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今年(2023年)も残すところ僅かとなりましたので、年末恒例の国内で見た展覧会の中から、私が勝手にランキングする「私が選ぶ展覧会」を作成しました。コロナ禍で相次いで臨時休館となった2021年以外、2015年から作成していますが、写真撮影OKの展覧会が増えたというのが印象です。賛否はあると思いますが、より記憶に残るという意味で私は賛成派です。<br />例年のとおり、個人的なランキングですので、自分の思い出や空いていてゆっくり見れたからとか、展示内容に関係ないことが反映されています(笑)またベスト10といいながら10位以下となった展覧会も数多く紹介しており、今年行った展覧会をふりかえっているだけの旅行記です。<br />過去の私が選ぶ展覧会(過去)<br />私が選ぶ展覧会2022 https://4travel.jp/travelogue/11798108<br />私が選ぶ展覧会2020 https://4travel.jp/travelogue/11666644<br />私が選ぶ展覧会2019 https://4travel.jp/travelogue/11573437<br />私が選ぶ展覧会2018 https://4travel.jp/travelogue/11436039<br />私が選ぶ展覧会2017 https://4travel.jp/travelogue/11245210<br />私が選ぶ展覧会2016 https://4travel.jp/travelogue/11329825<br />私が選ぶ展覧会2015 https://4travel.jp/travelogue/11436961

私が選ぶ展覧会2023

40いいね!

2023/01/02 - 2023/12/07

645位(同エリア4228件中)

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+mo2

+mo2さん

今年(2023年)も残すところ僅かとなりましたので、年末恒例の国内で見た展覧会の中から、私が勝手にランキングする「私が選ぶ展覧会」を作成しました。コロナ禍で相次いで臨時休館となった2021年以外、2015年から作成していますが、写真撮影OKの展覧会が増えたというのが印象です。賛否はあると思いますが、より記憶に残るという意味で私は賛成派です。
例年のとおり、個人的なランキングですので、自分の思い出や空いていてゆっくり見れたからとか、展示内容に関係ないことが反映されています(笑)またベスト10といいながら10位以下となった展覧会も数多く紹介しており、今年行った展覧会をふりかえっているだけの旅行記です。
過去の私が選ぶ展覧会(過去)
私が選ぶ展覧会2022 https://4travel.jp/travelogue/11798108
私が選ぶ展覧会2020 https://4travel.jp/travelogue/11666644
私が選ぶ展覧会2019 https://4travel.jp/travelogue/11573437
私が選ぶ展覧会2018 https://4travel.jp/travelogue/11436039
私が選ぶ展覧会2017 https://4travel.jp/travelogue/11245210
私が選ぶ展覧会2016 https://4travel.jp/travelogue/11329825
私が選ぶ展覧会2015 https://4travel.jp/travelogue/11436961

旅行の満足度
4.5

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  • 第10位「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」(東京都美術館)4/27~8/20開催、5/1訪問<br />妹と甥っ子のともちゃんの3人で行ってきました。アンリ・マティスはフォーヴィスム(野獣派)を代表する画家として知られ、「帽子の女」「ダンス」「ジャズ(切り絵コラージュを含んだ作品集)」など数々の名作を遺し、今なお後世の芸術家やデザインに影響を与え続けています。<br />

    第10位「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」(東京都美術館)4/27~8/20開催、5/1訪問
    妹と甥っ子のともちゃんの3人で行ってきました。アンリ・マティスはフォーヴィスム(野獣派)を代表する画家として知られ、「帽子の女」「ダンス」「ジャズ(切り絵コラージュを含んだ作品集)」など数々の名作を遺し、今なお後世の芸術家やデザインに影響を与え続けています。

    東京都美術館 美術館・博物館

  • 「赤いキュロットのオダリスク」1921年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館<br />本展は、世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの協力を得て開催され、日本では約20年ぶりとなる大規模な回顧展です

    「赤いキュロットのオダリスク」1921年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館
    本展は、世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの協力を得て開催され、日本では約20年ぶりとなる大規模な回顧展です

