2019/04/17 - 2019/04/20
79位(同エリア108件中)
三峯霧美さん
丹生川上神社巡りの途中、せっかくだからと天河大弁財天社とみたらい渓谷を散策して、お次は龍泉寺へ。
そしてメインの丹生川上神社巡りを楽しみます。
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13:51 みたらい渓谷から洞川温泉の龍泉寺へ。
洞川温泉は古くから大峯山の修験道修行者の宿が並びます。木造の旅館や土産物屋が並ぶ風情のある街並み、温泉は近年ボーリングで掘り当てたそうです。
橋を渡ると正面が龍泉寺。 -
龍泉寺 大峯山 龍泉寺 おおみねさん りゅうせんじ
白鳳年間 役行者が大峯山で修行し、洞川で見つけた泉のほとりに八大竜王尊を祀ったお堂を建てたのが始まりと伝わります。
平安時代初期には周辺に悪者や大蛇が住み、寺は衰退しますが、聖宝理源大師が法力でそれらを退治して再興され、修験道の根本道場になりました。龍泉寺 寺・神社・教会
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水行場、大峯山の修行に入る前に、この泉で心身を清めます。
役行者とお不動さんが祀られています。
1946年に洞川の大火でほとんどの堂宇が焼失し、1960年に伽藍が復興され、同時にお寺は女人禁制が解かれました。 -
大峰山は現在も女人禁制。ダイバーシティ、LGBTの時代に前世の遺物的な縛りですが、煩悩が多い男性の修行の妨げを排除し、昔のか弱い女性の命を守るためのだったのでしょう。
しかし洞川温泉は遊郭があったって言うんだから笑止千万、山を下りれば煩悩まみれってことで。 -
水子地蔵尊
稲村ヶ岳は男女ともに入山ができるそうです。 -
本堂 御本尊は弥勒菩薩
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前鬼
お堂の前の前鬼と後鬼の像
夫婦の鬼で生駒山に住んで人に災いをなし、役行者が5人の子供の末っ子を鉄釜に隠して、二人に子供を殺された親の悲しみを訴えたところ、二人は改心して役行者に従うようになったとの言い伝えがあります。 -
後鬼は後に洞川で暮らしたという伝説も。
5人の子供は下北山村に修行者のための宿坊を開き、5家は明治に修験道禁止令が出るまで続き、現在でも1家は宿坊を続けているそうです。 -
本堂の中には、御本尊の他に、役行者、弘法大師、理源大師、不動明王がまつられています。
不動明王は近畿三十六不動霊場の御本尊。 -
修験道のお寺はこれが定番。
鉄下駄と錫杖です。 -
お堂の奥の山裾には石仏がたくさん。
その他に護摩壇などがあります。 -
岩窟から泉が湧き出るところを龍の口といいます。
ここが役行者が見つけたという泉です。
この水は水行場に流れて行きます。 -
善女龍王が祀られていました。
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龍王橋を渡ります。
本堂と八大竜王堂をつなぐ橋。 -
八大龍王堂
昭和の大火で類焼しなかったお堂ですが、老朽化のため2001年に再建されました。
役行者が大峯山一帯の総鎮守として龍神を祀ったもので、修行者の道中の安全と家業繁栄の守護神です。 -
素敵な龍のオリジナル御朱印帳です。
たぶん・・・天川村は再訪することは無いので、御朱印帳を頂きました。 -
御朱印を頂きました
慈氏殿 -
役行者霊蹟札所 御朱印
神変 -
龍泉寺の前には山上ヶ岳歴史博物館
みたらい渓谷の散策に時間を使ったので、見学する時間がありません。
実はこの時点で予定時間ギリな感じ、さっさと出発せねば。
14:16 来た道を下市町まで戻って、丹生川上神社上社へ向かいます。 -
吉野川沿いの道をクネクネとさかのぼり大滝ダムを過ぎ、神社の住所を登録したナビが案内したのは民家の前。まじか~~~。神社は山ん中のはずだ!!
