2022/09/16 - 2022/09/16
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この旅行記のスケジュール
2022/09/16
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龍谷寺
この旅行記スケジュールを元に
西福寺の第23代住職・蟠谷大龍(ばんおくだいりゅう)和尚は、前住職の志を引き継ぎ、雪深く貧しい農村地域の人々の心の拠り所として開山堂に道元様の世界を再現したいと考えていました。
その頃、三条の本成寺や栃尾の貴渡神社に彫刻を施した石川雲蝶の活躍を知り、魚沼の地に招き入れました。雲蝶39歳、大龍和尚33歳の時でした。
歳の近い二人はすぐに意気投合し、大龍和尚の語る熱き仏道心を、雲蝶は具体的に表現しました。これだけの大仕事を任されるのは雲蝶にとっても初めてのことでした。
嘉永5年(1852年)に西福寺開山堂を起工、完成までに5年を要し、安政4年(1857年)に落成しました。天井彫刻の「道元禅師猛虎調伏之図」は雲蝶の代表作となっています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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南魚沼市の龍谷寺から車で15分、魚沼市の西福寺に着きました。
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手水鉢。昨年はお水が止まっていましたが、今年はちょろちょろと出ていました。
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西福寺の山門(赤門)。
この赤門は、坂戸城の門を移築したという説もあります。
赤門の前に立つ、左右の石碑は石川雲蝶の作品です。 -
向かって右側に火除地蔵。村を火災から守ってきました。
雲蝶には珍しく柔和なお顔です。 -
左側は禁葷酒(きんくんしゅ)の戒壇石。匂いのキツイものを食べたり、酒を飲んだりした後は、山門を潜ってはいけないという戒めです。
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台座の牛像も石川雲蝶の作品。
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山門(白門)。赤城山の扁額が掲げられています。
以前は、雲蝶作の仁王像が立っていましたが、現在は開山堂に移されています。この白門には新しく長岡市在住の仏師・山本桃楓作の仁王像が置かれています。 -
赤城山西福寺(せきじょうさんさいふくじ)の本堂です。
天文3年(1534年)に創建しました。 -
現在の本堂は享和2年(1802年)に十八世禅翁実参(ぜんのうじつさん)和尚が再建しました。棟梁は出雲崎の大工・小黒七左衛門です。
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開山堂。雪から御堂を守るため、平成11年に覆屋を造りました。
かつては村の若い衆が屋根の雪下ろしをしていましたが、今の時代では難しいですね。 -
石川雲蝶顕彰像。
石川雲蝶の銅像は平成23年、石川雲蝶生誕200年の記念事業として建立されました。
これは、開山堂内にある木彫の「鬼退治の仁王尊」を製作中の姿です。 -
雲蝶についての人物像や写真などの資料はまったく残っていません。
この像は雲蝶末裔6代目の酒井謙介さんが監修した姿です。 -
足下には手形もありました。石川雲蝶はとても手が小さくて、わずかな隙間にも手を入れることができ、透かし彫りの技法を極めたようです。
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庫裏(拝観受付)。本堂より古く、200~300年前に建てられました。
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受付を済ますと、写真撮影可能の張り紙がありました。
正面の置物。龍が睨んでいます。今日は、睨まれても嬉しいです。 -
庫裏から本堂に入りました。
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最初の部屋で解説ビデオを流していました。
このビデオ、販売もしていました。 -
石川雲蝶は彫刻だけでなく、絵にも優れた才能を発揮していました。
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雲蝶作、孔雀遊戯之図。
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雲蝶作、孔雀遊戯之図。
ビデオから絵を切り出したので、荒い画像で申し訳ありません。 -
孔雀遊戯之図の裏にある雲蝶の間を見ます。
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雲蝶の間。
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雲蝶の間の襖絵は、雲蝶作の三顧の礼。
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雲蝶作の三顧の礼。
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雲蝶作の三顧の礼。
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雲蝶の間。
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雲蝶の間。
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こちらは雲蝶作品ではありません。
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雲蝶作の障子、三保の松原。
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御本尊の阿弥陀如来三尊像。鎌倉時代の作です。
曹洞宗では釈迦如来をご本尊としてお奉りしますが、西福寺は初め天台宗だったことから阿弥陀如来を受け継いでいます。 -
赤城山の扁額。
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欄間の彫刻。
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欄間の彫刻。
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襖絵は狩野松州作。死を司る神・北斗七星と生を司る神・南斗六星が囲碁を打っている図と考えられています。手前の置物で全体が見えていません。
