2022/10/22 - 2022/10/22
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piglet2017さん
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本日から日本古代史の舞台巡りの奈良編がスタートです。
7日目は桜井市で国宝の仏像を拝観し、持統天皇の都、藤原京を訪れました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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奈良県の野菜を使った小皿料理が並ぶ楽しい朝食です。2022年9月に開業したばかりのホテルですが、チェックイン時に全国割クーポンに加え、桜井市独自のクーポン券もいただきました。奈良市に戻る前に、クーポンが使える桜井市のガソリンスタンドを利用しました。この夜に宿泊する樫原市でも、市独自の樫原クーポンを追加でもらえました。昨年とは違い2022年の奈良旅行は、予定外にたくさんのクーポンがもらえ、クーポンを使い切るために頭をひねることになりました。
ホテル奈良さくらいの郷 宿・ホテル
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桜井市独自のクーポン券を使って安倍文殊院を拝観しました。大化の改新で即位した孝徳天皇の勅願により、左大臣の安倍倉梯麻呂が建てた安倍一族の氏寺です。コスモスの向こうに見える本堂では、本尊の文殊菩薩像が乗ったライオンが、はりきって先頭を駆けてゆく善財童子を見守っていました。ほほえましい国宝の群像です。
安倍文殊院 寺・神社・教会
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文殊池に浮かぶ金閣浮御堂は霊宝館になっていました。安倍晴明像や、帰国できずに唐で亡くなった遣唐使の安倍仲麻呂像が安置されていました。安倍元総理の霊牌もありました。
安倍文殊院 寺・神社・教会
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七まいりに使用する五芒星が描かれた金色の魔除け札は、魔法の道具のようです。霊宝館には、陰陽道の宝物が祀られていました。
安倍文殊院 寺・神社・教会
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金閣浮御堂の向かいにある大化の改新645年につくられた古墳で、左大臣、安倍倉梯麻呂の墓と考えられています。中大兄皇子の政争の犠牲者となった悲劇の皇子、有間皇子のおじいちゃんにあたる方です。石組が美しい玄室の中まで入れました。
文殊院西古墳 名所・史跡
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安倍晴明天文観測の地の前には晴明堂がありました。魔法の玉「如意宝珠」が置かれています。
安倍文殊院 寺・神社・教会
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安倍晴明天文観測の地から、悲劇の皇子、大津皇子が眠る二上山が見えました。山の名の通り、ラクダのこぶのように二つの山頂があるわかりやすい山です。
「うつそみの人なる我や 明日よりは 二上山を弟(いろせ)と我が見む」
大津皇子の姉、大伯皇女の歌を思い出しながら、二上山を眺めました。
もう一人の悲劇の皇子、有間皇子の祖父が建立した安倍文殊院は、ひそやかに悲劇の皇子たちに思いを馳せるお寺でもありました。二上山 自然・景勝地
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「712年に藤原鎌足の長男定慧が建てた」と公式サイトで説明されている聖林寺にやってきました。定慧は唐から帰国した665年に亡くなっているので、つじつまが合わず疑問符が並びます。
聖林寺 寺・神社・教会
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火事などの非常時に美しい十一面観音像を外に運び出せるように、フェノロサが寄進した厨子が本堂に置かれていました。現在は、国宝の十一面観音像のためにつくられた美術館の展示室のような観音堂で、拝観できるようになっていました。観音堂に入って正面に立つと観音像と目線が合うようになっていること、頭上には左右に牙を出して憤怒の表情で国家を守護している観音様がいることなど、スタッフの方が丁寧に説明してくれました。
聖林寺 寺・神社・教会
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桜井市から橿原市に移動、藤原宮跡を訪れる前にイメージを膨らませるために、藤原宮跡資料室を見学しました。藤原京で働いている下級役人の仕事場です。
藤原宮跡資料室 (奈良文化財研究所 都城発掘調査部) 美術館・博物館
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働いているのかと思ったら、同僚の似顔絵を描いて時間をつぶしていたことが、後世の子孫にもばれてしまいました。
藤原宮跡資料室 (奈良文化財研究所 都城発掘調査部) 美術館・博物館
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貴族、国家公務員、庶民の食事も紹介されていました。
下級役人の食事。藤原宮跡資料室 (奈良文化財研究所 都城発掘調査部) 美術館・博物館
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地方から労役で駆り出された農民たちには国家から食事も提供されず、栄養失調で亡くなる人も多かったそうです。
藤原宮跡資料室 (奈良文化財研究所 都城発掘調査部) 美術館・博物館
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対極にいる貴族たちは、ごはんも既に白米で、おかずも鮎や鯛、アワビ、チーズと現代人以上に贅沢、あまりの格差にげんなりしました。
藤原宮跡資料室 (奈良文化財研究所 都城発掘調査部) 美術館・博物館
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持統天皇が夫の天武天皇の遺志を引き継ぎ完成させた日本最初の本格的な都、藤原宮跡です。かつて朱雀門があったあたりから広大な敷地を眺めました。古代には瓦葺きがずらりと並んでいたようですが、朱色の列柱から当時の様子を想像するしかありません。
藤原宮跡 名所・史跡
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広大な藤原京の一部にはピンク色のコスモスが咲いている一画もありました。土曜日だったので、地元の方々がコスモス畑の散策を楽しんでいました。女帝、持統天皇が愛した都跡は、春は菜の花、夏はキバナコスモスと蓮の花が咲き、花の都となっています。
藤原宮跡 名所・史跡
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列柱の向こうに、持統天皇ゆかりの香具山が見えました。太政大臣として持統天皇を支えた高市皇子の宮も、香具山の麓にあったようです。
香具山 自然・景勝地
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朱雀大路の正面、都の北にある耳成山。中大兄皇子が大和三山の歌を残しています。
「香具山は 畝火を愛しと 耳梨と 相争ひき 神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 妻をあらそふらしき」耳成山 自然・景勝地
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美しい畝傍山を、香具山と耳成山の間で取り合った伝説を歌ったもので、山だって三角関係で争っているのだから、自分が弟の大海人皇子の恋人だった額田王を取り上げるのも仕方がないという、ある意味開き直った歌なのでしょうか。三角関係の中心にいる畝傍山は、確かにかわいいシルエットの山でした。