国道を先に進むとトンネルに入ってしまい、違う違うとUターン。
さっき通過した信号の交差点を湖側に右折すると道は山を登り始め、しばらく行くと神社がありました。やっと到着。
あ~境内には桜が残ってるね。 -
15:33 丹生川上神社 上社 式内社 二十二社
山の斜面を切り崩して、雛壇のようになったところに神社があります。
下に見えるのは龍神湖、吉野川を大滝ダムでせき止めたダム湖で、元の鎮座地は湖に沈みました。
かなり反対運動があったダムで1962年に建設の計画を発表して、竣工したのが2012年、長期化ダム事業の代表例なんだそうです。 -
明治初期まで高龗神社と称していました。
ダムで神社が移転するのに伴い、発掘調査をしたら本殿下から平安時代の祭壇跡が出土し、その近くから縄文時代(4千年前)の祭祀の遺構(ストーンサークル)も見つかりました。
その調査に3年が費やされ、ダム工事は中断を余儀なくされたそうです。 -
鳥居をくぐって石段を登ると、左手奥に手水舎があります。
明治初期に式内社の丹生川上神社と比定されました。
しかし大正時代に蟻通神社(現丹生川上神社中社)が式内社だという説が浮上して、上・中・下の三社合わせて丹生川上神社ということになったのです。
・・・結局、どこだか分からないwww -
拝殿 1998年、神社の遷座時に伊勢神宮の旧社殿の古材を使って造営されました。
祭神 高龗大神
山の峰の龍神で雨を掌ります。丹生川上神社上社 寺・神社・教会
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拝殿にかかる扁額は 神雨霑灑 しんうてんさい
神の雨がうるおしそそぎ、恩恵を施すという意味だそうです。 -
御神木の杉 樹齢600年。
旧境内にはこのような杉が6本、檜が3本、欅が2本あったそうです。
ダムは台風などの洪水対策で造られました。神社は天下万民の幸福のために遷座したのだそうです。 -
同じ丹生川上神社なので、由緒は下社と同じです。
ここには馬の像が安置されています。
拝殿の右側に復元された旧社殿下の祭壇跡。 -
旧社地の遥拝所。誰でも中に入ってお参りできます。
この数日後の5月1日に今上天皇が即位して令和になりました。
神社では天皇が即位したときに萬歳旗(ばんざいばん)を掲げます。 -
萬歳旗に描かれている鮎と酒壺は、神武天皇が夢で見た占いを実際に行ったことを図式化したものです。
占いは丹生川に酒壺を沈め、魚が浮き上がれば大和国を平定できるというので、お告げの通りに実行すると、魚が浮き上がり、神武天皇は大和国を平定したのです。 -
境内から見下ろすダム湖。
ずい分と高い所に遷座したんですね。まさに天空の社。 -
社務所で御朱印を頂きました。
書き手は宮司さんの奥様でしょうか、御朱印帳に書いた住所を見て出身が同じ県だと、ちょっとおしゃべり。
次の丹生川上神社中社に行くのに山越え林道が気になって、聞いてみたら、台風の影響で通行止めになってると教えていただきました。
元から通る気はなかったものの、やっぱ奈良の林道はかなりヤバイ。 -
御朱印を頂きました。
龍神総本宮 丹生川上神社上社
「消防署まで戻って行った方が良いですよ」と教えていただく。
消防署って来る時に信号待ちしたところだ。ナビも同じ経路を表示していました。 -
16:35 吉野消防署を曲がる道は快適だけど、川の蛇行に合わせた道で、同じような景色がずっと続いてて、「なげ~」だの「とーい」だのと、ぶつくさ言いながら到着。
レンタカーはラジオしかなく、延々と知らない人のおしゃべり聞くのはうんざりなので、無音でドライブなのです。
神社の前は高見川が流れています。 -
16:35 丹生川上神社
神社の正式名称で、中社というのは他の2社と区別するための通称です。
古くは雨師明神、江戸時代には蟻通明神と呼ばれていました。丹生川上神社 寺・神社・教会
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丹生の真名井
御神水 裏手の乎牟漏岳の伏流水 -
誰でも飲めるようにステンレスのカップとカップ洗い場がありました。
丹生川上神社の比定社になったのは大正時代に入ってから、この地出身の森口奈良吉って方が、丹生川上神社の研究をして、この神社が丹生川上神社だと発表してそれが認められたのです。 -
拝殿
祭神 罔象女神
神社の由緒は上社、下社と同じです。
で、神社の向かいを流れている高見川はその昔は丹生川だったそうで。 -
拝殿の奥には本殿に続く石段があります。
白馬と黒馬の絵馬がかかっています。 -
石段の雰囲気は下社の階に似ています。
