2022/11/30 - 2022/12/03
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fmi(ふみ)さん
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今年も紅葉の時期に近畿地方に行ってきました。
紅葉だけでなく、山や滝、城やお寺・神社、そして、鉄道旅に撮り鉄。紀州北部から東播磨まで、とくとご覧あれ!
・旅程
1日目 東京から新幹線と特急くろしおで和歌山へ。南海電車で境泉北を周遊。
2日目 東播磨、加古川の滝を見、須磨浦公園とハーブ園へ登り、布引の滝も見る。あとは撮り鉄。
3日目 郷愁の西宮紀行2回目、広田神社と門戸厄神。そして箕面の紅葉、あと撮り鉄。
4日目 阪奈県境で撮り鉄。そして飛行機で成田へ直帰する。
以上。
2日目の今回は兵庫県の滝めぐり、加古川闘龍灘・神戸布引の滝と紅葉を見てきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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早朝のここは須磨駅。新大阪駅から須磨まで普通、ここから快速で、東播磨の加古川駅を目指すのだ。
JR山陽本線 乗り物
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時刻は朝6時半、ようやく須磨海岸に朝日がさしてきた。
須磨海浜公園 公園・植物園
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加古川駅で、加古川線に乗り換える。
1時間に1本程度の運転間隔である西脇行で、兵庫県加東市の、「滝」という駅まで行く。その名の通り、その駅の近くには「闘龍灘」という滝があるのだ。加古川という川で一番の名勝である。
一度は行ってみたいと思っていたのだ。JR加古川線 乗り物
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加古川線はいまだ古豪、103系が轟音を出しながら走行する。電化されてもう15年以上は立つのであろうか。
通学客で混雑する中1時間ほど揺られて、目指す滝駅に到着。滝駅 駅
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駅を降り、線路の隣を併行する県道を、南にちょっと戻ると、滝交差点、そこを東に曲がると、県道は加古川を渡る。
ここが「闘龍橋」。滝の駅から大体5分くらいか。橋の上へ行く。 -
橋の上から見た加古川下流方向。
ごつごつした岩肌がむき出しになっており、まるで長瀞のよう。
あの岩肌を川の流れが激流で下る。
そこが「闘龍灘」という、加古川有数の名所。 -
加古川の西岸に併行して小さな道があり、そこをちょっと南下すると、公園と駐車場や広場、そして、このような旅館が見える。旅館「滝寺荘」。
料理旅館 滝寺荘 宿・ホテル
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そこから加古川は目の前で、その加古川、このようにここだけ、激流になっているのだ。丘陵地の中流域に突如とあらわれた急流。
ここが、加古川の有名な滝で、地名のもとになっている「闘龍灘」である。
ここは一度行ってみたかったんだよね、闘龍灘 自然・景勝地
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房総にもこんな感じの滝があったな。典型的な渓流瀑だが、一級河川だけに水量が多い。
加古川は源流が「平地分水」で知られてるとおり、架線勾配がかなり緩やかなのだが、ここだけは別の河川のようだ。
昔から名勝のようで、このように滝が見える位置に旅館などが並んでる。 -
朝8時の風景。
平地にあるが何か長瀞に似てるんだよね。 -
滝の西岸には公園がある。
「闘龍スクエア」 -
公園にある、阿江与助像
加古川舟運の祖と言われる。安土桃山時代の人。 -
30分ほど散策し、加古川線で、加古川に戻る。
ここ闘龍灘周辺は、三宮から急行バスが来るが、本数が減ってしまったうえ、社営業所で乗り換える手間が増えた。
バイパスや街道に近いし駐車場もあるので、車で来ることを前提とした場所かも。
周辺にはコンビニもある。滝駅 駅
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加古川駅で乗り換え、新快速で明石まで進み、そこで山陽電鉄に乗り換え、そして、景勝須磨浦公園へやってきた。
ここは山が海まで迫り、JRも私鉄も国道も、海岸沿いを通っている。
背後は鉢伏山が迫り、その山頂から海岸一帯は「須磨浦公園」として整備されている。
鉢伏山山頂まで、この須磨浦公園駅からロープウェーが延び、山頂に展望台などもある。
海には海上公園や釣り施設、海水浴場などもあり、昔は多くの行楽客が来た。
ややシーズンが過ぎた平日の今日は静か。須磨浦公園 公園・植物園
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須磨浦公園駅。
ロープウェーが駅舎の真上から出てるのがわかる。
昭和の頃は、休日には阪急神戸線の特急や阪神本線の特急がここまで乗り入れており、本数も多かった。現在は、阪神特急が30分間隔で乗り入れてくるのみで、日中は山陽普通4本、阪神直通2本の運転、山陽電車の特急は昔から通過しており、今の阪神山陽直通特急も停車しない。須磨浦公園駅 駅
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ロープウェー乗り場から、山陽電車の姫路方を望む。直通特急が通過中。背後の引き上げ線には、当駅折り返しの阪神特急が停まっている。なお、当駅折り返し阪神特急は、元町駅から当駅までは各駅停車である。
直通特急 (山陽電車) 乗り物
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須磨浦公園駅のすぐそばは海。
山陽電気鉄道本線 乗り物
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須磨浦ロープウェー。
須磨浦ロープウェイ 乗り物
