2018/02/08 - 2018/02/14
16位(同エリア24件中)
菊花さん
スコータイに4泊して、ひたすら呑気に仏像と遺跡を見る一人旅。
この日は、スコータイから北に50kmに位置するシー・サッチャナーライ歴史公園に行ってみた。
3日目:9時半スコータイ発(バス)10時半頃シー・サッチャナーライ着、シー・サッチャナーライ歴史公園観光、15時半頃シー・サッチャナーライ発(バス)16時半頃スコータイ着。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
★2日目
7時頃起床。気温はまだ20度ちょっとだが、これから気温はどんどん上がって昼には30度を超えるらしい。
宿(スコータイガーデン)の朝食が美味しいのは知っているが、今日はあえて町で食事。
ってわけで道に出たら托鉢のお坊さんがいたよ。 -
ちなみに。宿(スコータイガーデン)はミネラルウォーターはご自由にどうぞと瓶がおいてあった。なので、飲みきった空のペットボトルに水を入れ替え、部屋の冷蔵庫で一晩冷やして翌日の遺跡見物用にしたよ。
朝食を物色するついでにご近所の祠をパシャリ。 -
旧市街地の市場で焼き鳥とかもち米に包まれたバナナとかをつまみ食いしたら、それなりに満足できた。
-
新市街地へ向かうソンテオ(乗合バス)を求めて歴史公園の入り口へ。
「すみませ~ん、新市街地へ行きますか?」
運転手が激しくうなずくのでソンテオに乗り込み、発車時間(ってのがあるのか分からんけど)までしばし待つ。 -
旧市街から約20分程度、新市街地のヨム川にかかる橋の手前でソンテオを降車。
しまった。バスターミナルに行きたいんだから、ここから今度はトゥクトゥクに乗らなきゃじゃん。
てな訳で、旧市街地から新市街地まで約20分のソンテオで30バーツなのに、新市街地から新市街地のバスターミナルまでトゥクトゥクで10分もかからないのに60バーツ払うと言う罠。 -
バスターミナルに無事着いたのはいいけれど、遺跡見学用の食料を持参していなかったことに気がつく。
バスターミナルの向かいにお店が並んでいたので足を向けると、おばちゃんが「飲み物はいるか?スープはどうだ?果物もあるよ?」と身振り手振りでアピールしてきたので、小さいバナナ3本を購入。 -
バスターミナルでは Sri Satchanalai とアルファベットで書いたメモを見せつつ、係員に切符が欲しいことを伝えると、「あそこの窓口で買え」と指差してくれたので、今度は窓口で「シー・サッチャナーライ、プリーズ」とメモを見せてバスの切符を購入。45バーツ。
バスは9時発の予定だったけれど、30分遅れの9時半になってようやくバスがやってきた。
バスターミナルの係員、そしてバスの係員に切符を見せて「Go to シー・サッチャナーライ?」と確認をしてバスに乗り込む。
バスには運転手の他にも係員が乗っていたので、その人に「シー・サッチャナーライ・ヒストリカル・パーク」に行きたいのだと告げると、係員は力強く頷いた。 -
スコータイからバスに揺られること約1時間、シー・サッチャナーライ歴史公園最寄りのバス停(というかレンタル自転車屋の目の前)でバスが止まった。
バスの係員は親切にも「帰りのバスは15:30と16:30だよ」と自分の手に時間を書いて見せてくれた。なんて良い人なんだ!ありがとう!