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こちらは不明。
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この先、開山堂へ続く廊下です。
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開山堂へ通じる廊下。
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拝観心得が掲示されていました。
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この開山堂は、その彫刻の見事さから又の名を「越後日光開山堂」と呼ばれています。
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開山堂に入ると、目の前に階段が見えています。階段の左右には木彫の仁王像があります。
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雲蝶作、木彫の「鬼退治の仁王尊」。
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鬼退治の仁王尊・阿形。左手で鬼の首を抑えています。
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鬼退治の仁王尊・阿形。足下では鬼を踏みつけています。
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木彫の「鬼退治の仁王尊」。
この一対の仁王像は、以前は白門に安置されて、参詣者に睨みを効かせていました。 -
鬼退治の仁王尊・吽形。鬼を投げつけようとしているのか、鬼は実に情けない顔をしています。
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吽形の足元は台座です。
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開山堂の吊り天井に透かし彫りで施された「道元禅師猛虎調伏(どうげんぜんじもうこちょうぶく)の図」。およそ3間四方の大きさで、見るものを圧倒する迫力があります。
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道元禅師が天童山への行脚の途中、山中で虎に襲われそうになった時、持っていた杖を投げつけると、杖が龍に姿を変え、禅師を守ったという場面が彫られています。
勢いよく流れる滝、立ち込めた黒雲に稲光が走り、その合間から龍が現れ、虎に襲いかかっています。 -
逃げ出す虎。虎と龍の目はギヤマン(ガラス玉)が使われています。
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座禅を組む道元禅師。
そんな騒ぎに動じることなく、傍らで静に座禅を組む道元禅師が彫られています。
岩絵の具を使っており、雲蝶の鮮やかな色彩がそのまま残っています。 -
正面には御位牌の並ぶ祭壇。
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開山堂とは、そのお寺を開かれた御開山様である初代の御住職様をお奉りする御堂のことです。
西福寺の開山堂は、御開山芳室祖春大和尚様と曹洞宗を開いた道元禅師を中央に、そしてその周りにはお寺を守ってこられた歴代の御住職をお奉りしています。 -
祭壇上部の彫刻(左)。道元禅師と稲荷大明神。
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祭壇上部の彫刻(中央)。
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道元禅師と白山大権現。
道元禅師が中国での修行から帰る前夜、「碧巖録」という禅書を写経していると、白山大権現が老人となって現れて写経を手伝ってくださったという逸話を彫っています。
燭台や、右手の方には布袋様、その奥には香炉もあります -
祭壇上部の彫刻(右)。こちらは「永平寺血脈池縁起」。
成仏できない幽霊を道元禅師が諭して成仏するというお話の一場面が彫られています。 -
左右の側面にも祭壇があり、雲蝶の彫刻が施されています。題材は十六羅漢様のお話のようです。
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右の祭壇から見上げた道元禅師猛虎調伏の図。
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こちらの彫刻も十六羅漢様のお話です。
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左の祭壇から見上げた道元禅師猛虎調伏の図。
外から見ると大きな開山堂ですが、三間四方の室内に数人が入れ替わり立ち替わりして、皆さん熱心に写真を撮りますので、かなり狭いです。
平素は撮影禁止というのも仕方ないかもしれないと思った次第です。 -
祭壇の向かい側、横長の彫刻は道元禅師と一葉観音です。周囲には左官の技法である鏝絵(こてえ)がありました。
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道元禅師と一葉観音。
写真を切り貼りした画像で申し訳ないです。 -
雲蝶の鏝絵。彫刻の才能と比べてはいけません。
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雲蝶の鏝絵。
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雲蝶の鏝絵。
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雲蝶の鏝絵。
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雲蝶の鏝絵「娘道成寺」。
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木立の中、西福寺です。
昭和48年とあっても何の違和感もない私ですが、今から49年も前の写真でした。
とても素晴らしい作品を拝観できて感激しました。しかしながら、私の拙い写真では作品の素晴らしさを伝えられないもどかしさを感じました。撮影禁止の理由には、素人写真では魅力が伝わらないから、なのかもしれません。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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