2023/05/27 - 2023/05/27
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kojikojiさん
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4日間のツアーもラストスパートです。北川村の「モネの庭マルモッタン」を出たバスは海岸線に沿って南下します。まずは小さな港にある「料亭花月」でお昼御飯です。この店と25番札所の津照寺(津寺)が無ければ観光客も訪れることのない小さな集落です。漁などで景気の良かった時代に造られたであろう立派な料亭の2階の座敷でキンメ丼をいただきました。これがまたおいしいこと。今回のツアーの夕食は残念な部類に入りましたが、宇和島の鯛めしと室戸のキンメ丼は秀逸でした。もちろん高知の「ひろめ市場」の自由昼食も良かったです。我々の食事が終わると入れ替えにトラピックスの団体が入りましたので、どこのツアーも室戸に入る前に時間調整してここでお昼を食べるのだと思います。食事の後はさらに半島を南下して室戸岬に到着します。ここでは30分ほどの自由時間になり、各自で中岡慎太郎の像を見たり、海岸線を散策します。天気はさらに良くなり、日差しは眩しいほどで、梅雨の前のさわやかさも感じます。中岡慎太郎の像から海岸線に入ると山の上に室戸岬灯台が見えました。本当は上まで登りたいところですが、そこまでの自由時間はありません。岩場の海岸には南から流れ来る波が強く白波が砕けています。月見ヶ浜では修学旅行生がおそろいのジャージを着て、三々五々に散らばって岩の上でお弁当を食べている姿がシュールでした。沖合いには船が通はしているのも見え、1月に横須賀から新門司港へフェリー旅をした時の眺めが思い出されます。今回足摺岬と室戸岬を陸地から見ることが出来たので、残りは紀伊半島の潮岬灯台です。6月下旬にはその願いも叶います。室戸岬を出発すると次は「廃校水族館」です。ここも以前から気になっていた場所でした。最初に教室だった部屋で子供のように机に座って館長から水族館について説明を受けました。閉校した椎名小学校を水族館に再生したのは、室戸でウミガメの生体調査・研究を行っているNPO法人日本ウミガメ協議会ということには驚きました。さらにここに展示されている魚介類は全て地元の漁師からもらったもので1円の費用もかかっていないということでした。最後に「プールがありますから涼んでいってください。」と言われましたが、行ってみるとシュモクザメが泳いでいて涼むことは出来ませんでした。これでツアーの立ち寄り先は終わり、途中で「道の駅 日和佐」で休憩しながら四国の東海岸を北上し徳島空港を目指します。最後に金長まんじゅうで有名な「ハレルヤ」のお店に立ち寄ってお買い物時間があります。空港で航空券を受け取ると実質解散になり、急いで3階の「瑠椿」に急ぎます。空港で晩御飯を食べなければ待ち時間が長いのと、この空港の飲食スペースが狭いのは知っていました。運よくすぐに席に座れ、以前食べて美味しかった料理を注文します。最終便で徳島を出発するとようやく3泊4日の四国の旅が終わりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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北川村を出ると車窓からはこんな家が見えてきます。強い風雨から「土佐漆喰」の壁面を守る「水切り瓦」が美しい伝統的建築です。「水切り瓦」は壁面に取り付けた小さな庇のような形状で、2段から3段つけてあり、壁面を伝う雨滴を断ち切るための
もののようです。漆喰の白壁を保護すると同時に蔵など内部の過湿を防いでいるとバスガイドさんが教えてくれます。 -
バスは30分ほどで小さな漁港に着きました。祖霊がに何かがあるようには思えない小さな集落が続いています。
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小さな入り江にはやはり小さな漁船が係留されています。室戸町浮津鯨浜で背美鯨の漁が盛だったようで、網捕鯨時代は鯨1頭とれれば七浦潤うとされ、室戸の人々のたいへん貴重な蛋白源だったようです。
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小さくても古い町並みが残されているようです。捕鯨の時代なのかこの漁港もずいぶんにぎわって裕福だったのだろうと想像できます。
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そんな一角に大正14年創業の「料亭花月」があります。4日目のお昼はここでいただきます。
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ここもも昔はずいぶんにぎわっていたのではないかという店構えです。2階の広間に上がりますが、大勢が一斉に靴を脱いだりトイレに行くので収拾がつきません。
料亭 花月 グルメ・レストラン
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こんな「室戸キンメ丼」のセットです。最初に食べ方の説明がありました。半分くらい食べた後はポットに入ったお出汁を掛けてお茶漬けにするとのことです。
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どんぶりにはキンメの刺身と白身魚の刺身と焼いたキンメが乗っています。
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そしてキンメのアラで出汁を取ったお吸い物です。
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まずはビールで乾杯です。今回の旅も無事に終えられそうです。夏のような日差しなので冷たく冷えたビールが美味しいです。
