
2020/09/29 - 2020/09/29
52位(同エリア599件中)
j-ryuさん
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☆今年の紅葉始めは3年ぶりの磐梯吾妻の魔女の瞳こと五色沼へ。
Part1では浄土平から魔女の瞳まで紹介し、
今回は引き続き、魔女の瞳と酸ヶ平湿原や鎌沼をご紹介します。
紅葉は予想通り色付き始めでしたが
魔女の瞳は晴天微風の最高のコンデションで見ることができました。
魔女の瞳はポテンシャルは高いのですが
曇天や風のある時は残念ながらそのポテンシャルが十分に発揮されません。
悲しいかな高山の天気は気まぐれ。
天気予報が晴れだとしても必ずしも晴れる保証はなく
さらに紅葉の一番見頃に晴天微風の日がある保証もありません。
あとは日頃の行いと運しだい。
それらを鑑みると色付きは物足りなかったものの
素晴らしい魔女の瞳に出会えて十分満足でした。
来年こそは最高のコンデションの中、最高の紅葉に会えますように。
まってろよ!魔女の瞳!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆磐梯吾妻地域Map
※自然公園財団の地図に加筆
http://www.bes.or.jp/joudo/blog/detail.html?id=12352
我が家から浄土平へは東北道とスカイラインを利用して
約1時間半。 -
☆浄土平/一切経山/魔女の瞳トレッキングMap
※自然公園財団の地図に加筆
http://www.bes.or.jp/joudo/blog/detail.html?id=12352 -
☆磐梯吾妻 浄土平&魔女の瞳&鎌沼俯瞰図
※Google Earthに加筆 -
☆魔女の瞳(五色沼)火口壁西側のガレ場から見上げた一切経山(1949m)
魔女の瞳には何度も訪れていますが一切経山から下って
魔女の瞳(五色沼)火口壁西側のガレ場に立ったのは初めてです。
山は好きだけれど厳しい登山は嫌、と言う
根っからの軟弱者(^^;)。
だって1949mの山頂から1746mの魔女の瞳に一気に200mも下って
また200mも登るなんて軟弱者にそんなハードな選択など
あろうはずもありません。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
それが今回、何を血迷ったのか魔女の瞳まで下ってきてしまいました。
そりゃ、標高が200mも違うんだから見える景色も素晴らしいけれど
やはり登りが憂鬱(--〆)。
ま、降りてきたしまったんだから
とりあえずここでしか見られない絶景を楽しみましょう(^^ゞ。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
特に見たかったのがこの透明感溢れる水面です。
この湖底まで見通せるのは無風で波が全く無いときだけです。
理想的には湖面全体が完璧な凪になればいいけれど
標高1746mもあり、長さ300mもある火口湖全体が凪になるなんて
奇跡的かも知れません。
それでも風の弱いときは部分的に波が全く立たない瞬間があるので
その瞬間を待ちながら撮影します。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
-
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
ど~よ、
完璧に鏡のような水面です。
ただ湖底は黒くないのでコントラストのついた水鏡にはなりません。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
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☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
この写真でも中央と下にはとても小さなさざ波が立っています。
するとさざ波の部分は光が反射し透明感がなくなります。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
わずかなさざ波でもあれば水面は水鏡になりません。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
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☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
波が全く無くなった瞬間だけシャッターを切ります。
この青さ、この透明度が魔女の瞳が本来持っているポテンシャルです。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
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☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
晴天で風がなく、水面レベルに近いポイントだからこ見られる
限りなく透明なセルリアンブルーにうっとりです(^^♪。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
同じ福島県の裏磐梯五色沼も美しいターコイズブルーの湖沼群ですが
魔女の瞳とは青く見えるシステムが違います。
裏磐梯五色沼は水に酸化アルミニュームの1種アロフェンを含んでいて
そのアロフェンの作用で青く見えるそうです。
魔女の瞳は湖底の色や透明度、水深などが相乗作用して青く見えるようです。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
-
