伽藍、徳善院・護摩堂・参龍殿・鎮守殿等堂が消失、
その後、棚倉城主太田備中守資晴殿の時代
棚倉町北山本平塩に徳善院を復興し、
昭和62年(1987年)ここ山本不動霊域に再建されました。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
本堂前の見事なモミジの紅葉、
石灯籠が良い味を出しています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
本堂の軒先を取り込んで庭園を撮影。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
モミジがまさに紅葉真っ盛りです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
高欄(こうらん)越しに望む庭園。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
徳善院本堂じたいは建立されて36年ほどなので
歴史的風格はまだまだって感じ。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
徳善院本堂は歴史的風格はありませんが
垂木などは日本の伝統建築らしい趣があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)は、
日本における仏教の宗派の一つ。
弘法大師空海を始祖とし、真言宗中興の祖・興教大師覚鑁を
開祖とする新義真言宗と呼ばれる宗派の中の一つ。
天正5年(1577年)に根来山の能化職となった玄宥が、
天正13年(1585年)秀吉による紀州征伐で焼き滅ぼされた
根来山智積院を、慶長6年(1601年)、
徳川家康の許可を受け寺領(豊国神社付属寺院の土地建物)を
拝受し復興させたことを端緒に創建されることとなった宗派です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
余談ではありますが、偶然にも我が家の菩提寺も
真言宗智山派の一末寺です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
石畳参道沿いにある休憩所が見えています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
徳善院本堂側から見た善智殿庭園。
両建物と両庭園は隣りどうしなので
とくに庭園は一体化しています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
芝生に見えている部分は苔ですが
秋を迎え雨も少ないからか枯草色になっています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
いま苔は枯草色ですが梅雨頃の青葉若葉の頃の
一面緑の庭もとても素敵です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
善智殿の軒先を取り込んで庭園を撮影。
善智殿とは徳善院本堂道場における各種法要等の控え室の棟です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
軒先と軒先の陰が逆くの字となって
遠近感を際立たせてくれています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
庭園の向こうは山本公園&キャンプ場方面の山を借景としています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
1本の紅い野点傘が詫び寂びとは対極の美を見せてくれています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
野点傘は野点の際に用いられる傘。古くは北野大茶湯においてへち貫が
朱傘を立て葦垣で囲んだ茶席を設け、
主催した豊臣秀吉を大変喜ばせたと言う歴史があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
庭園のあちこちに”わらべ地蔵”が置いてあり
心和ませてくれます。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
こちらはお地蔵さん。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
野点傘は元々は貴人や高僧へ差し掛けるための傘を大きくした形で、
人を傷つけないよう爪を折った
(傘を開いた骨の先を内側に湾曲した)姿が特徴。
内側には魔除けを意味する五色の糸でかがられており、
糸によって骨のつながりを強化し、傘全体を支えることによって、
骨の破損などの場合に貴人を傷つけることを防いでいるそうです。
北野大茶湯においてへち貫が豊臣秀吉を喜ばせた傘は妻折傘。
本式野点傘妻先は湾曲せず真っすぐですが
この善智殿庭園の野点傘は妻折傘ですね。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿門
この門の向こうが石畳参道です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
さりげなく蹲(つくばい)と清らかな手水が
心まで浄めてくれています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿門
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿門
善智殿門の向こうには石畳沿いの美しく紅葉したモミジ並木。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
善智殿庭園から見た徳善院本堂方面。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
ここでも”わらしべ地蔵”がお祈りしています。
”わらしべ地蔵”を庭園に安置するのはどこがルーツか分かりませんが
京都大原三千院の苔に埋もれそうな”わらしべ地蔵”が思い浮かびます。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
モミジ並木の向こうは山本公園などの山々の緑です。
山本公園(山本キャンプ場)
※https://www.town.tanagura.fukushima.jp/page/page000346.html -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道
善智殿庭園から再び護摩殿や不動尊へと続く石畳参道に下りてきました。
徳善院本堂や善智殿庭園はこの石畳の右手山側にあり
立ち寄らずに真っすぐ護摩殿へ行く人も多く見られますが
山本不動尊に来る機会があったら
徳善院本堂庭園や善智殿庭園も一見の価値があるので
ぜひ立ち寄ってみて下さい。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道
殆ど観光客のいないスッキリした石畳参道の写真になっていますが
ここは護摩殿や奥の院へ向かう参道であり、
インスタ映えスポットなので特に紅葉シーズンは
人通りが絶えず、普通に撮ればほぼ100%観光客が
画角に入ってしまいます。
私は少し粘って観光客が途絶えた一瞬を狙って撮影しまいたが
参道最奥には残念ながら一人だけ写ってしまいました。