  • 「若い女性と白い毛皮の外套」1944年 グルノーブル美術館寄託<br />ともちゃん、マティスはNHKびじゅチューンの「ダンス寿司」で知っているようで大喜びでした。

    「若い女性と白い毛皮の外套」1944年 グルノーブル美術館寄託
    ともちゃん、マティスはNHKびじゅチューンの「ダンス寿司」で知っているようで大喜びでした。

    グルノーブル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 第9位「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」(国立新美術館)7月12日~10月2日開催、7月23日訪問<br />英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。

    第9位「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」(国立新美術館)7月12日~10月2日開催、7月23日訪問
    英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。

    国立新美術館 美術館・博物館

  • こちらの展覧会もほとんどの作品が写真撮影OKでした。<br />エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ「愛と巡礼者」1896~97年<br />代表的作家エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズによる「愛と巡礼者」に描かれるのは、キューピッドを思わせる人物が巡礼者をイバラの茂みの中から連れ出す場面。「闇から光の中へ」の比喩が巧みに絵画化され、演劇的な効果を挙げています。

    こちらの展覧会もほとんどの作品が写真撮影OKでした。
    エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ「愛と巡礼者」1896~97年
    代表的作家エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズによる「愛と巡礼者」に描かれるのは、キューピッドを思わせる人物が巡礼者をイバラの茂みの中から連れ出す場面。「闇から光の中へ」の比喩が巧みに絵画化され、演劇的な効果を挙げています。

  • クロード・モネ「エプト川のポプラ並木」1891年<br />移ろいゆく自然の様相を画布に留めようとした印象派のクロード・モネ。「エプト川のポプラ並木」は、異なる時間帯で同じ木々を描いた連作のひとつ。水面の反射光や葉のそよぎが勢いがある素早いタッチでとらえられ、さわやかな大気の動きを感じさせます。

    クロード・モネ「エプト川のポプラ並木」1891年
    移ろいゆく自然の様相を画布に留めようとした印象派のクロード・モネ。「エプト川のポプラ並木」は、異なる時間帯で同じ木々を描いた連作のひとつ。水面の反射光や葉のそよぎが勢いがある素早いタッチでとらえられ、さわやかな大気の動きを感じさせます。

  • オラファー・エリアソン「星くずの素粒子」2014年<br />目に見えるのに形を持たない「光」。それゆえに多くの美術家が、実態をとらえようとあがき、思索を深め、実験的な創造を重ねてきたのではないだろうか。その流れが俯瞰できる本展は、近現代の美術史の重要な一面を伝えているといえそうです。

    オラファー・エリアソン「星くずの素粒子」2014年
    目に見えるのに形を持たない「光」。それゆえに多くの美術家が、実態をとらえようとあがき、思索を深め、実験的な創造を重ねてきたのではないだろうか。その流れが俯瞰できる本展は、近現代の美術史の重要な一面を伝えているといえそうです。

  • 第8位「部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで」(ポーラ美術館)1月28日~7月2日開催、1月29日訪問<br />本展覧会では、19世紀から現代に至るまでの、部屋にまつわる表現に特徴のある作家を取り上げ、この小さな世界のなかで織りなされる親密な記憶や夢想のありようを、あらためて見つめ直しました。

    第8位「部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで」(ポーラ美術館)1月28日~7月2日開催、1月29日訪問
    本展覧会では、19世紀から現代に至るまでの、部屋にまつわる表現に特徴のある作家を取り上げ、この小さな世界のなかで織りなされる親密な記憶や夢想のありようを、あらためて見つめ直しました。

    ポーラ美術館 美術館・博物館

  • アンリ・マティス「中国の花瓶」1922年 ポーラ美術館<br />オダリスクのモデルとして活躍したアンリエットが肘をつき、手元の本に目を落としています。テーブルクロスの直線のパターンや、背後にある衝立の垂直線は、人体や花などの有機的な形態と響き合いながら画面を引き締めています。花瓶に生けられたバラらしき花はみずみずしく、背景の装飾模様の花とは異なる生命力を感じます