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
三角錐の針葉樹は欧風な印象がしますが
吾妻五葉松は日本庭園のよな和風の雰囲気を醸し出しています。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
-
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
魔女の瞳は水面回りの樹木の色からも影響を受けます。
この時期はミネカエデの黄色が反映し水がやや黄緑色にも見えます。 -
☆五色沼火口壁西側のガレ場から見下ろした魔女の瞳
-
☆魔女の瞳(五色沼)火口壁西側のガレ場から見上げた一切経山(1949m)
体力のある人なら魔女の瞳の北側の家形山まで登り
魔女の瞳を見下ろすのも素敵だと思いますが
私は一切経山を登り下りするだけで精一杯、
なんせ5日後はGo To Travelで上高地、乗鞍、千畳敷カールに行くので
体力を少し温存しておく必要があります。 -
☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
てなわけで、再び一切経山北側登山道を山頂まで登ります。 -
☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)西側の谷地
ぱっと見ヨーロッパアルプス山麓の牧歌的な風景にも見えます。
でも決定的な違いは緑のジュウタンは牧草ではなく
チシマザサです。
チシマザサはネマガリダケとも言い
茎の根元が曲がっていることに由来します。
またネマガリタケのタケノコはジダケなどとも呼ばれ
山菜としても人気があります。 -
☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)周辺の森
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☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)周辺の森
三角錐の針葉樹はおそらくオオシラビソ。
オオシラビソは、多雪地帯の東北地方に多い針葉樹で
樹氷で有名な森吉山や蔵王山、八幡平、八甲田山などに多く自生します。
樹形は円錐形だが、風や雪で痛々しい樹形になっていることも多い。
別名でアオオモリトドマツとも呼ばれます。 -
☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
一切経山(1949m)山頂近くまで登ってきました。
下から山頂を見上げたときは体力がもつか不安でしたが、
けっこう頑張れるものです(^^ゞ。 -
☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
山頂近くにある四角い大岩。
この角度から見ると魔女の瞳をパックンしています。 -
☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山北側登山道から見た魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
再び山頂に戻ってきました。
下りる前は体力的に少し不安でしたが
やる気があればまだまだできるのかも。
でもそのやる気が中々起きない歳まわりです(^^;)。 -
☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
三角錐の針葉樹はオオシラビソ(アオモリトドマツ)だと紹介しましたが
コメツガの可能性もあります。
ただオオソラビソは樹氷の基になるほど雪の重みにも強く4mもの
積雪にも耐えられるそうですが
コメツガは1.5mを越える積雪だと枝が折れてしまうそうです。 -
☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
また豪雪地帯では針葉樹の幼木は雪腐れ病に弱いそうですが
オオシラビソの幼木は耐性があり
引いてはオオシラビソが豪雪地帯に多くなった理由です。 -
☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
オオシラビソの名前の由来はシラビソに似て
球果が約10cmと大きいので、「オオシラビソ」と名付けられました。
実際、黒い実がなっているとまるで小鳥が大群でとまっているかのようにも
見えたりします。 -
☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
この日は晴天な上に一切経山(1949m)山頂でも
爽やかなそよ風程度。
魔女の瞳は標高が1746mもあるとはいえ
火口壁に囲まれている分だけ風は弱まりますが
この日ほど波が無かったのは初めてでした。
ゆえにこれほどクリアなセルリアンブルーの瞳はそうそう見られません。 -
☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
これで訪問があと1週間遅ければ紅葉も見事だったと思いますが
その1週間後の見頃の時期に晴天無風の日が何日あるか、
ましてやその絶好のコンディションと自分の休日が合致するなんて
おそらく奇跡だと思います。 -
☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
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☆一切経山(1949m)から見下ろす魔女の瞳(五色沼)
また必ず来るとは思いますが
しばらくは見納めです。 -
☆一切経山登山道からの望む吾妻小富士方面
酸ヶ平から登ってきた同じ登山道を下ります。
眼下には相変わらず雲海が漂い吾妻小富士(1707m)は雲の中。
右手の山は高山(1805m)