大和三山(香具山、畝傍山、耳成山) 自然・景勝地
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藤原京跡のそばにある橿原市藤原京資料室ものぞきました。持統天皇をイメージしたキャラクターのさららちゃんが出迎えてくれます。
橿原市藤原京資料室 美術館・博物館
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持統天皇の歌碑「春過ぎて 夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香具山」もありました。これまであまり意識してきませんでしたが、万葉の時代はまだひらがながなく、日本語の響きに似た漢字を選んで記載されていたという事実に気づくことになりました。
橿原市藤原京資料室 美術館・博物館
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かわいい山、畝傍山の近くの橿原考古学研究所附属博物館にも立ち寄りました。入口で埴輪のイワミンが出迎えてくれます。橿原市藤原京資料室のさららちゃんといい、奈良にはマスコットキャラクターがたくさんあるようです。
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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イワミンは、石見(いわみ)遺跡から出土した埴輪「椅子に座る男子像」がモチーフだそうですが、なぜか展示室には、モデルになった埴輪の写真しかありませんでした。我々人間同様、旅行中なのでしょうか?
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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常設展示は時代ごとに分かれています。弥生時代では、狩りで仕留めた鹿や猪などの捧げものを前にシャーマンが銅鐸を鳴らしていました。
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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鹿や猪、犬や馬は埴輪にもなっていました。
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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埴輪とは動物や人の形をしているものと思っていたら、初期の埴輪は見上げるほど巨大な円筒形の迫力のあるもので驚きました。
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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邪馬台国の女王卑弥呼を連想する三角縁神獣鏡
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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藤ノ木古墳から出土した金銅製の美しい馬具もありました。このエリアの考古学ミュージアムでは、本物がたくさん展示されていて一番見ごたえがありました。
橿原考古学研究所附属博物館 美術館・博物館
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橿原市から明日香村に移動、最初に飛鳥資料館に立ち寄りました。入口では、壬申の乱を戦っている武人が出迎えてくれました。
飛鳥資料館 美術館・博物館
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キトラ古墳や高松塚古墳の壁画の複製もあり、飛鳥美人にも挨拶できます。
飛鳥資料館 美術館・博物館
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持統天皇の聖地巡りの旅だったので、天武・持統天皇陵の墓室内の復原写真も興味深く拝見しました。火葬を選んださららちゃんの骨蔵器の隣には、共に眠る天武天皇の漆塗りの赤い棺が置かれていました。
飛鳥資料館 美術館・博物館
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古代の謎の石造物のレプリカが置かれた庭園も見逃せません。まるで古代式噴水庭園のようで、古代の人々の遊び心を追体験することができました。仲よくハグしているカップルの口から水が噴き出す楽しい噴水です。
飛鳥資料館 美術館・博物館
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酒船石も、古代同様に水も流れていました。明日香のあちこちに散らばっている巨石の実物をすべて訪れるのは難易度が高いので、レプリカであってもこちらで見学ができ満足しました。
飛鳥資料館 美術館・博物館
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鞍作止利がつくった日本最古の仏像、飛鳥大仏にも会いに行きました。左右非対称のお顔をしておられるということで、右側からも左側からも見学しました。
安居院(飛鳥寺) 寺・神社・教会
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推古天皇の時代の日本最古の仏舎利もありました。
安居院(飛鳥寺) 寺・神社・教会
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蹴鞠も展示されていました。その説明を読んでみると、蹴鞠に関する日本最古の記事というのが中大兄皇子と中臣鎌足の出会いの場となった蹴鞠の会で、会場は飛鳥寺の西の槻の木の広場だったと書かれていました。
安居院(飛鳥寺) 寺・神社・教会
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飛鳥寺見学後に広場跡に行ってみると、すぐ近くに蘇我入鹿首塚がありました。蘇我氏を打倒することになる二人が出会った場所が蘇我氏のお寺の前の広場で、打倒された入鹿の首塚まであるとは、歴史の皮肉を感じました。
蘇我入鹿首塚 名所・史跡
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飛鳥寺から比較的近い場所にある大原神社にも立ち寄りました。
藤原鎌足誕生地 名所・史跡
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鎌足の母、大伴夫人の墓もあり、このあたりが鎌足の誕生の地とされています。
藤原鎌足誕生地 名所・史跡
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産湯の井戸も草に隠れるように残されていました。
藤原鎌足誕生地 名所・史跡
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ホテルにチェックインすると、全国割クーポンに加え樫原クーポンもいただいたので、クーポンが使えるお店「和楽心 橿原神宮店」まで歩いていきました。松茸御膳を注文、クーポンのおかげで普段はご縁のない松茸を堪能することができました。
造り舟盛り(鯛、鮪、水たこ、赤えび)、松茸と国産牛すき焼き和楽心 橿原神宮店 グルメ・レストラン
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松茸土瓶蒸し、天ぷら(ハモ、松茸、海老)
和楽心 橿原神宮店 グルメ・レストラン
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松茸釜飯
和楽心 橿原神宮店 グルメ・レストラン
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