2019/04/17 - 2019/04/20
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三峯霧美さん
奈良の初日、元興寺(極楽坊)を拝観した後は、御霊神社と塔跡へ。
ならまちを散策して、お土産を買いました。
午後はレンタカーで、歩いて行くにはちょっと距離のある白毫寺と大安寺を拝観して、橿原へ移動しました。
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元興寺(極楽坊)から、数分
12:28 御霊神社
創建は平安京の時代、疫病が流行ったのは怨霊のせいだと、桓武天皇は平城京の三箇所の入口に怨霊を祀る神社を造営しました。
そのうちの一つで、井上皇后を祀ったのがこの神社。御霊神社 寺・神社・教会
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井上皇后は光仁天皇の皇后です。
夫の光仁天皇を呪詛したと廃后、息子も皇太子を廃され、さらに光仁天皇の姉を呪詛で殺害したとして、息子と共に庶人に落とされ、幽閉されてしまいます。
幽閉先で息子と同じ日に亡くなったことから、暗殺もしくは自殺だったろうと憶測されています。 -
廃后と廃皇子が亡くなり、その数年後から天変地異がしきりに起こります。
原因は二人の怨霊だと光仁天皇は遺骨を改葬して墓(大和国宇智郡)を山陵とし、慰霊のために霊安寺を建立、皇后と追号し、お寺の隣に御霊神社を造り祭神として祀りました。 -
御霊神社から井上皇后の霊を勧請して800年に創建されました。
その頃は元興寺の南大門前に鎮座していたそうですが、1451年の土一揆で元興寺と共に焼き討ちにあい、現在地に遷宮しました。 -
祭神は本殿に井上皇后と廃太子になった他戸親王、事代主神
西神殿、東神殿に祀られているのは早良親王、伊予親王などの、錚々たるメンバー、ほぼ政敵に陥れられて、無念の死を迎えた方たちです。 -
枝垂桜が咲いています。
花のかんざしみたいですね。 -
出世稲荷 京都の出世稲荷を1952年に勧進
縁結びの御利益があるそうですよ。
奥は祓戸社 -
御朱印を頂きました。
三殿あわせて八柱の神様で「八所御霊大神」と呼ぶそうです。 -
12:35 御霊神社の角を回ると、右手に元興寺塔跡の入口があります。
「元興寺」が正式名称です。
元興寺は1451年の土一揆による焼き討ちで壊滅的な被害を受け、焼失を免れた五重塔と観音堂は、お寺として存続していました。それが現在の元興寺(塔跡)。元興寺塔跡 名所・史跡
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山門を入るとすぐ左手に石仏を集めたお堂があります。
縁起が領布されています。 -
五重塔は奈良時代に建立された巨大な塔で、50m以上の高さがあり奈良の名物でした。
150年ほど前まで実在していましたが、残念ながら1859年に近隣民家のもらい火で類焼し、基壇と礎石が残るだけとなりました。 -
昭和の発掘調査では、建立時に納められた金塊、勾玉、瑠璃玉、水晶玉や古銭などが出土しました。
桜が咲いて、鳥のさえずりが聞こえて、ひだまりと木漏れ日がとてものどか。
いいお日和でとつい言葉に出そうな、そんな境内。 -
観音堂の前には正確な年代が分かる奈良県内で二番目に古いという「啼燈籠」
昭和に入って倒壊していましたが、10年ほど前に修復されました。
江戸時代に伏見の商人が自宅にこの燈籠を置いたところ、燈籠から鳴き声が聞こえたり家鳴りがしたので、恐れをなして元興寺に戻したと伝わります。 -
現在の本堂は昭和に入って再建された仮観音堂。扉は閉ざされています。
本尊は十一面観音
お寺に残る国宝の仏像は奈良の国立博物館に寄託されています。 -
境内は四季の花が植えられて、春は桜、秋は萩が咲くそうで、今はチューリップが鮮やかです。
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奥にはお稲荷さんと鐘楼がありました。
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庫裏で御朱印を待つ間も、お庭の花を眺めて過ごしました。
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御朱印
南無佛 -
12:46 塔跡のちょい北側にある、吉田蚊帳店。
格子を多用した古民家です。
殺虫剤の性能が良くなって、蚊帳を吊る文化はほぼ消滅。
小さい頃は夏になると窓全開で寝ていたので、蚊帳を吊っていました。 -