でも撮れたのはこの一瞬だけで、あとは人のいない参道は
撮れませんでした。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道
左手の建物は善智殿です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院庫裡
石畳参道をさらに護摩殿方面に進み次に見えてきたのは
徳善院庫裡(ぜんとくいん・くり)です。
庫裡とは今で言うところの台所とか食堂のことです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院庫裡
徳善院庫裡周辺の紅葉です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院庫裡
透過光効果でモミジがより鮮やかです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院庫裡
庫裡とは言え数寄屋造風の風情ある設えですね。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
黄葉もまた透過光で輝いています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:地蔵菩薩
庫裡の次に見えてきたのは地蔵菩薩です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:地蔵菩薩
石畳参道から分岐した細道の奥に大きな地蔵菩薩が安置されています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:地蔵菩薩
高さ4mはあろうかと思える中々威風堂々とした地蔵菩薩像です。
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。
釈尊が入滅してから弥勒菩薩が成仏するまでの無仏時代の衆生を
救済することを釈迦から委ねられたとされます。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:水子地蔵
地蔵菩薩の左手には夥しい水子地蔵が安置されています。
日本における民間信仰では、道祖神としての性格を持つとともに、
「子供の守り神」として信じられており、
よく子供が喜ぶ菓子が供えられている。
日本では一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」「お地蔵様」と呼ばれる。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:水子地蔵
日本では浄土信仰が普及した平安時代以降、
極楽浄土に往生の叶わない衆生は、必ず地獄へ堕ちるものという信仰が強まり、
地蔵に対して、地獄における責め苦からの救済を欣求するようになった。
姿は出家僧の姿が多く、地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、
人々の苦難を身代わりとなり受け救う、代受苦の菩薩とされた。
際立って子供の守護尊とされ、
「子安地蔵」と呼ばれる子供を抱く地蔵菩薩もあり、また小僧姿も多い。
賽の河原で、獄卒に責められる子供を、地蔵菩薩が守る姿は、中世より仏教歌謡「西院河原地蔵和讃」を通じて広く知られるようになり、子供や水子の供養において地蔵信仰を集めた。関西では地蔵盆は子供の祭りとして扱われる。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:水子地蔵
賽の河原で、獄卒に責められる子供を、地蔵菩薩が守る姿は、
中世より仏教歌謡「西院河原地蔵和讃」を通じて広く知られるようになり、
子供や水子の供養において地蔵信仰を集めた。
関西では地蔵盆は子供の祭りとして扱われる。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:地蔵菩薩像
地蔵菩薩は西方の極楽浄土を見つめているのでしょうか・・・。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:開運橋
地蔵菩薩像の小路から石畳参道に戻り
再び前進すると宮川に架かる朱塗りの開運橋があるので
渡ります。
この写真は渡りきってから望んだ徳善院方面です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:開運橋&宮川
開運橋の上から見下ろした宮川です。
奥の院も徳善院も山本不動はみな仏教関連の伽藍ですが
川の名は神道っぽい宮川なのが不思議です。
おそらく奥の院の岩窟不動堂を宮殿と呼ぶことから
名付けられたのかも。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:開運橋
開運橋から望んだ奥の院のある岩山が見えてきました。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:本坊・兼客殿
護摩殿の本坊・兼客殿が見えてきました。
本坊とは寺務所・総合受付所・お守り授与所・御朱印所のことで
兼客殿は祈願、供養受付者休憩所のことだそうです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:本坊護摩殿
本坊&護摩殿周辺の紅葉も鮮やかです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿
こちらが山本不動尊の護摩殿です。
通称 は『山本不動尊』 本尊は不動明王(秘仏)
護摩殿は徳善院と同じ平安時代初期、大同2年(807年)の御開創ですが、
慶長年間に火災に見舞われ、当時境内の伽藍、徳善院・護摩堂・参龍殿・鎮守殿等ことごとく消失、後に棚倉城主太田備中守資晴殿の時代に
北山本・平塩の地に徳善院を復興、
護摩堂は享保21年(1736年)棚倉の諸家中及び三山本壇越の寄進によって
元地に再建される。
昭和13年信者より護摩堂・客殿・鐘楼堂等の改築要望により、
改築事業を推進致しますが、戦争激化により中断される。
昭和50年(1975)、山本不動尊全国奉賛会会長や
各地区信徒のご協力、ご支援によりまして落慶しました。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿正門
現在は不動橋を渡った先が正門になっていますが
この地に徳善院が再建される前は護摩殿や奥の院に近い
こちらが正門だったのかも。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿正門
山本不動尊には真っ赤なモミジが多いですが
おそらくこれらは徳善院や護摩殿が再建された頃に
植栽された木ではないかと思います。
京都の寺社仏閣なども同じですが
自然に生えていたモミジではなく
色鮮やかなモミジを選択して植栽したので
自然のままの紅葉より鮮やかなんだと思います。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿正門
山本不動尊:護摩殿正門から望んだ山本公園(山本キャンプ場)方面の
山々です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院岩山
護摩殿側から宮川を挟んで見える奥の院の岩山と
130段の石段が見えています。。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院岩山
