2022/11/30 - 2022/12/03
175位(同エリア969件中)
fmi(ふみ)さん
- fmi(ふみ)さんTOP
- 旅行記148冊
- クチコミ1137件
- Q&A回答44件
- 496,176アクセス
- フォロワー62人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
今年も紅葉の時期に近畿地方に行ってきました。
紅葉だけでなく、山や滝、城やお寺・神社、そして、鉄道旅に撮り鉄。紀州北部から東播磨まで、とくとご覧あれ!
・旅程
1日目 東京から新幹線と特急くろしおで和歌山へ。南海電車で境泉北を周遊。
2日目 東播磨、加古川の滝を見、須磨浦公園とハーブ園へ登り、布引の滝も見る。あとは撮り鉄。
3日目 郷愁の西宮紀行2回目、広田神社と門戸厄神。そして箕面の紅葉、あと撮り鉄。
4日目 阪奈県境で撮り鉄。そして飛行機で成田へ直帰する。
以上。
3日目前半の今回は昨年に引き続き、再び兵庫県西宮市へ。子どもの頃に住んでいた門戸厄神、甲東園、そして西宮の名刹、東光寺や広田神社を廻ります。涼宮ハルヒとは違った西宮がここにあります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
PR
-
--武庫の 河辺の(写真は仁川だけど) 早霧は晴れて
..昇る朝日は校舎に満ち足り 清く正しく 学びの道に
..励みてまさん 御国(三国ではない)の光り- -
-- 仰ぐ御空に 甲の峰は
..緑色濃く(紅葉してるけど)校舎を守れり
..強く 賢しく 伸び往くわれら
..かざす甲は 御国の誉れ--
. 西宮市立 甲東小学校の校歌 -
..... というわけで、今日は、昨年に続き、再び、子どものころ住んでいた、西宮市甲東地区の名刹、門戸厄神東光寺などを廻るため、朝早く阪急梅田を出発する。
大阪梅田駅 駅
-
早朝の阪急神戸線。さすがに空いている。これで西宮北口へ。
今はニシキタって言うの? 昔はキタグチって読んでたけど。駅南側にニチイのビルとスイミングスクール、北東に古い市場、北西に学習塾 そして南には阪急プレーブスの西宮球場。阪急神戸線 乗り物
-
その西宮北口駅で、阪急今津線に乗り換え、仁川駅まで往く。
日中は関学や神戸女学院の学生で賑やかなこの路線も、この時間帯はガラガラ。西宮北口駅 駅
-
早朝の仁川駅に到着。この駅は西宮市と宝塚市の市境になっている仁川を渡った宝塚市にある。
上下線ホームで駅舎が別れ、両社は地下ホームで連絡しており、また駅の改札や出口はご覧のとおり余裕のあるつくりをしているが、これは至近にある阪神競馬場への乗客に対応するため。中央競馬会の競技場であり、大きなレースが開催される週末は凄まじい人出になる。そのための臨時出口や改札もあり、昔は開催日には梅田から当駅まで運行の臨時急行なんかも走っていたんだけど、今は走ってるのかなあ。
駅北側には折り返し用引き上げ線があり、臨時列車の折り返しが可能。昔は仁川発今津方面とか結構走ってたんだよね。仁川駅 駅
-
仁川を渡る下り回送電車。
ニシキタの車庫から宝塚駅まで回送し、折り返し、宝塚発今津線経由大阪梅田行準急電車となる。
平日朝ラッシュ時に、上り梅田行のみ、15分間隔で走る今津線の昔からの名物列車。宝塚から門戸厄神までは各駅停車だが、「西宮北口は通過する」、急曲線の短絡線を通るので危険で客扱いできないのだ。門戸厄神の先は塚口、十三に停車する。
今津線は6両編成だが、梅田直通準急は8両編成、なので、今津線の各駅は、門戸厄神から北は、上りホームだけ8両編成対応になっており、仁川と宝塚をのぞき下りホームは6両しか停まれない。なので、下り送り込みはこのように回送扱いなのだ。
なお、件の準急今津線経由梅田行、宝塚線の急行よりも梅田まで行く時間が短い。なので結構混む。門戸厄神駅の「おおーさかいきじゅんきゅー、おおーさかいきじゅんきゅーでーす、つぎは、つかぐちまでとまりませーん」の放送が懐かしい。阪急今津線 乗り物
-
仁川を渡る上り西宮北口行普通電車。
西宮市側から撮影。
今津線って、昔っから、古い電車が集まるのよね。昭和50年代半ばまでは、旧1000型以前の釣りかけ駆動の旧型車ばかりで冷房車がいなかったし、昭和60年代まで旧1000型が走ってて、神戸線や阪神電車で見られなくなった「非冷房車」が現役だったし。
今は、更新されたとはいえ、5000型が現役で一番新しいのが7000型...... 7000型って、デビューが昭和50年代だよ..... -
同じく仁川を渡る上り西宮北口行普通電車。西宮市側から撮影。
....6000型... 私が小学生の時(昭和52年くらい?)に颯爽と神戸線にデビューした電車だ...
