2023/11/09 - 2023/11/09
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j-ryuさん
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★今年も旧・岩瀬村(現・須賀川市)の滑川砂防ダム湖へ
紅葉の水鏡を見に行って来ました。
当然ながら目的地に行く際は天気予報は確認しますが
いくら天気は良くても紅葉はその年によって見頃がズレるので
行ってみないとどんな色付きなのか分かりません。
有名な紅葉スポットならNet情報などが参考になりますが
マイナーな滑川砂防ダム湖はリアルな情報がほぼゼロなので
予想はするものの現実的には行き当たりばったり。
でも滑川砂防ダムは我が家から車で20分ちょっと。
もし見頃に早ければ出直ししても苦にならない距離なので
行き当たりばったりでも大丈夫。
ただ晴天だからと言って無風とは限らないので
晴天&無風の日と紅葉の見頃が重なる日はそうそうありません。
前回の旅行記で紹介した奥会津旅行から帰宅した翌朝に
忙しなかったのですが条件が良さそうなので頑張って出かけました。
果たしてその頑張りは報われたのか・・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
◆須賀川市(旧・岩瀬村)滑川砂防ダム ルートマップ。
※地理院地図に加筆
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#12/37.252467/140.216789 -
◆滑川砂防ダム 拡大マップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.3399074,140.1936892,578m/data=!3m1!1e3
『滑川砂防ダム』は県道67号(中野・須賀川線),
旧・会津湖南七峠の一つ、諏訪峠(779m)の登り口にあります。
地元の人にもあまり知られていない、紅葉の隠れ名所です。
透明度の高いダム湖と色取り取りの紅葉樹、岸辺には水没林と
見事なコラボレーションを見せてくれるのですが、
なぜかこの美しさがあまり認知されていません。
駐車場(10台くらい)もあるしアクセスも超楽チンの穴場です。
加筆した黄色のマーカー線で堰堤以外は道は無く全て藪漕ぎです。
※県道67号(中野・須賀川線)は冬季は全線通行止めになります。
ただ須賀川市方面からは積雪が多くなければ滑川砂防ダムまでは
行くことができます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダムの堰堤です。
長さは164m、高さは19m。
1983年(昭和58年)3月竣工
撮影は基本的にはこの堰堤の上からで
ダム湖を周回する道はありません。
私の場合は藪漕ぎしながら道なき薮を1周して撮影しています。
(白マーカー線のように藪漕ぎして進みます)
滑川砂防ダムは一般的な呼び方ですが
砂防法上は砂防堰堤といいます。
ダムは貯水を目的とした高さ15m以上のダムで
河川法で管理されているのだそうです。
ただ昭和39年以前の旧河川法では高さ15m以下でももダムと呼ぶそうです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤上から望んだ須賀川市の最高峰、八幡岳(1102m)山頂方面
滑川砂防ダムからは直接山頂はギリ見えてきません。 -
★夕映えの八幡岳 (※2020/5/25 撮影)
当町から見た夕映えの八幡岳(1102m)です。
左の額取山(941m )と同じくらいの標高に見えますが
額取山の方が手前にあるので同じような高さに見えています。
望遠レンズで撮っているので近くに見えますが
肉眼ではもっと遠くに見えます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
天気予報通り風は殆どありませんが太陽の辺りに薄雲が
かかっていてコントラストがイマイチですが
まずまずのコンデションです。 -
★青葉若葉の滑川砂防ダム湖 (※2023/05/12 撮影)
5月の新緑の時も訪れ撮影したものの諸般の事情で
お蔵入りしていて、ようやく役に立てました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダムは金喰川(かなはみがわ)の渓谷に作られたダムなので
いつも山(上流側)から谷(下流側)に向けて風が吹き抜けるので
風が凪いで水鏡になるのはとても貴重な時間です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
紅葉的にはMaxは過ぎていましたが
紅葉Maxが晴天&無風とは限らないので
水鏡が見られてこのくらいの紅葉なら御の字です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖に迫り出している美しい紅葉は
シラキ(白木)だと思います。
◎シラキ(白木/トウダイグサ科シラキ属)は
中国、朝鮮半島、日本に分布し、日本では
本州、四国、九州、沖縄に分布し、岩手県が北限です。
山地、丘陵地の落葉単葉樹林帯に生育し、特に渓流沿いに多く見られます。
樹高は5~9 m)、幹は直径10 - 30cm。
樹皮は灰褐色または灰白色でなめらかで縦すじが入り、
老木では縦に細く浅い裂け目がある。
この白っぽい幹の姿からシラキ(白木)と名付けられました。
