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奈良から広島県福山市へ向かう途中、兵庫県赤穂市に寄り道をした。目当ては赤穂浪士で有名な赤穂城。前々から一度は訪れたいと思っていた。天気にも恵まれ、楽しい時間を過ごすことができた。<br />これから赤穂城を訪れる方の参考になれば幸いである。<br />(2020.11.29作成開始)

秋の播州赤穂城を訪れる

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2020/11/15 - 2020/11/15

106位(同エリア336件中)

さっとん姉

さっとん姉さん

この旅行記スケジュールを元に

奈良から広島県福山市へ向かう途中、兵庫県赤穂市に寄り道をした。目当ては赤穂浪士で有名な赤穂城。前々から一度は訪れたいと思っていた。天気にも恵まれ、楽しい時間を過ごすことができた。
これから赤穂城を訪れる方の参考になれば幸いである。
(2020.11.29作成開始)

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  • 令和2年11月中旬の日曜日。JR播州赤穂駅に到着した。兵庫県の中でもかなりローカルな雰囲気である。<br />駅舎の中に飲食店はない。乗降客もまばらである。

    令和2年11月中旬の日曜日。JR播州赤穂駅に到着した。兵庫県の中でもかなりローカルな雰囲気である。
    駅舎の中に飲食店はない。乗降客もまばらである。

    播州赤穂駅

  • 駅舎の二階。誰の書なのか署名は読めない。

    駅舎の二階。誰の書なのか署名は読めない。

  • JR播州赤穂駅の南口にて。城を向いて屹立する大石内蔵助の銅像。さすが、赤穂である。

    JR播州赤穂駅の南口にて。城を向いて屹立する大石内蔵助の銅像。さすが、赤穂である。

  • 昼時である。Google Mapで飲食店を探す。<br />駅から歩いて10分とかからない場所にあるラーメン屋に入ることにする。

    昼時である。Google Mapで飲食店を探す。
    駅から歩いて10分とかからない場所にあるラーメン屋に入ることにする。

  • けっこう地元の客が入っている。<br />オーソドックスな醤油ラーメンを食べることにする。背脂が浮いてるが、あっさりしていて悪くない。

    けっこう地元の客が入っている。
    オーソドックスな醤油ラーメンを食べることにする。背脂が浮いてるが、あっさりしていて悪くない。

  • 駅の方向へ戻る途中で子猫に出会った。こちらに顔を向けてくれない。

    駅の方向へ戻る途中で子猫に出会った。こちらに顔を向けてくれない。

  • 駅のすぐ近くに寂れた感じの繁華街がある。<br />「すなっくあられちゃん」を発見した。TVアニメをよく見ていた。

    駅のすぐ近くに寂れた感じの繁華街がある。
    「すなっくあられちゃん」を発見した。TVアニメをよく見ていた。

  • 赤穂城跡へ向かう途中、道路が三角形に交差する場所にある史跡に遭遇した。

    赤穂城跡へ向かう途中、道路が三角形に交差する場所にある史跡に遭遇した。

    旧上水道モニュメント 名所・史跡

  • 江戸時代の赤穂藩の上水道の遺構である。<br />この先でも何箇所かあった。丁寧な解説板が立っているところもある。

    江戸時代の赤穂藩の上水道の遺構である。
    この先でも何箇所かあった。丁寧な解説板が立っているところもある。

  • 息継ぎ広場に着いた。からくり時計の奥に息継ぎ井戸がある。

    息継ぎ広場に着いた。からくり時計の奥に息継ぎ井戸がある。

    息継ぎ井戸 名所・史跡

  • 元禄14(1701)年3月14日に起こった江戸城松之廊下での浅野内匠頭による刃傷事件を知らせるため、江戸から早駕籠に乗った二人の家臣が使者として19日早朝赤穂城下に到着した。<br />その時、この井戸で二人が水を飲み一息継いで赤穂城へ向かったと伝えられている。

