2023夏休み　～花巻・大船渡・陸前高田・気仙沼～

2023/08/15 - 2023/08/16

2023年の夏休みは、３連休＋土日＋有給取得５日に、会社のお盆一斉休暇２日を加えた１２連休。

さらに、ワーケーションを２日入れるとその後土日なので、２日のリモート勤務を挟んで１６日間、家を空けて外出しました。

8/5 新潟市
8/6 新発田市、村上市
8/7 鶴岡市、酒田市
8/8 盛岡まで色々見ながら移動
8/9 青森市まで色々見ながら移動
8/10 三沢市
8/11-13 函館市
8/14 宮古市、釜石市
8/15 遠野市
8/16 陸前高田市、大船渡市
8/17-18 名取市、仙台市（ワーケーション）
8/19 登米市
8/20 双葉エリア、いわき市

この旅行記は、8/15-16のものです。
遠野を出た後、花巻などを巡り、その後気仙沼・大船渡など南三陸エリアを回っています。

結果的に、某ドジャースの2人の選手の出身高校まで見てきました（笑）

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

遠野を出て、花巻市の宮沢賢治記念館に来ました。

国道４５６号から入ると駐車場があり、記念館含めた一帯が公園みたいになっています。

宮沢賢治記念館 美術館・博物館

宮沢賢治の生きた時代背景の展示。

作文用紙にしたためられた自筆の原稿。

その原稿から作品が推敲されていくまでの過程も展示されていました。

宮沢賢治の足跡の展示です。

記念館の隣は、作品を模した「注文の多い料理店・山猫軒」

知ってたらランチはこっちにしたかもです。

山猫軒 グルメ・レストラン

続いて、花巻の花巻新渡戸記念館へ。

花巻新渡戸記念館 美術館・博物館

新渡戸稲造夫婦がお出迎えします。
館内は撮影禁止。

新渡戸家の功績とゆかりの品々、新渡戸稲造の世界等を紹介しています。

宮沢賢治イートハーブ館。

ここまで紹介した３館は、大まかに言えば「近くにあります」

宮沢賢治イーハトーブ館 美術館・博物館

宮沢賢治の作品に登場するキャラクターやストーリーなどを研究した成果などが展示されています。

深堀した世界を見るのも楽しいです。

何となく空港めぐりが好きなので、花巻空港に足を延ばしてみました。

花巻空港（いわて花巻空港） 空港

大谷翔平グッズが結構売られていました。

この旅行記、訪問して２年後に書いているのですが、この２年の間にメディアによる大谷の過度な報道（日本スゲーが背景？）が始まったんかなという感じも。

個人的には、チームスポーツで個人をフィーチャーするのは大嫌いです。

北上川のイギリス海岸。

イギリス海岸 自然・景勝地

名前の由来は、イギリスの海岸に似てるから、だそうです。
実は命名者が宮沢賢治なので、宮沢賢治をたどる旅をする場合には外せない場所だったりします。

大谷や菊池雄星などを輩出した花巻東高校です。

この写真撮りに行ったということは、この時はまだメディアの報道に呆れてなかったんです。

道の駅とうわで休憩。
東北横断自動車道釜石秋田線の東和インターチェンジに隣接した道の駅。

最近は、こういうスタイル（SA／PAの代わりに道の駅）が増えてますね。

道の駅 とうわ 道の駅

気仙沼に移動して宿泊しました。
国道沿いのルートイン気仙沼です。

ホテルルートイン気仙沼中央インター 宿・ホテル

チェックイン後、コインランドリーで選択がてら、夕食を食べに行きました。

夕食食べてコーヒーでも飲んで休憩している間に、洗濯から乾燥まで終わっているという狙いです。

まるまつ 気仙沼店。
東北のファミレスです。

鶏天丼とそばのセットにサラダを付けたのかな？

宮城県を中心に東北地方に展開しているチェーン店。
近くにあったら行くのにな、と思ってたら、南東北の栃木（失礼）にはあるんですね。

宇都宮近郊だし、今度行った時に寄ろうかな。

翌日、少し北上し、大船渡碁石海岸ICから海岸線を南下しました。

穴通磯。
海水の浸食によって岩に3つの巨穴が空いています。

駐車場から遊歩道を降りていくと展望所に付きます。
つまり、帰りは登ります（そっちか）。

穴通磯 自然・景勝地

南下して、碁石海岸のインフォメーションセンター。

奥は碁石海岸の遊歩道です。

インフォメーションセンターでおおよその塵を把握して、散策に向かいましょう。

雷岩?乱曝谷展望台からの景色。

左が雷岩、右の陸地との間が乱曝谷です。

乱曝谷 自然・景勝地

角度を変えてもう1枚。

反対側からさらにもう1枚。
このぐらいしたくなる景色です。
（碁石の方が関係ないけど・・・）