今津線は、日中でも10分間隔と比較的本数が多く、朝夕はこの手の枝線にしては3分から4分間隔(1時間当16本)と本数が多い。朝8時台までは下りの宝塚行も本数が多い。上りは大阪神戸への通勤客で混む一方、下りは関西学院をはじめとする学生の通学でそれ以上に混んだりする。
この仁川駅も隣の甲東園と並んで、学生の乗降も多く、関西学院へ通学する学生もこの駅を結構利用している。 -
まずは仁川に沿い上流(西側)に向かって歩き、関西学院を目指す。
仁川は一種の天井川で、川床の標高が、甲東園付近より明らかに高い。よって、標高の高い仁川駅から関学へ行く方が、甲東園からのように「登山」をする必要が無い。 -
さて、河岸から南下し、北から回り込むように関西学院の端までやってきた。
仁川駅から関学までちょうど1km。意外と近い。 -
甲山をバックにした早朝の関西学院。まだ学生は登校しておらず、周辺を散歩する人のみ。
まさに「仰ぐ御空に甲の峰は、緑色濃く校舎を守れり」だな。関西学院大学 名所・史跡
-
今回の目的は学校めぐりではなく寺社巡りであるので、関学を一目見たのち、東へ進路を変える。
目指すは門戸厄神東光寺。南東の方向。 -
関学周辺はバス通りで、甲東園駅から関学を経由して西宮北口駅まで走る。経由地によって何系統かに分かれてるが、甲東園駅からもニシキタからも、大体10分くらいの間隔でバスが関学まで走っている。結構高頻度だ。
バスの後ろは県立西宮高校。この学校の裏を通って、山陽新幹線六甲トンネルの真上をまずは通る予定。路線バス (阪急バス) 乗り物
-
その途中、西宮高校のすぐ東の脇に、神呪厳島神社があります。
斜面の真上に位地してる。 -
斜面の上に位地し、参道が階段なので、このように大阪平野が鳥居の先に一望できる。ここは標高47m。
-
その参道をまっすぐ降りると、小さな公園に突き当たる。
ここ、ちょうど六甲トンネルの出口の真上なのだ。ここは標高29m。山陽新幹線記念公園 公園・植物園
-
山陽新幹線が真下に。
六甲トンネルの出口はこのように、阪急甲東園駅から徒歩圏内にあり、トンネルの周囲は宅地として開発されてしまっている。
開業当時は我が国最長のトンネルで、難工事だった。
新神戸駅をなるべく神戸の市街地に近い位置に設置するため、六甲山の麓を縦走するようなルートとなっており、西宮市内のルートは上ヶ原を代表するような市街地の真下で涼宮ハルヒの舞台、西宮北高校もこのトンネルのルート間近、神戸市内でも、六甲ケーブルカーの麓駅や鶴甲のちょうど真下をトンネルが通っている。建設は六甲特有の花崗岩と現在も多量に湧き出る地下水との闘いだったが建設から4年で貫通し、昭和47年春の岡山開通に貢献した。なお、殉職者が16名発生し、その慰霊碑がこの公園に建っている。
豊富な湧水は、この出口から西宮市の水道に供給されると同時に、江戸時代から存在する上ヶ原用水・百けん樋用水路群にも供給され、門戸厄神や甲東小学校周辺の用水路を潤している。山陽新幹線記念公園 公園・植物園
-
六甲トンネル真上の山陽新幹線記念公園を後に、さらに南へ九十九折になった道を、門戸厄神へ進む。
道端の溝は、多分、仁川上流部から分流してきた「上ヶ原用水」だと思う。(上ヶ原用水から関学の裏で三等分に分水し、旧甲東村の門戸地区の田畑を潤し、津門川へ流れる。私が小学生のころは甲東地区はまだ田畑が多く、上ヶ原用水は水揚げ水門なども機能し現役の用水だった。ただし、下水道普及率が甲東地区はゼロパーセントに等しく、生活雑排水が流れ込んだ用水はかなり汚染されていた。
旧甲東村を江戸時代から潤してきた上ヶ原、百けん樋用水はこの門戸の街を網の目のように流れていた。今は、湧水も流れ込むため綺麗にはなっている。 -
道沿いは所々、眺望のよい場所がある。麓の甲東地区が見える。
真ん中の建物は、甲東小学校。
阪神大震災で周辺ともどもかなり被災したが、その後周囲は田畑や山裾の林も消えて一気に宅地化した。 -
そして目的地の門戸厄神にようやく到着した。