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:開運出世灯篭
護摩殿近くには石不動、鐘楼堂、ぼけふうじ地蔵尊、
七福神、開運出世灯篭などがあります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:大同橋
開運出世灯篭の裏手から奥の院へと続く宮川に架かる大同橋が見えています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:大同橋
開運出世灯篭から坂道階段を下ると朱塗りの大同橋が現れます。
ダートの駐車場から歩き始め既に3つ目の橋ですが
全て宮川に架かる橋です。
それだけ宮川がクネクネ蛇行していることになります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:大同橋
大同橋から見た宮川沿いの紅葉です。
こちらは自然のままの木々なので
優しい色合いの紅葉です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
大同橋を渡り少し先に奥の院へと誘う130の石段が現れます。
130段と言うとさも無いと思われるかもしれませんが
中々の急登でご年配の方にはかなりキツイ石段だと思います。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
石段上り口から見た大同橋。
緩やかなカーブを描く朱塗りの太鼓橋です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
石段周辺の紅葉も見事です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
石段の途中から見た護摩殿の裏側です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
奥の院岩窟まであと少しです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
石段の最上段下から望んだ山本公園方面の山々です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
護摩殿の屋根も少し見えています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
奥の院岩窟と宮殿(不動堂)がもう目の前です。
五色布のある外側は覆堂(おおいどう)で
真の宮殿は中の一回り小さなお堂です。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院
不動堂を右側から見た構図。
小さな三重塔があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院・宮殿
山本不動尊では不動堂のことをなぜか宮殿と呼んでいて
中の像は秘仏なので御開帳されていません。
ま、お不動様なので基本的には不動明王像が安置されて
いるのが一般的だと思います。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:奥の院石段
再び130段の急な石段を下り護摩殿方面に戻ります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:大同橋の紅葉
大同橋の下を流れている川は宮川で
その宮川は下流で近津川に合流し、その近津川は久慈川に合流し
茨城県に入り日立市と東海村の境で太平洋に注ぎます。
久慈と言う地名は岩手県にもあるので少しややこしいかも。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿&奥の院岩山
再び護摩殿い戻ってきました。
背後に見える奥の院の岩壁では平成15年にお不動様の顔が
現れたと話題になったそうですが
私も注視してみましたが分かりませんでした。
http://www.yamamotofudouson.or.jp/
ま、信心深くない俗人には見えにくいのかも。
HPの写真を見る限り人面に見えないこともないですが
お不動様に見える人は相当信心深いと思います(^-^;。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿正門
護摩殿正門前の県道沿いには
売店があり鮎の塩焼きやごへい餅、お土産があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿正門
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:護摩殿の手水舎
龍の口から手水が流れ出ている手水舎。
モミジの濡れ落ち葉が秋らしいですね。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿門
善智殿前まで戻ってきたので
再び庭園を抜けて出口に向かいたいと思います。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
苔むす庭のあちこちにあるお地蔵様やわらしべ像。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
善智殿の軒を撮り込んで庭を撮影。
写真右端の何気ない鎖樋(くさりとい)が良い味出しています。
鎖樋は日本発祥の縦型雨樋で、雨の多い日本ならではの
風情ある美的センスですね。
古くから社寺仏閣や和風建築に利用されてきました。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿門
格子戸のある風情ある格子戸門棟門。
門は当然、防犯の役目もありますが
仏道では聖域と俗界の結界を現すとも言われます。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
妻折り野点傘に格子戸門と
日本庭園のお手本のようなインスタ映えするスポットです。
表現は悪いですが田舎のお寺とは思えない
上品でセンスある設えですね。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
縁側や雨落ち軒下(犬走り)も実用と美しさを兼ね備えた
日本建築らしい設えです。
インバウンド客にもこんな繊細な日本の美意識を見てもらいですね。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:善智殿庭園
左手の紅いモミジの下が石畳参道で、
たしかに石畳参道のモミジのトンネルも素晴らしいですが
こちらの庭園を見ずして通り過ぎるのはもったいないので
山本不動尊にお越しの際は往きか帰りに
ぜひ立ち寄って下さい。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
ここにも観光客は写っていませんが
それは私が意識的に写り込まないような
タイミングをみて撮っているからで
実際は大勢の観光客が来ています。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:徳善院本堂
それでも京都の紅葉名所だったら観光客が途絶えることは
無いかも知れませんが
さすがに福島のではそうそう無いと思います。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:太子堂
あれれ、この六角の屋根のお堂はなんだったけかな?
