新京成線前原駅で下車、　国道２９６号線の「前原駅入口」信号を左に曲り、最初の「前原東五丁目」の信号を右折すると、突当りに「船橋前原東郵便局」がある。その右隣に前原の百庚申と言われる、庚申塔が無数に集められている場所があり、馬頭観世音や三十三夜塔もある。前原東五丁目１５番地。ここには享保18年、19年と延享4年の彫りの優れた青面金剛像庚申塔3基のほか、小形の年不明の文字庚申塔70基（数えられない）が並んでいて、百庚申の残骸と見られます。多石百庚申は、百基並ぶ特異な景観から、印西市浦部や柏市布瀬、鎌ヶ谷八幡神社のように、観光名所として注目される場合もありますが、この時代の石質はもろく損傷しやすい。明治時代には邪教と言われ処分された。道路拡張、住宅開発で廃棄、移動されたり、近くは東日本大震災で倒壊したものもあります。現在高齢化で庚申講を続けている所も無く成り、老人会、町会のボランティアがお花をあげたり、清掃をしています。その為、我孫子市岡発戸の八幡神社のように 14 基のみ残して残骸が多数積み上げられているものや、柏市高田の正徳寺のように無縁塔群に置かれているなど、もはや原形をとどめない百庚申もあります。前原東五丁目の百庚申は今まで見て来た中で一番無残な姿です。今の内に写真に残して置くのが功徳に成るのでしょうか？<br />参考資料<br />2019.3.2 明治大学博物館友の会 2019 年会員発表会北総の「百庚申」蕨由美　　　<br />北総の「百庚申」はhttp://sawarabi.a.la9.jp/180717slide.pdf スライドをクリックしてご覧下さい。<br />北総の「百庚申」はhttp://sawarabi.a.la9.jp/190302resume.pdf レジュメをクリックしてご覧下さい。<br />北総の「百庚申」は http://sawarabi.a.la9.jp/171022fig1-2.pdf 一覧表をクリックしてご覧下さい。

船橋市の前原・前原郵便局脇・無残な百庚申・馬頭観音

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2023/02/11 - 2023/02/11

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中国の風景さん

新京成線前原駅で下車、　国道２９６号線の「前原駅入口」信号を左に曲り、最初の「前原東五丁目」の信号を右折すると、突当りに「船橋前原東郵便局」がある。その右隣に前原の百庚申と言われる、庚申塔が無数に集められている場所があり、馬頭観世音や三十三夜塔もある。前原東五丁目１５番地。ここには享保18年、19年と延享4年の彫りの優れた青面金剛像庚申塔3基のほか、小形の年不明の文字庚申塔70基（数えられない）が並んでいて、百庚申の残骸と見られます。多石百庚申は、百基並ぶ特異な景観から、印西市浦部や柏市布瀬、鎌ヶ谷八幡神社のように、観光名所として注目される場合もありますが、この時代の石質はもろく損傷しやすい。明治時代には邪教と言われ処分された。道路拡張、住宅開発で廃棄、移動されたり、近くは東日本大震災で倒壊したものもあります。現在高齢化で庚申講を続けている所も無く成り、老人会、町会のボランティアがお花をあげたり、清掃をしています。その為、我孫子市岡発戸の八幡神社のように 14 基のみ残して残骸が多数積み上げられているものや、柏市高田の正徳寺のように無縁塔群に置かれているなど、もはや原形をとどめない百庚申もあります。前原東五丁目の百庚申は今まで見て来た中で一番無残な姿です。今の内に写真に残して置くのが功徳に成るのでしょうか？
参考資料
2019.3.2 明治大学博物館友の会 2019 年会員発表会北総の「百庚申」蕨由美　　　
北総の「百庚申」はhttp://sawarabi.a.la9.jp/180717slide.pdf スライドをクリックしてご覧下さい。
北総の「百庚申」はhttp://sawarabi.a.la9.jp/190302resume.pdf レジュメをクリックしてご覧下さい。
北総の「百庚申」は http://sawarabi.a.la9.jp/171022fig1-2.pdf 一覧表をクリックしてご覧下さい。

エリア

船橋・習志野(千葉)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 私鉄徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

東武線で新鎌ヶ谷へ、途中高柳で急行に抜かれる。複線になったので急行が走っています。
新京成に乗り替えました。富士山が綺麗に見えます。
ピンク色の新京成。
直通千葉中央行きで前原まで行きます。
前原駅下車。
前原駅前の信号を左折。
次の前原５丁目の信号を右折。
前原郵便局が目的地。
隣に石仏が密集しています。百庚申です。前原東五丁目の郵便局脇の庚申塚には、享保18 年（1733）など青面金剛像塔3 基と文字庚申塔2 基の前に、細長い駒型の「庚申塔」銘の文字塔 70 基と無数の残欠基が前後四列に並べられて、不思議な風景となっています。ここは、成田街道からは、御成街道を横切って久々田村に通じる幹道の入口に近い場所です。昔は道標を兼ねた物もあったようです。
道路改修紀念碑。別の場所にあった庚申塔が集められたようです。

馬頭観世音。台座に運送連と書いてある。
後ろにも馬頭観世音。
剥離した石塔。
後方中央に青面金剛像が３基並ぶ。
その後方に文字庚申塔、二十三夜塔、剥離した石塔。
庚申塔が草むらに並ぶ。
真ん中は庚申塔が読める。
半分欠けた庚申塔。
剥離が進んでいます。
庚申塔と読める物が少ない。

庚申塔が並ぶ。
庚申塔が並ぶ。
庚申塔が並ぶ。
庚申塔が並ぶ。
壊れた庚申塔。
壊れた庚申塔。
庚申塔が並ぶ。
庚申塔が並ぶ。
庚申塔が並ぶ。
庚申塔が並ぶ。

剥離の進んだ庚申塔が並ぶ。
壊れた石仏がある。
壊れた石仏がある。
壊れた石仏がある。

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この旅行記へのコメント（2）

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rioさん 2023/02/12 09:08:44

前原

こんにちは。

数年前までこの郵便局近くの職場に勤務しており、いつもこの郵便局へ行く時、この庚申塔の前を通っていました。
なんでこんな道路の際にと思っておりました。

かなり傷んでいるようですが、なかなか町会や自治体もここまで手が行き届かないのかもしれませんね。

とても詳しく教えていただき、よく理解できました。

中国の風景さんからの返信 2023/02/12 21:15:23

Re: 前原

コメントありがとうございます。郵便局近くの職場に勤務されていたなら町会の方で百庚申の事を良く知っているかも知れませんね。前原の百庚申をブログに載せている方が少なく一般的な事しかコメントできません。rioさんも前原の百庚申を取材して見て下さい。今やらないと無く成ってしまいそうです。

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