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焼いたキンメの身の方は残しておいて出汁茶漬けにしましたが、これも美味しかったです。
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我々が食べ終えるころに入れ違いでトラピックスのツアーがやってきました。この辺りで大人数は入れる店はここくらいしかないようです。いろいろなテレビ番組でも紹介されている有名店です。
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漁港の周りを歩いていると四国八十八箇所の25番札所の「津照寺(津寺)」がありました。石段を登って参拝するほどの時間は残っていません。高知県では見かけなかったお遍路さんの姿を見ることがありました。この先で徳島市内へ向かう車道でも白衣(はくえ)と遍路笠を見掛けました。
津照寺(津寺) 寺・神社・教会
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参道の脇にはお遍路さん目当てなのか小じゃれたカフェがありました。
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「Riddim Blue」というその店はカフェというよりは藍染の小物を扱う店で、夜はBARになるようです。Riddim(リディム)という名前からもレゲエがかかるのでしょうか。
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室戸港を出てバスはさらに南に向かい行きついたところが室戸岬です。ここで30分ほどの自由時間になります。灯台まで20分の登り道のようですが、往復したら時間に間に合わなさそうなので諦めます。
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まずは車道を少し戻って中岡慎太郎の像を見に行きます。ツアーの他の方はバスガイドさんと一緒に海岸線から歩いてきます。
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この銅像は昭和10年に安芸郡の青年団が主体となって建てられたようです。太平洋戦争中によく供出されなかったものです。
中岡慎太郎像 名所・史跡
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中岡慎太郎は海援隊隊長の坂本龍馬とともに活躍した明治維新の勤王の志士で、慶応3年11月15日(1867年)に京都河原町の近江屋で刺客に襲われ龍馬とともに落命しています。この時慎太郎は30才でした。
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「モネの庭マルモッタン」のある北川郷の大庄屋の家に生まれ、間崎哲馬に従い経史を学び、武市瑞山(半平太)の道場に入門して剣術を学んでいます。文久元年の1861年には武市が結成した土佐勤王党に加盟して、本格的に志士活動を展開し始める。NHK大河ドラマの「龍馬伝」の出演者の顔が浮かんできます。
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中岡慎太郎像の視線に沿って道が伸び、突き当りには「月見ヶ浜」が広がります。その名の通り月の名所ですが、朝日が美しいことでも知られています。
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偽礫岩(ぎれきがん)は地震や台風の時に大量の土砂が海底に運ばれ、これが土砂や砂、泥の順に降り積もり時間をかけて岩石となります。積み重なった地殻変動によって地表に現われ、再び小石となって海岸を覆っています。
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海岸線はコンクリートの遊歩道が整っているので散策するのは楽です。
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一見すると波は高くなさそうですが、近くの岩礁の辺りは白波が立っています。
室戸岬 自然・景勝地
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以前の旅で行った桂浜もすごい波で、砂浜の波打ち際へは近寄ることも出来ませんでした。警備の方がいて、ある一定の距離離れていないとマイクで注意されていました。
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海岸線まで来ると「室戸岬灯台」が見えました。白亜の灯台は明治32年の1899年以来、 尾木を追加する船舶の安全を照らす水先案内人として活躍しています。室戸岬先端の標高151メートルの山上にあり、レンズの大きさは直径2.6メートルと日本最大級の大きさです。
室戸岬灯台 名所・史跡
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1月の末に横須賀港から新門司港へ向かうフェリーの船上から眺めた室戸岬へようやく来ることが出来ました。今回の旅では足摺岬にも行けたので、大きな岬としては紀伊半島の潮岬で、ここへは6月末に行く予定です。
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スリランカの最南端のゴール近くにある、ジェフリー・バワの設計したジェットウイング・ライトハウスに宿泊した際に沖合を貨物船が通過する度に巨大な波が押し寄せてこんな白波が立った事を思い出しました。
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インド洋の波もすごかったけど、太平洋の波もすごい迫力です。
灌頂ケ浜 自然・景勝地
