お城と紅葉と夜景を見る旅。2日目その2。金華山ロープウェー周辺。

2023/11/24 - 2023/11/27

標高329mの金華山。山頂には再建された岐阜城がありますが、ロープウェーか徒歩で登ることができます。

今回は時間短縮のためロープウェーを利用しましたが、10本の登山道が整備されていて、ゆっくり歩いても山頂まで1時間くらいで到達できるそう。

エリア 岐阜市(岐阜)

11月25日（土）旅2日目
11:19
金華山ロープウェー。
岐阜公園にある山麓駅と金華山の山頂駅を、約4分で結びます。1955年4月開業。往復1,100円・片道630円。

ぎふ金華山ロープウェー 乗り物

乗車口には斎藤道三公に関するパネルが、いくつか展示されていました。

通常は、2基の搬器が山麓駅と山頂駅間を15分間隔で交互に往復。この日は臨時便対応をしていて、乗客が集まればすぐに出発していました。

13:19
約2時間お城内を見学して、またロープウェーに乗り下山。山頂の洗面所が開放的で、思わず撮ってしまった。

天守閣の様子は、別の旅行記に。

13:35
行きも帰りも、窓際を確保。座ることもできますが、乗客がたくさんいると景色は見えないかな。

ロープウェー乗車中に見えた三重の塔。ネットで調べてみたら、大正天皇の即位を祝う記念事業として企画され、市民から寄付を募って大正6年に建立されたものでした。
日本建築史学の創始者と言われ建築界で初めて文化勲章を受章した方の考案だそうで、ロープウェーを降りてから塔の見学に行くと、スーツ姿の男性数名が資料を広げながら、偶然にもそのすごさを話し合っていました。

建築界に疎い私は、わざわざ見に行かなくてもよかったかなというのが本音。きれいな色合い過ぎて、あれ？と思ってしまった。

三重塔 名所・史跡

13:51
山麓にある遺構を見学。

石敷遺構や池泉遺構、人工的に修景された谷川や岩盤が確認されています。

個々の庭園は谷川や岩盤を介して繋がり、高さと奥行きのある大空間を作り出していたそう。
その庭園を見たいような見たくないような。再建されたら、迷路を行くアトラクションみたいに感じてしまいそうと勝手に心配してしています。

13:58
信長居館跡。
山頂の天守はあくまで戦時の要塞で、信長が日常生活を送ったのは山麓にあった居館。

この辺りで、ん？と思い始めます。山麓でいろいろ見てから、山頂へ行った方がよかったかも。

加工された岩盤。

(見逃したものがあるかもと行ったり来たり。写真の順番は見学ルートの参考にならないです。）

遺構を見学していたら、ロープウェーが何度も頭上を通過していきました。乗車している人が手を振ってくれるので、そのたびに振り返すのが楽しかったです。

奥座敷跡。

信長公以前の居館跡。

巨石列通路。

山麓部は歴代城主の居館が存在したとされる場所で、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスが、複数の庭園が存在したと記録を残しています。
この宣教師の名は、天守閣内のパネルにも登場。歴史の授業で学んだ記憶を頭の片隅から引っ張り出すのに、かなり時間がかかってしまった。

・・・・・・・

長崎の旅。ここでもルイス・フロイスの名が。
二十六聖人の殉教事件の顛末を克明に記すと、その数ヵ月後に長崎で死去されました。

https://4travel.jp/travelogue/11603939

発掘調査では、巨石石垣に区画された大規模な通路や石垣なども検出。

三重塔 名所・史跡

織田信長居館跡(史跡 岐阜城跡) 名所・史跡

14:23
下調べもしないで岐阜公園に着いてすぐにロープウェー乗車口に向かってしまったけど、千畳敷下にある冠木門をくぐり巨石通路や山麓城主居館跡を見てから山頂に向かえば、天守閣での見学の視点が変わったかも。
岐阜城に向かうなら、巨石列通路を通り居館跡など見てからロープウェーへ。この方が、しっくりくると思います。

これだけ太いオガタマの木は、他では見られない貴重木だそうです。パワーをいただいて、また歩き出しました。