2019/04/17 - 2019/04/20
507位(同エリア524件中)
三峯霧美さん
奈良の初日、大安寺と元石清水八幡宮を参拝して、橿原へ移動。
畝傍で御陵印を頂いて、神武天皇陵と橿原神宮にお参りしました。
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15:16 大安寺から塔跡に行く途中の森は元石清水八幡宮の杜、お参りしていきましょう。
創建時は大安寺の鎮守社でした。
「元」石清水八幡宮って気になる神社名です。 -
神社の西側に続く長く味のある正参道、大安寺からお参りに来ると、参道を使わないのがちょっと残念。
大安寺の僧・行教が遣唐使の帰路に、大分の宇佐八幡宮に参籠し、807年に大安寺の石清水房に勧請したのが始まりです。
京都の石清水八幡宮を創建されたのも、同じく行教なのです。 -
元石清水八幡宮 八幡神社
総門
平常天皇の勅命で現在地に祀られ、その際に手を洗う水が無く行教和尚が盤座を法具で叩いたところ、清水が湧き出し池になったと伝わります。
泉は石清水の井と言われ、今も近くの御霊神社の境内にあるそうです。八幡神社 (大安寺) 寺・神社・教会
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中門は修造中。
瓦葺の四脚門で、両側に翼廊が付いているそうですが、図面でしか見ることができません。
壁に貼られた資料によると柱などの骨組みは室町時代のものだそうです。 -
神社は大安寺同様に1500年代に焼失、衰退し、地震で大安寺が廃寺状態となったのち、近隣の人々によって氏神様として復興しました。
以前は春日大社の正預に任命されると、必ず一度はこの神社で奉仕すると決められていたそうです。 かなり重要な神社だったんですね。 -
拝殿の奥に本殿があります。
室町時代に足利義満によって再建されたもので、江戸時代に改修されました。
今は安産にご利益があると、子安八幡宮ともいわれます。 -
彩色が新しくなり、朱色が鮮やかですね。
祭神
仲哀天皇・応神天皇・神功皇后 -
京都の男山にある石清水八幡宮は、859年に同じく大安寺の行教が神託によって男山に創建したのですが、勧請した神様に二つの説があります。
一つはこの神社の八幡大神を男山に勧請したという説、もう一つは宇佐神宮から新たに男山へ勧請したという説。 -
男山八幡宮は1113年頃には、宇佐神宮から直接勧請したと主張、元石清水八幡宮からの勧請説を否定しています。
男山には創建以前から「石清水」があったとおっしゃるそうです。
古い神社らしく、境内には摂社末社が11社あり、順次修復がおこなわれています。 -
まあどうあれ、男山の石清水八幡宮より古い神社であることは確かで、男山が「本社」を名乗って譲らなかったため、こちらは「元石清水八幡宮」と名乗るようになったそうです。
こちらはお稲荷さん -
修造中なので、境内にはプレハブも並んでます。
あまり期待せずに社務所を訪ねると、宮司さんがいらして、御朱印を頂きました。
もしや、これはラッキーだったのかも。 -
頂いた御朱印
元石清水八幡宮
大安寺から御陵印を頂きに橿原へ移動です。
信号の多い市街地を小一時間走るのでコンビニで買ったランチを食べながら。 -
16:16 宮内庁 畝傍陵墓監区事務所
駐車場に車をとめて事務所に向かいます。 -
宮内庁の施設ですが、木造の瓦屋根仕立て。
さすがに周囲の木々は完璧に刈り込まれてますね。 -
左側の近代的(笑)な入り口へ。
声を掛けると、入ってすぐわきにある御陵印の捺印場所を案内されました。 -
じゃじゃ~~ん
この事務所は神武天皇陵に隣接しているので、当然一番最初は第一代 神武天皇陵から。
畝傍で頂ける印が一番多くて30印、ちゃっちゃとおしても20分近くかかりました。 -
ちょっと慌てて、朱肉が付いちゃったりしてますが、昨日から着々と印が並んでます。
ここで今回の旅での御陵印捺印は終了。
大阪の古市の事務所は次回に持ち越しです。 -
16:38 神武天皇 畝傍山東北陵にお参りしました。
神武天皇は初代天皇、天照大神の五世孫にあたります。
広いです・・・。 -
大きな御陵には手水があります。
江戸時代まで神武天皇の御陵はいくつかの候補があったものの不明でした。
1863年に現在地にあった「ミサンザイ」という小さな塚が陵墓に決まり、幕府によって整備されました。 -
実家の五月人形の中に明治生まれの祖父から贈られた神武天皇の人形があります。
神武天皇が五月人形になったのは明治に入ってからだそうです。
当時の歴史教育や時代背景が垣間見れますね。 -
まさか神武天皇陵にお参りするとは、小さいころには考えてもみなかったことです。
祖父は喜んでいるかもしれません。
代わりにお参りに来ましたよ。 -
ものすごく広い参道が表通りまで続いています。
監区事務所の前を通ると御陵印を押している方が二人いました。
全部捺印するのに時間がかかるので、先に到着しててよかった。
さてお次は、お隣の橿原神宮、隣と言っても遠いので、車で移動です。 -
16:58 橿原神宮
広い駐車場がたくさんあって平日は駐車場無料でいいじゃん、って思いますけどね・・・。
第一鳥居 古材を再利用し先月(2019年3月)建て替えられました。 -
両側には週末に行われる「春の神武祭」というイベントに使われるテントが並んでいます。
テントが両側に並んでもこの広さ。 -
二の鳥居を過ぎると正面に日の丸。
ここは神武天皇の宮があったと伝わる場所、神社は明治天皇の命によって1980年に創建しました。 -
手水舎はとても大きい。
明治に造られた神社ですが、奈良県では春日大社に次ぐ初詣客が多い神社です。 -
何もかも広くて・・・手水舎から見る南神門。
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神武天皇が即位してから2679年。
門に掲げられています。 -
授与所が開いている時間は季節によって変わると聞いて、もう閉まっているかもしれないと、あきらめていましたが、開いてました!
