お城と紅葉と夜景を見る旅。2日目その4。寺社を目指して町歩き。

2023/11/24 - 2023/11/27

岐阜城見学のあとに、岐阜善光寺と伊奈波神社を参拝。
有名な建築家がデザインしたという図書館も訪ねました。

（街歩きの感想）
この日、歩いたのは15km以上。市内での主な交通手段は路線バスとなるようで、他の観光地のように名所を回るボンネットバスなどは見かけませんでした。
もともと歩き回るのが好きなので気にならなかったけど、信長公のおもてなしが息づく城下町をPRするなら、もっと観光客向けの表示を多くしたり、巡回バスがあればいいのになと思いました。

エリア 岐阜市(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0

11月25日（土）旅2日目
14:37
ロープウェーを下り、山麓にある岐阜市歴史博物館へ。

信長の時代の楽市場の様子を、一部原寸大で復元した楽市立体絵巻のみ撮影可能。近付くとセンサーが反応して話し出しますが、パネルの説明によれば人形の髪型や仕草、話し方など細部に渡って時代考証に基づいて作られたものだとか。

なんとなく入館しましたが、戦国時代を生きた織田信長の生涯を体感できる天下鳥瞰絵巻は分かりやすく、他の資料を見たりして50分の滞在。それでも足りないくらい、けっこう充実していました。

岐阜市歴史博物館 美術館・博物館

名だたる武将の家紋と花押の石標を見ながら、戦国の大道を進みます。

15:42
良いお天気。街歩きが気持ちいい。

御鮨街道。
尾張藩が支配する長良・小瀬の鵜飼で鮎を捕り岐阜町で「なれ鮨」に加工。岐阜街道を南下し美濃路・東海道を通って江戸に送り幕府などに献上しため、岐阜街道は御鮨街道と呼ばれています。

15:53
善光寺・伊奈波神社を参拝。


信長時代に善光寺如来が祀られていた岐阜伊奈波の霊跡に善光寺が建立され、善光寺如来様の御分身がお祀りされています。
参拝してから御朱印をいただきました。

安乗院善光寺 寺・神社・教会

日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来（善光寺如来）を、戦国時代の武将たちは御本尊を手中に収め独自に守護しようと奪い合ったそう。
武田信玄が甲斐へ、織田信長が岐阜へ、徳川家康が再び甲斐へ。そして豊臣秀吉が京都へ。40年に渡り各地を流転した如来像は、病で床に伏せた秀吉の命で信濃へ戻られることになりました。
当時、秀吉が病で床に臥せるようになったのは善光寺如来の祟りであるという噂が民衆の間で流布し、如来像が発った翌日に秀吉は落命しています。

長野・善光寺をお参りした旅。この時は、戦国時代に起きたことまで詳しく調べていませんでした。
https://4travel.jp/travelogue/11756844

平成25（2013）年に再建された弘法堂には、「ござる」の彫刻。

見てござる　
聞いてござる　
言うてござる

どういう戒めなのか考えてしまいます。

伊奈波神社。

伊奈波神社 寺・神社・教会

ゆっくり参拝していたら、社務所が閉まる時間を過ぎてしまい御朱印をいただけなかった。

岐阜東照宮。
　

16:41
参拝を終えて駅方面に向かう頃には、街が夕日に染まりだしていました。

あたりが暗くなってきて駅までの道を急ごうと思ったけれど、とてもすてきな図書館があるとガイドマップに書いてあったので、ルートを外れて訪ねてみました。
みんなの森 岐阜メディアコスモス。図書館や展示ギャラリーからなる複合施設です。

みんなの森　岐阜メディアコスモス 名所・史跡

2階の図書館内での撮影は条件付きで可能。SNSにあげるなら人物が写っていないこと、または、本人の承諾を得ること。

東海地方は招き猫の宝庫だそうで、ここは撮影OKの表示がありました。

2023年A.R.E.を招いたのはネコの力かな。

ゆったりしたお洒落な館内で本が読めるなんて、とっても羨ましいです。

日没後の図書館は、明かりが灯ってさらに素敵な雰囲気です。歩き疲れていたけど訪ねて良かった。

17:36
暗い道の端に灯篭が目立っていたので覗いてみると、

幟には大聖歓喜天と書かれています。お見かけすることが少ない神様だったので、岐阜には旅行のため訪れましたと、手を合わせてご挨拶させていただきました。

17:47
円徳寺。午前中に訪ねた時とは趣が変わってます。

円徳寺 寺・神社・教会

17:52
9時過ぎにスタートして約9時間、よく歩きました。いつものパターンでお昼ごはんを食べ損ねたけど、見たいものが多くて空腹だと感じるヒマも無かったし、このまま次の目的地に移動します。

名鉄岐阜駅 駅

コインロッカーから荷物を取り出して、普通 犬山行きに乗車。この日は、犬山駅近くのホテルに宿泊です。

折り返しで犬山駅へ。

18:47
乗車38分で犬山駅到着。

犬山駅 駅

駅前のイルミネーションをサラッと見て、まずはホテルに向かいます。

ホテルにチェックインして身軽になったので、晩ごはんを食べようとお店を探したけど食指が動くものがなくて、犬山駅東ロータリー前のCASTAへ。

地下でお惣菜を買って店を出たら、大きなからくり時計のモニュメントを発見。

犬山祭の山車をイメージして造られたモニュメントは、犬・雉・猿の人形が居て、時間になると桃太郎も登場し音楽に合わせて動くとか。
日本各地に桃太郎伝説の地があると伝わりますが、ここ犬山が桃太郎伝説発祥の地だということのようです。

からくり時計 名所・史跡

ホテルがあるのは西口側。再びイルミネーションを見ながら、ホテルへ戻ります。

犬山セントラルホテル。犬山駅から徒歩で2～3分。
宿泊日直近で探したせいか、駅周辺のシングルはほぼ満室。素泊まりで見つけることができたけど、岐阜駅周辺に比べてCPが悪い印象でした。大河ドラマの影響もあるのか、お城目当ての観光客と思われる方が多かったです。

犬山セントラルホテル 宿・ホテル

ロビーに置かれていた秋が旬の、かりん。生で食べられないので持ち帰らなかったけど面白いサービスです。

20:07
味噌かつ玉子とじ。ご当地らしいもの（かな？）を見つけて、二晩連続ホテルで内食。ロビーに電子レンジがありました。