2017/05/20 - 2017/05/21
383位(同エリア4227件中)
+mo2さん
某サイトで「あなたが選ぶ展覧会2017」を実施していましたが、個人的なベスト10を作ってみました。
ちなみに入場者数のBEST3は、1位ミュシャ展(国立新美術館)65万人、2位国宝展(京都国立博物館)62万人、3位運慶展(東京国立博物館)60万人のようです。今年は関東周辺の展覧会しか出かけていませんが、いざ選ぶとなるとあれも良かったこれも良かったとなかなか悩みますね(笑)、結局ベスト10以外にも色々書いてしまいました・・・
表紙の写真は今年買った展覧会の図録の数々、あらためて見ると結構な量ですね(笑)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
PR
-
第10位 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(東京都美術館)
10/25~2018/1/8まで開催、札幌、京都も巡回 10/28訪問
オランダのファン・ゴッホ美術館所蔵の作品を中心に出展されていましたが、「巡りゆく日本の夢」のサブタイトルのとおり英泉や北斎、広重などのモチーフとなった浮世絵も展示されていました。同時期に開催されていた「北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」がかなり強引なこじつけのような感じがしたのに比べゴッホが日本に憧れインスピレーションを受けたのがよくわかる展示となっていました。東京都美術館 美術館・博物館
-
ファン・ゴッホが文献や浮世絵を通して思い描いた理想郷としての日本。それに対し、ファン・ゴッホに憧れ、多くの日本の芸術家や知識人により聖地オーヴェールへ巡礼しています。いつか行ってみたいですね。
写真は「寝室」のオルセー版。本展にはファン・ゴッホ美術館版が出展されていました。 -
第9位 古代アンデス文明展(国立科学博物館)
10/21~2018/2/18開催 10/28と2/3に訪問。
10/28の時は、ほとんど観客いなくじっくり見れたのですが2/3に再訪したときには混雑しておりビックリ。ミイラなど一部を除き、写真撮影可だったこともポイント高い。昨年ぐらいから写真撮影OKな展覧会増えてきておりうれしい。国立科学博物館 美術館・博物館
-
写真は「自身の首を切る人物の象形鐙型土器」。アンデスやマヤなど古代アメリカ文明らしい薄気味悪くも間抜けな貴重な出土品が展示されていました。またチャビン、モチェ、ナスカ、シカン、インカなど古代アンデス文明が時系列で展示されており、わかりやすく興味深い展覧会でした。
-
第8位 ミュシャ展(国立新美術館)
3/8~6/5開催 3/18訪問。
2017年最も観客動員が多かった展覧会でもあり、見ごたえありました。こちらも一部の作品について写真撮影がOKでした。国立新美術館 美術館・博物館
-
ミュシャといえば美しい女性を描いたポスターやカレンダーが有名で、画家と云うよりも『アール・ヌーヴォー』を代表する、グラフィックデザイナーという認識をしていました。今回、ミュシャが生涯をかけて描いた大作『スラヴ叙事詩』が初来日(縦6m×横8mの20作品からなる、超大作で20枚すべての作品がチェコ以外の国で展示されるのは初めてだそうです)認識が大きく変わりました。
-
第7位 大エルミタージュ美術館展~オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち(森アーツセンターギャラリー)
3/18~6/18開催、その後名古屋、神戸と巡回されたようです。3/18訪問。
オールドマスター 西洋絵画の巨匠たちと題されているだけあってイタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス……と地域によって分けられた展示室の中に名作の数々・・・・さすがエルミタージ。是非行きたい美術館の1つです。森アーツセンターギャラリー 美術館・博物館