この日中通り平地の天気予報は晴れでしたが
この様子では晴れと言うより曇り時々晴れだったかも。 -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平、鎌沼、東吾妻山(1974m)
高度を下げると再び酸ヶ平湿原の向こうに鎌沼が見えてきました。 -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平、鎌沼
鎌沼(1770m)は周囲を一切経山(標高1949m)、前大巓(標高1911m)、東吾妻山(1974m)、蓬莱山(1802m)に囲まれた凹地にあり
その形が鎌の形をしていることから鎌沼と呼ばれます。 -
☆一切経山登山道からの望む前大巓(1911m)(まえだいてん)山麓
鎌沼や酸ヶ平湿原周辺の斜面はなぜか大きな森にはならず
オオシラビソなどが点々と生えているだけです。
森にならない理由は何でしょうね? -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平湿原&池塘
湿地や湿原で森が形成できないのは分かりますが
その周囲も水分が多すぎて森を形成するには
根腐れを起こしやすい地質なんでしょうかね? -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平湿原
-
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平湿原&池塘
高山地帯の湿原や湿地にできる水深の浅い小さな沼や池は
池塘と呼ばれます。 -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平湿原&池塘
池溏(ちとう)は、湿原の泥炭層にできます。
高層湿原が形成される過程において、
堆積した泥炭層の隙間が水で涵養された部分ができる。
これが池塘で、周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生物相ができる。
池塘と池塘の間は地上、地下の水路でつながり、
時に泥炭層の一部が浮島になることもあります。 -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平、鎌沼
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☆一切経山登山道からの望む平石山(1928m)
この山容を見ていると標高が1928mもあるように見えません。 -
☆一切経山登山道からの望む平石山(1928m)
-
☆一切経山登山道からの望む平石山(1928m)
-
☆一切経山登山道からの望む平石山(1928m)
-
☆一切経山登山道のエゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)
-
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平、左手は前大巓(1911m)
右手が平石山(1928m)
赤っぽい草紅葉はクロママメノキ(黒豆の木/ツツジ科スノキ属)、
草ではなく落葉低木です。 -
☆一切経山登山道からの望む酸ヶ平&平石山(1928m)&酸ヶ平避難小屋
-
☆鎌沼周回登山道から望む酸ヶ平湿原池塘&平石山(1928m)
山頂がガレ場になっているのが平石山
どう見ても標高が1928mもある高山に見えませんね。 -
☆鎌沼周回登山道から望む酸ヶ平湿原&前大巓(1911m)
前大巓(まえだいてん)は平石山より高そうに見えますが
実際は平石山より少し低い1911m。
どうしても人間(私)は視覚からの情報を鵜呑みにする傾向があるようです。 -
☆鎌沼周回登山道から望む酸ヶ平湿原池塘&平石山(1928m)
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☆鎌沼周回登山道から望む酸ヶ平湿原池塘&前大巓(1911m)
酸ヶ平湿原は比較的歴史の浅い湿原だからか
あまり珍しい湿地植物は見当たらないかな。
地味だけれどアヅマホシクサ吾妻星草(ホシクサ科ホシクサ属)はこの地域の固有種です。 -
☆鎌沼周回登山道から望む酸ヶ平湿原池塘&前大巓(1911m)
吾妻星草はアヅマ(吾妻)の地域名がついている唯一の植物です。
吾妻連峰で唯一の固有種。
吾妻連峰の標高1500mから1760mの範囲の高層湿原のみで植生が確認されています。
ホシクサと言う発音からすると干し草を思い浮かべますが
ホシクサ科の花は花の形が小さな金平糖のような星型なので
ホシクサと呼ばれます。 -
☆鎌沼周回登山道から望む酸ヶ平湿原池塘&平石山(1928m)
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼
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☆鎌沼周回登山道から望む前大巓(1911m)
吾妻連峰には前大巓の他に中大巓(1963m、東大巓(1928m)、
西大巓(1981mがあります。
巓とは山頂とか頂の意味があり大巓は『大きな頂きのある山』ということだそうです。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)山麓
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)山麓
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)
とてもなだらかな山容の東吾妻山。
まるで秦の始皇帝陵のようなフォルムです。
でも秦の始皇帝陵の直径は466mですが
東吾妻山はGoogle Earthで計ると1500m以上はあるので
現実的には東吾妻山の方が秦の始皇帝陵より3倍も大きいです。