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本殿は幕末に再建されました。
本殿の左右に東殿と西殿があり極彩色の装飾がされているそうです・・・見えません。 -
石段の先に小さな祠。
とても絵になる祠ですが、祀られている神様の名を忘れてしまいました。 -
相生の杉
樹齢800年 夫婦杉ともよばれるらしいですよ。
真っすぐにのびてます。 -
西殿と本殿。
逆光でよく見えませんね。 -
末社 木霊神社
祭神 五十猛命
山林・林業の守護神 1982年に木材林業の組合が和歌山の伊太祁曽神社から勧請したそうです。 -
さて、ここが丹生川上神社だと言った森口氏は、吉野離宮もこの地であったと唱えました。
残念ながら吉野離宮は吉野町宮滝であることが、昭和に入って確実となりました。
森口さんはめちゃくちゃ郷土愛が強かった方のようですね。 -
叶えの大杉 樹齢千年、高さ51m、幹回り7.3m
手前の絵馬懸は祈雨止祈雨願絵馬
黒部ダム竣工を記念して東京電力と関西電力によって奉納されたそうです・・・黒部ダムは地下水が噴出して映画になるほどの大工事でしたからね。 -
幹に両手を当てて願いを口唱すると、御神威が授かるそうですよ。
願いが叶うかも。 -
丹生のなでフクロウ
物事を察知し、先を見通し、知恵が豊かな、幸せをもたらす霊鳥だそうです。
撫でるといいことがあるかも。 -
バス停の脇に末社の東照宮と水神社。
水神社は上社の高龗神と下社の闇龗神を祀っています。 -
高見川に架かる橋を渡って対岸にある摂社の丹生神社へ。
旧社地で「本宮さん」と呼ばれているそうです。
車でいらした方がお参りしていました。地元の方でしょうか。 -
祭神 彌都波能売神 みづはのめのかみ
天武天皇が創祀した丹生神社がここなんだと、神社は主張しております。 -
丹生神社の向かいにある石碑
この近くの夢淵が神武天皇が夢で見た占いを行った場所なんだそうです。
で、当時の文部省が調査をしてこの場所を比定し、皇紀2600年(1940年)に神武天皇聖蹟の碑を建立したそうです。
なんか、必死感がぬぐえないな・・・。 -
赤い橋が見えます。そこに滝があるというので、見に行ってみましょう。
大正時代に丹生川上神社に比定されたものの、現在は三社ひっくるめて丹生川上神社ってことになってますので、どれも決め手に欠けて、どれも正しいってところなんでしょう。 -
もう一度、高見川を渡るのは朱色の吊り橋「夢橋」
また「夢」です。 -
滝は日裏川が高見川に合流する場所にあります。
周辺は夏になると川遊びに沢山の人が訪れるそうです。
今は人の気配は全くない。 -
赤い橋の上が滝の正面。
東の瀧、秋津野の瀧、龍神の瀧などと、呼ばれているそうです。
よく見ると滝の上流にも赤い橋があって、気になりましたが、大したものがあるとは思えず、神社に戻ることにしました。 -
17:00 時々車が通るものの、人通りは全くありません。
今回3社を巡ってみて、個人的には古くから丹生明神と呼ばれていた下社が丹生川上神社なんじゃないかと思うのです。
丹生川は過去に名前を変えたことないって言うし。
ま、判りませんよね。もう記録がないんですから。 -
御朱印を頂きました。
水神宗社
丹生川上神社
神武天皇の伝説の酒壺と五尾の鮎の印が押してあります。 -
そして、これが丹生川上神社三社巡りの色紙
手すきの和紙にそれぞれの御朱印が押されます。
初穂料千円、各社300円 -
三社めぐりのお守りと福神矢
お守りが各千円
福神矢が300円
結願御神符を頂きました。
住所の名前、祈願の内容を書き込むと、翌朝のお参りの時に祈願してくださるそうです。 -
この丹生川上神社三社巡りは、移動に車が必須だし微妙に時間がかかるし、他に見どころが少ないから、かなりマニアックだと思います。
自分の他に参拝者がいたのは下社だけでした。 -
17:01 授与所は片付け作業中。
余裕を持って作ったスケジュールがギリギリになりましたが、予定していた寺社をすべて廻ることができました。
さあ、橿原へ戻ろう。 -
帰りのナビルートは吉野川から離れて快適な山道を北上し、宇陀の水分神社(行ってみたかった)の脇を通って桜井市経由で橿原方面へ。
帰宅ラッシュ時間ですが、このあたりの交通量は大したことない。 -
18:20 夕食時間になったので、ホテルの前にガストに入りました。
本日はトンカツ!この調子で食べていると、絶対太るわ。
この日の宿泊もTHE KASHIHARA
大浴場は最高です、それも温泉なんですよ!かけ流しじゃないですが、それでも、めっちゃリラックスしました。
明日は明日香村をめぐります。
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