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1月にこの沖合を通過した時も波は穏やかに見えましたが、海岸線はこんなだったのかもしれません。
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8月には再びこの沖合を通過することが出来るので楽しみです。今度はフェリーではなくダイヤモンドプリンセスです。
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月見ヶ浜はその名の通り月の名所だそうですが、朝日が美しいことでも知られています。体操着を着た修学旅行生が配られたお弁当を固まって食べている姿がシュールでした。
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この辺りの海岸にはスランプ構造と言われる岩が多く見られます。地層が捻じ曲げられたような岩があちこちに見られます。スランプとは海底の堆積物がまだ岩盤になっていない時に、地震などの地殻変動によって、海底側に滑り落ちることによって、曲がったり、えぐられたようになった状態のまま岩盤になった地層です。
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遊歩道は途中からアコウの森に変わります。
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アコウは亜熱帯植物で室戸岬一帯に自生し、タコの足のような気根を垂れ、岩肌に絡まって奇観を見せています。遊歩道にはその特徴がよく見られ、この森は天然記念物に指定されています。
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5月頃にイチジクに似た形状の小型の隠頭花序を、幹や枝から直接出た短い柄に付ける幹生花がちょっと気持ち悪いですが、果実は熟すと食用になるそうです。アコウの種子は鳥類によって散布されますが、その種子がアカギやヤシなどの樹木の上に運ばれ発芽して着生し、成長すると気根で親樹を覆い尽くし、枯らしてしまうこともあるため絞め殺しの木とも呼ばれます。
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礫岩や偽礫岩に含まれていた小石はつるつるしているので変形した碁石のようでもあります。波が穏やかな海岸線であれば水切りでもして遊びたいところです。
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心がざわつくようなうねりのある波です。
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砕け散る白波もそろそろ見納めです。
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駐車場からバスに乗って室戸岬の東海岸を北上します。
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しばらく走った先で立ち寄ったのは「廃校水族館」です。ここは2006年に廃校になった旧室戸市立椎名小学校の建物を利用した水族館です。海水魚など約50種1000匹を飼育しており、全て地元漁師から譲り受けたもので、規模が小さいながらも希少性の高い魚類や大型の海洋生物などが搬入されるようです。
むろと廃校水族館 動物園・水族館
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ここはテレビの番組を見て知ったところですが、いつか来てみたいと思っていたところでした。今回のツアーはホテルと夕食はいまいちでしたが、立ち寄る観光地は通常の四国周遊ツアーと違って面白かったです。
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5月下旬の室戸岬にはツバメがたくさん巣をかけていました。後で教えてもらいましたが、廃校だった数年間はツバメがいなくなったそうです。
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元々小学校だったのでその雰囲気を感じさせるためか習字が貼られています。もうちょっと字が上手いと寿司屋のメニューのように見えるのですが。
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廃校になった際に備品もそのまま置いていかれたので、こんなお出迎えもあります。写真では切れてしまいましたが、右側のAEDの箱の中も水槽になっています。人体模型の上に置かれたあたらしいAEDが箱の中に入らなかったためのようです。
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2階の教室に全員が集まってこの水族館についての説明がありました。運営管理は特定非営利活動法人(NPO)「日本ウミガメ協議会」が行っており、その代表の方が面白おかしく案内してくれます。「講演などを行うと結構いいお金いただくんですよ。」と笑いも交えてくれます。
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「高知県の他の水族館は建設に50数億の費用が掛かり、魚たちも世界中から買い集めていますが、この廃校水族館は改修に1億ちょっとで、魚は全て漁師さんからいただいているのでタダです。」という話しは面白かったです。
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妻の小学校時代はこんな机と椅子ではなかったはずです。このタイプの椅子と机になったのは東京都でも昭和45年頃からです。その頃小学校3年生でしたが、妻は中学3年生になっていたはずです。なので給食の食器も4分割のプラスチックのものでしたが、妻はアルマイトの食器だったようです。たまにジェネレーションギャップを感じます。