丘の中腹にあって、やはり眺めが良い。
1月の半ばには厄神大祭があり、阪急の駅まで出店が並んで賑わう。
子どもの頃に何回か行ったなあ。訪れるのは何年振りだろうか。東光寺(門戸厄神) 寺・神社・教会
-
門戸厄神東光寺の伽藍。意外とこじんまりしている。
朝なので参拝客もまばら。東光寺(門戸厄神) 寺・神社・教会
-
山門と大阪平野を展望する。
-
門戸厄神本堂
浦の森の上には、関西学院西宮聖和キャンパスと神戸女学院キャンパス。
東光寺の裏の丘の上は、南北1km、東西300mにわたってまるまる大学や高校のキャンパスが広がっており、昔は阪急の駅からも丘の上の学舎が良く見えた。
関西学院上ヶ原キャンパスからここまで1km。
門戸厄神は正式には松泰山東光寺。薬師如来を祭る真言宗のお寺だが、空海が彫ったと言われる厄神明王像が安置され、日本三大厄神の一社となっている。
最寄駅は阪急電車の門戸厄神駅だが、駅から800m前後あり、しかも丘の中腹になるので意外と心理的距離があります。
今から40年前は、周囲は林だったんだが。 -
門戸厄神奥ノ院。
湧水が滝のように流れ出ている。 -
門戸厄神を後にし、南下、旧西国街道の手前で西に進み、次は広田神社へ向かうことにした。
-
中腹から大阪平野、甲東地区を望む。
もうすっかり都市化されてしまった。昔はもっと田畑が目立っていたし、手前には山林があったのに。
新しい感じの家が目立つ。阪神大震災の後に立て直した家が多いのである。
家並みの向こうに甲東小学校。その先に山陽新幹線が見える。 -
道中、南下すると、学園に突き当たった。
神戸女学院キャンパスの入口。
ちょうど、登校時間にさしかかっていた。 -
団地の中(愛宕山地区)を抜けると、上ヶ原用水を渡る。
-
甲山の裏、仁川渓谷のあたりから江戸時代に隧道を掘り、関西学院の裏手で三分割した用水の一筋がコレ。結構な流量である。
予想外に河川勾配があり、所々に小滝がある。 -
さらに西へ進み、住宅地が途切れた所には高校がある。
こちらは「市立」西宮高校。関学の前にあるのは「県立」西宮高校。ややこしい。
どちらもハルヒの舞台ではないようだ。
涼宮ハルヒの舞台となる西宮北高校は、甲陽園にあり、市内でも西側のあたり、芦屋に近い。
物語では西宮北口駅周辺や甲山公園が舞台として出ているが、メインとなるのは夙川から西のエリアで、私が住んでいた門戸厄神、甲東園界隈はハルヒとは無縁の「西宮」である。
ただ、ここ上ヶ原周辺は、キョンの出身中学の舞台になったらしく、また、これから行く「広田神社」界隈は、ハルヒの舞台になった所になる。
あと、さすがに西宮市一番の賑わいの地らしく、西宮北口(ニシキタ)界隈は、ハルヒ由来の看板とかアートが点在するらしいが、今回見て廻らなかった。次回行くとしよう。特に「看板」が多いのは、ニシキタと門戸の間の甲風園界隈とイナイチ(西国街道)沿いのようだな、子どもの頃歩いたとこばかりじゃないの。 -
その市立西宮高校の真ん前にあるのが、「新池」という、広めのため池。
風光明媚な池だ。
実は、ここはアニメ版「涼宮ハルヒ」の第1話で登場した池。ファンの間では「みくる池」とか呼ばれてるんだって? 私の世代では桜の綺麗な広田神社横の池という印象しかない。大体、甲山公園の「みくるま池」と紛らわしいよね、その通称。 -
桜ではなく紅葉の時期も綺麗な新池。
この「桟橋」が、涼宮ハルヒの舞台になったらしい。
このあたり、高座、広田、大社地区もハルヒの聖地が少なくないみたいね。 -
新池から社家郷山やゴロゴロ岳の方向を見る。六甲山の山容が良く見える。
この池の周囲は高台から丘陵、そして六甲の山へ連なる。
西宮西部がハルヒの舞台になったのは、原作者が西宮出身で、高校や大学も西宮市内だったことが大きな理由で、アニメの制作スタジオも、新進気鋭で京都市伏見区に所在した京都アニメーションだったことも由来すると思う。