枝や葉を切ると白い乳液が出ます。
葉はカキノキに似た形で単葉互生し、先端は尖り鋸歯はない。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤から見る紅葉は左岸(見た目の右側)のフォトジェニクですが
右岸、左岸それぞれの岸行くと何故か右岸の方が
キレイに見えます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖周囲は真っ赤なモミジが多いわけでは無いので
美しい水鏡の映り込みが無いと
ごく普通の紅葉景色になってしまいます。
滑川砂防ダムの紅葉を撮影するなら
私的には水鏡が絶対条件です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダムの水鏡がキレイな理由の一つには
水の透明度があります。
ダム湖より上流の金喰川沿いには民家農家はおろか田畑も無いので
水は限りなく透明です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖の透明度が高いとともに、
湖底が黒っぽいので鏡と同じような効果があるので
まさに水鏡になるわけです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
写真左端が滑川砂防ダムに流れ込む主河川の
『金喰川・かねはみがわ』の流入口です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
金喰川は昔はほぼ直線的に流れ込んでいましたが
流入口に年々土砂が堆積し堤防のようになり
現在は写真の一番右端辺りから流入しています。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
その堤防のような流入口も記録的な豪雨に見舞われれば
その堤防のような土手を破壊しまたしばらくは
直線的に流入するのではないかと想像します。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダム湖には主河川の金喰川の他に小さな川(沢)が
2本流れ込んでいて、その内の1本がこの写真中央辺りの
杉と笹が茂っている左から流れ込んでいます。
名前はありません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤から見たダム湖右岸の眺めです。
こちらは既に落葉した木が多く
枝が全般に白っぽく見えています。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
こちらがダム湖の左岸です。
堰堤を右岸に少しずつ近づきながら撮影していますが
ぱっと見は代り映えしないですね(^-^;。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖に迫り出している木は上記でも紹介した
シラキ(白木/トウダイグサ科シラキ属)です。
より多くの日光を求めて水面に迫り出して成長するのだと思いますが
日光は確かに他の木より多く得られますが
自身の重みと重力の戦いでもあるので
際限なく湖面に迫り出せるわけではありません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
恐らくこれ以上迫り出したら
自らの重みで幹が折れてしまうことを
知っているのだと思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
こちらの木々が湖面に迫り出しているのも
上記のシラキと同じ理由だと思います。
ただこの辺りは冬期になると多い時は
70~80cmも積もるので雪の重さも考慮しなくてはなりません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
湖面に迫り出した木々にとって積雪は脅威だと思いますが
厳寒期になると湖面は凍結し、例え大雪が積もっても
湖面は凍結しているので、凍結面まで耐えれば
幹や枝は折れなくて済みます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
さて、上記一連の写真は堰堤の上から撮影したものです。
一般的な撮影者は堰堤の右岸端まで行ったら撤収しますが
私の場合はこの写真に描き込んだ白マーカー線のように
藪漕ぎしながらダム湖を1周します。 -
★初冬の滑川砂防ダム (※2021/12/3 撮影)
藪漕ぎはしますが、一番難儀な藪漕ぎは堰堤右岸端から山の斜面に
生い茂る笹藪で、この笹藪を突破すればその先は
林下になるので藪はあまりキツクありません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤右岸端の笹藪から見た堰堤と駐車場方面です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤右岸端の笹藪から見たダム湖左岸です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤から見た左岸も右岸笹藪から見た左岸も
ぱっと見はほぼ同じに見えますね(^-^;。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤から見た左岸と右岸笹藪から見た左岸はどう違うんじゃい?
