2020長崎の旅～西坂公園・崇福寺

2020/02/02 - 2020/02/07

2月4日(火) 旅3日目の街歩き①
西坂公園～大黒町でランチ～崇福寺

エリア 長崎

10:43～11:57ホテルから徒歩で日本二十六聖人殉教地へ。長崎駅からは5分くらい。

日本二十六聖人記念碑
「昇天のいのり」　　

豊臣秀吉のキリシタン禁教令のため宣教師6名・日本人20名が処刑された。

日本二十六聖人記念館。
拝観料300円。

二十六聖人のひとり、メキシコ人フランシスコ会修道士聖フィリッポ・デ・ヘススに捧げられた双塔の教会。メキシコから送られた浄財によって、建築家・今井兼次設計で、記念館とともに建てられた。

12:23～12:50 西坂公園から長崎駅に向かう途中で見つけた喫茶店へ。

商店街に溶け込んでいるような、レトロな感じの店内。

焼きカステラが気になる。

名物トルコライス900円。丁寧に煎れてくれたアイスコーヒーと一緒に。
客は私ひとりだけで、戦後の長崎の話とか少しだけど伺うことが出来た。

13:25～14:21 崇福寺へ。
寛永6年(1629)、福州地方の唐人たちの希望で唐僧超然が招かれ建立。そのため福州寺とも呼ばれる。

崇福寺三門。三つ門があることから三門と言われる二階建ての楼門。竜宮門とも呼ばれる。扁額の「聖寿山」の文字は隠元禅師の筆。

三門が2度も火災で焼失したため、火災から守ろうとする意味がこめられた魔伽羅(まから)。サンスクリット語でワニを意味し、身体は水でできているとされる想像上の動物。

扉にあった獣環（模造品）。中国ではありふれている装飾品だが、日本ではここが唯一のもの。

第一峰門。国宝。

軒下に描かれている吉祥文様や宝尽くしと言われる文様。

門扉に描かれている青い蝙蝠と牡丹の花。中国では、蝠が福と同じ音であることから吉祥を意味し、福寿を祝うものにはコウモリが用いられる。

護法堂。堂内の扁額「護法蔵」に因み名付けられ、関帝・観音・韋駄天が祀られている。

太鼓状にふくらんだ礎盤に施された鹿や霊獣などの彫刻。

梵鐘。

延宝年間末頃(1681年頃)、不作により飢餓が続いたため大釡を造り、米630kg(4200合)を炊き飢饉に苦しむ3000人に施粥した。多い時には5550人に施粥したと伝えられている。

媽祖門。媽祖門を伴う媽祖堂があるのは全国で唯一、崇福寺だけ。

媽祖堂。

本堂の大雄宝殿。国宝。正保3年(1646)1月に創建された長崎市に現存する最古の建物。

擬宝珠付き垂花柱が特徴的。

大雄とは釈迦如来を指し、この中に本尊である釈迦如来三尊坐像が安置されている。

ここにも火除けの魔伽羅が見られる。

1階屋根軒丸瓦の瓦頭には崇福寺の「崇」、2階屋根瓦頭に は「福」の文字がある。