秋の中東北、秘湯とレトロ旅館を巡る旅　７．子安峡

2021/10/24 - 2021/10/24

２０２１年１０月２４日　晴れ
　大湯温泉から泥湯温泉に向かう途中小安峡に立ち寄る。渓谷、渓流と呼ばれる名勝には数多く訪れたが、ここは一味違ってた。深さ６０ｍのＶ字峡谷もさることながら、遊歩道間近の岩の割れ目から蒸気や高温の温泉が噴き出している。音を伴っているので迫力があった。お昼にはこの地が発祥の稲庭うどんを頂いた。
　　
　
【旅程】
　10/21　神戸空港→花街空港→大沢温泉・湯治屋（泊）
　10/22　大沢温泉・湯治屋→山の駅「昭和の学校」→鉛温泉藤三旅館（立寄り湯）→夏油温泉・湯元夏油（泊）
　10/23　夏油温泉・湯元夏油→猊鼻渓→平泉（中尊寺、毛越寺、達谷窟毘沙門堂、厳美渓）→温湯温泉・佐藤旅館（泊）
★10/24　温湯温泉・佐藤旅館→大湯温泉・安部旅館（立寄り湯）→小安峡→泥湯温泉（湯巡り）→河原毛地獄→瀬見温泉・喜至楼（泊）
　10/25　瀬見温泉→中山平温泉（湯巡り）→鳴子峡、尿前の関→東鳴子温泉（湯巡り）→東鳴子温泉・高友旅館（泊）
　10/26　東鳴子温泉・高友旅館→重伝建「金ヶ崎町城内諏訪小路」→花巻空港→伊丹空港

エリア 湯沢(秋田)(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

　１１：００に阿部旅館を出発。

阿部旅館 宿・ホテル

　阿部旅館から小安峡までは４ｋｍ足らず。観光物産館の駐車場はほぼ満車でした。

　国道から下って谷底へ。

　深さは約６０ｍもあります。

　この辺りの標高は高くないので黄葉、紅葉はまだ進んでいません。

　小安峡は皆瀬川上流にある全長約８km峡谷で、栗駒国定公園に含まれます。

小安峡 紅葉

　赤いアーチ型の河原湯橋は小安峡のシンボル。

河原湯橋 名所・史跡

　谷底まで下りてきました。水量は少ないながら流れは速い。

　渓谷には不動滝、薬師滝など大小無数の滝が。

小安峡 紅葉

　川に沿って付けられた遊歩道。

　河原湯橋に向かって歩くと、

　岩の割れ目から盛んに蒸気が噴き出す場所に来ました。

　ここからが小安峡随一の名所「大噴湯」です。

小安峡 紅葉

　蒸気で行く手が霞むほど。

　河原湯橋の直下近くが最も温泉活動が盛んな場所でした。

　岩の割れ目から勢いよく噴き出し蒸気。

　音が大きいだけにかなりの迫力。

小安峡 紅葉

　手を出したりしなければ危険はありません。

　蒸気と共に流れ出す９８℃の温泉。

小安峡 紅葉

　この豊富な湯を利用した小安峡温泉には、大小の旅館や民宿があります。

小安峡温泉 温泉

　頭上から落ちる高温泉の滝

　河原湯橋の真下を通過。

河原湯橋 名所・史跡

　橋の真下に滝

　この先もしばらく噴湯が続きます。

　いや、すごい迫力でした。気が付いたら服が蒸気でしっとりに。

　江戸時代の紀行家、菅江真澄はこの地を訪れ、「雷神のひびきのようなすごい音がして水がはじけるように湯が噴き出していた」と日記に記しています。

　大噴湯はここまで。国道に上がります。

　駐車場に戻って屋台の稲庭うどんが今日の昼食。稲庭うどんの元祖、佐藤養助商店の総本店はこの近くです。

　１２：０５小安峡を出発。県道の狭い道を２０分ほど走って泥湯温泉に到着しました。

泥湯温泉 温泉