ショップは白い土蔵。
お土産に「ならまちふきん」を購入しました。
色鮮やかなレーヨン蚊帳生地を8枚に重ねた布巾。
しかし、たかが布巾に440円という高額で、「えぇ~?頂き物ならいざ知らず、自宅で普段使いはしないでしょ」って思っていました。 -
使ってみると耐久性があって生地が痩せることなく、軽い油汚れなら水洗いで落ちてしまう優れもの。お土産品の中で、これはダントツに優秀な一品です。
一般的にふきんには用いない濃色が斬新で、色選びが楽しく、友人のお土産に紙袋いっぱいに買ってしまいました。
軽いんだけどかさばってて、旅の荷物か一つ増えました。 -
奈良町にぎわいの家
築100年の古民家だそうです。
都内にあった祖父母の家を思い出す。都市計画で移転を迫られ、解体してしまったのが悔やまれます。奈良町にぎわいの家 美術館・博物館
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12:55 奈良町資料館
水道工事をしてて、道路を掘り返していました。
身代わり申を友人からお土産にもらったことがあります。ここのものでしたね。奈良町資料館 美術館・博物館
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私設資料館なので、観音様、お不動さん、吉祥天女、など色々なご利益のあるものが並んでいます。
さて、そろそろレンタカーを借りる時間なので、近鉄奈良駅に戻りましょう。 -
13:05 真っすぐ北上すると、猿沢池に出ました。
だんだん観光客が多くなってきました。猿沢池 名所・史跡
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ランチを買いに入ったコンビニはインバウンドの方であふれ、日本じゃないみたい。
13:30 駅のコインロッカーから荷物を回収して、レンタカー屋さんへ。
奈良では毎回お世話になってるオリックスレンタカー、今回は山道を走るので、ちょいグレード上げて黒いフィット君が旅のお供です。 -
奈良の町は道が細いので、小回りの利く車が気楽。
その細い道の奥にある代表格、白毫寺へ向かいます。
側溝のある細い坂道を上って、お寺の手前の私設有料駐車場に車を止めました。 -
13:44 白毫寺 高円山 白毫寺 たかまどやま びゃくごうじ
710年ごろに天智天皇の皇子、志貴皇子の離宮があった場所で、それがお寺になったとか、かつて存在した岩淵寺(800年ごろ)の末寺だったとも伝わります。
創建の年、由来など、詳しいことは分かっていません。白毫寺 寺・神社・教会
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高円山の斜面に面して、奈良市内を一望できる景勝地。
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味のある山門をくぐり、さらに石段を上ります。
今は関西花の寺の一つ、石段の両脇の萩と樹齢400年という五色椿が有名です。 -
本堂前から眺め。
鎌倉時代には叡尊によって中興されますが、室町時代に数度の兵火で堂宇はすべて焼失、江戸時代に復興したものの失火で焼失していて、古い建物は残っていません。 -
本堂は奈良時代の様式で江戸時代に造営されました。
本尊は阿弥陀如来坐像、脇侍の勢至菩薩・観音菩薩
お堂の中に入って拝観できます。 -
御本尊の御朱印
阿弥陀如来 -
鳥のさえずりだけが境内に響きます。
とても静かです。 -
五色椿の花に間に合いました。天然記念物です。
1630年ごろに興福寺の喜多院から移植したと伝わります。
一つの木に赤や白、班が入る椿が咲きます。 -
散り椿も綺麗ですね。
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多宝塔跡
明治の廃仏毀釈後、堂宇の荒廃が進み、大正時代に多宝塔(室町中期造)は売却されて、宝塚のお金持ちの山荘に移築され近年まで存在していましたが、2002年3月に山火事で類焼し、焼け落ちてしまいました。 -
多宝塔跡の横には白毫寺椿という古木がありました。
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奥に石仏の不動明王像
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山を越すように進んでいきます。
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石仏が置かれた小道を山を越すように進むと宝蔵(仏像収蔵庫)があります。