    アンリ・マティス「中国の花瓶」1922年 ポーラ美術館
    オダリスクのモデルとして活躍したアンリエットが肘をつき、手元の本に目を落としています。テーブルクロスの直線のパターンや、背後にある衝立の垂直線は、人体や花などの有機的な形態と響き合いながら画面を引き締めています。花瓶に生けられたバラらしき花はみずみずしく、背景の装飾模様の花とは異なる生命力を感じます

  • ピエール・ボナール「浴室の裸婦」1907年 新潟市美術館<br />ポーラ美術館の作品だけでなく展示作品は全て写真撮影OKでした。

    ピエール・ボナール「浴室の裸婦」1907年 新潟市美術館
    ポーラ美術館の作品だけでなく展示作品は全て写真撮影OKでした。

  • 高田安規子・政子「Inside-out/Outside-in」2023年<br />2分の1のスケールに変換された大量の窓からなる「Inside-out/Outside-in」では、物理的な隔たりを感じさせると同時に、内と外の境界を示す、コロナ禍において感じた孤独感を浮き彫りにしています

    高田安規子・政子「Inside-out/Outside-in」2023年
    2分の1のスケールに変換された大量の窓からなる「Inside-out/Outside-in」では、物理的な隔たりを感じさせると同時に、内と外の境界を示す、コロナ禍において感じた孤独感を浮き彫りにしています

  • 第7位「モネ 連作の情景」(上野の森美術館)10月10日~1月28日開催、10月21日訪問<br />モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追います。展示作品のすべてがモネ作品となる、壮大なモネ芸術の世界を堪能できました。また、一部コーナーは写真撮影OKとなっていました。

    第7位「モネ 連作の情景」(上野の森美術館)10月10日~1月28日開催、10月21日訪問
    モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追います。展示作品のすべてがモネ作品となる、壮大なモネ芸術の世界を堪能できました。また、一部コーナーは写真撮影OKとなっていました。

    上野の森美術館 美術館・博物館

  • 「ウォータールー橋、ロンドン、日没」1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー<br />モネは1899年から1901年に3度ロンドンを訪れ、テムズ川に架かる橋や国会議事堂などの連作を手掛けました。その中でもこのウォータールー橋は一番多く描かれた題材で、滞在したホテルからテムズ川下流の方向を見て描かれています。モネはわざわざ霧の深い冬を選んでロンドンを訪れるなど、ロンドン名物の霧を透過する複雑な光の様相を捉えようとしました。<br />

    「ウォータールー橋、ロンドン、日没」1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
    モネは1899年から1901年に3度ロンドンを訪れ、テムズ川に架かる橋や国会議事堂などの連作を手掛けました。その中でもこのウォータールー橋は一番多く描かれた題材で、滞在したホテルからテムズ川下流の方向を見て描かれています。モネはわざわざ霧の深い冬を選んでロンドンを訪れるなど、ロンドン名物の霧を透過する複雑な光の様相を捉えようとしました。

  • 「ジヴェルニーの草原」1890年 福島県立美術館<br />『ジヴェルニーの草原』は積み藁の連作より少し前に描かれました。夏の遅い午後、空が淡い紫色へと変わりゆくひとときの、あたたかく芳しい大気が感じられます。<br /><br />

    「ジヴェルニーの草原」1890年 福島県立美術館
    『ジヴェルニーの草原』は積み藁の連作より少し前に描かれました。夏の遅い午後、空が淡い紫色へと変わりゆくひとときの、あたたかく芳しい大気が感じられます。

  • 「睡蓮」1897-98年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館<br />ジヴェルニーでモネが情熱を注いだのは絵の制作とガーデニングでした。池の水面を間近に捉え、まるで大画面の一部のような作品です。赤みを帯びた白い睡蓮が豊かな花弁を広げ、切れ込みのある円い葉とともに池に浮かんでいます。クローズアップした構図を素早く粗い筆致で捉え、青や紫などさまざまな色を使って活き活きと描かれています。

    「睡蓮」1897-98年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館
    ジヴェルニーでモネが情熱を注いだのは絵の制作とガーデニングでした。池の水面を間近に捉え、まるで大画面の一部のような作品です。赤みを帯びた白い睡蓮が豊かな花弁を広げ、切れ込みのある円い葉とともに池に浮かんでいます。クローズアップした構図を素早く粗い筆致で捉え、青や紫などさまざまな色を使って活き活きと描かれています。