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豊漁や定置、出港や豊漁など室戸らしい言葉が並んでいますが、なんで心太(ところてん)なんだろうと思って調べてみたら、室戸の心太は鰹の出汁を浸してたべる名産なのだと知りました。
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怖そうな生活指導の先生みたいです。
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室戸では明治時代から100年以上続く大敷網漁(大型定置網漁)が盛んで、多種多様な魚介類が水揚げされています。大敷網の全長は約500メートルあり、役割の異なる複数の網で構成されています。ここにかかった魚で売り物にならないものがこの廃校水族館に持ってこられるそうです。深海魚のリュウグウノツカイなどが発見されたというニュースを聞きますが、夜になると自ら海面に上がってきて、こういった定置網にかかるそうです。この旅行記を作成している6月中旬にも2日連続でリュウグウノツカイがかかったニュースを見ました。
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教室の中に置かれた水槽の見学に移ります。最初の水槽には小さな子亀が泳いでいました。
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スリランカを2週間旅していながらウミガメの保護センターに立ち寄れなかったのがいまだに残念でなりません。早朝に海岸を散歩していると母亀が産卵に来た跡を見掛けることは何度かありました。
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このイセエビももらったものです。
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大きなカサゴが優雅に泳いでいます。普通の水族館ではないので奇麗というよりはおいしそうに見えます。
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この寅うつぼではありまs年賀、高知の「ひろめ市場」で食べたうつぼのタタキは美味しかったです。
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普通は鰯が旋回している円形の水槽もここではボラが入れられています。館長も「鰯は弱くてすぐに死んでしまいますが、ボラは美味しいんです。」とよくわからない説明をしていました。
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それまで規則的に回転して泳いでいたボラが急に集まってきました。他の人の周りにはいかないので恥ずかしくなります。
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多分この時に着ていた服の色が餌を与える人の服の色に似ていたのではないかと思われます。海の中でこんな感じになったら嫌ですね。動画に撮って友人にLINEで送ったらウケました。
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さきほど「料亭花月」で美味しくいただいたキンメダイも元気に泳いでいます。
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マツカサウオもキンメダイ科の魚だそうで、食べるとおいしいそうです。
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クルマダイも含めて100メートルから200メートルの深海にいる魚が多いようです。どれも定置網にかかったものが多いようで、生きたままここで展示できるのでしょう。
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階段の踊り場にはウミガメの標本が置かれてありました。昔は「鶴は千年、亀は万年」と言われ、沖縄の日本復帰前は縁起物として新築祝いの贈り物の定番でした。
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ここに並んでいるものの中にはそんな贈り物が含まれているようです。残念ながら我が家に送ってくれる人はいなかったようです。「日本ウミガメ協議会」らしい展示物です。
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3階に上がると骨格標本までありました。
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スカルに促された部屋は骨格標本を集めた理科準備室で、ミンククジラの全身骨格が展示されています。水族館開館前に室戸で水揚げされたもので、当時の職員が頑張って港に残された骨やセリ落とした仲買人を訪ねて骨を収集したそうです。包丁でカットされた骨や一部あばら骨が足りませんが、目くじらを立てずにご覧くださいとのことです。
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人の姿の無いリカ実験室の標本を眺めていると子供の頃に読んだ少年サンデーに連載されていた楳図かずおの漫画「漂流教室」を思い出します。主人公と同じ年代だったので強烈なインパクトがあったことを覚えています。
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現在の「廃校水族館」という名称に地元の人は難色を示したそうです。水族館側から見たら廃校にしたのは誰という話のようです。