    元禄14(1701)年3月14日に起こった江戸城松之廊下での浅野内匠頭による刃傷事件を知らせるため、江戸から早駕籠に乗った二人の家臣が使者として19日早朝赤穂城下に到着した。
    その時、この井戸で二人が水を飲み一息継いで赤穂城へ向かったと伝えられている。

  • さらに進むと車道を挟んだ奥に赤穂城跡が見えて来た。播州赤穂駅からゆっくり歩いても20分もかからない。<br />角に建つ小さな櫓(「大手隅櫓」)のフォルムが美しい。

    さらに進むと車道を挟んだ奥に赤穂城跡が見えて来た。播州赤穂駅からゆっくり歩いても20分もかからない。
    角に建つ小さな櫓(「大手隅櫓」)のフォルムが美しい。

    赤穂城跡 (赤穂城跡公園) 名所・史跡

  • 赤穂城は、正保2(1645)年5万3,500石をもって常陸から転封となった浅野長直が慶安元(1648)年から13年を費やして築いた。<br />近世城郭史上非常に珍しい変形輪郭式の海岸平城である。<br /><br />石垣と道路の間の堀には満々と水が湛えられている。

    赤穂城は、正保2(1645)年5万3,500石をもって常陸から転封となった浅野長直が慶安元(1648)年から13年を費やして築いた。
    近世城郭史上非常に珍しい変形輪郭式の海岸平城である。

    石垣と道路の間の堀には満々と水が湛えられている。

  • 大手門。現在の赤穂城跡の北側の入口である。

    大手門。現在の赤穂城跡の北側の入口である。

  • 別名「高麗門」。昭和30(1955)年に再建された(完全な形ではない)。

    別名「高麗門」。昭和30(1955)年に再建された(完全な形ではない)。

  • この日は無料公開の実施日である。

    この日は無料公開の実施日である。

  • 近藤源八宅跡長屋門。赤穂市指定有形文化財。

    近藤源八宅跡長屋門。赤穂市指定有形文化財。

    赤穂城跡 (赤穂城跡公園) 名所・史跡

  • 内部も見学出来る。<br />現在赤穂城跡に残る江戸期の二つの建築物のうちの一つである。

    内部も見学出来る。
    現在赤穂城跡に残る江戸期の二つの建築物のうちの一つである。

  • もう一つの江戸期の建築物、大石良雄宅跡長屋門。<br />国指定史跡である。

    もう一つの江戸期の建築物、大石良雄宅跡長屋門。
    国指定史跡である。

    赤穂城跡 (赤穂城跡公園) 名所・史跡

  • 浅野赤穂藩の家老、大石家三代の屋敷の長屋門。

    浅野赤穂藩の家老、大石家三代の屋敷の長屋門。

  • 屋敷は畳数にして308畳の広大な邸宅だったが、享保14(1729)年の火災のため焼失し現在ではこの長屋門のみが残っている。

    屋敷は畳数にして308畳の広大な邸宅だったが、享保14(1729)年の火災のため焼失し現在ではこの長屋門のみが残っている。

  • この後、赤穂城跡内にある大石神社(赤穂大石神社)へ向かう。<br />境内ではフリーマーケットが開催され賑わっていた。

    この後、赤穂城跡内にある大石神社(赤穂大石神社)へ向かう。
    境内ではフリーマーケットが開催され賑わっていた。

    赤穂大石神社 寺・神社・教会

  • 別の参道の両側には四十七義士のコンクリート像が並んでいる。

    別の参道の両側には四十七義士のコンクリート像が並んでいる。

  • 私は忠臣蔵や四十七士のことをほとんど知らないが、堀部安兵衛の名前ぐらいは覚えている。<br />四十七士随一の剣客であり、高田馬場の決闘で名を馳せた。

    私は忠臣蔵や四十七士のことをほとんど知らないが、堀部安兵衛の名前ぐらいは覚えている。
    四十七士随一の剣客であり、高田馬場の決闘で名を馳せた。

  • 大正元年創建。赤穂四十七義士並びに萱野三平(討ち入り前に忠孝のはざまで自刃した赤穂藩士)を主祭神とする。<br />この神社の境内はかなり広い。その大半はかつての 大石邸の敷地である。