京都アニメーションで涼宮ハルヒに関わったスタッフだが、悲しいことながら、2019年のあの事件で、亡くなった方も少なくない。ネット掲示板などで定番となった、あの魅力的なキャラクターをデザインした池田昌子や演出、作監などを手掛けた武本康弘などがあの時、亡くなったのである。日本の創作界として大きな損失だった。
ハルヒが世に出るずっと前に、ここ西宮を襲った大震災とともに、忘れてはならない出来事である。 -
モミジ桜の新池と、背景に甲山も見える。
嫌な事に、あの事件以来、似たようないわゆる「拡大自殺」と呼ばれる破滅的事件が増えているのだ。特にここ近畿地方では2021年に発生した「北新地ビル放火事件」、そして、昨年の、記憶に新しい、奈良県奈良市で起きた「7.8 銃撃事件」。 -
新池は堰堤が西南にあり、堰堤の直下に御手洗川という二級河川が流れている。
この川は甲山の周辺が水源。みくるま池から流れ出ている谷川がこの川。
御手洗川に沿って通っている道が、甲山大師まで通じている大師道。バス通りでもあり、阪神バスが甲山から西宮駅まで通っている。
この道のすぐ西、新池から川を跨いだ先に、広田神社の森が広がる。 -
広田神社の鳥居。
廣田神社 寺・神社・教会
-
広田神社の境内。
西宮の「宮」とは、戎さまで有名な西宮神社ではなく、もともとは、この神社のことだったらしい。
それだけ古く由緒ある神社。周囲の地名も「大社」。官幣大社である。 -
広田神社は西から北にかけてがもう六甲の山手の丘陵であり、森は起伏がある。
西側に、コバノミツバツツジという天然記念物の群落があり、春はツツジの花が美しい。
秋のこの時期も、紅葉していた。 -
広田神社の紅葉
-
西から北にかかる広い鎮守の杜は広田山公園ともいい、丘陵地なうえ結構広大。
-
紅葉の合間からのぞく、神社の本殿。立派。
-
広田神社を後にする。
旧西国街道を門戸厄神駅へ戻ることにした。 -
やくじんさん道(かつての名は旧県道)に併行する道。確か、新県道と呼んでいた。
甲東園駅前から西宮北口まで津門川沿いに通っている。
私の子ども時代には、周囲に田んぼが広がっていたんだが。 -
旧西国街道から、門戸厄神駅をのぞむ
-
この旧西国街道沿いを流れている川は、津門川の上流で、武庫川や仁川から取水した用水が流れているのである。
武庫川から仁川の川底をサイフォンでくぐりはるばる流れてきてるのが百けん樋用水、仁川の上流から取水し仁川渓谷をトンネルで通し関西学院の裏で分水してここに流れてきてるのが上ヶ原用水。門戸厄神の駅前で両用水が合流し流れて行く。水量は多い。
昭和の50年代までは、実際段上地区、甲東地区、門戸地区、高木地区に田畑が多く散在し、そういった農地に配水されていたが、同時に昭和の頃は生活雑排水が流れ込み汚染されていた。 -
すっかり宅地化された門戸厄神駅周辺だが、奇跡的に、駅のすぐ裏手北西部に、このように農地が残っている。
甲東地区、というより西宮市は、ネギの名産地だ(兵庫県内第一位)。
奥に見えるピンクのビルのすぐ前を、上ヶ原用水が通っており、ビルの裏はすぐ阪急の線路。上ヶ原用水からの水が今もこの畑に使われている。 -
その上ヶ原用水がこれ。
門戸厄神駅前で百けん樋と合流する手前。駅前(写真手前)と写真奥の二箇所に可動水門があって、それで田畑に水を流してたんだが、今も機能してるのかな。
川沿いの道は、まっすぐ進むと甲東小学校に出る。その手前でこの用水は西北に折れ、暗渠になって東光寺の北側を流れてる。六甲トンネルの湧水が流れ込んでいるため、排水が流れ込んでいた昭和の頃でも幾らかは綺麗で、コイなども泳いでいた。
今はだいぶ水質が改善されている。 -
同じ場所から、先ほどの農地を、こんどは西北の方向に撮る。
駅前なのに、本当に、ここだけ奇跡的に農地が残っていた。
見晴らしがよく、住宅地の先に上ヶ原や愛宕山の丘陵が見え、その上に茶色い優雅な建物が建っている。あれが神戸女学院や関西学院聖和キャンパスだ。
そして、その後ろに、西宮のシンボル甲山や六甲の山並みがそびえる。 -
同じ場所を拡大撮影。
丘の上の茶色い建物が関西学院聖和キャンパス、そのすぐ下に、東光寺の屋根が見える。