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廃校にはなってしまいましたが、地域との関係性は保たれているようです。
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館長が「最後に表のプールで涼んでいってください。」と言っていたので表に出てみると。
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シュモクザメが泳いでいました。
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隣の小さなプールには大きなウミガメが泳いでいます。
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館長曰く、「当初は膨大な標本を置く場所に校舎を活用しつつ、それらを展示して博物館的な施設を考えていた。しかし、いざ計画を進めると25メートルプールと小プールがあり、そこで調査・研究用にウミガメを飼えないかと検討をしていたら、水族館計画へとシフトした。さらに、理科室は解剖や標本制作、家庭科室は地元で水揚げされた魚を使った調理体験、図書室はそのまま図書室として、本来の機能をそのまま活用できた。その分、コストが浮いた。」
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ローコストの水族館ですが、小学校の名前を残すべく碑を建てたので帰りに見てくださいと館長が行っていました。かなりの大きさです。足元にはヤッコソウが置かれてあります。
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小学校の記念碑の裏側は自動販売機として利用されています。
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佐藤二朗みたいな館長の楽しい話が聞けたうえに工夫が面白い「廃校水族館」の見学でした。校舎の脇にはテントが張られ、地元の農産物が売っていて、妻は芋ケンピと柑橘類を買っていました。
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全ての観光コースの見学が終わり、バスは徳島空港へ向かいますが、まだまだかなりの距離があります。途中の海岸では波乗りをしている人の姿がたくさんありました。
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室戸岬町と佐喜浜町の境の鹿岡鼻にある海中から直立する2つの岩柱は、しめ縄でしっかりと結ばれ、まるで夫婦が連れ添っているようで人目をひきます。
鹿岡の夫婦岩 名所・史跡
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この辺りでは春分から秋分の間には岩の間から昇るダルマ朝日を拝む事が出来るそうです。そういえば以前ヤフオクで落札していた高知の会社のホームページの写真はダルマ朝日だったなと思い出しました。
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美しい砂浜の海岸線を通過すると絵のような景色が見えます。背後に富士山があったら銭湯のペンキ絵になりそうです。
室戸阿南海岸国定公園 自然・景勝地
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ここにも波乗りを楽しむ人がいますが、波はほとんどありません。この辺りの写真はバスの最後尾のリアウインドウから撮りました。
白浜海岸 自然・景勝地
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そろそろ3日間走り抜けてきた高知県ともお別れです。
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この辺りは良い波が立っています。
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四国八十八箇所霊場の第23番札所の薬王院の瑜祇塔が見えました。「瑜祇塔」とは「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」に説かれるインドや中国からの三国伝来の密教独自の塔です。寺伝によれば神亀3年の726年に聖武天皇の勅願により行基が創建したとされ、弘仁6年の815年には平城上皇の勅命によって弘法大師空海が厄除けのため薬師如来像を刻み、伽藍を建立したとあります。
薬王寺(徳島県美波町) 寺・神社・教会
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その前にある「道の駅 日和佐」で最後の休憩です。物産館などもありますが、高知県で買い物を満喫したのでこれといった買い物もせずに終わりました。
道の駅 日和佐 道の駅
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日が傾く頃に那賀川を通過します。那賀川(なかがわ)は延長125キロと徳島県内で最も長い河川で、「最も良好な水質」として清流四国一に選ばれたこともある河川です。
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そして徳島市を流れる新町川です。江戸時代の新町川は当時の徳島藩の経済を支えていた阿波藍を乗せた船が行きかい賑わいを見せていたそうです。
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現在は南海フェリー徳島港が若山航路を持っていたり、ヨットの係留地にもなっているようです。
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西側に眉山が見えました。どの方向から眺めても眉の姿に見えることからその名がついたといわれます。
