２０２１年１０月　山口市　その１　幕末の面影を残す湯田温泉散策ツアー

2021/10/09 - 2021/10/09

　山口ゆめ回廊博覧会と言うイベントがあり、その中に『幕末の面影を残す「松田屋」と湯田温泉散策ツアー』に参加しました。

　湯田温泉の説明を聞いたり、井上馨生誕地にある井上公園、温泉舎（ゆのや）などを見て歩きました。

　少し歴史の勉強になりました。

　

エリア 山口市(山口)

• 旅行の満足度: 3.5

　中原中也記念館

　説明

中原中也直筆の草稿や日記など、貴重な資料の展示をはじめ、遺構や遺品を中心に足跡を紹介しています。

　

　説明

　入り口

以前こちらに入ったことがあります。
今日は入らなかったです。

　記念館入り口

　壁にある詩

　壁にある詩

　壁にある詩

　私は冬の長門峡や、古里の詩ぐらいしか知らないですね。

　今日のイベントの集合場所は中原中也記念館の前の狐の足あとです。

湯田温泉の観光スポットや食べ歩き情報が集められます。

　地図（北が右側です）

真ん中あたりです。
このあと井上公園に行きますが、すぐそばです。

　地図

足湯の衣装

　効能

　今日は時間がないので足湯に入りませんでした。

有料です。

　紙芝居を見て湯田温泉の勉強。

それから井上公園に向かいました。

　井上公園。
初めて来ました。

　明治維新の大業推進に功績があった井上馨侯の生誕地として知られ、歴史公園になっています。

　足湯もあり市民憩いの場になっています。

地図

　場所アップ

　場所アップ

　七卿遺蹟之碑

　幕末の文久３年（１８６３）、八月十八日の政変により長州藩士らとともに京から長州に落ち延びた三条実美ら七卿の功績をしのび、対象１５年に建立。
　詩人中原中也の父、中原謙助は友人とともに「湯だ七卿遺跡保存会」を発足し、募金を募るなどこの碑の建設に深く関わりました。

井上馨没後１００年記念樹

井上馨侯の銅像と碑

　井上馨は天保６年（１８３５）萩藩士井上五郎三郎の次男としてこの地に生まれました。
四境戦争、鳥羽・伏見の戦いなどで明治維新の実現に貢献したあと、新政府で外務大臣、農商務、内務、大蔵大臣などを歴任。
その一方で実業界でも成功を収め、晩年は元老として政財界で重要な地位を占めました。
　明治４０年、功績により侯爵となり、対象エ年に興津で没す。

　井上馨侯の銅像

所郁太郎顕彰碑

幕末の志士・所郁太郎（ところいくたろう）の本業は医師。
元治元年（１８６４）９月の井上馨の袖解橋遭難の折に、刀傷数十針も縫う大手術をして瀕死の井上馨を救ったことでその名を知られています。
その後も高杉晋作に協力するなどしましたが、僅か２７歳で吉敷の陣中で病没。
その功績を讃え、顕彰碑が建てられました。

　中原中也詩碑

中原中也は湯田温泉生まれ。
昭和４０年委建てられたこの詩碑には、詩集『山羊の歌』収録の「帰郷」の一部が刻まれています。

　

　帰郷の詩の一部

　裏側

文は大岡昇平

　井戸だったかな…

龍尾の手水鉢

　古くから井上家にあり、その形から「龍尾の手水鉢（りゅうびの　ちょうずばち）」と呼ばれました。

　三条実美はじめ明治維新の志士たちも使ったと伝わります。
井上侯の東京移住とともに一度東京にうつされましたが、侯の銅像建立時に再び山口へと戻され、この地に据えられました。

　碑文にも、「もとの主人のそばに戻って手水鉢もよろこんでいるだろう」と記されています。

　手水鉢全体

アップ

三条実美公お手植えの松

何遠亭（かえんてい）と大樹の松

　説明

何遠亭

幕末、七卿落ちの際に三条実美を滞在させるために借り上げた井上五郎三郎（井上馨の実兄）邸に増築された建物。
　山口県文書館にある「七卿方山口御下り之節御旅館左図」などの資料をもとに何遠亭のおよその間取りを再現し、山口市内産の木材を使って平成２７年に建てられた。　

