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2021年10月25日 曇り<br /> 温泉の種類の豊富さからマニアに好まれる鳴子温泉郷。その中でも特に人気なのが東鳴子温泉だ。ここは湯治向けの小さな宿が多く、町並みは昔ながらのレトロな雰囲気が漂っている。中山平温泉の「ヌルヌル、トロトロ」に対し東鳴子温泉は微かな油臭が特徴。砂善旅館と勘七湯の2つの湯治宿で湯巡りしたが、砂善旅館の館内がタテジマでいっぱいだったのは驚いた。東北にも熱心なタイガースファンがいるのは少々意外だった。<br /> 東鳴子温泉から鳴子温泉まで歩いたが殆ど人がいなく寂しい限り。鳴子温泉は大型ホテルが多いので、客は全て館内で事足りているのだろうか。もう一つ目立つのが大型ホテルの様変わり。大江戸温泉物語など新しいコンセプトのグループに買収されたのは良い方で、廃墟になって雑草の中に巨体を曝している姿は痛々しかった。鬼怒川温泉の廃墟ホテルが有名だが、この現象は全国の有名温泉地に広がっている。温泉文化の危機は深刻である。<br /><br />  <br />【旅程】<br /> 10/21 神戸空港→花街空港→大沢温泉・湯治屋(泊)<br /> 10/22 大沢温泉・湯治屋→山の駅「昭和の学校」→鉛温泉藤三旅館(立寄り湯)→夏油温泉・湯元夏油(泊)<br /> 10/23 夏油温泉・湯元夏油→猊鼻渓→平泉(中尊寺、毛越寺、達谷窟毘沙門堂、厳美渓)→温湯温泉・佐藤旅館(泊)<br /> 10/24 温湯温泉・佐藤旅館→大湯温泉・安部旅館(立寄り湯)→小安峡→泥湯温泉(湯巡り)→河原毛地獄→瀬見温泉・喜至楼(泊)<br />★10/25 瀬見温泉→中山平温泉(湯巡り)→鳴子峡、尿前の関→東鳴子温泉(湯巡り)→東鳴子温泉・高友旅館(泊)<br /> 10/26 東鳴子温泉・高友旅館→重伝建「金ヶ崎町城内諏訪小路」→花巻空港→伊丹空港

秋の中東北、秘湯とレトロ旅館を巡る旅 13.東鳴子温泉、鳴子温泉の散策と湯巡り

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2021/10/25 - 2021/10/25

39位(同エリア491件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2021/10/25

  • 東鳴子温泉から歩いて鳴子温泉へ

  • 鳴子温泉駅からタクシーで高友旅館へ

この旅行記スケジュールを元に

2021年10月25日 曇り
 温泉の種類の豊富さからマニアに好まれる鳴子温泉郷。その中でも特に人気なのが東鳴子温泉だ。ここは湯治向けの小さな宿が多く、町並みは昔ながらのレトロな雰囲気が漂っている。中山平温泉の「ヌルヌル、トロトロ」に対し東鳴子温泉は微かな油臭が特徴。砂善旅館と勘七湯の2つの湯治宿で湯巡りしたが、砂善旅館の館内がタテジマでいっぱいだったのは驚いた。東北にも熱心なタイガースファンがいるのは少々意外だった。
 東鳴子温泉から鳴子温泉まで歩いたが殆ど人がいなく寂しい限り。鳴子温泉は大型ホテルが多いので、客は全て館内で事足りているのだろうか。もう一つ目立つのが大型ホテルの様変わり。大江戸温泉物語など新しいコンセプトのグループに買収されたのは良い方で、廃墟になって雑草の中に巨体を曝している姿は痛々しかった。鬼怒川温泉の廃墟ホテルが有名だが、この現象は全国の有名温泉地に広がっている。温泉文化の危機は深刻である。

  
【旅程】
 10/21 神戸空港→花街空港→大沢温泉・湯治屋(泊)
 10/22 大沢温泉・湯治屋→山の駅「昭和の学校」→鉛温泉藤三旅館(立寄り湯)→夏油温泉・湯元夏油(泊)
 10/23 夏油温泉・湯元夏油→猊鼻渓→平泉(中尊寺、毛越寺、達谷窟毘沙門堂、厳美渓)→温湯温泉・佐藤旅館(泊)
 10/24 温湯温泉・佐藤旅館→大湯温泉・安部旅館(立寄り湯)→小安峡→泥湯温泉(湯巡り)→河原毛地獄→瀬見温泉・喜至楼(泊)
★10/25 瀬見温泉→中山平温泉(湯巡り)→鳴子峡、尿前の関→東鳴子温泉(湯巡り)→東鳴子温泉・高友旅館(泊)
 10/26 東鳴子温泉・高友旅館→重伝建「金ヶ崎町城内諏訪小路」→花巻空港→伊丹空港

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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この旅行記へのコメント (6)

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  • クリント東木さん 2022/10/24 22:17:03
    懐かしく拝見しました。
     万歩計さんへ

     こんばんは。鳴子温泉郷には2度宿泊した事があり、2008年は秘湯を守る会巡りだったので中山平の琢琇に。2010年にはいさぜん旅館に素泊まりで2泊した事があり懐かしく拝見しました。タイガースグッズも相変わらずで…(笑)。ただお湯は個性的で素晴らしかった事は鮮明に覚えています。そして何故いさぜん旅館に宿泊したかと言えば、お湯が良さそうという事もありますが、高友旅館に日帰り入浴するため。さすがに私達は宿泊する勇気はなかったです(笑)。ただ秘湯好きとしては一度は入っておきたいですよね。

