「アンディ＆ウイリアムス・ボタニック・ガーデン」が閉園しました。（群馬県・太田市）

2020/12/20 - 2020/12/20

群馬県太田市の「アンディ＆ウイリアムス・ボタニック・ガーデン」は、2002年４月に開園した「本格的なイングリッシュガーデン（ホームページによる）」で、ホームセンター・ジョイフル本田新田店に併設されています。

2020年12月20日をもって閉園されるので、最終日に訪れました。

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

太田市の「アンディ＆ウイリアムス・ボタニック・ガーデン」、正面ゲート前です。

12月20日をもって閉園です。そして、閉園までの５日間は入園無料です。

入園券売り場の前では、サンタさんや雪だるま達が今の季節を演出していますが、もう立ち寄る人は居ません。

そして、明日（12月21日）からは、訪れる人もいなくなります。

正面ゲート前では、スタッフの方がお掃除しています。最後まで綺麗に、ということですね。

正面ゲートを守っている２頭のライオン（の像）は、明日からどうなるのでしょうか。

では、中に入ります。

メッセージカードが沢山貼られた、この電話ボックスも見納めです。

電話ボックスの向かい側で、お客さんを見守り続けたワンちゃん（の像）も、今日限りです。

４日後のクリスマスに向けた飾り付けですが、クリスマスを迎えずに閉園ですね。

入ってすぐ左は「ダヴコート・ガーデン」です。

足元に小さな花が咲いてはいますが、周りはほぼ冬景色です。

「ダヴコート・ガーデン」の名前の由来は、この鳥小屋です。ダヴコートとは、鳩小屋という意味だそうです。

ベンチには、間隔を空けて座って下さい、との貼紙があります。

でも、他人ならともかく、二人連れで来た人は、並んで座っても問題ないと思います。

東隣の「ウッドランド＆レイク」へ来ました。ここは、18世紀の英国、風景式庭園の精神を残しているそうです。

明日は冬至です。影が一番長くなる日です。その冬至さえも待たずに、ここは閉園してしまいます。

陽の光が、一年で一番弱くなるこの時季に閉園するなんて、寂しさひとしお、切ないですねぇ。

「ウッドランド＆レイク」を、北から南へ歩きます。

その名前のとおり、中央には池があります。

池には噴水がありますが、水の高さは変わることはなく、この高さのままです。

池の畔では、スタッフの方がお掃除をしています。

この石橋を渡ると、四阿がある中の島へ行かれます。

石橋の欄干の上で、クマさんが寝転んでいます。

このクマさんも、明日からは、どうなるのでしょう。

南側から見た池です。

一年で一番長い影が、池まで伸びています。

「ウッドランド＆レイク」の南端にも、四阿があります。

もしかすると、ここは「コニファーガーデン」と呼ばれるエリアかもしれません。

正面ゲートからまっすぐ奥に見える（かもしれない）一番奥（南）の芝生広場です。

写真の中央右奥が、書面ゲートの方向です。

そして振り返って南を見ると、「テンプル」と呼ばれる宮殿に女神が立っています。

いや、女神様だと思ったのですが、いかがでしょうか。

芝生広場の北側は「センテッド・ガーデン」と呼ばれる花壇です。

小さな花ですが、綺麗に沢山咲かせています。

中央の白いオブジェは、上面に日時計が乗っています。

小さな花ですが、最後の日でも綺麗に咲いています。

柱に咲き残っていたバラです。

その北側に咲いていた花です。

黄色い花も綺麗に咲いています。

冬でも、こんなに咲くんですね。

西側の中央付近では、水瓶を担いでいる像が立っています。

「サンカン・ガーデン」には、小さな四角い池があって、水汲み女神像が立っています。

北側から見た「サンカン・ガーデン」です。

北側には、テーブルとベンチが並んでいます。

休憩所、だと思います。

西側は一段高くなっていて、看板には「ピクニックエリア　ご飲食はこちらのエリアをご利用下さい。」と書かれています。

高くなったところの左奥に、トイレがあります。

その、高くなっているところに、上がってみました。

写真は、北東方向の景色です。

こちらは、南東方向です。

「ピクニックエリア」の東側のゲートは、クリスマスに向けて飾られていました。

あと4日なのですが、クリスマスを待たずに閉園なんですね。

ゲートの向こうには、細長い池が見えます。

園の中央、大きな細長い池がある「ジョイフル・ガーデン」です。

池には噴水があります。

園内の各所に、小さな花達が咲いています。

似たような花達ですが、この時季、貴重ですね。

中央の通路際の花達です。

かろうじて残っていた紅葉（と言えるかどうか）です。