さらに高さを含めた体積になると10倍以上大きいと思います。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)山麓
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)
この木道は鎌沼を半周ほど巡らされていて
さらに姥が原や谷地平方面へと分岐しています。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)山麓
東吾妻山の斜面も紅葉し始めていますが
やはり見頃よりは1週間は早い訪れです。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)山麓
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)山麓
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☆鎌沼周回登山道から望む残雪の鎌沼&東吾妻山(1974m)
(※2018/05/15 撮影)
2年前に魔女の瞳の目覚めを見に行ったときも
鎌沼を周回しました。
その時の残雪の凄さはまるで氷河のようで
特にこの辺りは木道は完全に雪の下で
このいつ崩壊してもおかしくないような残雪の斜面を
アイゼンを装着して横切りました。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&左、前大巓(1911m)
右手が平石山(1928m) -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&東吾妻山(1974m)
遠くから見ると芝生か牧草地のような緑も
実際はチシマザサやクマザサで
木道脇こそ下刈りされていますが
少し外れれば草丈は1m以上はあります。 -
☆鎌沼周回登山道
-
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&左、前大巓(1911m)
右手が平石山(1928m) -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼
鎌沼は蓬莱山の北西麓を取り囲むような鎌の形をしていて
周囲は1.4km,水深は1mほどの浅い沼だそうです。
ただ水は透明ですが水質が酸性なので水生植物や動物にはすみにくい環境のようです。
流入する大きな川や沢はないので周辺の山々から雨水が流れ込んだり
地中から染み出した水が溜まってできた沼です。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&左、前大巓(1911m)
右手が平石山(1928m) -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
黄色いミネカエデと共にいち早く赤く色づくミネザクラ。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
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☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
この牧歌的な鎌沼周辺の木道には何か所も
ベンチシートがあるので小休止したり
昼食をとったりするのに最適です。
周囲の山々が高山の割にみななだらかなので
威圧感がまったくないので
天気さえ穏やかだったら最高のハイキングコースです。 -
☆鎌沼周回登山道から望む東吾妻山(1974m)山麓
東吾妻山(1974m)山麓はミネカエデの黄葉は見頃ですが
赤系のカエデ1週間後くらいに見頃になることでしょう。 -
☆鎌沼周回登山道から望む東吾妻山(1974m)山麓
-
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼
ほぼ平坦な鎌沼周回木道で唯一階段のあるポイント。 -
☆鎌沼周回登山道から望む鎌沼&前大巓(1911m)
-
☆鎌沼周回登山道から望む残雪の鎌沼&前大巓(1911m)
(※2018/05/15 撮影)
鎌沼西岸の氷河のような残雪です。
真横から見ると分かりますが
残雪が沼に向かって迫り出しているので
残雪上を歩くときはなるべく沼から遠い地点を歩くのが賢明です。 -
☆鎌沼周回登山道から望む東吾妻山(1974m)山麓
-
☆鎌沼周回登山道から望む高山(1805m)
笹原に点在するミネザクラやミネカエデが黄色く色づいてキレイです。
向こうに見えるコニーデ型の山は吾妻連峰で最南端にある高山(1805m) -
☆鎌沼周回登山道から望む東吾妻山(1974m)
何処から見ても穏やかな山容の東吾妻山(1974m)。 -
☆鎌沼周回登山道 板橋周辺の紅葉
鎌沼周回木道で唯一の塩ノ川に架かる1本板橋から
姥ケ原方面を望んだ構図。 -
☆鎌沼周回登山道 板橋周辺の紅葉
鎌沼周回木道で唯一架かる1本板橋から見下ろした塩ノ川
赤く色づいたミネザクラが鮮やかです。 -
☆鎌沼周回登山道 板橋周辺から望む姥ケ原方面
-
☆鎌沼周回登山道のヤマハハコ(山母子)
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☆鎌沼周回登山道のオヤマリドウ
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☆鎌沼周回登山道から望む吾妻小富士(1707m)
鎌沼から下りの低木樹林帯を抜けると吾妻小富士が見えてきます。 -
☆鎌沼周回登山道から望む高山(1805m)
高山の裾野を流れる荒川渓谷を挟んで高山側は吾妻連峰で
反対の野地温泉や箕輪山は安達太良連峰になります。 -
☆鎌沼周回登山道から望む吾妻小富士(1707m)