     東鳴子は以前から温泉街の風情といったものは無かったように思いますが、鳴子もそうですか?私達が行った時は(日中ですが)まだ人通りもありお店も何軒か営業していたと記憶しています。駅近くにあった自炊で泊まる方御用達のスーパーが撤退したというのはどなたかのブログで読みましたが、ますますお店も無くなっているんでしょうかね。淋しい限りですね。

     クリント東木

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2022/10/24 23:00:23
    Re: 懐かしく拝見しました。
     Clint Eastwoodさん、こんばんは。コメントありがとうございました。

     いさぜん旅館に宿泊され、高友旅館のお湯にも入られたとは、さすが温泉通です。昔の鳴子温泉や東鳴子温泉は知りませんので、元々温泉街の情緒はなかったかもしれませんね。城崎温泉のような川や柳並木といった風景や、別府温泉のような浴衣がけで地獄めぐりができるわけでなし。ただ個人的には何もないけど普段着の昭和の風景が残る温泉街の家並は大好きです。

     鳴子温泉郷は奇をてらうことなく、「温泉のデパート」としてお湯の豊富さや良さを前面にPRすべきかもしれません。

      万歩計
  • ポテのお散歩さん 2022/10/24 21:37:09
    アブラ臭の温泉
    万歩計さん こんばんは。

    時々 地元の方が日帰り温泉されているブログを拝見するのですが、
    アブラ臭がする温泉があるそうで 凄く気になっていました。
    アブラ臭のする温泉は 慣れたらクセになるそうですね。

    鳴子温泉の温泉街は賑わっていると思っていたので 静かなのは意外でした。
    社内旅行などは行かなくなってしまったので、大型旅館は苦しいのでしょうね。
    また、宿で全てが完結する『お籠り旅館・ホテル』が多くなっているので
    下駄の音が響く温泉街の情緒も無くなりつつありますね。

    それでも万歩計さんが宿泊される秘湯の風情が残る宿が幾つか残っているのも
    鳴子温泉の魅力です。
    いつかアブラ臭のする温泉に入ってみたいです(*^-^*)


      ポテ

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2022/10/24 22:30:27
    Re: アブラ臭の温泉
     ポテさん、こんばんわ。何時もありがとうございます。

     アブラ臭というと天ぷら油のような生臭さを連想しますが、ここのお湯の臭いはタール臭。しいて言えばゴムを燃やしたような臭いですかね。しかし気分が悪くなるほど強くなく、むしろ黒っぽい色とさらっとした肌触りで「効能充分」といった感じです。
     
     夜の鳴子温泉の温泉街は寂しいものでした。食堂や商店は早々と閉店し夕食や明日朝のパンを求めてウロウロしました。昼間に歩いていたら少しは印象も変わったかもしれませんが、泉質は一級品揃いなので魅力ある温泉街の復活を考えてもらいたいものです。

      万歩計
  • pedaruさん 2022/10/24 06:12:11
    鳴子温泉
    万歩計さん おはようございます

    まず一番目の写真を見て驚きました。 なんと高友旅館、私が16歳の頃、クラスの級長と二人で東北地方を旅したことがあります。この旅館にとまりました。
    温泉の何たるかも知らず、旅の何たるかも知らない、少年二人、今なら海外に出かける気分でした。
    当時でもマイナーな感じの旅館でした。友は日本酒をつけてもらおう、などと夕飯の時言っていたが、さすが未成年だからと、止めたものです。
    錆びれた温泉街、悲しい風景です。これも4トラのネタにはなりますね。

    pedaru

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2022/10/24 17:49:08
    Re: 鳴子温泉

     pedaruさん、こんばんわ。コメントありがとうございます。

     pedaruさんは高友旅館に泊まられたのですね。60年くらい昔の話しでしょうか。その頃は湯治客で賑わっていたのでしょう。「級長」という言葉を久しぶりに聞きました。万歩計が初めて1泊旅行したのは中学を卒業した春休みで、友達と関門トンネルを渡って山口県の萩に行きました。

     ところで錆びれた温泉街の話しですが、バブル期を境に「奥座敷」と呼ばれた歴史ある大温泉街が軒並み衰退しています。その大きな要因がホテルの大規模化ではないかと考えています。

     社員旅行や旅行会社の団体客を目当てに規模を拡張したホテルは、その後主流となった家族旅行などの個人客への対応力が弱く軒並み廃業に追い込まれてました。生き残った大規模ホテルは館内施設の充実を図り客を囲い込む戦略をとりました。その結果温泉街にあった飲食店、土産物店、遊技場などが潰れてしまい、温泉街自体の魅力が失われています。鳴子温泉はこれを地で行ってる印象でした。

     日本で本格的な旅行ブームが始まったのが昭和40年代からと言われています。それから60年、この間に団体旅行、家族旅行、インバウンド需要と旅行の環境とニーズは20年単位くらいで変わっていると思えます。これからの旅のスタイルに万歩計流もあるかな、と密かに思っているのですが…。

       万歩計

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