2023夏休み　～鶴岡・酒田・新庄～

2023/08/07 - 2023/08/08

2023年の夏休みは、３連休＋土日＋有給取得５日に、会社のお盆一斉休暇２日を加えた１２連休。

さらに、ワーケーションを２日入れるとその後土日なので、２日のリモート勤務を挟んで１６日間、家を空けて外出しました。

8/5 新潟市
8/6 新発田市、村上市
8/7 鶴岡市、酒田市
8/8 盛岡まで色々見ながら移動
8/9 青森市まで色々見ながら移動
8/10 三沢市
8/11-13 函館市
8/14 宮古市、釜石市
8/15 遠野市
8/16 陸前高田市、大船渡市
8/17-18 名取市、仙台市（ワーケーション）
8/19 登米市
8/20 双葉エリア、いわき市

この旅行記は、8/7-8の鶴岡・酒田エリアが中心です。
2023年の夏はかなり暑く、汗だくになりながら観光地を巡った旅行記になります。おしゃれな明治の洋館が目立つ鶴岡、北前船で栄えた街の名残が目立つ酒田、どちらも癖になる場所だなと思いました。

エリア 山形

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

鶴岡に移動してきて、最初の食事はここに決めていました。

庄内観光物産館の中にある「とびしま」さんです。

とびしま グルメ・レストラン

魚の美味しい町・鶴岡。

その名前に恥じない定食が食べられます。

酒田港にもお店があります。

さて、鶴岡市内の名所を回ります。

最初は、致道博物館。

江戸から明治にかけての建築を、修復してまとめて残している博物館です。

写真は旧鶴岡警察署庁舎。1884年に完成したものです。

旧鶴岡警察署 名所・史跡

旧西田川郡役所。
1879年の建築。

明治維新後の西洋猿真似建築、いや、和洋折衷建築は大好きです。

致道博物館 美術館・博物館

旧庄内藩主屋敷。こちらは和の建築。

致道博物館は、江戸時代以降、幕末までこの地を治めた、家康の部下に起源をもつ酒井家によって作られたものだそうです。

民具の蔵。
江戸時代末期に建てられた、武器や調度品を格納する蔵で、現存するのはこの1棟だけとのことです。

北前船の展示を行っていました。

鶴岡や酒田は、北前船で栄えた場所でもあります。

旧渋谷家住宅。

豪雪に耐えられるように、多層にして頑丈に作られているのが特徴です。

多層民家旧渋谷家住宅 名所・史跡

酒井氏庭園。

美術品の展覧館もあります。こちらは普通の建物です（笑）

イメージ付きにくいかもしれないですが、原爆をイメージした絵画の展示でした。
訪れたのは8月7日。広島・長崎に原爆を落とされたタイミングということもあるのでしょうね。

赤門。

酒井忠発公の正室・鐐姫のための門で、東京から移設されたとのこと。

藩校致道館。

1805年に建てられた藩校で、「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」という論語の一節から学校名が付けられています。

藩校致道館 名所・史跡

入り口からの写真です。

戊辰戦争で旧幕府側についていた庄内藩に、何故この言葉が？

西郷隆盛と庄内藩は、戊辰戦争後に交流を深めた関係で、孔子の教えを中心にした学問を奨励した方がよいなどアドバイスを受けていたそうです。

この地域に「南洲神社」があるほどです。

明治維新のメンバーの中で唯一、西郷隆盛はマトモだったのかなぁと。
盟友の大久保は自分のメンツのためにクーデターしたようなもんだし、弟の従道は兄に人格者成分が全部取られたかのような野蛮人だし、長州は木戸孝允以外は論外な感じだし・・・

