コロナまえ最後の旅はポルトガル＃24ー2019年12月6日(金）ジョアニナ図書館とサンミゲル礼拝堂

2019/12/02 - 2019/12/11

小さな町に凝縮された知性 ポルトガルにある世界でも指折りの美しい図書館
　チェコのプラハにあるストラホフ修道院の図書館も見事でしたが、きらびやかさではこちらに軍配が上がります　ただし撮影は禁止されているので写真はありません　興味のある方は調べてみてください

エリア コインブラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昼休み終了時間にチケット売り場に戻ってきた　鉄の門の脇にあるコインブラ大学総合図書館の建物の1階なので迷うことはない

チケットの料金表　私たちはシニアなので一人10ユーロ

チケットに記されたジョアニナ図書館見学ツアーの開始時間　14時集合だ

再び鉄の門から入り中庭を端まで進み右寄りの階段を降りる

ミネルヴァ階段と表示があった　ミネルヴァとは知恵の女神　戦争の女神　芸術の女神と言われ「知恵の女神」から教育機関で紋章などに使われることが多い

14時きっかりに見学ツアーが始まり　数人で1階の見学　

何にもない四角い部屋がありこれは「学内の監獄」いわゆる学生牢　ドイツ・ハイデルベルク大学でも見た記憶がある　落書きだらけの陽気な雰囲気だったがこちらは牢獄らしい雰囲気　ここは1834年に廃止されている

階段を上って2階が資料室　これでも立派な図書館に思える　ジョアニナ図書館は大学の創設後500年近く経った1724年ジョアン5世の時に作られた図書館

天井のアーチがなんともヨーロッパ的

イニシャルのようなマークが見えるだろうか　石工が記念に彫り付けたもので仕上げた石の管理とそれに見合う給与をもらうために署名していたとみられる

このカーテンはなんだ？

ここにもあった　拡大　こんなことに夢中になってどうする！

全部で30万冊もあるというからここで本の清掃、修復、分類という作業を行っている　

皮表紙の古い本がぎっしり　この階は現在文書の展示に使用

で凄い3階の図書館に上がる　1号室が黒、2号室が赤、3号室が緑を基調とし　金泥キラキラの各部屋は盾で仕切られたアーチでつながっている　害虫対策の棲みつくコウモリを見てみたかった　ここを見て中庭に面したバロック様式の扉から退出させられる　かかった時間は約15分

ジョアニナ図書館 博物館・美術館・ギャラリー

次に入ったサン・ミゲル礼拝堂　かつての王宮の個人礼拝堂だった

サン ミゲル礼拝堂 寺院・教会

上の写真のアーチの上部

サン・ミゲル礼拝堂名前は守護聖人聖ミカエル大天使からついている　中央祭壇の左側に像が見える

主祭壇天井部分　コインブラ大学の紋章と主要学部の紋章がある

向かって左側は学術界の「蝋燭の聖母マリア」の祭壇に聖ヨセフと聖アウグスティヌスの小さな像が寄り添っている

中央の18世紀の祭壇画は金メッキされた木材で飾られている

右側の聖カタリナの祭壇

説教壇は割にシンプル

冠を被ったポルトガルの紋章のカーテン

1737年のバロックオルガンでこの大きさの礼拝堂にしては異様に大きい　もとは別のところに発注されたものらしい

最上部「天使のトランペット」と呼ばれている装飾彫刻はバロックの華とたたえられている

中央部　シノワズリの金メッキされた木の彫刻で飾られている

最下部の部分

礼拝堂会衆席の天井　優しい雰囲気が漂っている

ミカエル、ラファエル、ガブリエルの3名の大天使に囲まれたポルトガル王室の紋章が描かれている

礼拝堂内のアズレージョは17世紀のもの

青と黄色のアズレージョ

主祭壇の反対側にある聖歌隊席

聖歌隊席のさらに上は礼拝堂の特権的な位置で王族がミサに参加する席である

約30分でツアー終了　ツアー参加者は去りがたく・・・