初夏のロシア　～　白夜のサンクトペテルブルグ編（５）

2023/05/26 - 2023/05/30

サンクトペテルブルグ滞在３日目は最終日です。モスクワ行きの夜行列車は23:55発ですので、まるまる一日あります。しかも日が長いので時間を有効に使えます。最終日はロシア美術館と郊外にあるペテルゴーフに行きました。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

前日同様ボリュームたっぶりの朝食を食べた後は、ホテルをチェックアウトし荷物を預けて出発。ホテルからはバスに乗ってネフスキー大通りの「ゴスチーヌイ・ドヴォール」で下車。まっすぐ芸術広場に向かって歩きます。広場の左手にはおととい行ったミハイロフスキー劇場があります。劇場広場の真ん中にはプーシキン像があります。ロシア人にとってプーシキンは文学の神様のような存在で大変人気があります。

プーシキン像の奥に見えるのがロシア美術館です。

ロシア美術館はモスクワのトレチャコフ美術館と共にロシア美術の最大コレクション美術館です。

2階からスタートします。

まずはイコン美術から。

14世紀のイコン

一番有名なイコン画家のアンドレイ・ルブリョフの「使徒ペテロ」と「使徒パウロ」。

この美術館は作品にガラスのカバーが掛かっていたり、照明が反射したりして思うような写真が撮れません。

ピョートル１世の像

たくさんの肖像画の部屋。展示室自体も美しいです。

エカテリーナ２世の像。

ドイツ出身の女帝。
大黒屋光太夫と謁見したんだったよね～。

アイヴァゾフスキーの部屋。

彼に海を描かせたら一番です。

ブリュロフ作

イワーノフ作「民衆の前に現れたキリスト」

トレチャコフ美術館にもありましたね。

平日の月曜日にも関わらず結構な人がいます。美術館の性格上あまり観光客はいません。

ペローフ作「休憩をする狩人達」

いかにも楽しそう。

シーシキン作「冬」

彼のお墓がチフヴィン墓地にありましたね。

レーピン作「ヴォルガの舟曳き」

ユーオン作「陽だまりの春の日。セルゲイ・パサード」

レーピン作「国家評議会会議」

２０世紀美術は同じ建物の別の入り口からです。

建物内にカフェがありましたのでここでランチ休憩。

ランチセット。カニカマの入ったマヨネーズ和えサラダ、ミネストローネ、マヨネーズ味のマカロニ、そしてモルスです。550ルーブル。（＄7ほど）

この国の人はかなりのマヨラーです。お味は大変良かったです。カロリーは気にしない、気にしない。

ランチのあとは残りの２０世紀美術を鑑賞します。

マレーヴィッチ作「スポーツマン」

マレーヴィッチの作品が沢山あります。

トカチョフ兄弟作「子供達」

こういう素朴な光景が好きです。

ジリンスキー作「ソ連代表体操選手」

プラストフ作「コルホーズの祭日」

クストージエフ作「マスレーニッツア」

クストージエフ作「お茶を飲む商人夫人」

アリトマン作「アンナ・アフマートヴァの肖像画」

写真はほんのわずかにか載せていません。膨大なコレクションでした。

そろそろ疲れてきましたし、次にペテルゴーフに行く予定なので美術館を出ます。長くなったので最終日後半は次に続けます。