と、思うのが当然ですが
よ~く見比べると右岸笹藪か見た
シラキは正対して写っていますが、
堰堤からだと横から見ている姿になります。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ま、微妙な差ではありますが
右岸から左岸を正対して見た時の
水鏡が一番キレイな映り込みだと思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖に流入する河川の一つ(沢)を右岸から正対した構図です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
右岸の笹藪を掻き分け斜面を登り、
再びダム湖の方に下りていきます。
その斜面途中から見たダム湖です。 -
☆雪降り埋む滑川砂防ダム湖 (※2017/12/12 撮影)
上記と同じような位置から見た初冬の滑川砂防ダム湖です。
1月になると寒さが厳しくなりダム湖は凍結し始めますが
12月の初雪の頃はダム湖はまだ凍結していないので
コントラストのある水墨画のような雪景色を撮ることができます。
ただ11月下旬になると県道67号(中野須賀川線)は通行止めになるので
御注意下さい。 -
☆氷結始めの滑川砂防ダム (※2019/1/10 撮影)
年によって凍結具合は違いますが
だいたい1月~3月初旬までは凍結します。
2019/1/10 に訪れた時は90%が凍結していましたが
なぜか部分的に凍結していない部分が見られました。
もしかしたら湖底で湧水しているポイントなのかも。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
山の斜面からダム湖右岸の際近くまで下りてきました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
朝は右岸は太陽光は逆光になりますが
紅葉の透過光狙いには打ってつけです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ひたすら重力に逆らい明るい方へ明るいほうへと
枝や幹を伸ばす木々たち。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖右岸には湖に迫り出した木が多く
いかに撮り込むかが腕の腕の見せ所です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
やや紅葉のピークは過ぎたようですが
枝先が落葉してスッキリし見通しが良くなり
これはこれで良かったかも。 -
★青葉若葉の滑川砂防ダム湖 (※2023/05/12 撮影)
今年の新緑時に上記とほぼ同じポイントで撮影しました。
新緑も素敵なんですがさすがに旅行記の写真全部が新緑だと
やや地味な印象がしますが
紅葉写真の中に数点折り込んだ方が
俄然その魅力が伝わると思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
☆雪降り埋む滑川砂防ダム (※2017/12/12 撮影)
初雪の頃のダム湖も水墨画のようで趣がありますが
このような好条件のときは紅葉の水鏡より断然少なく貴重です。
まず湖面が凍結していないこと、
風が無いこと、雪が枝にも付着していること、
ダム湖に来るまでの道路が通れること等々・・・・
様々な条件が満たされないと撮れない写真です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
落葉した白っぽい枝々も
水面が黒く透明な水鏡だからこそ一段と映えます。 -
★青葉若葉の滑川砂防ダム湖 (※2023/05/12 撮影)
重力に逆らってでも光を求め湖に迫り出した木ですが
さうがに限界点を越えてしまったようで
枝が水面に着き始めています。
これで成長を止めるのかと思いきや
枝先は今度は上に伸び始めています。
しかし、上に伸びても枝に掛かる重さは
増えることさえあれ、減ることはありません。
さあ、どうする? -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
落葉し少し枝先は軽くなったと思いますが
これで成長を止めるか
幹を太くして強度を上げるかしないと
やがて幹が折れるか、枝ごと水没するかしかありません。 -
★青葉若葉の滑川砂防ダム湖 (※2023/05/12 撮影)
この枝も水面ギリギリのところで限界点を察知し
この先どうしたら良いのか悩んでいるのかも。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖が凍結する前に大雪になれば
雪の重みで枝や幹が折れてしまう危険もあります。
湖面に迫り出し光を独占したとしても
危険が待ち受けているわけですから
自然界も生きるのはけっこう厳しいようです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
右岸はダム湖に迫り出した木々を主役とすれば
左岸(対岸)を借景として撮り込めます。
逆に左岸(対岸)を主役にするときは
右岸は前景として撮り込み遠近感を上手く演出できます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
湖面に大きく迫り出しているこの木はクマシデです。
◎クマシデ(熊四手、熊垂/カバノキ科クマシデ属)
本州・四国・九州の日当たりのよい山地に自生する落葉高木で、
樹高は10~15mほどになる。 花期は4~5月ごろで雌雄異花。
小苞(しょうほう)が重なり合った花穂の形が独特である。