「おもいで岬」の歌碑。

碁石海岸のある大船渡市出身の演歌歌手・新沼謙治さんの歌です。

おもいで岬の歌碑 名所・史跡

海の反対側には、世界の椿館。

世界の椿館 碁石 公園・植物園

えびす浜。

えびす浜 自然・景勝地

碁石岬からの景色です。

岬の中ほどには灯台もあります。

碁石岬灯台 名所・史跡

碁石浜。

道路わきに駐車スペースがあって、停めたんだっけかなぁ。

あまり「碁石」感なかったですね。
黒く見えてるのは濡れているからだし・・・

大船渡駅（津波で流されて、今はBRTの駅です。ぱっと見はバス停）近くに作られた複合施設・キャッセン大船渡。

キャッセン大船渡 ショッピングモール

三陸おさかなファクトリーで食事にしました。

たんまりと具が乗った海鮮丼。

お店には復興アピールで訪れた政治家のサインも置かれていました。
きっともう忘れてますよ（失礼）

夜市も月１であるそうです（今は知らない）

BRT大船渡駅前の大船渡市防災観光交流センター。

大船渡の津波伝承館の他、自治体の交流施設も兼ねてます。

おおふなぽーと (大船渡市防災観光交流センター) 名所・史跡

大船渡は、津波の時に陸前高田から避難してきた佐々木朗希選手が高校まで過ごした場所です。なので展示がありました。

大谷のことをチクッと書きましたが、佐々木朗希もこの２年で周りからの見られ方が大きく変わりました・・・

完全試合と、その次の完全試合未遂の時の記事です。

あの２試合がピークにならないことを願います・・・

建物内に、小さいながらも津波伝承館もあります。
この伝承館のある大船渡駅のエリアは、大船渡市で最も津波の被害を受けた場所です。

大船渡津波伝承館 美術館・博物館

その大船渡駅は、今はBRTの駅になっています。

大船渡駅 駅

かもめの玉子を作っているさいとう製菓の「かもめテラス」。

ここにも、佐々木朗希の完全試合などの展示品がありました。

その佐々木朗希が通っていた大船渡高校です。

ここは高台にあるので、津波とは無縁だったはず。
（もっとも、佐々木朗希が通ったのは、当り前ですが津波の後の話です）

横断幕も出てました。

大船渡市の三陸地区です。目の前が三陸駅。

震災で出たがれき材で作った、私設の震災資料館「潮目」です。

手作り感がリアリティを強めます。

こちらも建物の一部。

震災の展示をしながら、地域やボランティアで訪れる人の交流にも活用されています。

防潮堤が見えました。

津波が来たらまずは防潮堤の外に出ない、さらに言えば防潮堤を越えてくる想定も必要なのですが、「昔みたいに砂浜で」みたいに思ってしまい、行動に移す人もいるようです。（この地域の話ではありません）

ド根性ポプラ。

奇跡の一本松と同じく、津波で１本だけ生き残ったポプラの木ですが、一本松と違うのはこの木は生きていて、生命の息吹を感じることです。

奇跡の一本松は最初に見て「形見として生かされている」なんか不自然な、生命感のない感じを受けました。（実際そうなんですけど）

ど根性ポプラ 名所・史跡

伝承館のある、道の駅高田松原へ。

写真の建物は震災前の道の駅。
津波は建物の一番上まできたそうです。
（てっぺんの所に避難したのだそう）

旧 道の駅高田松原　タピック45 名所・史跡

震災の伝承館へ。

東日本大震災の伝承館は数多くありますが、一つ見ておくならここがおすすめ。
規模も大きいですし、かなり広範な情報がまとまっており、当時の緊迫した様子も臨場感ある形で残されています。

逆に、今の日本で同じことが起きたら、無理なのでは？とも思ってしまいます・・

訪問者も８０万人を突破したそうです。

三陸はしばしば津波被害を受ける場所で、その歴史が展示されていました。

津波の襲来を告げて回り、最後は津波に破壊された消防車です。

道の駅（および伝承館）の裏手が高田松原津波復興祈念公園になっています。

津波に耐えて１本だけ生き残った奇跡の一本松と、その後ろはユースホステルだった建物です。

ただ、この松も塩害で根が枯れてしまったことから人の手が入って保存されているので、生命感のない感じが逆に怖さも感じさせます。
（前述のど根性ポプラを参照）

奇跡の一本松 名所・史跡

ワタミオーガニックランド。

ワタミと陸前高田市が津波被害を受けた場所で共同で進める農業テーマパーク。
地盤は津波に備えて１１m嵩上げしてあるそうです。

今後約２０年かけて、徐々に拡大していく計画だそうです。

ワタミオーガニックランド グルメ・レストラン

オーガニックランドの中にハンバーガーのお店があったので、買って食べました。