重要文化財の仏像はここに所蔵されています。
多宝塔は身売りされても、ご本尊の文殊菩薩坐像は残ってます。
平安時代初期のもので、百毫寺で一番古い仏様です。 -
御影堂 江戸時代、お寺の復興を行った空慶上人像が祀られています。
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ぼさつの寺めぐりの御朱印は
宝蔵の閻魔王坐像のお顔のアップ。
かつてあった閻魔堂の本尊で、侍従の太山王坐像、司命、司録(書記官)の像も安置されています。
今でも縁日の1月16日には閻魔もうでという法要が行われます。 -
山の端にはベンチがあります。古の時代に、皇子の離宮があったというのは分かるような気がします。
駐車場に戻り、次は大安寺に向かいます。 -
14:35 推古天皇社
大安寺の駐車場の隣に鎮座しています。
かつては大安寺の伽藍の南大門の東側に推古天皇、西側に聖徳太子を祀る社殿がありました。
祭神は豊御食炊屋姫尊 (推古天皇)
推古天皇は最初の女性天皇で、容姿端麗で頭脳明晰、聖徳太子と共に治世を行いました。 -
14:40 大安寺 だいあんじ
南都七大寺のひとつです。
その歴史は古く、聖徳太子が病床で後の舒明天皇に熊凝精舎を大寺に造営するよう告げたのが始まりだといわれます。
実際には舒明天皇が639年に日本初の官寺「百済大寺」を現在の桜井市の吉備池廃寺に建立、法隆寺式の大伽藍でした。大安寺 寺・神社・教会
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その後、673年に高市大寺に移転し、堂塔の造営が行われ大官大寺と改称。
平城京遷都に伴い、716年に大安寺として現在地に移転、寺域は広大で900人近い僧が居住し、海外からの帰化僧、留学僧が在籍する、興福寺、東大寺に並ぶ大きなお寺でした。
現在の山門は興福寺塔頭 一乗院の山門を、昔の南大門の基壇の上に移築したものです。 -
門をくぐると、いにしえの中門跡。その奥に宝物庫があります。
大安寺は都が平安京に移ると衰退の一途をたどり、火災で主要な堂宇が焼失してしまいます。
仏教の主流が密教に移って復興の力もなく、江戸時代に入る前に地震などで建造物はすべて消失。明治まで廃寺同然だったそうです。 -
本堂 明治時代に再建。
御本尊の十一面観音立像が安置されています。10月~11月のみ公開、
奈良時代のものですが、頭部は欠損し後から補われたものです。 -
お灯明とお線香をあげて本堂に入ります。
御本尊は御簾越しにシルエットの拝観でした。
お寺は癌封じの御利益があります。
古くから官寺、国のお寺ということで、広く万民の幸福を祈願する場所でした。 -
本堂の奥に嘶堂が見えています。
近年いくつかのお堂が整備されています。
この時も工事が行われていました。 -
頂いた御朱印 大和路秀麗八十八面観音巡礼
十一面観音 -
獅子吼殿で御朱印を頂きました。かなり新しい建物でした。
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庫裏と山門の間には竹林(いのちの小路)があります。
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その昔、光仁天皇が境内の竹林でお酒を飲まれたという伝説があります。
桓武天皇は光仁天皇の一周忌を大安寺で営まれた故事により、1月に光仁会が行われます。笹酒の接待があり、癌封じの笹酒と言われています。 -
美流孔(みるく)塚
乳がんを克服された信者の方が建立されて、乳房の形をしています。
撫でて祈願します。どうか皆様の病が治りますように。
人類が癌を克服するには、まだまだ時間がかかりそうです。検査は怠らずに。 -
あっちこっちにたけのこが顔を出していました。
6月には竹供養が行われ、この日も笹酒のふるまいと癌封じの祈祷が行われます。 -
御朱印を頂きました
南無佛
現在は写経、写仏、阿字観(瞑想)、寺ヨガなどのイベントも開催されています。 -
お寺から150mほど南、元石清水八幡宮の先に七重塔跡があります。
その昔は東西に二つ、巨大な塔があったそうです。
当初の東塔は766年に落雷で焼失し、平安時代に再建されましたが、戦国時代に地震で倒壊。 -
西塔は949年に落雷で焼失。
二つの塔は再建されることは無く、近年基壇を整備して公園となっています。 -
遠くに若草山が見えました。
元石清水八幡宮は大安寺の鎮守社です、お参りしていきましょう。
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