10-11月に長さ4~5cmの果実を付けます。
木材は堅いため、家具材・建築材・農具の柄などに用いられる。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
水鏡が完璧過ぎて根本を見ないと
どこが水面なのか悩ましいほどです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
堰堤で撮影していた時以上に風がなく
ほぼ完璧な水鏡状態になりました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
こんな完璧な紅葉&水鏡日和なのに
私以外誰も訪れていません。
藪漕ぎは無理だとしても堰堤からでも
十分美しいのにこの人気度の無さは不思議です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
たま~に、水鳥が数羽、羽を休めていることがありますが
人の姿を見ると飛び立ってしまうので
水鏡の撮影には影響しません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
水際にシラヤマギク(白山菊)のような花が咲いていました。
さすがに11月ともなるとみるべき山野草の花はありません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
紅葉に華をもたせ控えめなところが
奥ゆかしくていい感じです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
マムシグサ(テンナンショウ)の赤い実がまだなっていました。
緑の中ではこの赤は毒々しく見えますが
周囲が紅く色づいているからか
不思議と毒々しく見えません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
枝ぶりがゴッツイ、ヤシャブシの枝。
ヤシャブシ(夜叉附子/ハンノキ属)
主に福島以南の山地に自生し
8~15mになる落葉高木。雌雄同株。
葉は4-10cmの狭卵形、鋭頭、縁には重鋸歯があります。
葉裏脈上に伏毛があります。
花は葉の展開前に咲き、雄花花序はやや太く弓なりになって垂れ下がります。
雌花花序はその少し下に1、2個上向きに付きます。
仲間にオオバヤシャブシやミヤマヤシャブシがありますが
見極めが難しいです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
クマシデ(左)とヤシャブシ(右)
水面に大きく迫り出している木は
左がクマシデ(熊四手)、右がヤシャブシ(夜叉五倍子)です。 -
★ヤシャブシ(左)とクマシデ(右)
ヤシャブシの実はハンノキなどと良くにますが
ハンノキの実は柄があるので下垂しますが、
ヤシャブシは柄が無いのでほとんど下垂しません。
クマシデの実は小苞(しょうほう)が重なり合った花穂の形が独特で、
ビールの苦みに使うホップ(アサ科カラハナソウ属)の花穂に似ています。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダム湖は岸がズドンと湖に落ちている個所が多いのですが
右岸の堰堤寄りには水草の生えた浜のような場所があり
他とはまた違った写真を撮ることができます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
岸辺の植物はどうってことのないイネ科の雑草ですが
あると無いでは印象が違ってくるので
『枯草も山の賑わい』って感じです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
この日は堰堤から撮影している人はいませんでしたが
ここに私が立っていると目障りになるので
そんな時は目立たないよな場所に移動する気遣いが必要だと思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダム湖には真っ赤なモミジが多いわけではありませんが
私的にはこのくらいのモミジの方が
奥ゆかしくて自然の写真には丁度いい数だと思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ここからは右岸の木々を生かした撮影をしてみました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
真ん中で曲線を描いている木はノダフジです。
人によっては対岸を撮る際に邪魔だと感じるかも知れませんが
私は邪魔者扱いするより、いっそ主役にしてしまった方が
絵になるのでは無いかと思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
これでなどは『歌川広重 』の『名所江戸百景・亀戸梅屋舗』を
オマージュして撮影してみました。
彼のゴッホも『名所江戸百景・亀戸梅屋舗』をオマージュして
ほぼ同じ絵のまま模写していますよね。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
私のような素人は
理論や理屈より素敵な作品をたくさん見て
感化されたり真似たりするのが
上達の第一歩かも知れません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
これは両脇の枝を脇役にし
対岸を主役にして撮影してみました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