  • 第6位「恐竜博 2023」(国立科学博物館)3月14日~6月18日開催、6月17日訪問<br />国立科学博物館で特別展「恐竜博 2023」が開幕しました。3年半ぶりとなる「恐竜博」では、今回の主役である鎧竜「ズール」の全身実物化石ほか、恐竜ファンにはたまらない日本初上陸、世界初公開となる貴重な標本がズラリ。妹と一緒に行ってきました。

    第6位「恐竜博 2023」(国立科学博物館)3月14日~6月18日開催、6月17日訪問
    国立科学博物館で特別展「恐竜博 2023」が開幕しました。3年半ぶりとなる「恐竜博」では、今回の主役である鎧竜「ズール」の全身実物化石ほか、恐竜ファンにはたまらない日本初上陸、世界初公開となる貴重な標本がズラリ。妹と一緒に行ってきました。

  • 本展の主役であるズール・クルリヴァスタトル。クルリヴァスタトルという種小名は「脛の破壊者」の意味。攻撃してくるゴルゴサウルスに対し、棍棒を振り回して反撃するイメージから命名されました。ズールの頭骨(実物化石)は個別に展示されており、360度の観察が可能となっています

    本展の主役であるズール・クルリヴァスタトル。クルリヴァスタトルという種小名は「脛の破壊者」の意味。攻撃してくるゴルゴサウルスに対し、棍棒を振り回して反撃するイメージから命名されました。ズールの頭骨(実物化石)は個別に展示されており、360度の観察が可能となっています

  • ズールのライバルであっただろう肉食恐竜・ゴルゴサウルスとの対決シーンを全身復元模型で再現した展示。推定全長6メートルのズールと9メートルのゴルゴサウルス対峙の構図がリアル

    ズールのライバルであっただろう肉食恐竜・ゴルゴサウルスとの対決シーンを全身復元模型で再現した展示。推定全長6メートルのズールと9メートルのゴルゴサウルス対峙の構図がリアル

  • 超巨体のティラノサウルス・レックス2体を並べた大迫力の展示。写真右の推定全長13メートルの「スコッティ」は今まで見つかっているもので最重量級の8.9トンと推測されています。写真左の11.2メートルの「タイソン」は世界初公開です

    超巨体のティラノサウルス・レックス2体を並べた大迫力の展示。写真右の推定全長13メートルの「スコッティ」は今まで見つかっているもので最重量級の8.9トンと推測されています。写真左の11.2メートルの「タイソン」は世界初公開です

  • 第5位「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」(国立西洋美術館)3月18日~6月11日開催、3月18日訪問<br />「憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」が開催されたので、早速、開催日に妹と一緒に行ってきました。令和4年のリニューアルオープン後の国立西洋美術館の企画展、写真撮影がOKとなる場合が多く、本展でも一部の作品の写真撮影がOKとなっていました。

    第5位「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」(国立西洋美術館)3月18日~6月11日開催、3月18日訪問
    「憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」が開催されたので、早速、開催日に妹と一緒に行ってきました。令和4年のリニューアルオープン後の国立西洋美術館の企画展、写真撮影がOKとなる場合が多く、本展でも一部の作品の写真撮影がOKとなっていました。

    国立西洋美術館 美術館・博物館

  • クロード・モネ 「ポール=ドモワの洞窟」1886年 茨城県近代美術館

    クロード・モネ 「ポール=ドモワの洞窟」1886年 茨城県近代美術館

  • ポール・ゴーガン「ブルターニュの農婦たち」1894年 オルセー美術館

    ポール・ゴーガン「ブルターニュの農婦たち」1894年 オルセー美術館

  • 黒田清輝「ブレハの少女」1891年 アーティゾン美術館<br />フランス留学中だった黒田清輝は、1891(明治24)年9月、友人の画家久米桂一郎、河北道介に誘われて、パリからブルターニュの海岸に浮かぶブレハ島へ写生旅行に出かけました