その先に、甲山が頂だけ見える。 -
門戸厄神の駅前踏切を渡り、旧西国街道が、北東へまっすぐ伸びている。
赤い歩道があるけど、その真下に、暗渠となって、百けん樋用水が流れている。
用水は中津浜線の道路をくぐってその先ずっと武庫川まで続く。
平らに見えて、仁川周辺は標高の高い天井川で水量少なく、田んぼの水を確保することに苦労したのが、ここ門戸、甲東、上ヶ原地区なのである。山をトンネルを掘りぬく、サイフォンを利用するなど戦国期から江戸時代にかけて工夫を重ねて、水の確保に勤め、維持してきた歴史も、ハルヒと違ったまた西宮の姿なのである。 -
こちらは現役の西国街道、国道171号線。通称イナイチ。四車線の立派な道で、阪急今津線の門戸厄神駅すぐ南側を陸橋で跨ぐ。
-
その陸橋。
この近くに子供のころ住んでいた。
阪神大震災で落橋した部分でもある。 -
陸橋から、甲山の方角をのぞむ。
神戸女学院や関西学院が、良く見える。 -
その陸橋の下から、西宮北口まで、阪急今津線沿いに、水路が続く。
ここも、百けん樋用水の一部である。 -
その用水の脇を、阪急電車が走りすぎていく。
40年前から変わらぬ光景。 -
門戸厄神駅に来た。平日も休日も学生でにぎわい、正月には厄神参拝客でさらに賑わう。
門戸厄神駅 駅
-
思い出の地、門戸厄神に別れを告げて、次へ進む。
この日の午後は、まず、箕面へ紅葉を見に行き、その後大阪へ戻り、南海線の写真撮影、さらに時間があれば、大阪のベイフロント天保山へ向かうこととした。
以下、箕面や天保山は次回につづきます。阪急今津線 乗り物
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2022年秋、大阪兵庫和歌山の紅葉撮り鉄紀行
-
前の旅行記
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その4. 大阪ミナミ、南海撮り鉄と通天閣!
2022/11/30~
ミナミ(難波・天王寺)
-
次の旅行記
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その6. 箕面の紅葉と南海撮り鉄
2022/11/30~
箕面
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その1、和歌山城
2022/11/30~
和歌山市
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その2、泉北乗り鉄の旅
2022/11/30~
堺
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その3,加古川と神戸で滝を見る!
2022/11/30~
神戸
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その4. 大阪ミナミ、南海撮り鉄と通天閣!
2022/11/30~
ミナミ(難波・天王寺)
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その5. 郷愁の西宮紀行2022
2022/11/30~
西宮・芦屋
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その6. 箕面の紅葉と南海撮り鉄
2022/11/30~
箕面
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行2022 -その7. 天保山と近鉄撮影
2022/11/30~
大阪ベイエリア
-
紅葉、山、滝、川、城址古刹 近畿紀行番外、大和路線リベンジ
2022/12/06~
八尾・藤井寺・柏原
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2022年秋、大阪兵庫和歌山の紅葉撮り鉄紀行
0
58