対岸を撮影するには確かに邪魔な木々ですが
思考を変えると景色も違って見えてきます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
邪魔な木々も主役にしてみれば
存在感が際立ち力強き写真になると思います。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
私は写真に関して師匠もいないし写真教室などにも
一度も通ったこともないし習ったことも無い
完璧な自己流ですが、
もし写真の師匠やプロがこの景色を撮るとしたら
どのような写真を撮るのかとても興味があります。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
この個性的な木(枝)はノダフジ(野田藤)ですが
藤と野田藤はどう違うのでしょう?
藤の呼び方はお住まいの地域によって少し変化するようです。
日本に自生するフジには本州~九州に分布するノダフジと
本州中部地方以西・四国・九州に分布するヤマフジがあり
一般的にフジと呼ばれているのはノダフジです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
つまり本州中部地方以北の場合、
見られる藤の花は基本的にはノダフジなので
藤と言えばほぼノダフジですが
本州中部地方以西の場合はノダフジとヤマフジの2種類があるので
現物を見て見ないとどちらの藤か分かりません。
なので福島県に自生する藤は全てノダフジってことなので
悩むことありません。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダム湖は堰堤以外は藪漕ぎしないと
周回はできないと上記で書きましたが
今年は熊(ツキノワグマ)の出没や被害が多発しているので
見通しの悪い藪漕ぎはなおさら要注意です。
当然この周辺も熊の生息地域なので今年に限らず
熊避け対策はしていますが、
これだけ熊被害が増えているとさすがに不気味です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
幸か不幸か私は滑川砂防ダム湖周辺で
熊に遭遇したことはありませんが
金喰川の流入口では熊の足跡を見ているので
細心の注意は不可欠です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
真横になりながらも迷いなく光を求めて
ダム湖に迫り出すクマシデ(熊四手)の木。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
紅葉のピークはやや過ぎたと先に書きかましたが
この緑色のヤマモミジはなぜか毎年色付きが遅い個体です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
◎ヤマモミジ
ヤマモミジは北海道と本州の北中部(青森県から島根県)に分布し、
日本海側の山地に多い。
太平洋側に分布するイロハモミジ、オオモミジと共に
日本のカエデを代表する樹種で、新緑や紅葉の美しさを観賞するため
庭木や盆栽として使われています。
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
◎ヤマモミジ
葉はイロハモミジよりもやや大きく、直径5~11cmほど。
7~9つに裂け、その先端は尾状に鋭く尖る。
縁にはイロハモミジと同じように二重のギザギザが不規則に生じており、
一重のギザギザが端正に並んでいるオオモミジとは異なる。
枝は細く、枝分かれが多い。
-
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
右岸の八幡沢が流れむ小さな入り江にやってきました。
途中に2mほどの崖がありますが
私が張ったトラロープを頼りに下ります。
この辺りも風が無いときは水鏡が美しいポイントです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
八幡沢が流れむ小さな入り江周辺には水没樹があり
水鏡の水面にアクセントを与えてくれています。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
この辺りは日陰なので暗めな水面ですが
その暗さが逆に紅葉を幻想的に映り込んで見えます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ほぼほぼ映り込みだけの紅葉です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
須賀川市の最高峰である八幡岳(1102m)を源流とする八幡沢にある八幡小滝。
水量は知れたものですが落差は15mほどある渓流瀑です。
滑川砂防ダムから15mほど沢登りすると見えてきます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
金喰川流入口近くの右岸はかなり落葉が進んでいました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖の北岸、金喰川の流入口近くまでやってきました。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
金喰川(かねはみがわ)はダム湖の少し上流側で分岐し
再びダム湖で合流しています。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