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ロープウェーから見た須磨浦公園駅と海上公園施設。山陽本線の快速電車が海沿いに走っている。
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ロープウェーから神戸市街方向を見る。
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ロープウェーの山上駅からは、知る人ぞ知る特殊な乗り物、「カーレーター」で山頂の展望台まで行く。
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凄い乗り心地のカーレーター。
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そうこうして山頂の展望台、「須磨浦回転展望閣」まで来ました。
ロープウェイ、カーレーター、展望閣の利用料金はセットになった「往復回遊割引券Bコース」がお得。
カーレータとか回転展望台とか、昭和レトロのような施設が須磨浦山上遊園の魅力である。
今回は、リフトが休業中なのでこの先にはいかなかった。12月に入ると閑散期となり、リフトなどは臨時に休業する。 -
展望閣から眺めた、観光リフトと、旗振山上の遊園施設。
展望台のある鉢伏山は摂津の国だが、谷を越えた向こう側の旗振山は、播磨の国になる。
須磨浦公園は、摂津と播磨にまたがっている。神戸市須磨区は大部分が摂津だが、一部が播磨にかかっており、垂水区は全域が播磨である。二つの令制国にまたがっている区というのは、横浜市の南区や港南区に似ている。須磨浦山上遊園 テーマパーク
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回転展望閣内の、レストラン。
ゆっくり床が動いている。
ここ鉢伏山は標高は250mほどあり、六甲山地の西橋でもあって、周辺の眺望が抜群である。
源平合戦の古戦場が周辺には広がる。 -
鉢伏山展望台からの眺め
神戸空港 -
手前から、須磨、長田、和田岬、ポートアイランド
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高速道路が出てきてるあたりの森が、須磨離宮公園、その奥は妙法寺川沿いの緑地と板宿の街並み
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手前に高取の貨物駅、ポートアイランドの付け根の先に見えるのは六甲アイランド、その先の海岸線は芦屋と西宮の埋め立て地。芦屋や西宮は大阪湾を大規模に埋立て、南浜涼風、西宮浜甲子園浜といった新興住宅地にしている。東京湾の浦安や幕張に似ている。
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須磨の中心部、海岸もちょっと見える。
左(北)から山電須磨駅、国道2号線、そしてJR須磨駅。
山陽電車の須磨駅を姫路行直通特急が出発してる。また、JRの方は駅の手前で下り普通電車と下り新快速が併走している。 -
山の真南、すぐ麓を山陽本線が走る。普通電車西明石行が海のすぐそばを走行。
一番海側のJR山陽本線だけ見え、その内側の国道2号、山陽電鉄線は山に隠れて見えない。
源平一の谷合戦で有名なこのあたりは山が海に迫る狭隘な空間に交通網が集中する。山陽本線は複々線化の為海を埋め立てた。国道2号線はこの区間は道幅が狭まり、片側一車線になる。渋滞地点であり、そのためにこの山の真後ろを、第二神明はじめ幾筋かのバイパス道路をトンネルで通している。 -
西側。
遠くに淡路島と明石海峡大橋。手前の山が旗振り山でそのすぐ先の街並みが、塩屋、ジェームズ山といった垂水区の新興住宅地、やや海に出っ張った埋立地は平磯海釣り公園でその付け根が滝の茶屋、奥の防波堤が伸びてるあたりが垂水の漁港。その先、明石海峡大橋の麓にいくつか高層建物が建ってるあたりが舞子。 -
カーレーターを外から見た所。
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須磨浦公園駅までロープウェーで降りてきた。
ロープウェーは15分ごとの運行で、麓の須磨浦公園に停まる普通も15分毎。
ダイヤは同期しておらず、待ち時間が意外とある。
当駅始発大阪梅田行阪神特急が、山陽電車の車両でやってきた。
転換クロスシート車だ。ついてるな。
これに乗って長田まで行き、そこから新神戸まで地下鉄で進み、布引ロープウェーに乗ることにした。須磨浦公園駅 駅
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前の方の車両は集団離反式の固定クロスシート。
山陽電気鉄道本線 乗り物
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後ろの方の車両は転換クロスシート。
一番梅田よりの車両はロングシート。 -
電車を乗り換えて新神戸駅に着いた。
布引ハープ園の山頂へ行く布引ロープウェーの入口。
乗り場まではここからエレベータや階段を幾つか登る。
地下鉄の駅からここまでは地下道が伸びており案内もされてるので分かりやすい。新神戸駅 駅
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新神戸側の山麓駅。
このあたりでもう標高は50mを超える。新神戸ロープウェー神戸夢風船 乗り物
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ロープウェー乗車。紅葉の中をどんどん登る。
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眼下に新神戸駅
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生田川とポートアイランド
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布引ダムも紅葉
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ロープウェーの終点、布引ハーブ園。
紅葉が綺麗。ザ・ハーブダイニング グルメ・レストラン
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ハーブ園からのぞむポートアイランド