    黒田清輝「ブレハの少女」1891年 アーティゾン美術館
    フランス留学中だった黒田清輝は、1891(明治24)年9月、友人の画家久米桂一郎、河北道介に誘われて、パリからブルターニュの海岸に浮かぶブレハ島へ写生旅行に出かけました

  • 今年は、国立西洋美術館の「憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」と同時期にSOMPO美術館でブルターニュ―関連の展覧会が開催されました。地元、静岡市美術館にも9月5日から巡回、再びみました。

    今年は、国立西洋美術館の「憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」と同時期にSOMPO美術館でブルターニュ―関連の展覧会が開催されました。地元、静岡市美術館にも9月5日から巡回、再びみました。

    SOMPO美術館 美術館・博物館

  • アルフレッド・ギユ「さらば!」1892年 カンペール美術館<br />本作は、嵐に遭遇した一艘の漁船に乗った父子の別れの場面をドラマティックに描き出しています。転覆した船体にしがみつき、激しい波と格闘しながら海の犠牲となった我が子を抱きかかえる父親は、その額に最後の口づけをしています。

    アルフレッド・ギユ「さらば!」1892年 カンペール美術館
    本作は、嵐に遭遇した一艘の漁船に乗った父子の別れの場面をドラマティックに描き出しています。転覆した船体にしがみつき、激しい波と格闘しながら海の犠牲となった我が子を抱きかかえる父親は、その額に最後の口づけをしています。

  • ポール・ゴーギャン 「ブルターニュの子供」 1889年 福島県立美術館<br />ゴーギャンはブルターニュの子どもたちの素朴さと純真さに強く惹きつけられました

    ポール・ゴーギャン 「ブルターニュの子供」 1889年 福島県立美術館
    ゴーギャンはブルターニュの子どもたちの素朴さと純真さに強く惹きつけられました

  • 第4位「レオポルド美術館・エゴン・シーレ展」(東京都美術館)1月26日~4月9日開催、1月28日・3月18日訪問<br />コロナ前年の2019年はオーストリアと日本の国交樹立から150周年ということで、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」 (国立新美術館)「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(東京都美術館)の2つの展覧会。GWにはウィーン訪問したこともあり、クリムトやシーレらのウィーン分離派を満喫した年でしたが、久々の(ウィーン分離派の)展覧会です。今回も妹と一緒です

    第4位「レオポルド美術館・エゴン・シーレ展」(東京都美術館)1月26日~4月9日開催、1月28日・3月18日訪問
    コロナ前年の2019年はオーストリアと日本の国交樹立から150周年ということで、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」 (国立新美術館)「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(東京都美術館)の2つの展覧会。GWにはウィーン訪問したこともあり、クリムトやシーレらのウィーン分離派を満喫した年でしたが、久々の(ウィーン分離派の)展覧会です。今回も妹と一緒です

    東京都美術館 美術館・博物館

  • エゴン・シーレ「吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)」1912年 レオポルド美術館蔵<br />風に吹きさらざれる枯れ木が、灰色の空で覆われた画面に広がっています。白く塗られた幹は背景に溶け込み、ほとんど抽象的な線と化して画中に伸びる神経質そうな枝の孤立感をいっそう際立たせています

    エゴン・シーレ「吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)」1912年 レオポルド美術館蔵
    風に吹きさらざれる枯れ木が、灰色の空で覆われた画面に広がっています。白く塗られた幹は背景に溶け込み、ほとんど抽象的な線と化して画中に伸びる神経質そうな枝の孤立感をいっそう際立たせています

  • エゴン・シーレ「モルダウ河畔のクルマウ(小さな街IV)」1914年 レオポルド美術館蔵<br />個性的な人物画で知られるシーレですが、実は彼の全作品に占める風景画の比重は決して小さくありません。クルマウ(現チェコのチェスキー・クルムロフ)は、シーレの母親の故郷であり、彼自身も何度か訪れた町です。本作では高い視点から、家々がひしめく町全体が平面的にとらえられています。

