初夏のロシア　〜　白夜のサンクトペテルブルグ編（１）

2023/05/26 - 2023/05/30

モスクワ滞在中にサンクトペテルブルグに２泊＋往復夜行列車２泊のショートトリップへ行ってきました。今回のロシア訪問の時期は折りしもペテルブルグは白夜の真っ只中。しかもまだ劇場シーズンは終わっていませんので、美術館巡りとオペラ鑑賞の旅行になりました。最終日はペテルゴーフにも行きました。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

モスクワ　「レニングラード駅」

モスクワからサンクトペテルブルグ（以後ペテルブルグと略します）には夜行列車で行きます。特急列車「サプサン」だと4時間で行ける距離です。最近のヨーロッパなどでは夜行列車が廃止の傾向にありますが、私達は旅の情緒がある夜行列車が好きなので今回は往復利用します。夜行列車って時間の節約にもなっていいと思いませんか？

モスクワには９つのターミナル駅がありますがペテルブルグ行きの駅は「レニングラード駅」です。モスクワには「モスクワ駅」はありません。行き先が駅名になります。「レニングラード駅」は改名せずソ連時代からのままです。

スケジュールの電光掲示板。英語でも表示されてます。
私たちが乗る列車はプラットホーム１番。

出発ギリギリまでプラットホームが発表されないので焦ります。

いろんなタイプの寝台列車があるようですが、往路はこの「グランドエクスプレス」。初めて利用します。

２人用の個室です。13年前は家族で４人用の個室（クペ）でしたが今回は二人旅なのでこちら。

テーブルにはお水とおやつ。明日の朝食メニューが置かれてました。発車後、車掌さんが注文をとりにきてくれました。ペテルブルグに到着後の車の送迎サービスまであるんだそう。全てチケット代に含まれています。後で分かったのですが駅にラウンジとシャワー室もあったみたいです。なんだかとってもラグジュアリーなサービスなんでびっくりしてしまいます。チケットの値段は変動制なので曜日や時期で変わると思いますが、私たちのチケットは一人8,834ルーブルでした。＄100ちょっと。これで移動費とホテル代だと考えるとかなり割安感があります。

パネルを開けると洗面台です。歯ブラシ等のアメニティもありました。
トイレは車両の両端に２ヶ所ずつ。一車両定員１８名なので混み合うことはなかったです。

ソファを倒すとベットになります。２段式です。テレビもありましたが、もう遅いのでさっさと寝ました。

車窓からは白樺林が続いてました。

ぐっすり眠れた翌日は、指定した時間に朝食が運ばれてきました。

ペテルブルグに着きました。車掌さん、お世話になりました。

快適な列車の旅でした。

駅の構内。「サンクト・ペテルブルグ」と書いてあります。

「モスクワ駅」を出ると蜂起広場です。

以前も利用したことある夫曰く、ホテルは駅から近いそうなのでリムジンサービスもわざわざ断って歩きました。歩いても歩いてもホテルに着かない。長年連れ添っていてもこの距離感だけは信じてはいけなかったです。10分は歩きました。バス停、一区間分ありました。やっとホテルに着きました。まだ朝早かったので、荷物だけ預けました。

ホテルからネフスキー大通りを歩いていくとアレクサンドル・ネフスキー広場に突き当たります。そこにアレクサンドル・ネフスキー大修道院とチフヴィン墓地とラザレフ墓地が向かい合ってあります。

修道院の入り口。

門をくぐって、右側がチフヴィン墓地。ここに沢山の有名な文化人が眠っています。

墓地に猫ちゃんはつきものですね。可愛い。

地図もあります。

ドストエフスキーのお墓

グリンカのお墓

ムソルグスキーのお墓

チャイコフスキーのお墓

画家シーシキンのお墓。

墓守をしているおじさんにちょっと質問するとものすごく詳しく教えてくれます。こちらのチフヴィン墓地は墓碑を綺麗に配置し直して墓地公園のようになったそうです。道理で昔来た時と印象が違ったわけです。

墓地の敷地はライラックが満開です。

続いてお向かいにあるラザレフ墓地。

こちらは昔のままの状態に近いそうです。

橋を渡ってアレクサンドル・ネフスキー大修道院に行きます。

観光客よりは信者の人の方が多そうです。

教会の鐘。

お庭も綺麗にお掃除が行き届いています。

修道院近くの地下鉄駅「プローシャチ・アレクサンドラ・ネフスコヴォ」。地下鉄・トラム・バス乗り放題の３日券を一人600ルーブルで買います。使い終わってカードを返すとカードのデポジット80ルーブルが返金されます。いちいちチケットを買わなくて済むのでこれはとても便利なカードです。

エスカレーター。早くて長いです。慣れないと怖い。

ホームはこんな感じ。モスクワとはまたちょっと違います。もっと近代的？

通路には壁画も。

駅によって色々違います。

次はエルミタージュ美術館に行きます。

地下鉄駅「ネフスキー・プロスペクト」駅に着きました。

ロシアのエスカレーターでは右側に立ちます。急いでいる人は左側を歩いて行きます。

いよいよエルミタージュ美術館に行きます。