蓬莱山山麓はミネカエデやミネザクラが多く
浄土平周辺ではいち早く色づきます。 -
☆鎌沼周回登山道から望む吾妻小富士(1707m)
日本全土にあやかりの〇〇富士があり
福島県では磐梯山が会津富士と呼ばれたりしますが
一番富士山らしい姿の山はこの吾妻小富士でしょう。 -
☆鎌沼周回登山道 ゴゼンタチバナ(御前橘)の実
登山道脇ではゴゼンタチバナの赤い実がなっていました。
ゴゼンタチバナ(御前橘)は、ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属で
草丈10cm弱の多年草で花はミズキ属だけあって
ハナミズキやヤマボウシに似ています。
白くハナビラに見えるのは総苞でこれもミズキ属の特徴です。 -
☆鎌沼周回登山道 マイヅルソウ(舞鶴草)の実
登山道脇ではマイヅルソウの赤い実もたくさん見られました。
マイヅルソウ(舞鶴草/キジカクシ科マイヅルゾウ属)は
日本では、北海道から九州の山地帯上部から亜高山帯の針葉樹林に多く群生し、
草丈6,7cmの多年草。
花は白い星型。
花が舞鶴紋に似ていることから舞鶴草と呼ばれます。 -
☆鎌沼周回登山道 シラタマソウ(白玉草の実)
シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科シラタマノキ属は
中部以北の亜高山帯以上の草地等、比較的乾燥した場所に自生し
樹高さは30cm程度。葉は互生し、鋸歯を持つ楕円形で3cm程度の大きさ。
花期は7-8月で、5mm程度のドウダンツツジのような釣鐘型の地味な花をつける。花の先端はつぼまり、5裂し、裂片は反り返る。
9月頃、萼が肥大して果実を覆い、白い玉状になることからシラタマノキの和名がある。これを潰すとサリチル酸の臭い(サロンパス)がします。 -
☆鎌沼周回登山道から望む一切経山の大穴火口
浄土平より少し高度のある登山道からの方が
大穴火口が良く見えます。
直近では
2014/12 噴火警戒レベルが1から2へ
2016/10 噴火警戒レベルが2から1へ
2019/5/9 噴火警戒レベルが1から2へ
2019/9/15~浄土平駐車場駐車禁止
2019/6/17 噴火警戒レベルが2から1へ
2020/6/10 一切経山山頂酸ヶ平ルート解禁再開
近年では噴火警戒レベルが1から2に上がるたびに浄土平駐車場が駐車禁止になったり、スカイラインじたいが通行止めになったりしています。
以前はこれほど敏感に警戒しなかったと思いますが
御嶽山の突然の噴火後はより警戒が厳しくなりました。 -
☆鎌沼周回登山道から望む一切経山の大穴火口
(※2017/09/26 撮影)
今年は3年前より噴煙が多めになり
硫黄臭も少し強くなりましたがそれほど大きな変化には見えません。
でも御嶽山の事例もあるのでやはり油断はできませんね。 -
☆浄土平湿原遊歩道から望む吾妻小富士(1707m)
浄土平の西半分は浄土平湿原保護地域で
遊歩道が敷設されています。
浄土平湿原は、新しい火山地域に属し、標高1,570mから1,600mに位置する亜高山帯の平地です。
北に一切経山、東は吾妻小富士、南に桶沼、西の蓬莱山と四方を囲まれた凹地で、一切経山から噴出した泥土や岩塊に埋められ、火山活動がくりかえされてきました。そのために乾 燥地と湿潤地、またその中間の適潤地とに区別され、それぞれ異質の植物群落の発達が見られます。
乾燥地での植物群落は、ススキ、コメススキ、ヒメスゲ、メイゲツソウ、ミネヤナギなど。
湿潤地では、ワタスゲ、エゾオヤマリンドウ、ガンコウラン、モウセンゴケなど。
岩塊の多い適潤地では、イワカガミ、イソツツジ、シラネニンジン、ネバリノギラン、ハクサンチドリ、ミヤマアキノキリンソウなどが自生しています。 -
☆浄土平湿原のワタスゲ(綿菅)
(※2014/6/24撮影)
浄土平湿原のワタスゲの群落は駐車場から遊歩道を5分歩くだけで見られる
お手軽で貴重な湿原です。 -
☆浄土平湿原遊歩道から望む一切経山(1949m)
-
☆浄土平湿原のハナゴケ(花苔)
まるで雪が降ったように白いハナゴケ -
☆浄土平湿原のハナゴケ(花苔)
名前はコケと名付けられていますがコケ類ではなく
地衣類に分類されます。
地衣類は菌類と藻類の共生体だそうです。 -
☆浄土平湿原のクロマメノキ(黒豆の木)の草紅葉
草紅葉と書きましたが
クロマメノキ(黒豆の木)はツツジ科スノキ属の落葉低木です。
アジア、ヨーロッパ、北アメリカにかけた北半球の寒地に広く分布し、
日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、
亜高山帯から高山帯の岩礫地、砂礫質の草地、湿地などに群落をつくります。
花は小さなドウダンツツジのようで
黒紫の実はアサマブドウとも呼ばれブルーベリーの仲間なので
甘酸っぱく食べられます。 -
☆磐梯吾妻スカイライン脇の樋沼入口
浄土平湿原を抜けスカイラインを横断すると
樋沼への遊歩道があります。 -
☆浄土平 樋沼(1622m)
樋沼は浄土平南部の吾妻小富士と相対する古い成層火山です。
火口は清冽な濃紺の水をたたえたすり鉢状で直径150m、水深13m。
浄土平レストハウスや吾妻小舎の水源にもなっています。
遊歩道には福島の県花・ネモトシャクナゲの古木がたくさん自生しています。 -
☆浄土平 樋沼(1622m)
樋沼の火口壁に周回道路はなく展望ポイントが2か所ありますが
火口湖全体が見渡せないのが残念です。
これで◆2020・紅葉追っかけは磐梯吾妻&魔女の瞳から(2)魔女の瞳~鎌沼編はお仕舞いです。
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今年の紅葉追っかけは始まったばかり
紅葉本番の旅行記はこのあと続々です。
ではまた。 j-ryu
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