-
第6位 ティツィアーノとヴェネツィア派展(東京都美術館)
1/21~4/2開催、2/25と3/18訪問。
日伊国交樹立150年を記念して企画された文化事業の最期を飾る展覧会。前年の「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち 」(国立新美術館)からすっかり、ティツィアーノ、ティントレットなどヴェネツィア盛期ルネサンスの魅力に夢中になってしまいましたが、日本では知名度が低いのでしょうか空いていました。東京都美術館 美術館・博物館
-
第5位 ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション(東京都美術館)
7/20~10/9開催、神戸、名古屋も巡回 8/4と9/30訪問。
ポスターなどでは、目玉をファン・ゴッホの傑作、ルーラン夫妻の肖像画としていますが、アメリカ・ボストン美術館の作品が、古代エジプト美術から中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ 絵画、現代美術まで総合的に紹介されており見応えのある展覧会でした。個人的には英一蝶「涅槃図」と曽我蕭白「風仙図屏風」がみれてうれしかったですね。東京都美術館 美術館・博物館
-
第4位 シャセリオー展―20世紀フランス・ロマン主義の異才(国立西洋美術館)
2/28~5/28開催、3/18と4/22訪問
シャセリオーは、20世紀フランス・ロマン主義の異才と言われる画家で、「日本初」(多分、世界でもこれだけまとまったものは初か?)となる回顧展でした。
混雑なくじっくり見れたのも好ポイント。国立西洋美術館 美術館・博物館
-
国立西洋美術館は、ここ数年、西洋美術のオールドマスターの回顧展を積極的に開催(グエルチーノ展、カラヴァッジョ展、クラーナハ展など)しており、はずれがないので「シャセリオー展」も楽しみにしていましたが、今回も当たりでした。
看板にもなっている「カバリュス嬢の肖像」の他にも美しくエキゾチックな女性を描いた作品が多く好きな画家の一人となりました。 -
本展で気になったシャセリオーの作品を8月に行ったルーブル美術館で探したところエキゾチックな「エステルの化粧」の他何点か展示されており感動しました。
※この作品はシャセリオー展には出展されていません。 -
第3位 アルチンボルド展(国立西洋美術館)
6/20~9/24開催、7/3と9/16訪問
植物や生き物などを組み合わせて描く「寄せ絵 」で知られるジュゼッペ・アルチンボルドの日本初の本格的な展覧会。伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪など奇想の画家の系譜で語られますが、イタリアの奇想の画家といえるのでは。国立西洋美術館 美術館・博物館
-
代表作「四季」の《春》《夏》《秋》《冬》と「四大元素」の《大気》《火》《大地》《水》が全て展示されていましたが、『四季』はハプスブルク家が神聖ローマ皇帝のために1563年に最初のヴァージョンが制作されたもの。好評のため、その後数回にわたり別のヴァージョンが制作されています。日本に来たのはその最初のヴァージョンですが、世界各地の美術館に分かれて所蔵されておりそれを一堂で見れる幸せ(笑)。
※写真はルーブル美術館の『四季』の「夏」で本展には出展されていません。 -
第2位 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」(東京国立博物館)
9/26~11/25開催 9/30と10/28訪問
日本で最も著名な仏師・運慶。日本各地に運慶作と伝わる仏像はたくさんありますが、真作とされのは現存31体。そのうち22体が集結するなど空前絶後・・・東京国立博物館 美術館・博物館
-
では、何故1位でないのか?