バスを降りるとレンタル自転車屋のおじさんが「自転車は50バーツ。今いる場所はココだから、この地図の通りに行け」と遺跡への簡単な地図をくれ、更に帰りのバスの時刻表を見せてくれた。スコータイ行きのバスは3本で、最初の時刻は失念したが、その後は15:00と16:00。
バスの係員が示した時間と30分ずれているが(自転車屋の方が30分早い)、これは今日のバスがそもそも30分遅れの運行をしているからで、定刻はレンタル自転車屋が教えてくれた時間なのだろう。 -
そんなわけで、自転車を漕ぎ出したのが10:45頃。
途中までは通行量がそこそこある道を車と並走しながら走り、大きめのT字路で左折してヨム川を越えて右折すると -
Wat Khok Singkharam
道路脇に遺跡があった。 -
Wat Khok Singkharam
近年補修(補強?)されたのだとは思うが、かなりしっかり窓の形が残っている。 -
Wat Khok Singkharam
煉瓦で円形を作ろうとするとどうしても大きく隙間が空いてしまいそうだが、上手く作ったもんだ。 -
チケット売り場に着いたのが11:15頃。
チケットを買って、城壁内部を見学。料金はスコータイと同じで入場料=100バーツ、自転車持ち込み料=10バーツ。 -
レンタル自転車屋でもらった地図もあるけど、チケット売り場の横(勿論、城壁内部にも何箇所か)地図があるので、現在地と遺跡の配置を確認。
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写真だと少し分かりにくいが、看板の後ろ側に堀があって水が張ってあり、その奥の木が茂っている辺りが土塁と煉瓦の壁になっていて、これが城壁。
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Wat Nang Phaya
主要遺跡の手前には復元予想図があるから在りし日の姿をイメージしやすい。 -
Wat Nang Phaya
綺麗な釣鐘型の仏塔に階段がつく。 -
Wat Nang Phaya
これだけ綺麗なレリーフが壁に残っていたのはここだけだったと思う。 -
Wat Lak Muang
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Wat Suan Kaeo
スコータイ歴史公園に比べれば、シー・サッチャナーライ歴史公園の見学者は少ないけれど、それでも1つの遺跡に自分以外にもう1組は見学者がいた。 -
Wat Chemie Chet Theo
かなり立派な建物群。 -
Wat Chemie Chet Theo
建物の間を彷徨うように見物。 -
Wat Chemie Chet Theo
手足の先も、頭も、無い。多分、建物の周囲には仏像の浮き彫りなどがあったのだろうけれど、それも綺麗に剥げている。
一つの文化を作り上げた国が滅びるというのは、こういうことなんだろうな。 -
Wat Chemie Chet Theo
これは綺麗。 -
Wat Chang Lom
立派な建造物でテンション上がる。 -
Wat Chang Lom
仏塔を載せている台座の部分に配置された動物は、漆喰(だよね?)が剥げて骨格の煉瓦がむき出しになっているし、耳や鼻といった特徴的な部分が失われてしまっているせいでシマウマに見えるけど、象さんだゾウ。 -
Wat Chang Lom
壇の上に上がってみた。建物全体の配置が良くわかる。 -
Wat Chang Lom
欄干を部分的に「八の字」にする装飾性はアンコールワットでも見た、ような? -
城壁内は(スコータイもそうだけど)乗り降り自由のオープンエアバス?が走っている。解説はタイ語だけのようだけど。
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Wat Suan Karo Utthayan Noi
木陰に入ったり自転車で風をきっていれば多少は涼しさを感じるのだけれど、自転車を降りて遺跡の1つ1つを見ているときは暑い。
帽子を被ると頭がめちゃくちゃ蒸れるけど、被らなければ容赦無く照りつける日差しで半端なく暑い。
なので、遺跡を見ているときは帽子着用、自転車を漕いでいるときは帽子を脱ぐ方向で暑さと日照りを耐えてみた。
勿論、1つの遺跡を見たらペットボトルで水分補給のマイルールも遵守。 -
Wat Khao Phanom Phloeng
頑張って階段を上ると -
Wat Khao Phanom Phloeng
黄色い布をお召しになった仏像が。 -
螺髪はほとんど落ちてしまっているし、手首から先が無いし、胴体も部分的に煉瓦が見えてしまっている。
でも、とても穏やかな微笑みをたたえていて、お供えもきちんとしてあって、まだまだ現役の仏像なんだなぁ、と。 -
Wat Na Praeng
城壁内の主だった遺跡は見たので、あとは気持ちよくサイクリングしつつ、点在する小さな遺跡に目をやる。 -
右側が城壁。土塁そして煉瓦の壁。
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城壁の外側に出たのが12:45過ぎだったので、1時間半ほどかけて城壁内を見学していた計算になる。
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Wat Lookkrog
城壁の外にも遺跡があるので、それを見に行く。 -
地図を持っているし、道路脇には案内標識も出ているので迷子にはならない。
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Wat Phaya Dam
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Wat Phaya Dam