    大正元年創建。赤穂四十七義士並びに萱野三平(討ち入り前に忠孝のはざまで自刃した赤穂藩士)を主祭神とする。
    この神社の境内はかなり広い。その大半はかつての 大石邸の敷地である。

  • この義芳門は神戸の湊川神社の神門を移築したとのこと。

    この義芳門は神戸の湊川神社の神門を移築したとのこと。

  • 大石神社の本殿。<br />私は宗教に関して特にこだわりがある方ではないが、生きていた人間を祭神としている神社は苦手である。<br />普通の神社を参拝する時は二拝二拍手一拝をするのであるが、こういうタイプの神社では一礼をするにとどめている。

    大石神社の本殿。
    私は宗教に関して特にこだわりがある方ではないが、生きていた人間を祭神としている神社は苦手である。
    普通の神社を参拝する時は二拝二拍手一拝をするのであるが、こういうタイプの神社では一礼をするにとどめている。

  • 神社境内に建つ大石内蔵助の銅像。駅前のものよりもこちらの方が親しみを感じる。

    神社境内に建つ大石内蔵助の銅像。駅前のものよりもこちらの方が親しみを感じる。

  • 大石神社がある三の丸から南に進んで二の丸に入る。<br />二の丸門は明治初めに取り壊されたとのこと。

    大石神社がある三の丸から南に進んで二の丸に入る。
    二の丸門は明治初めに取り壊されたとのこと。

  • 二の丸に建つ山鹿素行の銅像。<br />兵学者、儒学者として有名で赤穂に滞在したことがある。赤穂城築城に参画し、その指南によって二之丸の郭の設計が変更されたとのこと。

    二の丸に建つ山鹿素行の銅像。
    兵学者、儒学者として有名で赤穂に滞在したことがある。赤穂城築城に参画し、その指南によって二之丸の郭の設計が変更されたとのこと。

    赤穂城跡 (赤穂城跡公園) 名所・史跡

  • 二の丸から本丸へ。<br />堀に面した本丸の見事な石垣。

    二の丸から本丸へ。
    堀に面した本丸の見事な石垣。

  • 本丸から見た本丸門(再建)。<br />かなり立派な櫓門である。

    本丸から見た本丸門(再建)。
    かなり立派な櫓門である。

  • 櫓門内部は本日は無料公開。

    櫓門内部は本日は無料公開。

  • 櫓の中では城に関する展示。撮影可である。

    櫓の中では城に関する展示。撮影可である。

  • 櫓の高さからの本丸の眺め。整地されているのは本丸御殿跡。<br /><br />かつて本丸内にあった赤穂高等学校(戦前旧制中学校として設立)は移転し、校舎は撤去された。<br />