    エゴン・シーレ「モルダウ河畔のクルマウ(小さな街IV)」1914年 レオポルド美術館蔵
    個性的な人物画で知られるシーレですが、実は彼の全作品に占める風景画の比重は決して小さくありません。クルマウ(現チェコのチェスキー・クルムロフ)は、シーレの母親の故郷であり、彼自身も何度か訪れた町です。本作では高い視点から、家々がひしめく町全体が平面的にとらえられています。

  • 第3位「ゴッホと静物画 ― 伝統から革新へ」(SOMPO美術館)10月17日~1月21日開催、10月21日・11月25日訪問<br />アジアで唯一ゴッホの「ひまわり」を鑑賞できる美術館「SOMPO美術館」で「ゴッホと静物画 ― 伝統から革新へ」が開催されましたので早速、開幕翌日に訪問してきました。後日、妹にゴッホ展の話をしたところ、ロンドン・ナショナルギャラリー版とアムステルダムのゴッホ美術館版は見たことがあるが、SOMPO美術館の「ひまわり」を見たことがないとのこと。展示作品の写真撮影もできるという話をしたところ行きたいということで再訪しました。

    第3位「ゴッホと静物画 ― 伝統から革新へ」(SOMPO美術館)10月17日~1月21日開催、10月21日・11月25日訪問
    アジアで唯一ゴッホの「ひまわり」を鑑賞できる美術館「SOMPO美術館」で「ゴッホと静物画 ― 伝統から革新へ」が開催されましたので早速、開幕翌日に訪問してきました。後日、妹にゴッホ展の話をしたところ、ロンドン・ナショナルギャラリー版とアムステルダムのゴッホ美術館版は見たことがあるが、SOMPO美術館の「ひまわり」を見たことがないとのこと。展示作品の写真撮影もできるという話をしたところ行きたいということで再訪しました。

    SOMPO美術館 美術館・博物館

  • フィンセント・ファン・ゴッホ 「ひまわり」1888年 SOMPO美術館<br />妹ちゃん、感動していました!!

    フィンセント・ファン・ゴッホ 「ひまわり」1888年 SOMPO美術館
    妹ちゃん、感動していました!!

  • フィンセント・ファン・ゴッホ 「アイリス」1890年 ファン・ゴッホ美術館

    フィンセント・ファン・ゴッホ 「アイリス」1890年 ファン・ゴッホ美術館

  • 第2位「ルーヴル美術館展~愛を描く」(国立新美術館)3月1日~6月12日開催、3月11日訪問<br />ここ10年くらい国内で開催された(訪問した)ルーブル美術館展は5回ありますが、さすが、世界最大級38万点以上の美術品が収蔵されているルーブルだけあってこれだけ開催されていても出展作品は、ほとんど被っていません。今回のルーブル展のテーマは、ずばり〝愛”です。<br /><br />

    第2位「ルーヴル美術館展~愛を描く」(国立新美術館)3月1日~6月12日開催、3月11日訪問
    ここ10年くらい国内で開催された(訪問した)ルーブル美術館展は5回ありますが、さすが、世界最大級38万点以上の美術品が収蔵されているルーブルだけあってこれだけ開催されていても出展作品は、ほとんど被っていません。今回のルーブル展のテーマは、ずばり〝愛”です。

    国立新美術館 美術館・博物館

  • 第4章「19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇」の部屋に入ると写真撮影がOKとなっていました。<br />フランソワ・ジェラール「アモルとプシュケ」、または「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」1798年

    第4章「19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇」の部屋に入ると写真撮影がOKとなっていました。
    フランソワ・ジェラール「アモルとプシュケ」、または「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」1798年

  • クロード=マリー・デュビュッフ「アポロンとキュパリッソス」1821年<br />アポロンと美少年キュパリッソスの愛の神話は、19世紀フランスの新古典主義の美術でしばしば取り上げられました

    クロード=マリー・デュビュッフ「アポロンとキュパリッソス」1821年
    アポロンと美少年キュパリッソスの愛の神話は、19世紀フランスの新古典主義の美術でしばしば取り上げられました