育っている樹木と見比べても大きさが分かる。 -
一通り見たので、チケット売り場の横まで戻る。
チケット売り場の横が駐車場で、その横に売店と食堂が軒を連ねているので、そこで昼食。 -
鶏肉とご飯のスパイシー炒めに温かい紅茶をつけて、さらにペットボトルのミネラルウォーターも買って80バーツ、だったと思う。
なんてことはない料理なんだけど、美味しい。
ここでしばしの休憩時間。 -
活動を再開したのは13:45頃。
地図を頼りに田舎の道を自転車で軽快に走る。
そして気になる祠。 -
やっぱり気になる祠。
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Wat Phra Sri Ratana Mahathat
巨大なトウモロコシと仏塔がとても立派なこちら、歴史公園とは別料金で20バーツ。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
遺跡の横ではお寺を絶賛工事中。
その工事現場をすり抜けるようにして遺跡内へ。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
巨大トウモロコシな塔の前に控える仏像の指は、人類の骨格を超えたレベルで優雅な曲線美を誇っていた。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
ほんの少し首を傾げ、どこか艶かしい仏像。
足が途中から無くなってしまっているので分かりにくいが、遊行仏。 -
イチオシ
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
細かな装飾と小さな仏像群がごく一部だけれど残ってる。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
仏塔には登れたので、階段に手すりもあるし、おっかなびっくり登って見た。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
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Wat Phra Sri Ratana Mahathat
祠の中には卵っぽい形の何かが祀られていた。
仏舎利が入っているのだと思う、多分。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
当初は屋根があったのだけれど、屋根の部分が木造だったために既に崩れ落ちて無くなり、現在は屋根無し電話ボックスにいれられたような状態に。
狭い空間で待機中っぽい。
つまり、発射台に設置され準備完了なロケット仏像で、その時が来たら、世の中を救うためにブッダが発進してくれる、みたいな。
うっかり茶化してしまうけれど、写真で見ると薄汚れて見えるけれど、実際に仏像の目の前に立つと、うっとりとしていつまでも見ていられるんだな、これが。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
こちらの二重ブッダも日本では見ない様式。
日本だと中央に大日如来があって周囲に四天王とか、阿弥陀如来の脇に薬師如来と地蔵菩薩といったふうに、異なる姿の仏像が配置されることが一般的だと思う。
けど、この仏像は同じ形態のものが前後に並ぶ。
実際、この仏像の前に座って手を合わせてみると、手前の仏像、その奥の仏像、更にその奥にも仏像、もっと奥にも仏像・・・と永遠にブッダが列をなしているんじゃないかという妄想に駆られる。 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
顔ですが、何か? -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
遺跡の横を流れているのがヨム川 -
Wat Phra Sri Ratana Mahathat
その船着き場のそばにも祠が。 -
そろそろいい時間なので軽快にチャリを飛ばして、元のレンタル自転車屋まで戻って来たのが14:50頃。
レンタル自転車屋(兼近所の小物屋)のおじさんは、「これはバスストップのマークだ」と道路脇に旗を掲げた。
この旗が目印になって(タイは左側通行なので)反対車線を走ってくるスコータイ行きのバスがここで停まってくれる、という仕組み。 -
スコータイ行きのバスが来るまで、レンタル自転車屋の軒先のベンチで待つ。
あ、もしかしてこれは、タイのデコトラでは! -
近所の子供達が遊んでいるのを見るとはなしに見たり
-
移動販売の車をぼんやり眺めたり。
食料品と生活雑貨を売ってる、のかな? -
行きのバスの係員が言っていたように、15時半にスコータイ行きのバスがやって来て、反対車線に停まった。
レンタル自転車屋のおじさんも「あれに乗れ!」という感じで手をパタパタさせたので、ありがとう!のポーズをしてバスに乗り込む。 -
空いていた席に座ると係員がやって来たので、45バーツを支払い。
で、貰ったのがこの領収書的なもの。
青が5バーツ、赤は10バーツを意味していて、このロールを金額分切り取って係員が乗客に渡してくれる。
青5バーツ3枚、赤10バーツ3枚、合計45バーツ、という計算。 -
スコータイ・バスターミナルに戻って来たのは16時半なので、シー・サッチャナーライからは1時間。
バスは座席こそ若干ボロかったけれど、適度に冷房が効いていたお陰で遺跡見物での汗がいい感じに引いた。
この日はこれから夕刻のスコータイ歴史公園ライトアップを見に行くのだけれど、それは次の旅行記で。
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