    櫓の高さからの本丸の眺め。整地されているのは本丸御殿跡。

    かつて本丸内にあった赤穂高等学校(戦前旧制中学校として設立)は移転し、校舎は撤去された。

  • 本丸内の旧上水道遺構も復元されている。

    本丸内の旧上水道遺構も復元されている。

  • 本丸庭園。よく手入れがされているようだ。

    本丸庭園。よく手入れがされているようだ。

    赤穂城跡 (赤穂城跡公園) 名所・史跡

  • 天守台。築城時に天守台が築かれたものの、天守閣は最後まで造られなかったとのこと。

    天守台。築城時に天守台が築かれたものの、天守閣は最後まで造られなかったとのこと。

  • 天守台からの眺望。色づき始めた紅葉が美しい。<br />天気が良く、JR播州赤穂駅の北側の山がよく見える。

    天守台からの眺望。色づき始めた紅葉が美しい。
    天気が良く、JR播州赤穂駅の北側の山がよく見える。

  • 本丸を出て先ほど来た二の丸の方へ戻る。<br />振り返ると本丸門が正面に見える。

    本丸を出て先ほど来た二の丸の方へ戻る。
    振り返ると本丸門が正面に見える。

  • 復元された二の丸庭園の手前に広大な屋敷の跡がある。塀と門が復元されている。

    復元された二の丸庭園の手前に広大な屋敷の跡がある。塀と門が復元されている。

  • 大石内蔵助の大叔父にあたる大石頼母助の屋敷跡である。頼母助は藩の家老職にあった。

    大石内蔵助の大叔父にあたる大石頼母助の屋敷跡である。頼母助は藩の家老職にあった。

  • 二の丸庭園は奥の半分は立入禁止である。<br />現在も修復作業が行われているようである。

    二の丸庭園は奥の半分は立入禁止である。
    現在も修復作業が行われているようである。

  • 公開されているエリアは手入れが行き届いている。

    公開されているエリアは手入れが行き届いている。

  • 赤穂城跡の東側にある清水門跡を通って赤穂市立歴史博物館(右の建物)へ向かう。<br />清水門は復元されていない。門の両脇の石垣が美しい。

    赤穂城跡の東側にある清水門跡を通って赤穂市立歴史博物館(右の建物)へ向かう。
    清水門は復元されていない。門の両脇の石垣が美しい。

  • この門は浅野家が幕府に城を明け渡した際に大石内蔵助が退去した門であるとのこと。

    この門は浅野家が幕府に城を明け渡した際に大石内蔵助が退去した門であるとのこと。

  • 清水門を出た先にある小さな橋で二の丸から繋がる堀を渡る。

    清水門を出た先にある小さな橋で二の丸から繋がる堀を渡る。

  • 堀に映る博物館の建物と石垣の角の部分。美しい景色である。

    堀に映る博物館の建物と石垣の角の部分。美しい景色である。

  • 博物館の入口は城と反対側(東側)にある。

    博物館の入口は城と反対側(東側)にある。

    赤穂市立歴史博物館 美術館・博物館

  • 入館料は通常大人200円であるがこの日は「関西文化の日」のため入館無料であった。<br /><br />館内は撮影禁止。2階の赤穂義士関係の展示内容が興味深かった。

    入館料は通常大人200円であるがこの日は「関西文化の日」のため入館無料であった。

    館内は撮影禁止。2階の赤穂義士関係の展示内容が興味深かった。

  • 駅へ戻る途中、花岳寺に立ち寄った。赤穂藩祖浅野長直によって正保2(1645)年に建立された浅野家の菩提寺である。<br /><br />この山門は赤穂城の西惣門を明治初めに移築したもの。赤穂市指定有形文化財である。

    駅へ戻る途中、花岳寺に立ち寄った。赤穂藩祖浅野長直によって正保2(1645)年に建立された浅野家の菩提寺である。

    この山門は赤穂城の西惣門を明治初めに移築したもの。赤穂市指定有形文化財である。

  • 本堂。かなり風格がある。

    本堂。かなり風格がある。

  • 本堂の天井に描かれている虎の絵。迫力がある。<br />見学無料。

    本堂の天井に描かれている虎の絵。迫力がある。
    見学無料。

  • 境内に立つ野口雨情(1882~1945)の詩碑。雨情は昭和11(1936)年に赤穂に滞在している。<br />【了】

    境内に立つ野口雨情(1882~1945)の詩碑。雨情は昭和11(1936)年に赤穂に滞在している。
    【了】

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この旅行記へのコメント (1)

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  • きなこさん 2020/12/01 11:47:43
    お久しぶりです
    こんにちは~
    お名前が変わられてて分かりませんでした
    外に行けなくてストレスフルですよね
    今はリモートで楽しむ事を覚えました~笑
    以前コメントしましたがミャンマーの板坂さんが出演されてたのはとても楽しかったです。
    早くお外に行きたいですね

    きなこ

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