「ピクニックエリア」の北側には、小さな滝（？）と、扇形の池があります。

紅葉はほぼ終わっていて、花の間に散り積もっています。

池にも、散った紅葉が、たくさん浮いています。

さらに北側のガーデンは、綺麗な花が咲き揃っていました。

この大きなポットの中は、南国風です。

散り終わった木の下、寒い北風が吹いているのに、こんなに綺麗な花が咲いていました。

更に北側、正面ゲートのすぐ横は「ホワイト・ガーデン」、芝生の広場とステージがあって、別名は「ウェディング・ガーデン」です。
ホームページによると、ステージには新郎新婦が立ち、広い芝生に集まったお客様から祝福を受けるのだそうです。

春になると、たくさんの白いバラが広場を取り囲みます。というか、もう、そうなることは、無いんですね。

振り返ると、子供を連れた女神像（？）があります。ずいぶんと煤けて黒くなった子供ですが、背中に羽根のようなものが見えるので、天使かもしれませんね。

白いバラが、咲き残っていました。

「ホワイト・ガーデン」から出ると、お客さんが増えていました。密（と言っても、この程度ですが）になってきたので帰ります。

開園してから１８年だそうです。

門の傍には、おそらく最後になると思われるガイドツアー、に参加する人達が見えます。左端の方がガイドさんです。

お正月を待たずに、４日後のクリスマスも待たずに、冬至の前日の今日をもって、閉園です。

１８年間、スタッフの方々、お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。

（　おしまい　）

この旅行記へのコメント （4）

• 唐辛子婆さん 2021/03/10 00:03:04

  悲しい

  minaMicazeさん
  
  唐辛子婆のページをご訪問くださりありがとうございました。
  アンディ・ウイリアムズ・ボタニック・ガーデン閉園したんですか！！
  あんなに美しかったガーデンがと思うととても悲しくなりました。
  一度しか訪れたことはないんですけど・・・。
  https://4travel.jp/travelogue/10510374
  残念ですね。
  
  唐辛子婆

  minaMicazeさん からの返信 2021/03/10 08:35:54

  RE: 悲しい

  唐辛子婆さん、はじめまして。
  そして、おはようございます。
  
  旅行記ご覧いただき、コメントをいただきまして、ありがとうございました。
  
  きちんと手入れされた庭園などは、いつ訪れても気持ちの良い時間を過ごすことが出来る貴重な場所だと思います。
  それらが、理由は何であれ、無くなってしまうことは、とても残念です。
  館林市の（茂林寺の横の）東武トレジャーガーデンも昨秋に続き今春も開けないとのこと、このまま閉園するのでは、と心配しています。
  
  開いているところ、無くなると残念なところには、できる限り訪問して応援しようと思っています。
  
  唐辛子婆さんの旅行記、今後も楽しいお便りを期待しています。（　minaMicaze　）

• yamayuri2001さん 2021/01/05 10:52:11

  閉園してしまったんですか？

  minaMicazeさん、こんにちは。
  このガーデンの事は、こちらの旅行記で初めて知りました。
  しかしもう閉園してしまったんですね・・・
  しかも、私のお誕生日に・・・
  寂しいですね。
  コロナの時代だからこそ、このような庭園は
  人に癒しを与えてくれるのに・・・
  
  私がいつも利用していたクリーニング店も、昨年
  クローズしてしまい、ショックを受けました。
  この感染拡大で、またクローズしてしまうお店や
  施設が増えそうで心配です。
  今年こそは、明るい話題がある年になって欲しいなと思いながら
  拝見しました。
  
  yamayuri2001
  

  minaMicazeさん からの返信 2021/01/05 13:19:52

  RE: 閉園してしまったんですか？

  yamayuri2001 さん、こんにちは。
  コメントいただき、ありがとうございました。
  
  そうなんです、閉園してしまいました。
  都会と違って、きちん整備された”庭”が少ないので、貴重な場所だったので、とても残念です。
  一方、館林市の東武トレジャーガーデンは現在休園中ですが、このまま開かないのではないかと心配しています。春バラの時季には、是非、開園して欲しいと思っています。
  
  どんな施設（鉄道も）、自分も含めて皆さんが利用することが、最大の維持策なのでしょうね。
  
  楽しい旅行記を期待しています。今後ともよろしくお願いします。
  
  （　minaMicaze　）