・・・全国へ運慶仏を求めて行脚した日々。それが向こうから一堂に集まってくるなんて・・・単なる負け惜しみです(笑)。
展覧会自体は本当に素晴らしいものでした。素晴らしくないわけがない(笑)。
ただ折角の機会に地元の願成就院は、毘沙門天立像だけで残りの4体の運慶仏を何故出展されなかったのでしょうか。 -
第1位 大英自然史博物館展(国立科学博物館)
3/18~6/11開催 3/18と4/22訪問
これは、本当に楽しみで開催日にオープン前から並んで入場しました。
子供の頃本で読んだ「呪われたアメジスト」、「始祖鳥」や人間が絶滅に追い込んだ「ドードー」「モア」「フクロオオカミ」など本物を目にすることができるなんて・・・国立科学博物館 美術館・博物館
-
この展覧会うれしいことに全展示品、撮影OKでした。
写真は『不思議の国のアリス』でも有名な飛べない鳥、マダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた絶滅鳥類ドードーの模型。 -
特別賞 ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展(オランジュリー美術館)8/10訪問
2015年5月からビルの建替えにともない長期休館中のブリヂストン美術館。オランジュリー美術館を訪問するまで全く知らなかったのですが、現在休館中の日本のブリヂストン美術館所蔵の作品が『ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展』として開催されていました。休館になる前の2015年『ベスト・オブ・ザ・ベスト』で見た作品をまさかパリで見ることになるとは!! -
ブリヂストン美術館が誇るルノワール、マネ、ドガなどの里帰り展覧会となるのですが、パリの地で青木繁の作品が見れるなんて感動でした。写真は青木繁「海の幸」、ちなみに写真撮影OKでした。
-
惜しくもベスト10外としましたが、こちらも素晴らしかった展覧会。
100点の名画でめぐる100年の旅(ポーラ美術館)10/1~3/31開催
11/4訪問しました。
ポーラ美術館開館15周年を記念した「100点の名画でめぐる100年の旅」ポーラ美術館コレクションの中から西洋絵画71点、日本の洋画29点を厳選し展示されたものです。またほとんどの作品が写真撮影OKでした。ポーラ美術館 美術館・博物館
-
ポーラコレクションのルノワールやモネなどの作品も素晴らしかったのですが、この展覧会で日本の洋画の魅力に気づきました。写真は岸田劉生「麗子坐像」
-
その他2017年のトーハク第1弾は、特別展「春日大社 千年の至宝」でした。
1/17~3/12開催、2/25訪問東京国立博物館 美術館・博物館
-
特別展「茶の湯」(東京国立博物館)
4/11~6/4開催 4/22訪問
国宝の「曜変天目 稲葉天目」や「油滴天目」など茶器の名品が目白押し。良いものを見せて頂きました。東京国立博物館 美術館・博物館
-
日タイ修好130周年記念特別展「タイ~仏の国の輝き~」(東京国立博物館)
東京国立博物館 美術館・博物館
-
ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展(東京都美術館)
ピーテル・ブリューゲル1世の最高傑作「バベルの塔」が見れました。ブリューゲルは2018年の「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」も素晴らしかったです。 -
ちょっと残念だった展覧会です。
「怖い絵展」(上野の森美術館)10/7~12/17開催 10/28訪問
評判高く2017年一番混雑していた展覧会かも。2時間近く待ち入場しましたが、余りの混雑でほとんど絵がみれない状態。楽しみな作品多かっただけに残念。上野の森美術館 美術館・博物館
-
北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃(国立西洋美術館)
10/21~1/28開催 10/28訪問
ゴッホ展のところにも書きましたが、北斎が印象派の画家たちに与えた影響は大きいと思いますが、似たような構図というだけで北斎からの影響としたものなど少し強引さが目につきました。 -
地方の展覧会でも面白いものがいくつかありました。
国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展(静岡県立美術館)
4/9~6/25開催 5/13訪問
2015年より全国巡回しており地元の静岡へも来ました。目玉の「アメンエムオペト王の黄金のマスク」は見応えありました。静岡県立美術館 美術館・博物館
-
こちらは山梨県立美術館で開催された「バロックの巨匠たち ルーベンス、レンブラント、ベラスケスと栄光の時代」5/21訪問。
地方の展覧会なので出展数は少なめですが、それでもティツィアーノやルーベンス、レンブラント、ベラスケスの名作が見ることできました。また山梨県立美術館へは初めていったのですが、ミレーの作品群のほかバルビゾン派の画家の作品を数多く収蔵しており常設展も楽しめました。山梨県立美術館 美術館・博物館
-
遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア(東京富士美術館)
9/21~12/3開催、青森と神戸も巡回したようです。9/24訪問。
天正遣欧少年使節が訪れたイタリア各地の都市の芸術を紹介し、かつての日本人が 体感したイタリア・ルネサンス芸術を展示。天正遣欧少年使節は教科書等で支名前は知っていましたが、こうして彼らが見たであろうものや当時の歓迎ぶりなどたいへん興味深い展覧会でした。東京富士美術館 美術館・博物館
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
上野・御徒町(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 私が選ぶ展覧会
0
31