大樹の松

三条実美は、ここに身を寄せた頃をしのび、「君がためおもい来にけり旅衣　なれし二本の蔭は忘れず」と和歌を詠み、この木を懐かしんだと言われている。

松

　自由時間がなかったので建物のそばに行けませんでした。

近くに井上馨候生誕地の碑もあったようです。

三条実美公歌碑

歌碑

　説明板

歌碑説明

　瓢箪池

室町時代の中期、大内氏の別邸「築山館」造営時に豊後の大友氏から送られたと伝わる石。
大正時代に瓢箪池を築庭した時、この地に移されました。

　説明

　遠い豊後を恋しがり、雨の夜には泣くと言い伝えがあるそうです。

「夜泣石」見ていませんでした・・・。
石全部？？？

　緑豊か

さて今度は温泉舎（ゆのや）を目指します。

　温泉舎入り口

狐がお出迎え。
湯田温泉は白狐が見つけた、美肌の湯です。

　説明

　湯田温泉の湯って、てっきり冷泉だと思っていました。
七つの源泉の最高温度は７２度ですって。
熱い。
１日２０００トン無色透明な湯が、わくそうです。（想像がつかない・・・）

　高さ７．９メートルの櫓

　中原中也ゆかりの松があります。

松の説明

西村屋は昭和８年に中原中也が結婚式をあげた旅館です。

古くなり維持が出来なくなったので平成２９年（２０１７）に解体されました。
今のようにクラウドファンディングが盛んだったら寄付とか集まったかな？
どうでしょうね。
昔の建物が壊されてしまうのも寂しいです。

　温泉舎

藩主の統治用に作られた宿舎

　昔の見取り図

説明

飲泉場所があります。

　ここからお湯が出ます。

飲泉用のぐいのみ代込みだったので飲んでみました。
味はよくわからない・・・。

PH９．１４とアルカリ性が高いです。

　高さ２メートルの受湯槽は、地下５００メートルから約６２度のお湯が沸き出るそうです。

　中のお湯が見えます。

　さて今度は松田屋に向かって歩きます。

現在地は真ん中
（地図によってきたが変わります。北は上の方になります。

　お茶屋臨野堂遺跡

お茶屋臨野堂説明

お茶屋臨野堂

もみじ、紅葉したらきれいかな。

　松田屋ホテルの裏側。

瓦屋後の石碑があります。
瓦屋は維新の志士が利用した宿。
山田顕義の妻はこの瓦屋の娘。

　通りを入ったところにある薬師堂に行く時、壁にあった看板

なんか懐かしいな。
私の子どもの頃にあった看板です。

薬師堂（薬師如来）

湯田温泉は和尚が白狐に導かれ、湯とともにこの薬師如来が現れたところから始まったそうです。

　また通りを歩き、松田屋ホテルの横にある湯の香通りを歩きました。

　湯の香通り

足湯もあります。

県道２０４号線のそばまで歩くと手湯がありました。

　手をつけてみたら暖かかったです。

県道２０４号線そばの松田屋ホテルの塀

　以前ここの門から庭に直接入りました。

今日は玄関から入ります。

県道そばの塀と大きな木

　松田屋ホテル玄関に着きました。

松田屋ホテルの庭や展示物などは別の旅行記に掲載をします。

　松田屋ホテルで庭と展示品を見て、希望者は５００円で温泉に入れました。
日帰りでは通常は入れないので入りました。

　温泉に入って、最初集合した狐の足あとに戻りました。

街中の看板

　幕末に「夢なき者に成功なし」って言えたのってすごいですね。
当時でも夢を考えていたんですね。

　私の場合は夢はあっても、そこから進んでいません。
近づけるように努力をすればいいのですが、楽な方に流されています。
年は関係なく、今からでも夢に向かって進めばいいのでしょうが・・・。
やはり楽な方に流されています。

　獺祭を売る店かな。
古い建物です。

　狐の足あとに戻りました。
７００円分のクーポン券を頂いたので、何か食べましょう。

　メニュー

何にしようかな。

　柚子ドリンクと抹茶パフェにしました。

　狐の足あとがあります。
山口名産の外郎も載っています。

　満足・・・今日はお昼ご飯は抜きですね。

　柚ドリンクアップ

　山口情報芸術センターに歩いて行きます。

途中見つけた招き狐

外郎のお店。

　山口情報芸術センターまで来ました。

手前には子供も遊べる遊具発見。

ここを通り抜けて遊ぶのかな・・・。

　私には無理だな・・・。

図書館や、文化施設があります。

奥にはNHK山口放送局があります。

説明

　芝生もあり、時々イベントがあります。

一角にはスタバもあります。

今日は歴史を少し勉強できたし、温泉にも入れて良かったです。