その藩校から少し北側に、海外にありそうなカトリック教会が。

１９０３年の建造です。

鶴岡カトリック教会天主堂 寺・神社・教会

あまり日本で見ないタイプの西洋風の教会です。
（木造であることを除けば）

ステンドグラスもきれいでした。

鶴岡公園へ。

写真は庄内神社の一の鳥居。

鶴岡公園 名所・史跡

鶴岡公園の南側にある大寶館。

１９１５年に大正天皇の即位を記念して建てられた擬洋風建築。
物産陳列場、市立図書館などとして利用された後、現在は鶴岡の偉人の偉業を展示する施設になっています。

大宝館 美術館・博物館

この後酒田に移動し、本間美術館。

藩主が領内巡視をする際の休憩所としてつくられた施設で、その後酒田の迎賓館としても使用されてきた施設です。

本間美術館 (清遠閣) 美術館・博物館

落ち着いた和のテイストを感じます。

庭園（鶴舞園）は、国指定名勝に指定されています。

本間美術館庭園(鶴舞園) 美術館・博物館

美術館の中も見学します。

本間美術館 美術館・博物館

日本絵画の屏風。

日本やアジアの展示を中心に、企画展は結構展示が変わっていくようです。

山居倉庫へ。

1893年に建てられた米保管倉庫です。
少し先には酒田港があり、米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝えます。

山居倉庫 名所・史跡

山居倉庫は、ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなった場所です。

庄内米歴史資料館。

庄内米歴史資料館 美術館・博物館

農具や収穫、地域の文化などの展示がありました。

今は閉館して、一部の展示が別の場所に移っているようです。

米俵の重さも体感できます。

おしんは、この米俵1俵で奉公先に売られたんですよね・・

宿泊は、山居倉庫すぐ近くの、ホテルリッチ＆ガーデン酒田でした。

ホテルリッチ＆ガーデン酒田 宿・ホテル

1895年10月20日に最上川左岸河口に竣工した、旧酒田灯台を見に行きました。

木造六角灯台 名所・史跡

その後、夕食は、山形名物の「平田牧場」本店に買いに行きました。

平田牧場 本店 グルメ・レストラン

生姜焼きのお弁当に、メンチカツを付けました。
お弁当を売っているので、酒田ではお勧めです。

翌日の朝食は、朝から酒田海鮮市場に行きました。

酒田海鮮市場 市場・商店街

海鮮市場内の「とびしま」で朝食です。

とびしま グルメ・レストラン

お刺身などが少しずつ乗った朝定食。５００円＋税でした。
朝食の後、次の移動を開始。新庄に向かいました。

途中、道の駅とざわ高麗館で休憩。

1985年に世界の農村のリーダーが集まる会議があり、戸沢村の代表も出席していて、そこから韓国との交流が始まったのだそうです。

韓国で見るような立派な宮殿の建物が道の駅になっていました。

道の駅 とざわ 道の駅

こんな田舎（失礼）で、まさかの韓国トリップ（笑）

マッコリまで売ってましたｗ

宮殿の中から見る最上川の景色。

飾りつけの色合いも韓国風ですね。

韓国の魔除け「チャンスン」の柱だそうです。

新庄市に入り、芭蕉乗船の地。

芭蕉が1689年、清川に向けて舟で下った乗船の地だそうです。

八向山と芭蕉乗船の地 名所・史跡

芭蕉の句碑。

例の有名なやつです。

五月雨を集めて早し最上川

新庄駅前の最上広域交流センター ゆめりあへ。

もがみ物産館。

山形県のお土産が集まっています。

もがみ物産館 お土産屋・直売所・特産品

新庄市の紹介です。

鉄道ギャラリーも併設。

腕木式信号機の展示がありました。

最上漫画ミュージアムも併設。

新庄市出身の漫画家の作品を中心に展示していました。

新庄 最上漫画ミュージアム 美術館・博物館

山形新幹線の時刻表。

本数なさすぎでしょ。
JR東日本の中でも優先度が低いのか、運転への障壁が少しでも上がると（除雪しないといけないとか）ガンガン止めますし。

新庄の駅から西側、新庄城跡の最上公園。

新庄藩の藩祖・戸澤政盛公の像です。

最上公園 公園・植物園

その戸沢家の始祖・戸澤飛彈守衡盛、政盛、11代藩主正實を祀る戸澤神社。

戸澤神社 寺・神社・教会

飾られている風鈴は涼しげですが、日本の暑さを打ち消すほどではありません（涙）

新庄から13号を北上し、秋田県湯沢市の道の駅「道の駅おがち」。

道の駅 おがち 道の駅

夏っぽくてさっぱり、稲庭サラダうどんでランチにしました。

レストラン二ツ森 グルメ・レストラン