六角堂?太子堂?
一般的に六角堂は聖徳太子由来の建物が多いと思いますが
山本不動尊の六角堂や太子堂で画像検索してもHitしません。
誰か教えて! -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道の紅葉
-
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道の紅葉
石畳参道の帰路は往路よりは観光客は少なめでしたが
やはりゼロの写真は撮れませんでした。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道の紅葉
石灯籠には様々な様式がありますが
こちらは一般的な春日燈籠でしょうかね。
設置には相当の意義のある場合もあるし、
単に見た目で設置される場合も多いようです。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道の仁王像
3m弱ほどの立派な金剛力士像が2体が参道の両側に
立っていました。
阿形と吽形で一対だと思いますが
観光客が多く2体を取り込んだ写真は撮れなかったので
力強い上半身だけを撮ってみました。
果て、こちらは阿形?吽形?どちらだったか(^-^;。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道の紅葉
石畳参道から分岐した何気ない小路にも風情があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道沿いの水天尊
参道沿いに水天尊(すいてんそん)が祀られていました。
水天尊は仏教を守る十二天の天尊一つで
帝釈天(東)・火天(南東)・閻魔天(南)・羅刹天(南西)
水天(西)・風天(北西)・毘沙門天(北)・伊舎那天(北東
梵天上)・地天(下)、日天(日)・月天(月)があります。 -
◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊:石畳参道沿いの水天尊
水尊天は水をつかさどる竜神で、また西方の守護神。
形像は左手に羂索けんさく・右手に剣を執り、亀の背に乗るものが多いそうです。
確かにようく見ると水尊天の下に苔むした亀の頭のようなものが見えます。
これで◆奥久慈・棚倉城下町~錦秋の山本不動尊はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そしていいねもありがとうございます。 -
★謹賀新年★
今回の旅行記とは関係ありませんが
2024年最初の投稿と言うことで
新年のご挨拶をさせていただきます。
みなさま新年明けましておめでとうございます。
昨年は拙い旅行記にお付き合いいただき
ありがとうございました。
新型コロナは下火になったとは言え
まだ無くなったわけでは無いし
世界に目を向けてみればガザやウクライナ侵攻など
悲惨な戦争がまだまだ続いています。
同じ地球に住みながらなんと理不尽なことだろうと
心痛むことばかりです。
日本にも諸々の問題が無いわけではありませんが
戦争地域に比べたらなんと平和でありがたいことかと
しみじみ感じています。
かと言って一個人に何ができるかと言ったら
ただただ何もできないもどかしさに苦悶するばかりです。
しかしながら日本の平和に感謝しながらも、
戦争地域の人達の痛みや苦しみを忘れないよう
ずっと心を寄せていきたいものです。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
j-ryu
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamayuri2001さん 2024/01/10 10:50:15
- 山本不動尊
- j-ryuさん、こんにちは。
山本不動尊の素晴らしい紅葉を見せていただきました。
あらためて 紅葉は東北なんだなぁと、
再認識いたしました。
京都の紅葉もそうですが、昼夜の寒暖差が色を鮮やかにするのですね。
神奈川ではどんなに頑張っても、こういう紅葉の色にはならないのです。
木の根元に鎮座するわらしべ地蔵。
心癒されますね。
大原三千院にもたくさん鎮座していましたけれど、
なかなか可愛かったことを思い出しました。
j-ryuさん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
yamayuri2001
- j-ryuさん からの返信 2024/01/11 03:39:50
- Re: 山本不動尊
- yamayuri2001さん,おはようございます。
いつもご来訪&いいね&コメント、ありがとうございます。
>山本不動尊の素晴らしい紅葉を見せていただきました。
あらためて 紅葉は東北なんだなぁと、
再認識いたしました。
≫この紅葉が当たりまえの地域に住んでいると
その有難みが良く分かっていないかも(^-^;。
>京都の紅葉もそうですが、昼夜の寒暖差が色を鮮やかにするのですね。
神奈川ではどんなに頑張っても、こういう紅葉の色にはならないのです。
≫たしかに仰る通りかも知れませんね。
今でも首都圏の紅葉は遅いですが、私が東京に住んでいたころも
12月に紅葉の見頃になるのを驚いたものでした。
こちらも年々遅くなっているような気がします。
>大原三千院にもたくさん鎮座していましたけれど、
なかなか可愛かったことを思い出しました。
≫三千院の苔は見事ですよね。
山本不動尊も初秋の頃までは見事なんですが
今年は少雨だったので冬枯れ状態でした。
やはり苔は緑に限ますよね。
>今年もどうぞよろしくお願いいたします。
≫こちらこそ、
どうぞ宜しくお願いします。
良い一年でありますように。
j-ryu
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