印旛郡栄町の安食・一峰山の路傍・百庚申

2023/02/22 - 2023/02/22

広報さかえ（千葉県栄町）　令和5年2月号vol.845　安食百庚申について安食の百庚申(ひゃっこうしん)は、安食村の人々が、庚申待(こうしんまち)という行事を行い建立したものです。その数はおよそ250基で、現在整備されている数は99基です。安食の百庚申は、一峰山という場所に建てられています。階段頂上に並んでいる庚申塔が、最も古いものと思われ、享保元(1716)年と、元文5(1740)年の刻字がある庚申塔がそれぞれ一基ずつ確認できます。一方で、沿道の庚申塔は、慶応2年秋と彫られたものがほとんどで、中でも大きく目立つ自然石の庚申塔には、表に慶応2年という年紀と梶谷三郎兵衛の氏名が、裏に「百庚申世話人」と題し、上、辺引、谷、下、木塚それぞれに2名ずつ名前が刻まれています。このことから、慶応2年に、梶谷氏が安食村の各地域に、それまでに建てられていた庚申塔と合わせて百基となるように、あるいは百基の庚申塔を新たに建てるべく呼びかけ、百庚申として整備したことが伺えます。問合せ：生涯学習課文化財班【電話】0476-95-1112、成田線安食駅進行右南口ロータリーへ下車、駅前県道を成田方向へ進む、左にシマムラがあり、手前を左に入る、踏切成田線を渡り数１０ｍを右に曲った所、台地の麓にあります。栄町安食3224

エリア 成田(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田線安食駅進行右南口ロータリーへ下車、駅前県道を成田方向へ進む、左にシマムラがあり、手前を左に入る、踏切成田線を渡り数１０ｍを右に曲った所、台地の麓にあります。栄町安食3224 徒歩６００ｍ。

我孫子から成田線に乗車します。

成田線安食駅下車。

駅前の県道を成田方向へ進みます。

しまむらが見えたら左に曲ります。

直ぐに成田線の踏切を渡ります。

最初の角に旧成田道の道標が建っています。右に曲がります。

左の小高い丘が一峰山です。

麓の安食百庚申です。

庚申塔とは。体に巣食う三尸(さんし)という虫が、庚申の晩、天帝にその人の告げ口をし、告げ口された人は長生きできないと信じられていました。庚申待は、60日に一度回って来る庚申の日に、三尸に告げ口されないように、仲間と共に身をつつしんで夜明かしする行事のことです。江戸時代になって、広く一般に行われるようになりました。庚申待を3年間連続して行った後や、60年に一度やってくる庚申
の年に、神仏の加護に感謝して建てたものが庚申塔です。庚申塔には、一般に、青面金剛というインドの神様が描かれています。安食の庚申塔には、6本の手を持ち、右手には剣を、左手にはショケラと呼ばれる人間の欲望の象徴を掴み、その他の手には法輪・弓・矢・錫杖(しゃくじょう)を持った青面金剛が描かれています。足元では、邪鬼を踏みつけて、身をよじり、憤怒の表情でこちらを睨みつけています。江戸時代の人々は、庚申塔に描かれた青面金剛の前で、長生きや病気平癒を祈りました。また、青面金剛の使いである三猿が邪鬼の下に描かれたものもあります。広報さかえ（千葉県栄町）　令和5年2月号vol.845

青面金剛像。

下段に青面金剛像が並ぶ。

下段に青面金剛像が並ぶ。

下段に青面金剛像が並ぶ。隣に文字庚申塔が並ぶ。

下段に文字庚申塔が並ぶ。

中段に文字庚申塔が並ぶ。

中段に文字庚申塔が並ぶ。

中段に文字庚申塔が並ぶ。

文字庚申塔。

中段に文字庚申塔が並ぶ。

上段に文字庚申塔が並ぶ。

上段に文字庚申塔が並ぶ。

上段に文字庚申塔が並ぶ。

上段の端は散乱した庚申塔。

上段の端は散乱した庚申塔。

上段の端は散乱した庚申塔。

上段の端は散乱した庚申塔。

階段右の庚申塔。左右合せて青面金剛像２０基、文字庚申塔７９基、で９９基です。破損したり、散乱している物は含みません。

青面金剛像、ショケラが正面を向いてます。

文字青面金剛王。

青面金剛像、庚申塔が並ぶ。

階段上の祠。

一峰山の扁額。

中に青面金剛像３基祀られている。

祠の後ろの青面金剛像。

更に上に石仏が並んで居ます。

女人講の如意輪観音が３基。