二つに分岐した金喰川(かなはみがわ)の流れが大きい方の
流入口です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
上記写真の左岸側から見た流入口です。
現在、ここから金喰川上流には民家も田畑もありませんが
ずいぶん昔は鶏峠(にわとりとうげ)の登り口に人家がありました。
今でもお墓や家の礎石が残っています。
いつの頃に人が棲みつき、いつ頃に廃屋になったになったのか
はっきり分かりませんが
家屋の土台は一部コンクリートなので
おそらく明治以降も人が棲んでいたと思われます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
二つに分岐した金喰川の小さい方の流れの流入地点です。
向こう岸がダム湖の左岸になり、
ここからUターンするように
左岸斜面を登り左岸上部の崖道を堰堤方面に戻ります。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
金喰川が流入したダム湖の北岸です。
堰堤から見えていた北岸はこの辺りです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
北岸前のダム湖です。
正面は先ほど藪漕ぎしてきた右岸です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
金喰川(かなはみがわ)流入口を左岸斜面から少し
見下ろした構図です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
さらに左岸斜面を登って流入口を見下ろした構図です。
この辺りから左岸は急斜面の踏み跡を頼りに
堰堤方面に進みます。
滑落しても死ぬような高さではありませんが
滑落したら一気にダム湖にドボンすので
細心の注意が必要です。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
昨年ダム湖左岸の杉林の9割が伐採されてしまい
かろうじてダム湖際の木だけ残されたので
なんとか紅葉は見られましたが
今年も伐採地は荒れたままでた。
早く植林して緑地にしないと豪雨などに見舞われたら
斜面の土砂がダム湖に流出する恐れがありそうです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖右岸にくらべ左岸は見た目も紅葉もイマイチかな。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
それでも左岸の小さな沢の流入口周辺は紅葉樹や水没樹もあるので
けっこう絵になります。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
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◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
水没樹がダム湖から10本ほど突き出ています。
このように様々な原因で立ち枯れし
幹や枝が白く枯れた木を白骨樹とも呼びます。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
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◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
左岸のこの辺りは右岸から見ても
フォトジェニックなポイントです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
ダム湖左岸から駐車場に戻ってきました。
八幡岳山頂(1102m)はこの辺りからは角度的に見えませんが
稜線が青空に映えてキレイです。
稜線周辺は既に落葉し初冬の装いです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
到着したときは少し薄雲がかかっていましたが、
すっかり青空になってきました。
晴れれば紅葉もコントラストがつくので
よりキレイに見えますが
湖面には微細な波があるようで
水鏡的には来た時の方が良かったかも。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
わずか2時間ほどの間にも
気象条件は微妙に変化しているので
青空、無風、紅葉の三つが完璧にそろうのは中々ありません。
欲を言えばキリがないので例え1時間でも
好条件が3つ揃ったので大満足でした。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
滑川砂防ダム湖の紅葉が終わると奥羽山系の紅葉も
ほぼ終わりで後は標高の低い阿武隈山系や里地の紅葉へと
移り変わり、いよいよ今年の紅葉のフナーレが近づいてきます。
これで◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いつも”いいね”もありがとうございます。
今日はX,masイブ。
今年も残すところもあと1週間ほど、
あと一つ旅行記がUPできるかかなり微妙なので
とりあえず今年最後のつもりのご挨拶です。
今年も拙い旅行記にお付き合いいただき
ありがとうございました。
風邪などひかぬよう元気に良い新年をお迎えください。
ではまた。 j-ryu
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