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ポートアイランドコンテナふ頭とコンテナ船
コンテナふ頭は2010年に埋め立てが完工した2期埋め立て区域に、現在のメインとなるコンテナ第14バースから18バースがある。昔はもっと内陸側にコンテナふ頭があったのだが、コンテナ船の大型化によって、より水深の深い沖合のポートアイランド2期区域と六甲アイランドに移った模様。
東京湾の埋め立て地が海底を浚渫した土砂で埋めてるのに対し、ポートアイランドや六甲アイランドは、六甲山の裏手を大規模に削りニュータウンや工業流通団地を形成するさいに生じた山砂で埋め立てている。 -
空気がかなりクリアなおかげで、神戸空港(左端に一部が写ってる)のはるか先、関西空港と和泉山地まで見通せる。
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中突堤から川崎重工、そして和田岬、そのはるか先に、和泉山地の先端部、住吉崎や加太の瀬戸、そして友が島の一部が見える
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今回、このハーブ園まで来たのは、神戸市を展望することが目的なのではない。
ここから徒歩で下山し、途中にある「布引の滝」を眺めることが目的である。
なので、さっさとハーブ園を下山する。 -
下山途中の風景、山道だが舗装されてる。途中までは、布引の滝へのハイキングコースは一部未舗装や階段だったが歩きやすい。所々道が分かれてるが、案内板があるのでまあ大丈夫か。
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紅葉の向こうに六甲アイランドが見える
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六甲山の紅葉
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急坂を下りてきて何とか布引の展望台まで来たぞ
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展望台からさらに下ると、ようやくつきました。
布引の滝です。ちょっと山の方向に戻る感じで下ると、茶屋があり、その先が滝。
滝は幾筋かあり、これは雄滝かな布引の滝 自然・景勝地
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雄滝と滝壺、紅葉が見事。
布引雄滝茶屋 グルメ・レストラン
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紅葉と布引の滝
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雄滝の滝壺から流れ出る「夫婦滝」
生田川の上流、布引貯水池からこの連続する滝をへて新神戸駅のあたりまでは、名水百選に選ばれている。
新幹線の駅から15分ほど裏に入っただけで、このような風景が広がるのが神戸の魅力だ。
一応、「三大神滝」(那智の滝、華厳の滝)の一つらしい。 -
下流の布渓流
紅葉が美しい -
遊歩道と渓流
一度紅葉の時期に来たかったんだよね
上流の布引貯水池で、滝の流量は調節されているらしい。華厳の滝と同じだな。 -
さらに下流にある雌滝
ここが一番新神戸駅から行きやすい。
ここから雄滝までは、階段が連続する。 -
雌滝から新神戸駅までは広めの舗装道路で歩きやすい。
新神戸駅付近は、この滝と渓谷の他、重要文化財となった布引ダム、徳光院、そして北野の異人館街にも近く、様々な観光スポットが出そろっている。
新神戸駅は新幹線全ての列車が停まるし、地下鉄の駅、そして、高速バスの発着所もある。
無粋なこと言うと、さっきの布引の滝や渓谷、ハーブ園、真下を、トンネルが何本も通ってるんだよね。新神戸道路トンネルや地下鉄(北神線)の山岳トンネル、山麓バイパス等々。神戸と言う大都市の特色が如実に現れてるのだ。新神戸駅 駅
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....まあ、一通り、見に行きたかった「滝」を二つも見てきたので、あとは阪急で大阪まで戻ることにしました。
ただ戻ったのではもったいないので、途中の御影駅付近の有名撮影ポイントで、数本撮り鉄もしました。阪急神戸線 乗り物
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その撮り鉄ポイントの前に美術館。「香雪美術館」があります。なんか日本絵画が多く展示されてるらしい。
香雪美術館 美術館・博物館
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阪急御影駅。
阪神にも御影駅があり、ここから一本道で行けるのだが、1km以上離れている。
なお、JR神戸線住吉駅も、徒歩15分程度の所にある。
阪神の駅は姫路行特急も停まり、JRの駅は快速が停まるが、こちらは日中は普通しか停まらない。
阪急神戸線は六甲の麓よりもやや上の方を走っており、意外と標高が高い。六甲駅で60m前後、ここ御影駅も北側は50m、先ほどの香雪美術館の撮り鉄ポイントが標高55mである。
なので、意外や急こう配が多く(例の撮り鉄スポットは顕著)、昔は大阪湾や阪神工業地帯が車窓から垣間見えることhがあった。御影駅 (阪急) 駅
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普通梅田行が御影駅に入線。
7000型かよ、まだ現役なんだな、京急2000型や京成3600型よりやや古いんだよね。
阪急神戸線は勾配があるが線路は直線区間が多く、スピードは相当速い。最高速度は一部区間で時速115km出す。 -
梅田駅到着。
いやー、阪急だなあ。
この後、南海線で撮影を行い、通天閣や新世界を見に行き、スパワールドに行ったんだが、それはまた次回に紹介します。
つづく大阪梅田駅 駅
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2022年秋、大阪兵庫和歌山の紅葉撮り鉄紀行
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