お城と紅葉と夜景を見る旅。4日目。その2。あすなろう鉄道。

2023/11/24 - 2023/11/27

四日市あすなろう鉄道株式会社（四日市あすなろう鉄道）。内部線と八王子線を営業し、ニ線路ともナローゲージと呼ばれる軌間762mm（線路幅が762mm）の珍しい路線。全線が三重県四日市市所在。

トリックアートも見られるというので、内部線のうち四日市駅から追分駅を往復乗車してきました。

エリア 四日市(三重)

• 交通手段: 私鉄

11月27日（月）
11:05
この右側に駅があります。

以前、三重県のことを検索していた時に「あすなろう鉄道」という可愛いネーミングの鉄道を見つけました。
しかも、ナローゲージと呼ばれる線路幅が762mmの珍しい路線なので、いつか乗ってみたいなと思っていて、それが実現するのでワクワクしながら右折。

あすなろう鉄道四日市駅。

四日市あすなろう鉄道 内部線 乗り物

四日市駅・追分駅・内部駅の3駅に、トリックアートが掲示されています。

改札内にあるのは、四日市の夕景から飛び出す「なろうグリーン」の列車。
ひとり旅だから撮れなかったけど、跨ぐとかビックリしたとかのポーズをとった人が写ってる方が、面白くなるかな。

改札内でグッズを販売してました。

在来線の線路幅が1067 mm。新幹線で採用される国際標準軌は1435mmで、その半分ほどという762mmナローゲージ（Narrow ＝狭い Gauge／特殊狭軌）は、三岐鉄道北勢線（三重県）・四日市あすなろう鉄道内部線・八王子線（三重県）・黒部峡谷鉄道本線（富山県）の3社4路線のみが現存しています。

社名の「あすなろう」には、未来への希望や、線路の特徴のナローゲージ、市民とともに育てていく鉄道という思いが込められているそうです。

駅名標に、こにゅうどうくんを見つけました。

あすなろう四日市駅 駅

内部（うつべ）線の駅は、四日市-赤堀-日永-南日永-泊-追分-小古曽-内部があって、起点から終点までの総距離は5.7kmと区間は短いです。
もうひとつの八王子線は、起点の日永駅と終点の西日野駅の2駅だけで総距離1.3kmと、もっと短い。

なろうグリーンに乗車。

車内は、もっとレトロ感漂うのかと思ってました。

車両の左右にシートが各一列。乗車してみると、たしかに車幅が狭いのが分かります。

シートについた手すりが、ハート型で可愛い。円型ではなく真ん中でくびれているから、知らない人とでも、それほど気兼ねなく掴まれそう（果たして2人で掴むほど混雑するのか）。

南日永駅通過。車窓より。

南日永駅 駅

泊駅通過。こちらも車窓より。

泊駅 駅

追分駅。ここで下車。

追分駅 駅

改札を出ると、東海道と伊勢街道の分岐点「日永の追分」を描いた歌川広重の浮世絵から、「こにゅうどうくん」が飛び出して迎えてくれます。

四日市市マスコットキャラクター「こにゅうどうくん」。四日市市制100周年記念の1997年8月1日生まれですが、ずっと6才の妖怪の男の子。好きな食べ物は、とんてき・そうめん・鍋料理となかなかシブい。

お父さんは大四日市まつりの名物「大入道」ですが、お父さんみたいに首を伸ばしたりは出来ません。
こにゅうどうくんの舌を触りながら、伸ばしたい事をお願いすると願いが叶うそうです。

はい。応援します！

折り返しの電車が来るまで、30分ほどまち歩きしてみました。

踏切出現。

やっぱり線路が狭いです。

内部線追分第1号踏切でした。

踏切を渡ってそのまま進むと、煙突が見えました。工場のまちなんだなぁ。
プラントの様子が見えるかなと大通りまで行ってみたけど、建物に阻まれて見えなかったので急いで折り返します。

夏みかん発見。庭じゃないようだから、自生してるのかな？

間近でみかんの木を見たのが久しぶりなので、ぐるっと一周してじっくり観察。匂いを嗅ごうとかなり接近したので、盗もうとしてると疑われたかも。
怪しいものではありませんと心の中で叫びながら撮影して、駅へ戻りました。

追分駅は2階建ての木造駅舎で、駅前のスペースも確保されています。

無人駅。全国交通系IC利用可能。

追分駅 駅

ホームからも、工場の煙突がちょっとだけ見えます。

追分駅ナロー弁当が気になる。でも、追分駅のすぐ近くにあるモンベールは（月）・（火）定休日で閉まってました。

ホームで写真を撮っていたら、列車が来たので乗車。さて、四日市駅に戻りましょう。

通勤・通学の時間ではないので、行きもそうだったけど帰りも空席が目立ちます。

行きに撮り忘れたので、帰りの車内で撮影。結局、赤堀駅の駅名標は撮り逃し。

日永駅 駅

日永駅に着いたけど、すぐに出発しないみたい。
ドアから顔を出したら、こにゅうどうくんの写真があったので撮ってみました。

でも、その先に写っていた台車と線路が大事だったみたい。

ズームで撮影。

これは、行きには気付かずに、帰りに四日市駅構内で撮ったポスター。
電車から降りて台車の前に回り込めば、線路の狭さをより体感できたみたい。

肉眼でもスリーゲージの比較定規が見えてたはずなのに、意識していませんでした。やっぱり下調べは大事。

何分停車しますとかのアナウンスもなかったので、席に戻って車窓越しに撮影。いま思えば、近付いて撮影する時間は十分にありました。

日永駅は、全国唯一のナローゲージの分岐駅だそうです。なろうブルーの車両も見られたので嬉しい。

12:24
四日市駅に戻ってきました。
コーポレートカラーは、四日市の海、空、緑豊かなまちを表現する3色で、四日市の「Y」、あすなろうの「A」を組み合わせ、未来への躍動感も表現したデザインだそうです。

あすなろう四日市駅 駅

行き止まり。これに萌えます。

構内のポスター。こにゅうどうくんは、いろんな所で大活躍。

これも構内のポスター。時刻表で調べれば、この車両に乗れるかな。車輪の動く様子が見られるなら、萌えること間違いなし。

いろいろ見逃し、撮り逃しもあったけど、あすなろう鉄道の短い旅を楽しみました。