眉山(徳島県徳島市) 自然・景勝地
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吉野川を通過すると終点も近くなってきます。
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空港へ入る前に「ハレルヤ」という巨大なお菓子屋さんに立ち寄って最後のお買い物です。ここはトラピックス社のツアーも立ち寄っていました。
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空港で航空券を受け取って荷物を預けてしまうとツアーも解散です。エスカレーターで出発フロアまで上がって「瑠椿(たまつばき)」に入ります。
璃椿 グルメ・レストラン
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出発までかなり時間があるのでまずはビールで乾杯です。4日間お疲れさまでした。
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ビールのつまみにちくわ天を注文しました。
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以前にアヲアヲリゾートに泊まるフリーツアーで来た際にも食べて美味しかった唐揚げも忘れません。
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そして「ぼうぜ寿司とワカメうどんセット」スダチの輪切りが無いのが残念です。アヲアヲリゾートでスダチうどんを食べてからその美味しさが忘れられずに家でも作っています。
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昨年の3月に来たときにはホテルの沖合に浮かぶ生簀でワカメを収穫して、そのまましゃぶしゃぶで食べたときのことを思い出します。あのおいしさは忘れられません。
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ぼうぜ寿司は酢で締めたイボダイの握りずしでかなりの大きさがあります。何しろ1個で片身を握っているのですから。うまい具合の酢の加減で美味しかったです。
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売店で商品を眺めていると1年前に買って美味しかったものなどが思い出されてきます。買い物も終えて展望ホールに行ってみます。
展望ホール 名所・史跡
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どこか外国の空港を思い出すような空港のサインです。TOKUSHIMA AWAODORIがTAN SON NHAT INTERNATIONALに読めてしまいそうです。サイゴンにも何年も行っていないです。
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我々の乗る機体は少し遅れているようです。
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待合室の中には阿波浄瑠璃の「一の谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」の木偶が飾られていました。国指定重要無形文化財のひとつである阿波人形浄瑠璃で使用される木偶人形は徳島の伝統工芸でもあります。
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徳島は全国有数の人形浄瑠璃の盛んな土地で「阿波十郎兵衛屋敷」など劇場も数多くあるようです。徳島県には全国の人形芝居のための農村舞台の9割以上に当たる208棟が現存しているともいわれます。
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「一の谷嫩軍記 熊谷次郎直実」
源平合戦のさなかで源義経の家来である熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)は、敵軍の平敦盛(たいらのあつもり)の命を助けよとの密命を受けます。やむなく身替りにしたのは直実の息子でした。しかし熊谷の陣屋に息子を心配する妻の相模があらわれるというストーリーです。 -
人形浄瑠璃を初めて見たのは6歳の時で、父と一緒に国立劇場で観たことをよく覚えています。その国立劇場も今年で閉鎖されてしまいます。さよなら公演ではありませんでしたが、八戸の旅の前に「えんぶり」を見ることが出来て良かったです。
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JALの最終便で羽田に向かいます。空港で買った木頭ゆずチューハイで最後の乾杯です。
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羽田空港の混雑で出発が遅れた上のいつもとは違うルートで空港に着陸するようです。いつもは海ほたるを見具側に眺めながらですが、この時は北側に大きく回りました。
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そのおかげできれいな東京の夜景を見ることが出来ました。
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無事に羽田空港に着き、最終のリムジンバスにも乗れて帰宅します。そして次の東北の秘湯巡りの旅の準備が始まります。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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