お参りしている間に閉まってしまうかも、先に御朱印を頂きました。 -
外拝殿の向かい側には大きな休憩場があります。
こんなに広いと、休憩所が必要かも。 -
外拝殿 げはいでん
昭和14年(1939年)建立
とんでもなく広いのに、人がいないので、遠近感がなくなります。
奥は畝傍山橿原神宮 寺・神社・教会
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ちょうど西日が差してて、逆光。しゃがみこんで撮影。
一般人は外拝殿からお参りです。
明治以降に造られた神社は、雰囲気がとても似てる。
外拝殿からしかお参りできないのも同じ。 -
下拝殿の柱越しに内拝殿を見る。
祭神 神武天皇 媛蹈鞴五十鈴媛 ひめたたらいすずひめ -
内拝殿 の奥に幣殿と本殿があるのですが、見えませんね。
見えるのは幣殿の千木が日差しの中に輝いているだけ。
本殿は京都御所の賢所で神宮創建時に移築されたものです。 -
外拝殿と内拝殿をつなぐ回廊
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時間もあるし、記念にと氏名と住所を記載しました。
時々お便りが届きます。 -
明治神宮もかなり広いと思いましたが、橿原神宮は半端じゃない広さ。
回廊で囲まれた外院斎庭(げいんのゆにわ)の広さは970坪! -
南門を出てまっすぐ進むと深田池
お散歩されてる方、ベンチで休憩されてる方がいます。
長山稲荷神社をお参りしに行こう。 -
池のほとりにある 長山稲荷神社
橿原神宮の末社 -
橿原神宮が鎮座する前から祀られていたお稲荷さん。
電気つているよ。 -
開運厄除・五穀豊穣・商売繁盛の御利益があります。
長山稲荷社 寺・神社・教会
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もう一度橿原神宮の境内に戻りました。
授与所は閉まっていました、間に合って本当に良かった。
時間があるので、境内を徘徊してみます。
土間殿を横目に見て北神門へ。 -
北神門 大正5年に造られた正門だったそうです。
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北参道 この先には殉国の碑等、戦争で亡くなられた方の慰霊の場所、若桜友苑があります。
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とことこ歩いて南神門近くまで戻ってきたところで、北神門は閉門作業。
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神楽殿
1996年造、旧神楽殿は1855年建立の京都御所神嘉殿を移築したものでしたが、火災により焼失してしまい、復元されたものです。 -
17:53 南神門もそろそろ閉まります。
さあ、帰ろう、今日も朝からいろいろ廻ってきました。 -
夕日に照らされて赤く染まる鳥居。金属部分キラキラと光ってとても綺麗です。
神々しいって感じ。 -
頂いた御朱印
右側 橿原神宮
左側 長山稲荷社
書き手の神職さんが、前のページの元石清水八幡宮を見て「行ってきたんですね、よく(宮司さんが)居ましたね」とおっしゃる。不在のことが多いんだそうですよ。やっぱラッキーだったのか? -
今回の旅のお供は、この子。
明日は一日走り回るので、前回よりちょっと排気量あげてフィット君。 -
奈良の宿泊はこちら (撮影は翌朝)
THE KASHIHARA ダイワロイヤル系列
ロビーは大声が飛び交う隣国の団体旅行客でごった返していました。やれやれ。
エレベーターに乗るのも、巨大なスーツケースを複数持ってるんで、何度も待ってやっと乗れたわ。グランドメルキュール奈良橿原 宿・ホテル
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客室の窓からは、畝傍山と沈む夕日、近鉄の線路。
ホテルは「シティホテル」なので、和洋中のレストラン完備。
しかし、ここで高額なコース料理を一人で食べる気にはなれない。 -
橿原神宮前駅も見えますよ。
団体客とは別フロアだったようで静かで助かった。
夕食は歩いて行けるファミレスにしました。ココスです。 -
疲れた時はお肉!サーロインステーキ、お値段はホテルフレンチのコース料理の10分の1。
なんか、ちょっと忘れられてたみたいで、料理が届くのが遅かったよ。
時間あるからいいけどね。
ペロッと食べて、食後のデザートはコンビニで購入してホテルに戻りました。
さあ、明日も一日、楽しむぞ!
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