  • 第1位「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(東京国立博物館)6月16日~9月3日開催、6月17日訪問<br />今年の第1位は、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る特別展「古代メキシコ ーマヤ、アステカ、テオティワカン」開幕日の翌日の土曜日、妹を連れて行ってきました。私は、私は、2012年の8月、メキシコで8日間の遺跡巡りをしており懐かしい思い出と妹はピラミッドなどの大きな古代遺跡と生贄が大好物(笑)なので、二人でじっくりと楽しんできました。<br />

    第1位「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(東京国立博物館)6月16日~9月3日開催、6月17日訪問
    今年の第1位は、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る特別展「古代メキシコ ーマヤ、アステカ、テオティワカン」開幕日の翌日の土曜日、妹を連れて行ってきました。私は、私は、2012年の8月、メキシコで8日間の遺跡巡りをしており懐かしい思い出と妹はピラミッドなどの大きな古代遺跡と生贄が大好物(笑)なので、二人でじっくりと楽しんできました。

    東京国立博物館 美術館・博物館

  • 「チコメコアトル神の火鉢」(複製)アステカ文明 年1521~1325 メキシコシティ メキシコ国立人類学博物館<br />トウモロコシは、トウガラシやトマトなどと並び、新大陸を代表する栽培植物。その起源は、前7000年頃にさかのぼります。長期間にわたる遺伝的変化を経て主食になると、政治や宗教においても重要な意味をもちました。人間はトウモロコシからつくられたという創世神話もあるほどです。

    「チコメコアトル神の火鉢」(複製)アステカ文明 年1521~1325 メキシコシティ メキシコ国立人類学博物館
    トウモロコシは、トウガラシやトマトなどと並び、新大陸を代表する栽培植物。その起源は、前7000年頃にさかのぼります。長期間にわたる遺伝的変化を経て主食になると、政治や宗教においても重要な意味をもちました。人間はトウモロコシからつくられたという創世神話もあるほどです。

  • 「死のディスク石彫」テオティワカン文明 年550~300、太陽のピラミッド、テオティワカン太陽の広場出土 メキシコ国立人類学博物館<br />メキシコ先住民の世界観では太陽は沈んだ(死んだ)のち、夜明けとともに東から再生すると信じられていました。この作品は地平線に沈んだ夜の太陽を表わすと考えられています。復元すると直径1.5mにもなる大型の石彫です。

    「死のディスク石彫」テオティワカン文明 年550~300、太陽のピラミッド、テオティワカン太陽の広場出土 メキシコ国立人類学博物館
    メキシコ先住民の世界観では太陽は沈んだ(死んだ)のち、夜明けとともに東から再生すると信じられていました。この作品は地平線に沈んだ夜の太陽を表わすと考えられています。復元すると直径1.5mにもなる大型の石彫です。

  • パレンケの13号神殿から出土した「赤の女王」赤の女王のマスク・冠・首飾りなどの品々が、出土した時と同じ位置に配置されています<br />

    パレンケの13号神殿から出土した「赤の女王」赤の女王のマスク・冠・首飾りなどの品々が、出土した時と同じ位置に配置されています

  • 圏外としましたが、東京国立近代美術館で70周年を記念する「重要文化財の秘密」<br />展示品すべてが重要文化財は史上初。明治時代以降の絵画・彫刻・工芸で重要文化財に指定されている68件のうち51点が展示されました。<br />「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」(東京国立近代美術館)

    圏外としましたが、東京国立近代美術館で70周年を記念する「重要文化財の秘密」
    展示品すべてが重要文化財は史上初。明治時代以降の絵画・彫刻・工芸で重要文化財に指定されている68件のうち51点が展示されました。
    「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」(東京国立近代美術館)

  • 高橋由一「鮭」1877(明治10)年頃 東京藝術大学<br />油絵で最初の重要文化財に指定(1967年)されたのが高橋由一の「鮭」です。従来の日本の技法や材料では困難だった本物そっくりの描写が可能になったことへの素直な感動が表されています。

    高橋由一「鮭」1877(明治10)年頃 東京藝術大学
    油絵で最初の重要文化財に指定(1967年)されたのが高橋由一の「鮭」です。従来の日本の技法や材料では困難だった本物そっくりの描写が可能になったことへの素直な感動が表されています。

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