初夏のロシア　〜　白夜のサンクトペテルブルグ編（４）

2023/05/26 - 2023/05/30

サンクトペテルブルグ滞在２日目は、前日に引き続きエルミタージュ美術館に行きます。夜はマリンスキー劇場でオペラ鑑賞です。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

ホテルの朝食。

メニューから卵料理一品、メイン２品を選択するようになってましたが、ちょっと多すぎません？他にモルス（ベリージュース）、スパークリングワイン、カプチーノ。トーストが可愛い。ただ、こんな形のオムレツは初めてだったわ。しかもまたパンが付いてきた。ブリヌイ（ロシア風クレープ）のジャム付きも全て美味しかったけれど、とにかく量が多いわ。ホテルの宿泊に朝食を付けても値段があまり変わらなかったので、朝食付きにしたんですがびっくりです。

ネヴァ川から見たエルミタージュ美術館。

宮殿広場にある旧参謀本部の建物。エルミタージュ美術館の新館はこちらの一部にあります。

この新館に来るのは初めてです。いつから新館があったのか、今まで行く時間がなかっただけなのか私たち二人ともわかりません。

こちらの新館の４階に印象派以降の近代美術が中心にあります。
コレクションの数が半端無いです。自分の好きな画家だけこちらに載せます。

セザンヌの部屋。

セザンヌ作「青いドレスの婦人」

こちらはゴーギャンの部屋。

ゴーギャン作「Nave Nave Moe」

ヴァン・ゴッホの部屋。

ヴァン・ゴッホの作品はは約1,000点残存し、約340点の絵画があるそうです。オランダのゴッホ美術館はもちろん、他にもたくさんの美術館で鑑賞することができますが、ここでもたくさんの作品が見られます。

ヴァン・ゴッホ作「朝：仕事へ向かう」

ヴァン・ゴッホ作「藁葺きの小屋」

本館に比べると人がぐっと少ないのでゆったりと鑑賞できます。

ボナード作「地中海」（３枚シリーズ）

ロダン作「ブロンズの時代」

私は絵画の方が興味があるのですが、ロダンには目が留まります。

マルケット作「Place de la Trinity in Paris」

ヘンリ・ロッソー「ルクセンブルグの庭　ショパンの記念碑」

途中、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂からのコレクションの展示もありました。

銀細工が素晴らしい。

聖書のカバーも豪華です。

ピカソ作「３人の女」

ピカソの作品も多数。どうも所蔵している作品を全部展示しているわけではないようです。

マチス作「赤い部屋」

マチスといえばやはりこの赤の色使いですよね。

マチスの部屋。

マチス作「踊り」

ニューヨークの近代美術館にもこのシリーズがありますよね。

マチス作「青いブラウスを着た若い女性」

カンジンスキー作「冬の風景」

ジェラード作「ジョセフィーンの肖像画」

ナポレオンの奥さんですよね？

いやあ、美術館は疲れます。広いから歩く歩く。たくさんの絵画鑑賞で目も疲れますが、小さい頭もかなり疲労します。

まだまだありますが、もうそろそろ限界なので出ます。建物の外観とは裏腹に内部はこんなに近代的に機能的に改装されてます。

またこの門をくぐって昼食が取れるところを探します。

門をぬけて割とすぐの適当に入ったお店。

おしゃれなパブ。でもちゃんと食事ができるようです。

このキノコスープが美味しかったわ～。チーズとトマトのオープンサンドも。
朝食べすぎているので、このくらいで十分です。

一旦ホテルに戻って休憩した後は、ホテルの前を走っているこのトラムに乗ってのんびりマリンスキー劇場に行きます。

着きました～。モスクワのボリショイ劇場と並ぶ歴史あるオペラ・バレエ劇場です。
1,783年設立、収容人数は約1,700人だそうです。

ソ連時代は「キーロフ劇場」と呼ばれていましたが、旧名に戻りました。

本日の演目はモーツァルト作曲「ドン・ジュアン」。

この日のためだけのポスターが貼られています。

劇場内部。ボリショイとも昨日行ったミハイロフスキーとも違います。

今回も私たちの席はオーケストラ席（パルテール）。一枚5,000ルーブル。

美しいです。

この金ピカ感が嫌味なく上品です。

楽団ボックス。

さてさて、公演が始まる前に私たちはカフェへチェックに行きます。

いろんな種類のオープンサンド。

スイーツ系も沢山あります。

もちろん、お酒類も充実しています。

第一幕が終わりました。
だんだん要領がわかってきたので、予約さえしていれば、休憩になると行列に並ばずに用意された席につけます。またイクラとサラミのオープンサンド。こんな生活を続けていたら健康に悪そうですが、たまにしかない贅沢なのでと自分を甘やかします。

公演が終わりました。

会場は満席でした。素晴らしい公演でした。

外に出ると暗くなり始めたところでした。

帰りはバスに乗ってホテルに戻りました。今日も長い１日でした。